転職がうまくいかない人の特徴と解決策を紹介!

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東海林 浩樹
前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

転職ノウハウ

転職活動を始めたものの、応募書類や面接で落ちるなど「なかなかうまくいかない」と悩む人は少なくないようです。希望の会社に転職したものの、ギャップを感じてすぐに辞めてしまう人もいるようです。


この記事では、転職がうまくいかない人の特徴と原因、転職成功するためのポイントなどについてご紹介します。

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転職がうまくいかない人の特徴と原因

転職がうまくいかない人には、どんな特徴があるのか、原因とともに解説します。

転職活動がうまくいかない人の特徴と原因

応募書類が通らない、面接で落ちてしまうなど、転職活動がうまくいかない人の特徴と原因をご紹介します。

十分に自己分析ができていない

応募書類や面接では、自身の強みや持ち味をアピールする必要があります。


自己分析ができておらず自己理解があいまいだと、うまくアピールができず、自身の魅力が伝わりません。


また、転職の目的や転職先に求めるもの、転職で実現したいことなどが言語化できていない人もいます。


面接等で志望動機や転職理由がうまく伝えられないのはもちろん、そもそも転職の軸があいまいなのでどの企業に応募すればいいのかわからず、転職活動期間がズルズル延びてしまう人もいます。

準備やリサーチが不十分

応募企業に関するリサーチが十分にできていないと、企業が求める人材像と自分の強みとの共通点がつかめず、ずれたアピールになってしまいます。


その結果、企業に「ミスマッチ」と判断されてしまい、落ちてしまっているケースがあるようです。

企業が求める条件とマッチしていない

自身の経験やスキルが、企業が求めている募集要項とマッチしていない場合は、選考通過は難しいでしょう。


「知名度が高いから」「給与・待遇がいいから」などで応募先を決めず、経験・スキルが活かせる自分に合った企業に応募することが大切です。

転職先でうまくいかない人の特徴と原因

入社後にギャップを感じる、新しい仕事でなかなか成果を上げられないなど、転職先でうまくいかない人の特徴と原因をご紹介します。

過去の経験に固執してしまう

以前の職場での仕事のやり方を転職先でも通そうとするなど、これまでの経験に固執しすぎてしまう人が見受けられます。


新しい会社の仕事の進め方に柔軟に対応できず、社風・文化にも馴染もうとしない人は、職場で浮いてしまうでしょう。

コミュニケーションの不足

どの仕事においても、職場でのチームワークは重要であり、早期の関係性構築が必要とされます。


自ら積極的に自己開示してコミュニケーションを取りにいかないと、周囲から孤立してしまい、なかなか成果を上げられない可能性があります。

過度な自己評価

自分の能力や実績を過信し謙虚さを欠いてしまうと、周囲との軋轢を生んでしまう可能性があります。


尊大な態度を取って職場で煙たがられてしまい、馴染めずに早期退職してしまうケースもあるようです。

年代別・転職がうまくいかない人の特徴と原因

転職がうまくいかない人の特徴と原因について、20代、30代、40代に分けてご紹介します。

転職がうまくいかない20代の特徴

まず、20代に多いパターンをご紹介します。

キャリアプランが曖昧

キャリアの方向性が定まっていないのに、嫌なことがあった際に衝動的に辞めてしまう人が多いのが20代の特徴です。


