ラクスに転職するポイントとは?転職難易度や平均年収も合わせてご紹介

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東海林 浩樹
前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

SaaS転職

株式会社ラクス(以下、ラクス)は、経費精算や電子請求書発行のクラウドサービスを展開している企業です。2015年に旧マザーズ市場に上場を果たしてから、約5年間で時価総額3,300億円を達成した国内トップクラスのSaas企業であり、今後の成長にも目が離せません。


本記事ではラクスへ転職するためのコツや転職難易度、働く魅力について紹介していきます。ラクスへの転職に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

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ラクスとはどんな会社?

ラクスは、「楽楽精算」などのバックオフィス業務を効率化するクラウドサービスを提供する成長企業です。


直近5年間で売上高は3倍以上に拡大し、年間経常収益は400億円を突破。新たな事業所の開設やAI戦略に力を入れるなど、今後もさらなる成長が期待できます。


また、事業の成長に伴い平均年収も過去5年で約50万円上昇。福利厚生の充実も図られており、従業員の努力がしっかりと評価・還元される、働きやすい職場環境が整っています。

ミッション・リーダーシッププリンシパル(行動指針)


ラクスが掲げるミッション及び、リーダーシッププリンシパル(行動指針)は以下の通りです。


ミッション:ITサービスで企業の成長を継続的に支援します


■リーダーシッププリンシパル(行動指針)

行動指針として、以下の11項目を策定しています。

  • 自分自身の会社だと思う
  • 全体最適解視点を持つ
  • 誠意をもって人と接する
  • 学習し成長し続ける
  • 小さく試して大きく育てる
  • 費用対効果を考える
  • やるべきことを実行する
  • 他社の考えを受け入れる
  • 失敗を許容する
  • 考えている事を言葉で伝える
  • 結果にこだわる


11個の行動指針はそれぞれ難しい指針ではありませんが、これらを正しく理解して、複数の視点からバランスよく物事を判断して欲しいという想いが込められています。

事業内容

ラクスはバックオフィスに向け業務効率化に貢献する様々なクラウドサービスを展開しています。ラクスの展開するサービスの一部を以下で紹介します。


①楽楽精算

交通費や経費を申請から承認、保存が行える電子サービスです。交通系ICカードを連携してそのまま交通費申請ができる機能や、領収書をスマートフォンで撮影して申請できる機能など簡単な操作で利便性が高いという特徴があります。


②楽楽明細

請求書、納品書、支払い明細を電子で発行できるサービスです。印刷や発送の手間を省き、郵便代などの無駄なコスト削減にも繋がります。

③楽楽販売

売上・原価計算や、計上処理などの日々の販売管理を自動化できるサービスです。作業効率を大幅に改善し、手入力による人的ミスを削減することが可能です。


ラクスが展開する複数のクラウドサービスは、自社で企画、開発、導入や運用への手厚いサポートがあり、誰でも使いやすく導入しやすい特徴があります。その他にも多数のサービスを手掛けておりますので、面接までの間に一通り目を通しておくといいでしょう。

ラクスで働く魅力とは?

ラクスで働く魅力として、ワークライフバランスが整う、福利厚生が充実してる、「働きがいのある会社」へ7年連続選出されている、これらの3つの魅力について紹介します。

ワークライフバランスが整う

ラクスで働く魅力の1つ目は、ワークライフバランスが整う点です。


中途採用の公式サイトによると、ラクスの月平均残業時間は18.2時間で1日の残業時間に換算すると約1時間程度です。また有給休暇の消化率も90%と、仕事とプライベートを両立したメリハリのある働き方が叶います。


人事責任者の宮内氏のメッセージによると、社員の労働時間と体力を犠牲にして成長をするのではなく、いかに効率よく業務を推進できるかに社員全員が追及しており、このような風土や積極的なIT活用で好循環な社内体制を整えているようです。

福利厚生が充実している

ラクスで働く魅力の2つ目は、福利厚生が充実している点です。社員のモチベーションアップやリフレッシュのために、充実した福利厚生をそろえています。


ラクスの福利厚生は以下の通りです。

制度名制度内容
ラクスマイル制度子育て世代が柔軟に仕事を進められるように、勤務時間と評価スタイルを選択することができる制度です。
ベビーシッター制度小学校3年生までのお子様がいる世代を対象に、ベビーシッター利用時の割引が受けられる制度です。
従業員持株会制度自社株を定期的に購入できる制度で、社員の資産形成を支援しています。自社株購入時には会社から奨励金が支給されます。
ドリンク・スナック・ランチサポートオフィスにコーヒーや紅茶などの無料ドリンクコーナーを設けたり、低価格で購入できるスナックコーナーやお弁当注文サービスもあります。
マンスリーシフト制度ひと月ごとの就業時間を前後1時間まで30分単位で変更できます。通常は9時~18時の勤務時間ですが、8時~17時や、10時~19時など生活スタイルに合わせて変更可能です。


