Webマーケティングの将来性や今後の需要は高い?低い?データをもとに考えてみた

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WEBマーケティング

新しい技術がどんどん進歩してきて嬉しい反面、「AIに奪われる仕事ランキング」など、人ではなく技術でまかなえてしまう仕事もたくさん出てきました。

そうすると「自分の仕事は将来もあり続けるのだろうか」と不安になってきませんか?


AIに奪われない仕事だったとしても、需要が低下する仕事に就いている場合は年収の低下や転職の難易度が上がるなど、将来的な不安はついてきます。


そこで今回はWebマーケティングに焦点を当て、Webマーケティングの仕事の将来性や需要が伸びていくのかどうか、そしてその理由について解説致します。


将来性のある仕事に転職したいと考えている方や、Webマーケティングの仕事に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

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Webマーケティングの将来性

まず結論からお伝えすると、Webマーケティングは将来性が高い仕事です。ではなぜ将来性が高い仕事なのか、理由を解説致します。


増加するインターネット利用数

総務省が2021年のインターネット利用率を調査したところ、多少上下はあるものの、増加傾向にあることが下記画像からわかります。

※出典:総務省「情報通信分野の現状と課題」


こちらは全年代で調査した数字となっており、年齢別に見てみると、13歳〜49歳は95%以上がインターネットを利用している結果となりました。


このことから、若い世代はある一定の年齢を超えるとインターネットを利用し始め、現在のインターネット利用のボリュームゾーンがこのままインターネットを利用し続けることで、全年代が95%以上という数字になることも考えられ、5年後、10年後も引き続き、インターネット利用率は増加傾向にあると予想できます

増加するインターネット広告費

インターネットの利用率が増加傾向にあることはわかりましたが、それがなぜWebマーケティングの将来性に結びつくのでしょうか?


一番わかりやすい例でいうと、インターネット広告費が挙げられます。


下記画像は、2011年から2021年のテレビ広告費とインターネット広告費の推移です。

総務省「日本の媒体別広告費の推移」を加工して作成


テレビ広告費がほぼ減少傾向にある一方で、インターネット広告費は右肩上がりに伸びており、2019年には広告費が逆転していることがわかります。


このことから、国民のインターネット利用率の増加に伴い、広告費用の使い道がインターネットに変わりつつあると言えるでしょう。


そして、インターネット利用率は今後も低下することなくむしろ増加していくと予想ができるため、インターネット広告などWebマーケティングは必要とされ続ける、将来性の高い仕事と考えられます。

将来性の高いWebマーケティングに転職するには

この2つのデータから、Webマーケティングの仕事の将来性は高いというのは納得ができるのではないでしょうか?


Webマーケティングは専門職であり、手に職が付けられる仕事と言っても良いかもしれません。


手に職が付けられて将来性が高いとわかれば、安心してWebマーケティング職に転職したいと考える方も多いと思います。


しかし、Webマーケティングは需要があるものの、未経験歓迎の求人が少ないことや、転職のハードルはとても高いのが現状です。


そのため、Webマーケティングに転職をしたいと考えている方は、入り口として、まずはアカウントプランナー職に転職することをおすすめします。


アカウントプランナーの仕事内容はこちらをご覧ください。

併せて読みたい:WEBマーケティングの志望動機の考え方を解説!経験者・未経験者別の例文もご紹介


Webマーケティングの平均年収

さて、Webマーケティングは将来性が高い仕事だとお伝えしてきましたが、年収はどれくらいなのでしょうか?

Webマーケティングの平均年収は511万円

Webマーケティングの平均年収は511万円です。(参考:転職サービスdoda


手に職が身に付く職業として良くWebマーケティングと並べられるWebデザイナー、エンジニアと比較すると、Webデザイナーは361万円、エンジニアは510万円となりますので、Webマーケティングは3つの職種の中でも年収が高いと言えるでしょう。※全世代、未経験の方含めての全体数字となります


経験者となるとさらに年収は上がりますので、早い段階でWebマーケティングの知識や経験を身につけておく事で、将来的に年収700万円以上を目指すことも可能です。

併せて読みたい:Webマーケティングの平均年収は511万円!さらに年収を上げる方法も解説

AIに仕事が取られる可能性はあるのか

Webマーケティングは将来性が高い仕事ということは分かりましたが、AI技術の発達により、仕事が取られてしまう可能性はないのでしょうか?

AIを使いこなすことが大切

結論、全てAIに仕事が取られてしまうということは考えられません。

というのも、全ての企業がAIに任せてしまった場合は

・似たような文章で作られた記事
・似たような画像で作られた広告画像

と同じようなものが並んでしまい、SEOでいうと「オリジナリティの欠如」からペナルティが設けられ、評価がされなくなっていく可能性があるためです。


また、顧客心理を分析する、外的要因を分析して施策を打つ(例:昨日テレビで芸能人Aが自社商品を紹介したから広告予算を上げる)など、AIが入り込めない部分もあるため、全て仕事が取られることはないと安心していいでしょう。


