SaaS業界を中心に、採用ニーズが拡大している「インサイドセールス」。
「興味はあるけど、インサイドセールスを経験した後のキャリアパスが想像できない…」
「この先ずっとインサイドセールスとしてのキャリアを歩みたいわけではないんだけど…」
と不安を抱いている方はいませんか?
こちらの記事では、インサイドセールスの役割や身につくスキル、そして考えられるキャリアパスについて解説します。
インサイドセールスの仕事に興味を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください!
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目次
インサイドセールスとは?
インサイドセールスとは、見込み顧客に対して電話やメール、オンラインツールなどを活用して、対面せずに営業を行う内勤営業のこと。
多くの場合、訪問・商談は行わず、顧客のニーズや課題を聞き出しながら自社商品・サービスの情報提供を行う「見込み顧客の育成(リードナーチャリング)」と、商談アポイントの獲得が主な役割になります。
近年、SaaS業界を中心に、営業プロセスを分業化して効率化を図る企業が増えています。
見込み顧客(リード)を発掘する「マーケティング」、リード育成と商談アポの獲得を担う担う「インサイドセールス」、商談・クロージングを手掛ける「フィールドセールス」、そして契約後のオンボーディングやフォローなどを担う「カスタマーサクセス」の4つに分け、それぞれが連携を取りながら収益最大化を図るというケースが多いようです。
その中でもインサイドセールスは、 顧客とじっくり関係性を築きながらニーズを探り購入意欲を温めるという、営業プロセスの要ともいえる部分を担当しており、成約確度を高める重要な役割を担っています。
インサイドセールスの平均年収
SaaS業界への転職に強い転職エージェント『キャリア・エックス』経由でインサイドセールスに転職された方の年収を平均すると、インサイドセールスの平均年収は532万円、平均年齢は27歳でした。
国税庁が調査した「民間給与実態統計調査(令和元年分)」によると、20代後半の平均年収369万円なので、インサイドセールスの年収は高いと言えるでしょう。
また、弊社経由でインサイドセールスに転職された方の最高年収は28歳で780万円です。
このように、これまでの経験や企業によっては転職時に700万円以上の年収を提示されることもありますので、営業経験がある方や業界知識がある方は、年収アップを狙えるでしょう。
併せて読みたい:インサイドセールスの平均年収は532万円!転職難易度やキャリアパスを解説
インサイドセールスの将来性
インサイドセールスは「将来性がある職種」と言われています。
なぜそのように言われるのか、解説していきます。
なぜ「インサイドセールスは将来性が高い」のか
インサイドセールスを積極採用しているのは、SaaS業界です。
SaaS業界はここ数年急成長が続いています。
「Japan SaaS Insights 2024」によると、日本のSaaS市場は2023年に1.4兆円に達したと見込まれ、2027年には2兆円を超えると予想されています。
そのため、今後もSaaS系企業による採用ニーズは拡大が続くと見られています。
現在はまだ、SaaS業界のインサイドセールス経験者がそれほど多くないため、今のうちにインサイドセールスを経験しておけば、将来的にSaaS業界の成長企業に即戦力として評価され、年収アップ転職が実現できる可能性があります。
また、詳しくは後述しますが、インサイドセールス経験者はさまざまなキャリアパスが考えられます。
キャリアの選択肢が広がるという点でも、インサイドセールスは将来性が高いと言えるでしょう。
インサイドセールスで身に付くスキルとは?
インサイドセールスを経験すると、さまざまなビジネススキルが磨かれると言われています。
どのようなスキルが身につくのか、具体的にご紹介します。
傾聴力
傾聴力とは、相手の話に熱心に耳を傾け、聞く力を指します。
インサイドセールスの役割で重要なのは、「まずは顧客の話を聞く」こと。
さまざまな角度から顧客の話をじっくり聞くことで、隠れた課題やニーズを掘り起こし、それらに合わせて自社商品・サービスの情報を提供して、購入意欲を促進します。
相手の本音を聞き出せる傾聴力は、営業職はもちろん、あらゆる仕事に役立つスキルであり、ビジネスパーソンとしての大きな武器になり得ます。
信頼関係構築力
インサイドセールスは、非対面でコミュニケーションを取りながら顧客の気持ちを温め、商談までつなげる…という、難易度の高い役割です。
そのためには、信頼関係の構築が何より重要。
相手の反応を測りながらヒアリングの仕方を変えたり、トークの内容・方法などを工夫したりしながら、「この人なら信頼できそうだ」と思ってもらう必要があります。
インサイドセールスとして場数を踏み、信頼関係構築力を身に付けられれば、クライアント相手はもちろん、社内のチームやプロジェクトなど職場の人間関係構築にも役立てられるでしょう。
分析力
インサイドセールスは、自身の行動を振り返り、分析して次の行動に移すことも重要視されます。
1日当たり何件に架電をして、そのうちの何件がアポ獲得につながり、そのアポのうちどれぐらいが受注につながったのか、具体的な数字をもとに検証しながらアプローチ手法や内容を変えていく必要があります。
その過程で、数字を分析する力も自ずと磨かれていきます。
また、インサイドセールスは、見込み顧客を発掘するマーケティング部門と連携を取ることが多く、ともにマーケティングデータを分析しながらどんなリードを獲得すべきか話し合うこともあります。
これらの経験を通して、データ分析に関する知見やスキルも磨かれるでしょう。
インサイドセールスに転職するには?