その他にもタイムリーシフト制度や、在宅勤務制度を取り入れており、働きやすい環境が整っているでしょう。

「働きがいのある会社ランキング」へ7年連続選出されている

ラクスで働く魅力の3つ目は、Great place to work institute japanが発表する日本における「働きがいのある会社」ランキングのベストカンパニーへ選出され、取り組みが評価されている点です。


安心して長期就業できる制度や、経営・管理者層の適切な採用などの取り組みが評価された結果、ベストカンパニーへ選出されたと分析されています。

ラクスへの転職難易度は?

ラクスへの転職難易度は比較的高いです。ラクスは国内トップクラスの急成長しているSaaS企業で、転職市場においてもかなり人気のため競争率も高いです。


しかし毎年130%前後で成長目標を掲げているラクスは、中途採用にもかなり注力しています。2020年から2024年の5年で従業員数は1,000名ほど増加しており、採用活動は積極的に行っています


異業界のキャリアチェンジ割合は65%ほどと高く、IT/SaaS業界未経験でも転職可能であることから、ラクスへ転職するチャンスは十分にあるでしょう。

第二新卒でも転職できる?

第二新卒でもラクスへの転職は可能です。しかし第二新卒枠などはなく、転職難易度は通常の転職と同様に高いでしょう。


ラクスでは業界未経験者の採用実績も多く、約65%が業界未経験からの入社となっています。一方で、営業職など職種によっては一定の実務経験が求められる点には注意が必要です。


転職市場において人気企業であるラクスでは、他の応募者との差別化が鍵となります。ラクスへの転職をご検討されている方は、面接でアピールできるような実績やスキルを身につけてから転職に臨めるといいでしょう。

中途採用における選考フローは?

ラクスの中途採用における選考フローは以下の通りです。

  1. 書類選考
  2. 面接(1回〜3回)
  3. 適性検査
  4. 最終面接
  5. 内定


原則、最終選考前に適性検査を受検する流れですが、職種によりフローが前後する場合もあるので一般的なフローとして参考にしてください。


ラクスの中途採用における選考フローは、スタンダードな形式ですが面接対策は十分に行うようにしてください。面接内ではご自身の価値観や経歴について深堀される傾向がありますので、自己理解を深めておくと、深堀質問にもスムーズに答えることができるでしょう。

カジュアル面談の概要

カジュアル面談は選考とは違い、現役社員に会社や事業、選考に関する質問を行ったり、これまでの経験をもとに応募職種を相談することができる場です。


「会社サイトや採用サイトには知りたい情報がなかった」「自分の経験だとどのポジションに応募したらいいか分からない」「現役社員の方と話してみたい」といったようなお悩みを抱えている方は、選考の前にカジュアル面談を受けてみてください。

ラクスへ転職するコツは?

ラクスへ転職するコツは、ミッション・ビジョンへの共感をアピールする、課題解決力をアピールするの2点です。以下で詳しく紹介します。

ミッションやビジョンへの共感をアピール

ラクスへ転職するコツは、ミッションやビジョンへの共感をアピールすることです。

ラクスは、「ITの力で企業の成長を継続的に支援します」というミッションを掲げて事業成長を遂げている最中です。また、「日本を代表する企業になる」というゴールを掲げており、そのゴールに向かって自分自身は何が貢献できるのか、考え主体的に行動できる人材を求めています。


単にミッション・ビジョンへ共感するだけではなく、理由や自身の価値観、または過去の経験との親和性などを具体的なエピソードをもとにアピールし、意欲の高さを伝えましょう。

課題解決力をアピール

ラクスへ転職するコツ2つ目は、課題解決力をアピールすることです。


ラクスの起源は中小企業の業務効率化を支援したいという想いにあります。顧客の業務プロセスを分解し、顧客ごとの業務に合わせて製品の設定を行うなど細やかな解題解決を大切にしています。そのため顧客ごとの課題を明確化し、最適な提案をするスキルが重要です。


これまでの経験から、顧客ごとの課題解決に取り組んだ経験は面接でもアピールできるでしょう。

転職エージェントの活用

ラクスへの転職サポート実績がある転職エージェントを活用することで、求められている人物像や面接の内容、どんな方が内定を獲得しているのかなどを教えてもらうことができます。


