Sansanへ転職するには?転職難易度や平均年収、福利厚生などを総合的に解説

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東海林 浩樹
前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

SaaS転職

名刺管理サービスなどさまざまなSaaSを展開し、高い知名度を誇るSansan株式会社。名刺交換の機会が多い営業の方はもちろん、TVCMなどを通じて「知っている」という方も多いことでしょう。


そんな同社は転職マーケットでも人気が高く、入社するのは簡単ではないように見えますが、実態はどうなのでしょうか。


本記事では、Sansanで働く魅力や向いている人などと合わせて解説します。Sansanへの転職に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

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Sansanとはどんな会社?

Sansanは、社名にもなっている法人向け名刺管理サービスを提供し、導入社数1万社、シェア82%を誇る企業です(参考:Sansan ホームページ)。その他には、請求処理をサポートするBill Oneや契約書をデータベース化するContract Oneなどを展開。


2007年の設立以来、スピーディに事業拡大を続け、2021年には東証一部上場(当時※現在は東証プライム)を果たし、日本を代表するSaaS企業の一つにも挙げられています。


名刺や請求、契約書といった企業の運営・経営に欠かせないビジネスインフラを支えている事業を担っており、今後も安定的に成長を続けていくことが期待できる会社だと言えるでしょう。

Sansanが募集中の職種

Sansanでは、大きくビジネス職、エンジニア・研究開発職、コーポレート職などに分けられて求人が行われています。


中途採用ではほぼすべての職種で、一定の経験値が必須条件とされており、ゼロからのスタートというよりは、営業やエンジニア、管理部門の経験者の転職先候補の一つになるでしょう。

ビジネス職

営業やマーケティング・企画、営業アシスタントといった職種が、この分野で募集されています。


配属先はSansan、Bill Oneといったプロダクトごとに分かれているほか、SaaS企業らしく営業スタイルではザ・モデル方式を採用して分業を実施。自分が希望する職種・プロダクトなどを細かく選べるようになっています。

エンジニア・研究開発職

モバイル、セキュリティ、QA、バックエンド、Webアプリといった各領域のエンジニアからPMクラスまで幅広く募集があります。


営業と同様にプロダクトごとに分けて採用が行われており、スキル・経験によっては研究開発に携わるチャンスも。


多彩なポジションの募集があるため、ホームページや転職サイト、転職エージェントなどを通じて探してみると、適性に合った求人が見つかる可能性は高そうです。

コーポレート職

ホームページでは、現在人事・経理・ブランディング(広報)・秘書の採用が実施されています。


それぞれプレーヤー層からマネジメントクラスまで募集が行われており、これらの職種の経験があり、Sansanに興味がある方であれば、一度応募を検討してみると良いかもしれません。

Sansanの中途求人情報

Sansanが募集している、中途採用の求人情報をご紹介いたします。時期によって、ご紹介できる求人に違いがありますので、現在応募できる求人を知りたい方は、お気軽にご相談ください。

Sansan インサイドセールスの求人


◉仕事内容

同社が取り扱うプロダクトにお問い合わせのあった見込み顧客や既存顧客に対して電話やメールなどを使ってアプローチを行い、商談機会を生み出していただきます。

ただ商談を提案するのではなく、より多くのお客様と商談を行えるように業種や企業規模によって提案するプランや使い方は様々ですので、プロダクトに関する深い知識はもちろん、企業の規模感や業種に合わせた使い方を考えることも大切です。

また、さまざまな顧客データを活用しながら見込み顧客に対してどのように伝えるかでアプローチからの商談獲得数が変わってくるため、マーケティング要素と営業要素の両方が必要なポジションとなります。


◉必須スキル・経験

・法人営業/インサイドセールス/マーケティングのいずれかの経験(3年以上)
・ルールの決まっていない業務を自らの力で、または周囲の協力を得ながら完遂した経験


◉歓迎スキル・経験

・無形商材を取り扱った経験
・従来のやり方に固執せず新しい提案をしてきた経験
・経営層に対し提案を行った経験


◉勤務地

東京:東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
大阪:大阪府大阪市北区堂島浜1-4-19 マニュライフプレイス堂島 3F

