データXは、データを活用したマーケティングDXを推進する自社SaaSを主軸に事業展開するベンチャー企業です。IPOに向けて事業や組織ともに急拡大フェーズで今後の成長性にも期待が高まります。
本記事ではデータXの年収や年齢・役職別の給与、福利厚生をご紹介します。また転職難易度についても解説しますので、データXへの転職に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
データXとはどんな会社?
データXの会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社データX |
所在地 | 東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル26階 |
設立 | 2010年4月6日 |
代表者 | 安部 泰洋 |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | マーケティングプラットフォームの開発・提供 |
データXは「スマートデータ社会の実現」というミッションを掲げ、企業が活用しきれていないデータを「セールスイネーブルメント」することで誰もがデータを活用できる状態を目指しています。
また、誰でもデータを活用できる環境を整えて生産性を向上させ、日本の「労働力衰退」という課題解決に挑んでいます。
データXは何の会社?事業内容を紹介
データXは、データ活用という軸をもとに複数のSaaSプロダクトを開発・提供している企業です。
中でもデータXの主力プロダクトである「b→dash」は、企業のマーケティングに関するデータを活用してマーケティングDXの推進を実現するプロダクトです。データマーケティングに必要な16の機能がオールインワンになっていたり、ノーコードで誰でもデータ構築ができるため利便性の高さが評価され、累計1200社以上で導入されています。
また2024年には企業の経営管理をDX化するプロダクト「Kpiee」の提供も開始しています。今後もデータイネーブルメントを軸としてセールスやカスタマーサクセスなど様々な領域での事業展開に期待できるでしょう。
データXの平均年収は460万円
openworkによるとデータXの平均年収は460万円でした。
厚生労働省が発表する「令和5年雇用動向調査」によると全国の平均年収は460万円のため、データXの平均年収は全国平均と同水準であることが伺えます。
成果主義な評価制度であるため、年齢や職歴に関係なく実績を残せば大幅な給与アップも期待できるでしょう。口コミによると、1回の昇給で5万円ほど上がった事例もあるようです。
また、データXの過去3年間の平均年収の推移は以下の通りです。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2023年 | 390万円 |
2024年 | 420万円 |
2025年 | 460万円 |
データXは非上場企業であるため、正確な平均年収を公開していません。そのため複数の口コミサイトに掲載された年収情報を元に算出しています。
データXの賞与(ボーナス)
データXの賞与にはオリジナルの「ポケ」という制度があります。新規受注獲得時など成果に応じて支払われるインセンティブを指し、「ポケ」という独自のポイントが付与され換金できる仕組みです。
データXと競合他社を比較した際の年収の特徴
データXと競合他社を比較した際の年収の特徴は以下の通りです。
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 出典 |
データX | 460万円 | 26歳 | openwork |
セールスフォース | 1195万円 | 36歳 | openwork |
プレイド | 955万円 | 34歳 | 2024年9月度サステナビリティデータ |
SATORI | 580万円 | 39歳 | openwork |
※2025年9月時点
データXの平均年収は競合と比較した場合、給与水準はやや低めな印象です。
主要プロダクト「b→dash」と同様、MAツールを含むCRMソフトウェアを展開する主要企業は、セールスフォースのような外資系大手のベンダーが多く、それらの企業群と比較するとかなり控えめと感じられるかもしれません。
あくまで全体的な年収帯との比較になるため、若手が活躍しやすく急成長中のデータXでは、成果を出して等級を上げることができれば、これら大手企業と同様な給与水準に達する可能性は十分あるでしょう。
データXの評価制度について
データXの評価制度は実力主義かつ社員の成長スピードを最大限加速させる仕組みです。
年4回目標設定と評価を行い、達成度合いに応じて昇給・昇格、賞与獲得の金額が変動し、成果が報酬へ反映される制度設計になっています。
またグレード制を採用しており、等級ごとに求める役割と年収帯が明確に記されており、スキルアップや成長のイメージがしやすいでしょう。
