人材事業のリクナビや旅行事業のじゃらん、その他にもSUUMOやホットペッパー、ゼクシィなど、有名なサービスを数々手がけているリクルート。
知名度も高く、有名企業とあってリクルートに転職をしたいという方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は、そんなリクルートの営業職にフォーカスを当てて、仕事内容やキツいと言われるポイント、年収などをご紹介いたします。
リクルートの営業職に転職したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
リクルート営業の仕事内容
様々なサービスを手がけるリクルートでは、主に事業領域を「人材領域」と「販促領域」の2つに分けています。
人材領域のサービス例:リクナビ、リクナビネクスト、タウンワークなど
販促領域のサービス例:じゃらん、SUUMO、ゼクシィ、ホットペッパーなど
それぞれの事業領域によって、仕事内容が違いますので、それぞれ見ていきましょう。
人材領域の仕事内容
主に求人広告営業と人材紹介営業の2つの仕事があります。
求人広告営業では、「リクナビNEXT」や「タウンワーク」などに求人の掲載をしてもらえるよう、求人媒体に掲載するメリットや見込める成果などを企業の採用担当者や経営者に提案をします。
また、ご契約後は広告原稿の企画やディレクションなども担当し、契約企業に掲載することでのメリットを感じてもらい、長い期間利用してもらえるようにフォローしていきます。
人材紹介営業では、人材を求めている企業に人材を紹介させてもらえるように提案を行う法人営業と、仕事を求めている求職者様に仕事を紹介する個人営業があります。
法人営業では、ご紹介できる企業を拡大することを目的に、人材を募集している企業に訪問して人材紹介サービスの活用を提案し、ご契約後は採用要件をヒアリングして求人票にまとめ、社内のキャリアアドバイザーに求人広報を行います。
個人営業では、求職者様にどんな仕事をしたいのか、求める環境はどのような環境なのかなどをヒアリングし、その要望に合った求人をご提案、その後は採用までフォローを行います。
販促領域の仕事内容
SUUMOであればマンションデベロッパーやハウスメーカー、ホットペッパービューティーであれば各エリアにある美容室や美容サロンなど、それぞれのメディアごとにターゲットとなる企業(店舗)があります。
販促領域の営業では、担当することになったメディアの対象である企業にアポイントを取ったり、時には飛び込みで訪問し、リクルートのメディアを利用した集客提案を行うことが主な仕事内容です。
またご契約後の企業には、例えばホットペッパービューティーであればユーザーがどのようなKWで調べているのか、価格帯はどれくらいだと予約をもらいやすいのかなど、企業の集客目標を達成できるようにサポートを行い、永続的に、さらにはより高いプランを利用してもらえるようにフォローを行います。
リクルートの営業はキツいのか
仕事内容だけを見ると一般的な営業職と同じように思いますが、ではキツいとも聞くリクルートの営業職は実際のところどうなのでしょうか?
「キツい」と言っても、キツさには色々な種類がありますので、様々な角度からリクルートの営業はキツいのかを見ていきましょう。
仕事内容から見るリクルート営業
リクルートは知名度も高いので営業活動がしやすいと思われますが、時には飛び込み営業をすることもあり、人によってはキツいと感じるでしょう。
リクルートのサービスは知名度が高いため既に利用している企業が多く、逆に前任担当もいる中で契約ができていない企業は
・以前利用していたものの、期待していた成果が出ないので辞めた
・リクルートのサービスは使いたくない
といったような理由が挙げられます。
新規開拓していくためにはこういった企業からの契約も必要になりますので、元々好意的ではない相手から提案する時間をもらい、さらには契約を取るという難しさがあります。
また販促領域の営業では、個人が経営する美容サロンなどはアポイントが取れないことも多いため、飛び込み営業を行うこともあります。
ただ相手も忙しいので、「訪問したもののすぐに追い返されてしまった」といったケースが続くこともあり、中々契約が取れない期間に追い返されてしまうことがあると、メンタル的に落ち込むこともあるでしょう。
目標達成意識から見るリクルート営業
どんな企業でもあることが多いですが、リクルートでは毎月達成するべき目標があります。(ノルマと言う企業もありますが、リクルートではノルマというと「やらされている仕事」感が出てしまうため、目標と呼んでいます。)