自身の思いに向き合い、ある程度のキャリアプランを立てておかないと、転職の軸が定まらず迷走してしまう恐れがあります。

スキルや実績のアピール不足

社会人になってまだ日が浅く、経験が少ないことから、スキルや強みのアピールに難しさを感じる人は少なくありません。


自分自身に向き合い、短いながらも学んだことや努力、工夫したことなどを洗い出し、前向きにアピールすることが大切です。

社会人としての基礎スキルの不足

特に新入社員の場合、社会人としてのビジネスマナーや、報連相(報告・連絡・相談)を始めとする基本的なビジネススキルが不足している場合もあります。


そのままではマナーを踏まえた面接ができず、社会人としての基礎にかけていると判断されてしまう可能性があります。


たとえ転職できたとしても、自分で自覚し意識して鍛えないことには、新しい職場で信頼が得られにくくなるかもしれません。

転職がうまくいかない30代の特徴

次に30代に多いパターンをご紹介します。

スキルのミスマッチ

経験豊富な30代は、即戦力としての活躍が期待されています。


にもかかわらず、応募先企業の人材要件と合わないスキルや強みばかりをアピールする人が見受けられますが、評価されるはずはありません。


自分のスキルや強みを求めている企業をリサーチすることが大切です。

過去のキャリアへの固執

過去の成功体験などに固執しすぎてしまうと、新しい環境にうまく順応しにくいでしょう。


環境が変われば仕事のやり方や進め方、コツは異なります。


即戦力として期待され、入社したとしても、初めは新しい職場のやり方を覚えることに集中し、わからないことは謙虚に学ぶ姿勢を示すことが大切です。

過度な給与やポジションへの期待

30代になると家庭を持つ人が多くなることもあり、転職で年収アップや役職を期待する人も少なくありません。


ただ、そればかりを追い求め、こだわり過ぎると、なかなか応募先が見つからず転職活動期間が長期化してしまう恐れがあります。


たとえ選考が順調に進んだとしても、自身の経験やスキルに見合わない年収やポジションをアピールしすぎると、内定につながらない可能性もあります。

転職がうまくいかない40代の特徴

最後に、40代に多いパターンをご紹介します。

適応力の低下

40代は、20年超に渡る豊富な経験がある一方で、過去の経験にとらわれてしまい、新しい環境の変化への適応が難しくなる傾向にあります。


時には若手にも教えを乞いながら、新しいことをどんどん吸収して転職先に馴染もうとする姿勢が重要です。

スキルの陳腐化

たとえばITやマーケティング分野など変化が激しい分野では、これまで培った経験やスキルがすでに古くなっている可能性があります。


積極的に新しい知識を収集し、自身をアップデートしていかないと評価されにくいでしょう。

ポジションや待遇へのこだわりが強い

40代になると、年収水準や役職へのこだわりが強くなる傾向があります。


ただ、40代での転職は、一般的には20代・30代に比べると難易度は上がります。


条件に合致する会社が見つからず、転職活動が難航する可能性があるため、視野を広げて応募先企業を探すことが大切です。

転職活動を成功させるためのポイント

転職活動をスムーズに進め、希望に合った企業に入社するためのポイントをご紹介します。

自己分析を徹底する

仕事が忙しくなると、自分の強みや持ち味、価値観などを見つめる機会がぐっと減り、キャリアの方向性が見えづらくなることもあります。


改めて自分に向き合って自己分析を行い、自分の強みやスキル、キャリア志向、そして目指したい方向性などを明確にすることで、転職の目的やアピールポイントなどが定まり、転職活動をスムーズに進められるようになるでしょう。