SaaS業界を中心に、インサイドセールスの採用ニーズは拡大しており、営業経験があればインサイドセールス未経験であっても採用される可能性は高いでしょう。
前述のように、インサイドセールスには見込み顧客と非対面で関係性を築くための傾聴力や信頼関係構築力、日々の行動を振り返り分析する力などが求められます。
これらのスキルを磨いてきた人であれば、営業経験がなくてもインサイドセールスに転職できる可能性はあります。
未経験でもチャンスは大きい
SaaS各社とも採用を拡大していることから、経験者は各社とも取り合いになっており、未経験者にも門戸を開いている企業も増えています。
見込み客の育成と商談アポの獲得を担うインサイドセールスの場合、顧客と非対面で信頼関係を築くためのコミュニケーション力や、顧客の課題やニーズを引き出すヒアリング力・傾聴力・洞察力などがあれば力を発揮できる可能性が高く、未経験であってもポテンシャルを評価し、採用するケースは少なくありません。
インサイドセールス未経験者はもちろん、営業未経験者が将来性の高さに惹かれ、転身する事例が増えています。
インサイドセールスのキャリアパス
インサイドセールスは、キャリアの可能性が広いのが特徴です。代表的なキャリアパスについて、ご紹介します。
インサイドセールス部門のリーダー、マネージャー
まずは自社でインサイドセールス経験を積み、同部門でリーダーやマネージャー職へとステップアップするケースが考えられます。
SaaS業界は成長中の企業が多く、事業拡大とともにポストも増えるため、比較的昇進・昇格しやすいのが特徴です。
インサイドセールスとして高い成果を挙げることができれば、若くしてリーダーやマネージャーに就ける可能性も高いでしょう。
マーケティング
インサイドセールスは、マーケティング部門と近しい立場にあり、連携を取ることも多いため、インサイドセールスの知見をもとにマーケティングに異動、もしくは転職するケースもあります。
リードナーチャリングの経験をもとにした、より効果的なターゲット設定など、SaaS業界のマーケティングで力を発揮する人は少なくないようです。
フィールドセールス
インサイドセールスの経験を活かし、「今度は自分で商談決定を担ってみたい」と考える人もいるようです。
実際、インサイドセールスとして顧客の課題やニーズに向き合い続けてきた経験は、商談の場でも大いに活かせます。
顧客の立場に立ち、顧客の思いに寄り添った提案ができるでしょう。
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスは、契約後の導入サポート(オンボーディング)のほか、定期的に顧客とコミュニケーションを取り、信頼関係を築きながら、継続利用いただくためのフォローを行います。
インサイドセールスとして顧客と信頼関係を築いてきた経験をフルに活かしながら、顧客の気持ちを温め続け、離脱を防ぎつつ上位プランへのアップセルや、関連商品・サービスのクロスセルへとつなげられるでしょう。
インサイドセールスのキャリアパスは幅広い!
傾聴力を発揮しつつ、ときに相手の話に共感しながら質問を重ね、よりニーズの核心に迫りながら顧客の購入意欲を温めるインサイドセールスの仕事は、難しいながらも非常にやりがいのある仕事です。
さらには、インサイドセールス経験後のキャリアパスも多様であり、将来の可能性を広げたい人にとってもインサイドセールスは魅力的と言えるでしょう。
キャリア・エックスでは、インサイドセールスの採用に積極的なSaaS業界に強みを持っているので、一人ひとりの志向や要望に合ったご紹介も可能です。
インサイドセールスに興味を持った、転職してみたいという方は、ぜひキャリア・エックスにお問い合わせください。
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