Webマーケティングのキャリアプランを現役Webマーケターが解説!

WEBマーケティング

「Webマーケティングに興味はあるけど、Webマーケターの今後のキャリアはどんな選択があるんだろう?」

「Webマーケターになれたは良いけど、この後自分はどうなりたいんだろう」


そんな漠然とした疑問はありませんか?


AIが多くのことをできるようになった時代で、「失われる仕事」という言葉を聞く機会も増えてきました。

そうすると考え始めるのが「手に職をつけたい」ではないでしょうか?


今回は、手に職をつけられ、現在需要が増加傾向にあるWebマーケティングについて

・Webマーケティングの仕事内容
・Webマーケティングのキャリアプラン
・未経験からWebマーケティングにキャリアチェンジする方法

を解説していきます。


「手に職をつけられる仕事に就きたい」「Webマーケターになったはいいけど今後のキャリアの目標がわからない」という方は、ぜひ最後までご覧ください。




Webマーケティングの仕事内容


では始めに、Webマーケティングの仕事内容について解説します。

Webマーケティングの仕事内容は多岐にわたるため、こちらの記事では代表的な仕事内容をご紹介致します。

リード獲得業務


Webマーケティング職についた際に、多くの場合で目標とされるものがリード数です。

リードを獲得するために行う業務では下記などが挙げられます。

・広告運用
・SNS運用
・Webサイトや動画チャンネルなどのSEO

広告(Google検索広告、インスタグラム広告など)やSNS(TicTok、インスタグラムなど)だけでもいくつもの媒体がありますが、企業によって1人の担当者に任せる媒体の数は変わります。

そして、任された媒体からリードを獲得するために様々な施策をうち、リードの獲得を目指していきます。

分析業務


Webマーケティング業務の肝と言っても良いほど重要な業務として、分析業務が挙げられます。

競合分析や数値分析、顧客分析などが挙げられます。


競合分析はマーケットでの自分達の立ち位置や、そのマーケットで勝つために自分達がなにをするべきなのかを決定するために必要ですし、数値分析ではどの数字を改善していけばより良い結果を出せるのかを知るために必要です。

ネクストアクションを決めるためになくてはならない業務と言えるでしょう。

ナーチャリング業務


ナーチャリングとは、お問合せは入ったけれどもまだ購入や契約には至っていないお客様をゴールまで持っていく業務です。

ナーチャリングを行うにあたっては、どれくらいの頻度でどのような内容を送るのかゴールまでのシナリオを作成し、メールやSMS、LINEを利用して定期的にお客様と接点を持ちにいきます。

電話業務が発生することもあるため、営業と分担して行うこともあれば、Webマーケティングのみで行うこともあります。

さらに詳しいWebマーケティングの仕事内容を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
Webマーケティングってどんな仕事?仕事内容や必要なスキルをご紹介


Webマーケティングのキャリアプランは4通り


「Webマーケティングに転職したのはいいけど、自分は次になにを目指せばいいんだろう?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。


ここからは、Webマーケティングに転職したあとのキャリアプランについてご紹介致します。

1.所属会社でキャリアアップを目指す


1つ目に挙げられるのは、所属会社でキャリアアップをしていく方法です。

所属会社内でのキャリアアップにもいくつか種類があり、広告運用をしていた場合は、メディア運用やSNS運用を行っていきWebマーケティングの経験や知識を横に広げにいったり、昇格を目指したり、CMO(マーケティング最高責任者)を目指していくのもいいでしょう。

企業によっては上が詰まってしまっていて昇格ができない、CMOが目指せないという状況もあると思いますので、その場合は所属会社と似た企業で上を目指せる環境に転職することも一つの手です。

2.事業会社に転職する


代理店のWebマーケティング職に所属していた場合は事業会社のWebマーケティング職に転職してみるのも良いでしょう。

代理店のWebマーケティングでは、依頼主から依頼された分の予算を使うことや設定されたお問合せ数を獲得するような、手前の数字部分を追いにいきます。

一方事業会社では、獲得したリードのその後の展開率や費用対効果が重要になってきますので、予算を使い切ることや、お問合せをたくさん獲得することよりも、質の良いリードを獲得する方法を考えていきます。