企業研究を丁寧に行う

応募先の企業文化や事業内容、求める人物像などをしっかりリサーチすることは、転職活動の基本です。


応募前に自分とのマッチング度合いを測ることができ、応募書類や面接でも適切なアピールができるでしょう。

入社後どのように活躍できるかアピールする

転職活動では、自分の経験・スキル、強みが応募先でどう活かせるのか、アピールすることが重要です。


応募先企業で自分が活躍できる根拠を、エピソードを交えながら具体的に説明すると、入社後の活躍ぶりをリアルにイメージしてもらえるでしょう。

転職先で成功するためのポイント

転職先に早く馴染み、力を発揮できるようになるためのポイントをご紹介します。

柔軟な適応力を持つ

過去の経験に固執せず、新たな職場のルールなどに適応する姿勢を示すことが重要です。


特に経験豊富で高い成果も上げてきた30代、40代は、これまでの成功体験にとらわれ新しい環境になかなか順応できないケースが少なくありません。


一から新しいやり方を覚え、早期にキャッチアップして成果を上げようという気概が大切です。

積極的にコミュニケーションをとる

転職先では、積極的に自己開示を行いましょう。


新たな職場のメンバーに、プライベートのことも交え「自分のこと」を具体的に伝えれば、会話のきっかけが生まれやすくなります。


そこからコミュニケーションの機会を増やし、質問や相談をしやすい関係性を作ることで、業務を円滑に進めやすくなるでしょう。

継続的にスキルを磨く姿勢を持つ

転職先でさらに成長するためには、学び続ける努力が必要でます。


新しい環境で積極的に新しい情報を収集し、スキルを磨くことで、より成果を上げやすくなるでしょう。


成果が評価されればより責任ある仕事が回ってくるようになり、さらにステップアップできると考えられます。

転職をするべき人としない方が良い人の特徴

たとえ「転職したい」と強く思っていたとしても、今はしないほうが良い人もいます。


転職するべき人・しないほうが良い人の特徴を見て、自分は今動くべきか、そうではないのかぜひ考えてみてください。

転職するべき人の特徴

まずは、転職するべき人の特徴をご紹介します。

現在の職場で成長が見込めないと感じている人

自分の強みや持ち味を発揮できず、やりがいを感じられない仕事に就いていたり、業務内容が自身の志向やキャリアプランに合わず成長できないと感じている場合は、転職で環境を変えたほうがいいでしょう。

会社の価値観や働き方が合わないと感じている人

勤務先の文化や社風、価値観、働き方などが合わずストレスや違和感を感じながら働くのは、好ましいとは言えません。


自分の価値観や働き方などに合った環境に移ることで、やりがいを感じながらイキイキ働けるようになるでしょう。

健康に悪影響を及ぼすほどストレスを感じている人

業務量が多く過度な残業を強いられていたり、人間関係が悪くストレスを感じている場合は、動きどきかもしれません。


心身ともに辛く健康にも悪影響を及ぼしつつあるけれど、なかなか休めない・配置転換もかなわないといった場合は、早めに転職を考えたほうが良さそうです。

転職しない方が良い人の特徴

続いて、辞めたいと思っていても今は転職しない方が良い人の特徴をご紹介します。

明確やキャリア目標や計画がない人

転職を希望する理由が「今の仕事がつまらない」や「ほかの職場のほうがいいかも」といった曖昧なものの場合は、今はまだ動くタイミングではなさそうです。


自分自身に向き合い、目指したいキャリアなどを熟考したうえで、改めて転職を検討した方がいいでしょう。

現職での人間関係以外に不満がない人

もし嫌だと感じる部分が人間関係だけで、仕事内容や働く環境などに不満がないのであれば、転職以外の解決策を模索することをお勧めします。


「上司や先輩が合わない」のであれば、自ら異動願いを出すという方法もありますし、もう少し我慢してやり過ごせば相手の方が異動でいなくなる可能性もあります。


上司や先輩との接触を極力減らしたり、在宅勤務の割合を増やして直接的なコミュニケーションを減らしたりする方法もありますし、逆に相手の理解を深めることで「こういう性格なのだから仕方ないな」などと嫌な気持ちを軽減する方法も考えられます。


そもそも、仕事や働く環境は気に入っているのに、特定の相手のせいでそれを手放してしまうのはもったいないこと。


まずは辞めずにできる打ち手を実行してみて「いよいよ無理」となったら転職に踏み切りましょう。

新しい職場でのチャレンジに対する準備や覚悟がない人

転職を現状からの逃げ道だと考えている場合は、転職は推奨しません。


新しい職場では、一から仕事を覚え、成果を上げなければなりません。

決して簡単な道ではないため、逃げの転職だとうまく馴染めなかったり成果が上げられなかったりして、また辞めてしまうことになりかねません。


後ろ向きの転職理由ではなく、前向きな思いを持てるようになったら、改めて転職を検討しましょう。

それでも転職がうまくいかない、不安である場合は、転職エージェントを活用しよう

それでも転職がうまくいかなくて悩んでいる人や、転職成功できるかどうか不安な人は、転職活動全般に伴走してくれる転職エージェントを活用する方法があります。


キャリア・エックスでは、求職者一人ひとりの思いに寄り添いつつ、共にこれまでの経験を振り返り、転職の軸を明らかにしたうえで希望に合った求人をご紹介します。


応募書類や面接対策なども行い、転職活動を通して伴走し続けていますので、転職がうまくいくかどうか不安を覚えている人は、ぜひ活用してみてください。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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