Sansan Bill one セールスの求人


◉仕事内容   

クラウド請求書受領という新しい領域のサービスである「Bill One」の利用者拡大とプロダクトをより良くしていくための業務を行っていただきます。

インサイドチームが獲得した商談を通して企業の課題をヒアリングしてサービスを提案し、サービスの受注を目指します。「営業活動はこのようにしてください」といったような決まりはなく、自身で試行錯誤を繰り返しながら自分なりの営業スタイルを作っていってください。

また、「Bill One」をより良くしていくために、商談の中で「Bill One」にどのような機能がほしいか、もっとどうして欲しいかなどのフィードバックをヒアリングしていき、社内に共有していただきます。


◉必須スキル・経験

・無形商材における法人営業経験 3年以上


◉歓迎スキル・経験

・IT領域での営業経験
・経理業務における知見
・新規顧客の開拓経験 


◉勤務地

東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F

Sansanの平均年収は751万円

SansanのESGデータ(2024年5月期)によると、Sansanの平均年収は751.6万円です。


IT・通信業界全体の平均年収は446万円であり(参考:doda 平均年収ランキング(業種別の年収情報)【最新版】)、相場の約1.5倍、300万円以上高い給与を得られる可能性があることは、大きな魅力でしょう。


また、職種別でopen workの平均年収を見てみると、営業は638万円、エンジニアは764万円、カスタマーサクセスは633万円、バックオフィスは676万円、マーケティングは635万円となっています。


当然、スキル・経験などによって変動があることは予想されますが、いずれの職種でも平均的に高い給与水準が提示されていることが分かります。


※Sansanの平均年収については、以下の記事で詳細に解説しています。

Sansan株式会社の平均年収は751万円!ユニークな福利厚生や転職難易度について解説


Sansanの選考フロー

選考ステップ

Sansanの面接は、主に以下のような流れとなります。


書類選考→面接2〜3回+適性検査→内定


応募職種や選考評価によって面接回数は多少変わりますが、おおよそこの流れで選考が進みます。


Sansanの面接では、深ぼった質問をされることが多いため

・一社目を選んだ理由
・(転職している場合は)二社目を選んだ理由
・今回転職する理由

など、高い確率で質問されるであろう質問に関しては、面接前にしっかりと振り返りを行い、言語化できるようにしておきましょう。


また、これまでの成果について話す際は、「数字を用いて話す」「再現性があることをアピールする」の2つを意識してください


私たちキャリア・エックスは、キャリアの振り返りを一緒に行い、言語化するサポートを行っています。また、選考企業が決まった後は、選考企業に合わせた面接対策も行っています。


Sansanへの転職はもちろん、SaaS企業への転職をご検討の場合は、お気軽にご相談ください。

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Sansan独自の福利厚生

Sansanでは、社員持株会や通勤手当、テレワークといった一般的な福利厚生が整っているうえ、ユニークな制度も多数導入されています。ここでは、その具体例を紹介します。

Know Me

部内外のメンバー、三人一組でランチや食事会に出かけると飲食費が補助される制度です。それぞれの業務内容や考え方を共有するなど、社内コミュニケーションを活発化させるために積極的に利用されています。

 Geek Seek

ソフトウェア・ハードウェアや書籍の購入費、セミナー参加、勉強会の開催を年間5万円まで補助。主にエンジニア職・研究開発職・クリエイター職のスキルアップに活用されています。

 H2O

通勤時間・ストレスを削減し、生産性などを高めるために導入されている家賃補助制度です。オフィスのある渋谷駅から2駅以内に住んでいることが支給条件となります。

 よいこ

社員たちが自発的に企画して、実施する社内部活動をサポートする制度です。こちらもKnow Meと同じように、部署の垣根を排除した社内コミュニケーションの活性化に活用されています。

 M2O

新卒入社の社員が新生活をスタートするにあたり必要な費用を33万円支給。H2Oと同じく、渋谷駅から2駅以内に住むことが条件となっています。

 コーチャ

1on1で、業務の課題やキャリアの悩みなどを相談することができます。外部に委託するのではなく、社内のビジネスコーチ資格を持ったメンバーが対応することが特徴です。

OYACO 

仕事と子育ての両立を後押しする制度です。小学6年生までを対象に、ベビーシッターや学童保育、家事代行、ワクチン接種などにかかる費用を毎月一定額サポートします。

OCEAN

英会話レッスンの費用やTOEICの受検料、雑誌・アプリの購入費など、英語のスキルアップにかかる費用をサポート。基本的には1年に期間が定められていますが、英語力向上が認められれば延長することもできます。