さらに、これまでの実績をもとに面接対策を行ってくれることもあるでしょう。


私たちキャリア・エックスの場合は、キャリアの棚卸しを一緒に行ったあとに、どのような点がラクスにマッチするのかを見つけ、面接対策を行っています。


SaaS業界への転職に強く、ラクスへの転職サポート実績もあるため、ラクスへの転職をご検討されている方は、お気軽にキャリア・エックスにご相談ください。

安定した基盤で挑戦したい人

ラクスは2000年の設立から24年間連続して増収を記録している大企業です。


安定した経営基盤を保ちながらも、フラットで風通しがよい社風で、社員のやりたいことに積極的に挑戦させてくれるベンチャーマインドな一面もあります。


ラクスには失敗を許容する文化があるため、失敗を乗り越えた成功体験を通じて社員一人ひとりの成長を期待しています。安定基盤と挑戦できる環境の両方を実現したい欲張りな人にはラクスはぴったりな環境です。

同業界・競合他社出身の人

ラクスはSaaS業界内でもネームバリューが高い企業であり、平均年収や将来性も高いことから、同業界で転職したい方にはおすすめの企業です。


同じ職種で応募する場合は、強いアピールポイントともなります。


SaaS業界は好きだけど今の会社の働く環境や年収、サービスに不満があるという方は、ラクスへの転職が向いているでしょう。

汎用性の高いスキル・専門的な経験を持っている人

営業経験やラクスが手掛けている経理や財務に関する知識や経験を持っている人も、ラクスに向いています。


これらの経験やスキルを持っている方は、面接時に積極的にアピールしていくといいでしょう。

未経験でもキャッチアップする気がある人

ラクスは業界未経験の方も多い企業なので、未経験の方でも働き始めやすい環境は整っています。


そのため、積極的に質問ができる方や言われたことを素直に実践できる方は未経験でもラクスで活躍していくことができるでしょう。

ホワイト企業で働きたいと考えている人

平均残業時間は20時間以下、有給休暇消化率は90%とラクスはSaaS業界の中でもホワイト企業と言えるでしょう。


福利厚生も充実していますので、ホワイト企業で働きたいと考えている方は、ラクスが向いています。

組織やチームへ貢献できる人

組織やチームへ貢献できる人もラクスへの転職に向いています。


人材開発課の上弥氏のインタビューによると、個人の能力が高いだけではなく会社や自組織の掲げるミッション・ビジョン、戦略ゴールの実現に向けて、「自分は何をすべきなのか」を考えて行動できる姿を社員全員に目指して欲しいという想いがあるそうです。


ただ目の前の業務をこなすのではなく、組織やチームに対して自分の役割を発揮することが、コンピテンシー評価へ直結します。

ラクスの平均年収は?

2024年7月に公開された有価証券報告書によると、ラクスの平均年収は641万円でした。


dodaが公開している「平均年収ランキング(業種別)」によると、ラクスが属するIT・通信の平均年収は446万円ですので、ラクスの平均年収は約200万円ほど平均値を上回っていることが分かります。


比較的給与水準は高いですが、定期的に給与のベースアップが行われており、個人の業績に還元してもらえるため評価に応じて大幅な年収アップも期待できるでしょう。

職種別の平均年収

会社の口コミが分かるopenworKによると、ラクスの職種別の平均年収は以下の通りです。

職種平均年収
営業系559万円
企画系552万円
バックオフィス系599万円
ITエンジニア系531万円


ラクスは実力主義であるため年齢や入社年次に関わらず、成果を出せば年1回の昇給が期待できます。

中途で転職した場合の年収

ラクスは中途採用比率が98%のため、新卒・中途関係なく前述した平均年収が中途採用メンバーの平均年収とほぼイコールです。


転職時の年収は、前職の年収と面接の評価によって決まります。同業界で成果を出していた場合は高い年収が提示されることもありますし、未経験からチャレンジする場合は同程度の年収が提示されることも。


また、面接内や採用条件のすり合わせ時に希望年収を伝えることで、より希望年収に近づけることも可能です。

転職のことなら、株式会社キャリア・エックス 

株式会社キャリア・エックスは20代、30代の若手ハイクラス向けのキャリアチェンジの支援を得意とする転職エージェントです。


近年注目されているSaaS企業やDXなど成長企業への支援実績も豊富です。専任のコンサルタントが伴走し、転職をゴールとするのではなく、その後の長期的なキャリア形成にも強みを持っています。


転職のことなら、キャリア・エックスへお気軽にご相談ください。

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まとめ 

いかがでしたでしょうか。本記事では、ラクスへ転職するためのコツや転職難易度、働く魅力について紹介しました。


国内トップクラスのSaaS企業でありながら成長し続けており、「日本を代表する企業になる」というゴールのために中途採用も非常に活発です。


そんなラクスへの転職を検討されている方は、ぜひキャリア・エックスへお気軽にご相談ください。ラクスへの決定実績も多数ありますので、転職成功へ導く支援をさせて頂きます。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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