この目標は、自分自身と上長で話しながら設定していくのですが、リクルートで年収アップやキャリアアップを目指すのであれば、目標達成が必須です。
成長思考が高いリクルートでは周りの目標達成に対する意識が高く、リクルートに転職する人もその意識が高い傾向があるので特段キツいと感じることはなさそうです。しかし、モチベーションの変化などで目標達成に対して意識高く持てなかった際には、周りとの差を感じる機会が多くなり、キツいと感じることが増えてくるかもしれません。
それ以外にも、リクルートでは「Will Can Must」という言葉を使って将来何をしたいのか、そのために今自分ができることや足りないことはなんなのかを明確にし、足りないことに進んで挑戦していく文化があったり、起業思考がある人などは、仕事以外にも副業やスキルアップのために意識高く勉強している人が多く、意識が高い人が周りにいる環境にキツいと感じることがあるでしょう。
ワーク・ライフ・バランスから見るリクルート営業
リクルートは2021年4月1日より、これまで130日だった年間休日を145日に増やしました。夏季休暇や年末年始休暇も長く、それ以外でも自由に選択できる休日が5日間あるなど、休みはしっかりと確保されています。
休みがいくら多かったとしても、営業は休日にも電話がきて結局休むに休めない…ということもあるでしょう。しかしリクルートでは従業員数も多いため、お互いサポートしあえる環境となっており、休む時はしっかりと休みを取ることができます。
その代わり、営業職に限らず出勤日には残業が多くなることもあり、働く時は働き休む時は休むというメリハリのある環境となっているようです。
そのため、休みの取りやすさや休日出勤という面ではキツいと感じることはありませんが、出勤日に残業があることは理解しておいた方がいいかもしれません。
【結論】リクルート営業はキツい?
ここまでいくつかの面からリクルート営業がキツいのかどうかを見てきましたが、結論、リクルート営業はキツいと感じることも多くあるでしょう。
ただし、目標達成に対して意識高く持たなければいけない部分や仕事内容でのキツさはどの企業でも同じようにあるものなので、リクルート営業だからキツいというものではありません。
リクルートだからキツいと感じる場面があるとすれば、社風が合わない場合です。ただし、これは企業選びの際に見極めることができますし、リクルートも採用時に見ている部分ですので、転職できたのであれば大きくズレを感じることはないでしょう。
社風に関する認識のズレがないかどうか確認するためには、転職エージェントに相談してリクルートのリアルな実情を聞くのも1つの手です。
当社は元リクルート出身のメンバーが半数以上おり、リクルートへの転職サポート実績も豊富にございますので、リクルートに関する疑問などがありましたが、お気軽にご相談くださいませ。
リクルート営業職への転職難易度
リクルートの営業職の転職難易度は非常に高いです。
リクルートは人気企業であるため、同じ営業経験者であっても、実績が華やかな人やマネジメント経験がある人など優秀な人がたくさん応募してきます。
採用枠はおおよそ決まっていますので、同時期に面接している人と比較された上で採用になることから、自分よりも優秀な人たちがたくさんいる中で、面接でどのようにアピールできるかがとても重要になってくるでしょう。
この非常に高い転職難易度であるリクルートに転職するためには、リクルートに特化した面接対策を行うことが必須です。
リクルートでは1つの質問に対して深堀った質問をしていく面接スタイルですので、自分がこれまで経験してきたこと、選択してきたことに対して、しっかりと振り返りを行なっておくようにしておくといいでしょう。
未経験であればリクルートの3年契約社員も視野に
経験者でも転職難易度が高いリクルートは、未経験者の採用も行なっているものの、経験者よりも転職難易度がさらに高くなります。
そこで1つ選択肢として持っておきたいのが、リクルートの3年契約社員というキャリアです。
この枠は即戦力採用ではないため学歴や経歴不問となっており、さらにリクルートが3年間かけて様々な業界でも通用する営業になれるように研修をしてくれます。
3年間の契約期間満了後は、社内選考を受けてリクルートの正社員になることもできますし、リクルート以外の企業に転職することも可能です。