その他、Sansanで働く魅力

Sansanの魅力は、年収や福利厚生だけではありません。労働環境・評価制度なども整っており、それらの特徴も合わせて紹介します。

働きやすさ

職種や役職などによっても異なりますが、Sansanの平均残業時間は30時間以内だと言われており、他のSaaS企業と比較すると決して多くはありません。


また、年間休日120日以上で有給取得率も高く、リモートワークを活用することも可能。東証プライム上場企業ということもあって、しっかりとした労務管理が行われていることが伺えます。

評価制度

Sansanでは、ミッショングレード制を採用。社歴や年齢などではなく、一人ひとりのグレードごとに期待されるミッションや難易度などは異なります。


人事評価は年2回実施。上司からの視点はもちろん、Bambooという独自のWebアプリケーションを活用して、一緒にプロジェクトに関わった同僚の視点も採り入れて評価を行っており、公正さを高めています。

キャリアパス

Sansanでは決められたキャリアパスは無く、自身の意思と意図をもって方向性を決め、ステップアップしていくことが可能です。年に2回ある「Jump!」という社内公募制度を活用することで、社内異動によって新たな業務へチャレンジすることもできます。


また、マネジメントラインとプロフェッショナルラインに分かれた2つのキャリアパスがあるため、マネージャ―や部長といった流れで、キャリア“アップ”を目指すだけでなく、スペシャリストとして各分野の専門性を磨いていくこともできます。

Sansanの転職難易度は?

東証プライムに上場する大手企業であり、待遇・福利厚生なども整っていることから、Sansanを志望する求職者は多く、転職難易度は高めです。


さらに、営業・エンジニア・管理部門と、各職種で一定以上の経験も必須要件に定められており、職種未経験からの転職は非常に難しいと考えられるでしょう。


ただし、社員数が2023年の1217名から2024年には1759名に急増しているように、積極的に採用活動を行っているのは事実です。


また、職種経験は必須になるものの、営業をはじめとしてSaaSやIT業界での経験を必須としていないポジションも多いため、業界未経験でも転職を成功させられる可能性はあるでしょう。


営業やエンジニア、管理部門の職種でキャリアを積んできた方であれば、条件にマッチした求人を見つけられると考えられます。

Sansanに向いている人の特徴


ここでは、どんな方がSansanに向いているのか解説していきます。

成長市場・企業で働きたい人

SaaSはIT業界の中でも成長している分野であり、特にSansanは高い成長率・豊富な実績を残している会社です。


ポストや収入面で“上”を目指せる可能性が広がっており、これまでのキャリアで培ってきたものを活かして、さらなるステップアップを目指している方には向いているでしょう。

納得感のある評価を受けたい人

Sansanは公平性のある評価制度を導入しており、中でも営業職は賞与や給与にそれがしっかりと反映されます。


現在所属している会社での評価や待遇に不満を感じている方であれば、転職することで解消することができるかもしれません。

ライフステージが変わっても活躍し続けたい人

Sansanの特徴の一つが前述したOYACOをはじめとした子育て支援制度です。


出産・育児などによってキャリアを諦めることがないようサポート体制が充実している会社ですので、ライフステージが変化しても継続的に働き続けたいと考えている方であれば、転職の選択肢に入れておくべきでしょう。

Sansanに転職するなら、株式会社キャリア・エックス

キャリア・エックスは20代・30代を中心に、SaaS企業などへの転職支援実績が豊富な転職エージェントです。


Sansan出身者も複数名在籍していますので、求人票やホームページなどでは分からないリアルな情報をもとに、あなたの転職活動をサポートいたします。Sansanへの転職を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください!

成長意欲があるなら、Sansan は魅力的な転職先

ここまで紹介してきたように、Sansanには企業としての安定性や成長性、年収、福利厚生など、たくさんの魅力があります。


転職に向けたハードルは一定存在するものの、求人数自体は多く、自分が身に付けてきたスキルを活かせる職種を見つけることは、決して難しくはありません。


「将来性のあるフィールドで今後のキャリアを歩んでいきたい」、「待遇や労働環境を改善させたい」、「世の中の注目を集める仕事を手掛けてみたい」といった想いを持っている方には、ぜひ選択肢の一つとしてご検討ください。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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