その結果、顧客分析や営業担当へのヒアリング業務が発生してきますので、運用業務以外に業務の幅が広がるでしょう。

3.代理店に転職する


逆に事業会社のWebマーケティング職に所属していた場合は、代理店のWebマーケティング職への転職が検討できます。

代理店でWebマーケティング職として働くと、とにかく沢山の事例に出会うことができますので、ある一つを極めていくことが可能です。

事業会社と代理店のキャリアパスの違いとしては、事業会社は経験を横に広げていき、そして昇格することを目標にでき、代理店はもちろん昇格も望めますが、一つのことを極めていき、フリーランスや企業を目標にすることができるでしょう。

自分が将来どうなりたいかを考えてキャリアプランを考えてみてもいいですね。

4.起業、またはフリーランスになる


4つ目の選択肢はWebマーケターとして経験をつみ、自分で会社を立ち上げたりフリーランスになることです。

Webマーケターが不足している企業は多く、Webマーケティングの仕事はTwitterや仕事募集サイトから高くない難易度で見つけることができます。

場所や時間に縛られずに自由に働きたいという方や起業してみたいという方は、会社に属すという考え以外にも自分一人でやっていくという選択肢を取ってみても良いでしょう。



この後にもご紹介しますが、Webマーケティングは現在市場価値が高く、そして今後も需要が増えていくことが予想されます。

Webマーケターの方は、今後のキャリアプランを選べる状態にあると言えるでしょう。

ご自身がどうなりたいか、そしてその目標のために現在の会社にいて良いのかがわからないという方は、ぜひ一度Webマーケティングへの転職に強い転職エージェント『キャリア・エックス』にご相談ください。

現在のあなたの市場価値や、あなたのこれまでの経験から応募できる求人をご紹介致します。

転職を希望していない場合でも、ご相談に乗ることが可能ですので、お気軽にお問合せくださいませ。




Webマーケティングの今後の需要


Webマーケティングが描けるキャリアプランは幅が広いことがわかりましたが、今後Webマーケティング自体が求められなくなってしまえば意味がありません。

次にWebマーケティングの今後の需要についてみていきましょう。

Webマーケティングは今後需要が増えていく


結論、Webマーケティングの需要は今後も上がり続けます。


総務省が調査した2020年までのデータ(※1)によると、日本のインターネットの利用率は83.4%となっており、2019年より僅かに低下したものの、依然として高い数字となっています。


年齢別の内訳を見ると13歳〜59歳のインターネット利用率が95%〜98%となっており、その世代が現在利用率の低い60歳以降になったとき、日本のインターネット利用率はさらに上がることが予想されます。


※1(出典)総務省「通信利用動向調査」


そして、インターネットの普及に伴いインターネットにかける広告費も増加傾向にあり、電通報によると2021年の日本の総広告費のうち、インターネット広告費の総計は約40%となり、テレビや雑誌などのマスコミ4媒体の広告費を初めて上回りました。(※2)


このことから、今後もインターネット利用率は上がり続け、利用率増加に伴いインターネットにかける広告費も増加するため、Webマーケティングの需要は今後も伸び続けると言えます。

※1(出典)総務省「通信利用動向調査」

※2(参照)電通報「「2021年インターネット広告媒体費」解説。」

WEBマーケティングの平均年収

未経験からWebマーケティングにキャリアチェンジする方法


ではWebマーケティングへのキャリアをスタートしたいと考えた場合、未経験からどのようにキャリアチェンジをしていけば良いのでしょうか?