ただし、AIを使っていくことは必要です。


すでにWeb広告の運用ではAIによる最適化が行われており、大枠を決めておけば、AIが自動的に自分たちのターゲットにあてに行ってくれます。


そのほか、毎回同じ部分を分析するときはAIを使った方が遥かに速く正確に行ってくれるため、「AIを使いこなす」マーケターになれるとさらに将来性は上がるでしょう。

Webマーケターの需要

Webマーケティングは将来性の高い仕事ではありますが、Webマーケターの供給過多になってしまうと転職や年収アップも難しくなってしまいます。


ここからはWebマーケターの需要について見ていきましょう。

Webマーケターは現在需要過多

パーソルキャリア株式会社の調査によると、2021年の7月〜9月期のアパレル・ファッション業界の転職求人倍率は、「WEB・EC」の転職求人倍率が3.79倍と最も高く、次いで「マーケティング」が2.88倍という結果となりました。(※)


こちらはアパレル・ファッション業界での数字となりますが、不動産業界でもWebマーケターが採用できず、1年以上求人を掲載している企業が何社もあることから、Webマーケティングは現在、需要はあるにもかかわらず、供給が追いついていない状況だと言えます。

※参照:パーソルキャリア株式会社

外国人人材が参入できないWebマーケティング

日本では、デジタル化の遅れや少子高齢化による働く世代の人材不足もあり、エンジニア職などでは外国人人材を採用するケースも多くあります。


法務省の在留外国人統計によると27万人以上の外国人エンジニアが国内で働いています。


エンジニアが行う仕事は英語がメインであることが多く、社内のメンバーが英語を話すことができれば仕事が進められるため、採用することが可能です。


一方Webマーケティングでは、海外向けにマーケティング活動する場合は可能であるものの、日本国内向けにマーケティング活動をしようとすると、どうしても日本語が必要となってくるため、外国人人材を採用することが難しくなります


もちろん、社内で文章全てを指定して…ということもできますが、記事を書く、広告のキャッチコピーを考えるなど、Webマーケティング業務の大半のことができなくなってしまうことから、日本語を話せるWebマーケターの方が有利になります。


そのため、Webマーケターが激的に増加することはなく、供給が追いつかない状態が暫く続くと考えられるでしょう。


将来性の高いWebマーケターになるために必要なこと

では、需要のある、将来性の高いWebマーケターになるためにはどのようなことが必要なのでしょうか?

1つの媒体に固執しない

仕事をしていく上で、「リスティング広告が好き」「ディスプレイ広告が苦手」であったり「Googleが好き」「インスタグラム広告が好き」など好みは出てきます。好き嫌いがあるのは悪いことではありませんが、その結果、1つの媒体に固執してしまうのはリスキーです。


Webマーケティング業界は変化も多く、今までSEOマーケターや広告運用者の需要が高かったのが、最近ではSNSマーケターの需要が伸びてきています。テレビよりもYoutubeを見る人もかなり増加しているため、動画コンテンツマーケターなども需要が伸びているでしょう。


META広告よりもインスタグラム広告が、インスタグラム広告よりもTikTok広告が…といったように、広告媒体内でも変化があります。


このように変化が多い業界であるため、1つの媒体に固執してしまってそれしかできないと、その媒体の需要の低下に伴い、Webマーケターとしての需要も低下していってしまうため、できるだけ幅広い媒体を知っておくことが重要です。

コミュニケーションスキルを身につける

パソコン相手の仕事ではあるものの、

・どういうペルソナに当てたいのか
・最近のお客様の動向のトレンドはあるのか

など、人と話すことで新しい発見が出てきて、その発見を元に新しい施策を行うことで成果が上がるのがWebマーケティングです。


また、仕事を円滑に行う上で必要なものもコミュニケーションとなります。AIは確かに正確に早いスピードで行ってくれるかもしれませんが、融通が聞きにくかったり、自分の本当に意図しているものにならないことも多いです。


そこを、相手の意図を汲み取って、その意図に沿ったWebマーケティングを行えることが、人が行う最大の強みとなってきますので、コミュニケーションは重要と言えるでしょう。

人に教えられるようになる

Webマーケターの数はまだ少なく、需要に対して供給が追いついていないのが現状です。そこで、ポテンシャルのある未経験のWebマーケターを採用する企業も増えてきています。


そんなときに不足しているポジションが、Webマーケターを育てられる層です。


「教える」という仕事は、なんとなくこれまで仕事をやってきた人や、ただ言われた業務を行ってきた人には難しく、しっかりと考えて仕事を行ってきた人や、知識を増やすために学びを多くしてきた人が行える仕事です。


そのため、人に教えられる人となればマネジメントポジションに就くこともでき、Webマーケティングとマネジメント、そして育成全てができればWebマーケティング業界でもかなり市場価値の高い人材となれるでしょう。


まとめ Webマーケティングは将来性が高い仕事!

いかがでしたでしょうか?


今回は、Webマーケティングの将来性が高いかどうか、そしてその理由についてご紹介してきました。どのデータを見てみてもWebマーケティングは将来性が高いことが分かり、如何に必要とされている職業かが伺えます。



すでにWebマーケティングのご経験をお持ちの方は、年収アップや大企業への転職、またはCMOなどの役職者を目指したベンチャー企業への転職などもご紹介可能ですので、一度ご自身が今の経験を持ってどうなりたいのかをご相談くださいませ。


また、Webマーケティング未経験だけれども専門性の高い仕事をしたい、手に職を付けたいのでWebマーケティング職への転職を検討したいという方もぜひご相談くださいませ。


ベンチャー企業から大企業まで幅広い求人を持つ、キャリアチェンジに強い転職エージェント 『キャリア・エックス』が、希望を聞きながら求人をご紹介致します。


一度お話させていただき、今後のキャリアを一緒に考えられれば幸いです。

キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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