年収アップの方法とは?年収アップが狙える転職先の選び方と成功事例を紹介

転職ノウハウ

転職を機に年収アップを実現したいと考える人は多いでしょう。

どのような企業を選び、どのような活動をすれば年収アップ転職が叶うのか、具体的な方法と年収アップ転職事例をご紹介します。

転職で年収アップを叶える方法とは?

少子高齢化などを背景に労働力不足が深刻化する中、企業の人材採用ニーズは業界を問わず非常に旺盛です。

自社の課題解決につながる人材には、オファー年収を積み増しても獲得しようとする動きもあります。


中でも、以下のような業界や企業を選ぶと、年収アップ転職が実現しやすいでしょう。

給与水準が高い業界・企業を選ぶ

平均年収を業界ごとに見ると、意外に大きな差があります。たとえば異業界同職種転職など、経験を活かして平均年収が高い業界に移れば、それだけで年収が上がる可能性があります。


例えば、メーカーのように在庫を抱える必要がない金融やコンサルティング業界、総合商社などは給与水準が高い傾向にあります。


また、商品単価の高い不動産や医療機器なども、比較的高水準であり、このような業界を選ぶのは一つの方法です。

今の勤務先より規模が大きい企業や成長業界・企業を選ぶ

同じ業界であっても、規模の大きい企業のほうが給与水準は高い傾向にあります。


知名度やブランド力があり資金も潤沢であること、生産性や収益率などが高いことなどが理由として挙げられます。経験を活かせる同業界同職種で、より大手企業を狙って転職すれば、年収アップを実現しやすいでしょう。


市場シェアが高い企業、ニッチ業界でシェアトップを握っている企業も、競争力が高く給与水準も高めです。

あまり一般的には知られていないBtoB企業にも、収益性が高く給与テーブルも高い企業があるのでリサーチしてみるといいでしょう。


また、成長が期待できる業界や企業も狙い目です。たとえばSaaS業界や人材業界、医薬・医療機器、次世代エネルギー、AIロボット関連など、成長分野を扱い業績を伸ばしている企業を選ぶのは有効です。


SaaS業界に興味のある方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

SaaS業界は今後も伸び続ける?特徴や年収、転職難易度を解説

これまでの経験・スキルをより高く評価してくれる企業を探す

これまでの経験・スキルを、より高く評価してくれそうな企業に転職するのは有効です。


たとえば、新規事業を行うにあたり知見を持っている人が欲しい、法人向け営業を強化したいから特に大手企業への営業経験がある人が欲しいなど、どの企業も自社の事業方針や営業戦略にピッタリ合う経験を持っている人は高く評価し、高年収で迎え入れようとします。


現職では当たり前に行っている業務が、別の企業では今一番求められているスキルである可能性もありますので、これまでの経験を棚卸しし、スキルや強みを洗い出したうえで、ご自身のこれまでの経験やスキルを高く評価してもらえる企業や業界を探してみるといいでしょう。

成果報酬型の給与体系の会社を選ぶ

例えば不動産や生命保険の営業など、成約数や受注額などに応じて業績給やインセンティブが支払われる企業は少なくありません。


成果を上げ続けなければならない大変さはありますが、インセンティブ比率が高い企業を選べば、頑張れば頑張った分、高年収を目指すことができるでしょう。


キャリア・エックスのコンサルタントによる「年収アップ転職」事例紹介

キャリア・エックスのコンサルタントがこれまで携わってきた、年収アップ転職事例をご紹介します。年収アップ転職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

CASE1:機械学習エンジニアとしての経験が評価され、年収450万円→600万円に

総合電機メーカーで機械学習エンジニアとして経験を積んできたAさん(20代後半)。


AIに関する分野であり、転職市場では希少な経験を持つ人材でしたが、勤務先では活躍の場があまりなく、開発環境も一昔前のものであることに不満を覚えていました。


そこで、CTO(Chief Technology Officer)がいて最新技術を追える環境があり、エンジニアへの理解もある企業への転職を検討。


成長中のWebサービス企業がAさんの経歴を高く評価し、年収150万円アップの600万円で転職を実現しました。

CASE2:データ分析経験が高く買われ、年収200万円アップ転職に成功

情報サービス会社で庶務業務に就いていたBさん(20代後半)。


主に営業部門の数字管理や文書作成、経費処理などを担当していましたが、新たに顧客データの分析を任されることになり、データベース管理ソフトのAccessを独学のうえ習得しました。