リクルートの3年契約社員を高く評価している企業も多いので、今後のキャリアとしてリクルートに転職したい方も、リクルートを経験した上でまた別の道に進みたいと考えている方も、このリクルートの3年契約社員を検討してみてもいいかもしれません。
リクルートの契約社員に関しては、こちらの記事でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
リクルートの契約社員はきつくて大変?転職難易度や仕事内容を解説
リクルート営業の年収は高いのか
リクルート営業の平均年収はおよそ600万円です。ミッショングレード制で半期に1回査定があり、その時の評価で年収が上がっていきます。
昇給や昇格は自身で設定した目標の達成度合いや、どれだけ周りに影響を与えることができたかなどで判断されますが、年齢や勤続年数は関係なく、誰でも年収が上がる可能性があります。
また、役職に就けば年収1,000万円も狙えますし、査定時に年収が上がる割合も少なくありませんので、リクルートは成果を挙げていれば年収が上がりやすい企業と言えるでしょう。
逆に言えば、成果が中々上がらない場合は30代になっても勤続年数が長くても年収が上がりませんので、完全に自分次第になります。
成果を挙げられなかった人にとっては厳しい環境かもしれません。
リクルートの年収に関しては、こちらの記事をご覧ください。
リクルートの平均年収は1,138万円!?職種別の年収や働き方を解説
リクルート営業に転職するためには
リクルートに転職する方法としては、個人で直接リクルートに応募する方法や、転職エージェントを利用して応募する方法があります。
その2つの方法の中で、これまでリクルートの営業職はもちろん、経営企画職など様々なポジションの転職サポートを行ってきた当社がおすすめなのは、転職エージェントを利用して転職を行う方法です。
リクルートへの転職実績が豊富な転職エージェントを
転職エージェントの中でも、当社のようなリクルートへの転職実績が豊富にある転職エージェントがいくつかありますので、リクルートに転職したいと考えている場合は、なるべくそのような転職エージェントを利用するといいでしょう。
例えば当社の場合でいくと、キャリアアドバイザーの半数以上がリクルート出身ということもあり、リクルートで求められている人材はどのような人材なのかを把握していますので、これまでの経験からどのポイントをアピールしていくべきかをアドバイスすることが可能です。
また、面接の特徴も知っていますので、その特徴を踏まえた上での面接対策などを行うことができ、実際の面接でも自分の意見を分かりやすく伝えることができるようになります。
もちろん他の転職エージェントからではリクルートに転職できないわけではありませんが、リクルートへの転職をご検討されているのであれば、リクルートへの転職サポート実績が豊富な転職エージェントを利用することで近道となるでしょう。
私たちキャリア・エックスは社員の半数以上がリクルート出身であり、さらに代表がリクルートの採用責任者として活躍していたため、リクルートの面接に通過するためのノウハウを多く持っています。
リクルートへの転職をご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ!
リクルート営業はキツいけど得られるものが沢山ある
ここまでリクルートの営業職がキツいのかどうかについてご紹介してきましたが、最終的には「なぜリクルートに転職したいのか」「リクルートに転職して何を成し遂げたいのか」が明確になっており、それをリクルートで得ることができればキツいと感じなかったり、キツくても頑張ることができるでしょう。
しかし自身でリクルートに転職したい理由などを言語化していっても、リクルートでそれを叶えることができるのかは限られた情報源から自分で探していくしかありません。
できればリクルートで働いていたことがある人やリクルートに転職サポート実績のある転職エージェントに相談し、リアルな情報を仕入れていくとミスマッチが防げるのでいいでしょう。
これまでリクルートへの転職サポートを行ってきましたが、みなさん転職後はイキイキと働いており、さらに上司や先輩に将来どうなりたいかを相談する機会も多いので、将来の目標に向けて今どのようなことを行えばいいのかがどんどん明確になってきています。
変化が多く、スピード感が求められるリクルートで活躍していくのは大変なことではありますが、最初は多少無理してでも頑張ってみると、自身の成長に必ず繋がりますので、ぜひリクルートへの転職を前向きにご検討いただき、入社してからは全力で仕事に取り組んでみてください!