ここでは、未経験からWebマーケティングにキャリアチェンジする3つの方法をご紹介致します。

未経験歓迎のWebマーケティング職へ応募する


まず1つ目の方法は、Webマーケティングの求人の中で、未経験歓迎と書かれた求人に応募する方法です。

前述した通りマーケティング職は需要に対して供給が追いついていない職種なので、未経験でも転職できる企業はあります。

そのため、未経験でも応募可能なWebマーケティング職の求人に応募するのもいいでしょう。

ただし、未経験からWebマーケティング職に転職する場合

・営業成績1位などの実績がある
・論理的思考を持って取り組んんだ経験がある
・数値管理を行った経験がある

その他にも企業によって、求人の必須条件には書いてない採用基準が沢山あることが多いため、転職難易度は高いです。

とは言っても応募しないことにはなにも始まりませんので、まずは一度応募をしてみましょう。


Webマーケティング職への部署異動を希望する


2つ目の方法は、現在の会社にWebマーケティング部があるのであれば、部署異動を希望する方法です。

部署異動は企業によって難易度も違い、かつWebマーケティング職に異動することが可能なのかも違いますので、上長や人事に確認する必要があるでしょう。

筆者が在籍していた企業ではWebマーケティング部があり、営業として働いていた数字に強いメンバーが異動してきました。


Webマーケティングへの部署異動が通る条件としては、

・数字に強い
・論理的思考がある
・今の仕事をしっかりとこなしている(目標達成度合いなど)

などが挙げられるでしょう。


もし部署異動が難しい企業にいる場合は、Webマーケティング部があり、部署異動が可能な企業に転職を検討してもいいでしょう。


ただ、部署異動が可能なのかを企業の求人から自分で探すのは大変なので、転職エージェントに「将来的にWebマーケティング職に就きたいので、Webマーケティング部があって部署異動の実績がある会社を紹介してほしい」と伝えると早いと思います。

最初のステップとしてアカウントプランナーに転職する


3つ目の方法は、Webマーケティング職に近いアカウントプランナーに転職し、その経験を持ってWebマーケティングにチャレンジする方法です。


1つ目の方法でもご紹介した通り、未経験からWebマーケティングに転職するのは比較的難易度が高くなっています。もちろん応募をすることは大事ですが、書類選考時点でお見送りになるケースも少なくありません。


その際に検討していただきたいのが、Webマーケティングに就くことを1つの目標として、そのために必要な知識や経験を次の転職で身につけることです。


最終的にWebマーケティングに就くための知識や経験が身につけられる職種として、アカウントプランナーが挙げられます。

アカウントプランナーとは、広告出稿を希望する企業(クライアント)に対して、様々な広告媒体を提案する職種です。


営業ではなくアカウントプランナーと言われる理由は、ただ広告枠の販売を行うだけではなく、

「どのような広告枠にどのような広告を掲載するのが適切か」

「限られた予算の中で目標を達成するために、どういった方針で広告を出すべきか」

など決められた目標や予算をもとに、最適解を見つけて提案していくためです。


アカウントプランナーとして経験を積むと、広告媒体別の特徴に関する知識が付き、そして目標や予算に対して行える施策などの知識も付きます。



アカウントプランナーについてはこちらの記事でより詳しく説明しています。ご覧くださいませ。

アカウントプランナーのキャリアパスとは?市場価値の高め方について解説

サイバーエージェントのアカウントプランナーについて解説



アカウントプランナーは未経験からの転職難易度も高くなく、有名企業のアカウントプランナーへ転職することも可能です。Webマーケティングへの転職に飛び級する前に、一度アカウントプランナーへの転職もご検討ください。


まとめ


いかがでしたでしょうか?

今回は、Webマーケティングの仕事内容やキャリアプラン、未経験からWebマーケティングに転職する方法をご紹介してきました。

Webマーケティングの経験を積むと選択肢が広がりますし、最近人気が出てきているフリーランスという働き方も可能です。

分析業務やデザイン業務も入ってくるためAIが全てを行うことはできず、手に職が付けられる職種とも入れるでしょう。

ぜひWebマーケティング職の転職をご希望の方は、お気軽にご連絡くださいませ!


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