その経験・スキルを武器に年収アップ転職を目指し、大手ITサービス会社の事業企画部門への転職を実現。ある事業部門のデータの管理・分析業務を任され、年収は400万円から600万円に大幅アップしました。

CASE3:他社からのオファー額を交渉材料にして年収250万円増を実現

IT関連会社で法人営業を担当していたCさん(30代前半)。年収は650万円でしたが、実績をもっと高く評価してくれる会社に移りたいと考えていました。

そこで、Cさんの経験がフルに活かせそうな企業数社に並行して応募、早々にコンサルティングファームから内定を獲得し、年収1,000万円超を提示されました。


ただ、Cさんの本命は、別の大手Webサービス会社の新規事業部門。選考は順調に進んでいたものの、同社の給与テーブルに合わせるとCさんの経験では年収700万円に留まることが予想されました。


もう一段の年収提示額アップを図るために、コンサルティングファームからの年収提示額1,000万円を引き合いにキャリア・エックスのコンサルタントが年収交渉を行い、年収800万円のオファーを引き出しました。

CASE4:成果報酬型の企業に転職し、入社後1年で1,000万円プレイヤーに

個人客向けの接客サービスを担当していたDさん(20代後半)は、年収アップを実現するためにキャリアチェンジを決意。「成果を正当に評価し給与に反映してくれる会社に転職したい」との思いを叶え、インセンティブ比率の高い不動産会社に営業として入社しました。


転職時の年収は前職と同水準の400万円でしたが、入社後に貪欲に仕事を覚え、未経験ながらメキメキと頭角を現しトップ営業に。


1年後には年収1,000万円と大幅年収アップを実現しました。

CASE5:大手での経験を武器にベンチャーの執行役員に転職し年収もアップ

大手SaaS企業で事業部長を務めていたEさん(40代前半)。年収アップを実現しながらも、新たなチャレンジをしてみたいという意向を持っていました。


そんなEさんが転職先に選んだのが、ITベンチャーの執行役員のポスト。同社はIPO(株式公開)を目指していて、組織体制を整えつつ企業全体を率いてくれるリーダーシップを持った人を求めていたため、経験豊富なEさんはドンピシャの人材でした。


大手からベンチャーへの転身となりましたが、大規模な資金調達直後だったこともあり、年収1,500万円と前職比200万円アップを実現しました。

CASE6:マーケ経験が評価され、コンサルへ転身。年収も200万円アップ

不動産管理会社に勤務していたFさん(30代前半)は、営業を数年務めた後に管理部門で社内のDX化など業務改善を担当。


マーケティングの業務改善にも関わる中で、マーケティングそのものに興味を持ち、独自にスクールに通ってデジタルマーケティングやリスティング広告などの知識を習得。

その努力が買われ、マーケティング部門に移動し個人集客などを担当するようになりました。


ただ、勤務先でマーケティング部門がそこまで評価されていなかったことから、もっと最先端のマーケティング経験を積みたい、そして年収も上げたいとの思いから転職活動をスタートし、マーケティングコンサルティング会社への転職を決めました。


マーケティングに関する知識と実務経験も評価され、年収は450万円から650万円にアップしました。

年収アップを叶えるには、転職エージェントを活用するのも有効

キャリア・エックスなどの転職エージェントでは、求職者の経験やスキル、強みや持ち味などを紐解いたうえで、希望条件に合い、より力を発揮できそうな企業への転職をサポートしてくれます。


前述したような、年収アップの確度が高い企業の中から求人を紹介してもらうのも可能です。


年収交渉も代わりに行ってもらえるので、担当のキャリアコンサルタントにあらかじめ希望年収を伝えておくといいでしょう。


前述した年収アップ事例は、すべてキャリア・エックスのコンサルタントが、求職者一人ひとりの希望をじっくり掘り下げ、イキイキ働ける環境かつ年収アップも実現できる会社への転職をサポートした実際の転職事例です。


年収アップ転職をしたいけれど、自分でできるかどうか不安を持っている方は、ぜひキャリア・エックスなど転職エージェントの活用も検討してみてください。


自分に合った方法で「転職で年収アップ」を目指そう

転職で年収アップを実現するには、さまざまな方法があることがお分かりいただけたと思います。応募先企業選びや自己アピール方法などを工夫するだけで、給与水準がガラリと変わる可能性もあります。


ご紹介した転職事例も参考にしながら、ぜひ自分に合った年収アップ方法を試してみてください。




キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

関連記事