ビジネス職だけでなく、エンジニア職でもキャリアアップのルートが明確であるため、実力次第では短期間での大幅なステップアップも期待できます。
【カテゴリ別】データXの平均年収
データXの平均年収について職種別、役職別、年齢別で紹介します。一つずつ見ていきましょう。
《職種別》データXの平均年収
openworkによると、データXの職種別の平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 |
営業 | 429万円 |
カスタマーサクセス | 434万円 |
エンジニア | 480万円 |
営業やカスタマーサクセスでは、実績を残せば四半期ごとのインセンティブ支給が多く、給与に反映されやすいとの口コミも多数見られました。
《役職別》データXの平均年収
公式の採用サイトによると、データXの役職別の平均年収は以下の通りです。
役職 | 平均年収 |
メンバー | 400~600万円 |
シニアメンバー | 500~800万円 |
チームリーダー | 650~1000万円 |
グループリーダー | 850~1300万円 |
ユニットマネージャー補佐 | 1100~1800万円 |
ユニットマネージャー | 1250~2400万円 |
執行役員 | 1600~3000万円 |
上級執行役員 | 2000~3600万円 |
グレード制度を採用しているデータXでは、等級が8つに分類され求める役割や想定の年収レンジが明確に記されています。
実績を残して等級を上げていけば、着実に年収アップが見込めます。チームリーダークラスでも年収1000万円を十分に目指せるでしょう。
《年齢別》データXの平均年収
openworkによると、データXの年齢別の平均年収は以下の通りです。
年齢 | 平均年収 | 想定の年収レンジ |
25~29歳 | 367万円 | 255~528万円 |
30~35歳 | 560万円 | 390~806万円 |
35~40歳 | 564万円 | 392~811万円 |
年齢別の年収推移を見てみると、20代後半から30代にかけての年収の上がり幅が大きく、30代で500万円の水準に達しています。データXは年功序列な評価制度ではありませんが、成果を残せば30歳前後で等級が上がるため、大幅に年収が上がるひとつの要因と考えられます。
20代が全体の従業員数の8割以上を占めており、年齢に関係なく実績と経験を積み、年収アップが期待できるでしょう。
データXの新卒の年収・初任給
2026年度の新卒採用の募集要項によると、データXの初任給は以下の通りです。
■初任給
給与:260,000円~
内訳:基本給193,000円
内定時の評価により月給が260,000円~400,000円に変動する可能性があるそうです。またデータXの初任給は学位による変動はなく、大卒でも専門卒でも同様の給与額となっています。
厚生労働省が公開する初任給調査「新規学卒者の学歴別にみた賃金」によると、2023年度の新卒初任給は237,300円ですので、データXの給与水準は高いことが伺えるでしょう。
年4回昇給のタイミングがあり、評価のサイクルも早いため新卒入社でも実績を残せば早いスピード感で給与アップが見込まれるでしょう。
データXの採用大学の傾向は?
データXの採用大学は以下の通りです。
大阪大学、関西大学、神田外語大学、九州大学、慶応義塾大学、上智大学、専修大学、拓殖大学、玉川大学、筑波大学、東海大学、東京理科大学、日本大学、フェリス女学院大学、武蔵野大学、明治大学、立命館大学、早稲田大学、昭和女子大学、名古屋大学、横浜国立大学、芝浦工業大学、学習院大学、神奈川大学、大阪経済大学など |
データXの採用実績校を見てみると幅広い大学からの実績があり、専門卒でも採用していることから学歴フィルターは無さそうです。採用実績は2023年度で50名、2024年度で36名との記載がありました。
データXの福利厚生について
データXの福利厚生は以下の通りです。
マイポケ制度 | データXの独自通貨である「ポケ」を獲得し換金することで変動賞与を得ることができる |
社員持株会 | 給与天引きで拠出することで「奨励金/データXの株式」を獲得し将来の資産形成に充てることができる |
こきゃく納税制度 | 「b→dash」の試作経由でクライアントの商品やサービスを利用する場合、支払額の一部を補助金が支給 |
こども手当制度 | 高校卒業前の18歳以下の子供がいる正社員に、子供一人あたり毎月最大6万円の補助金を支給 |
家賃補助 | 住宅費用の一部を最大6万円まで支給 |
社宅借上げ制度 | 賃貸物件を会社が社宅として借り社員に貸し出すことで、手取り金額を増やすことが可能 |
リモートワーク | 家庭の事情などでリモートワークへ切り替えることが可能 |
休暇制度 | 15種類もの有給休暇を用意 |
トレーニングジム | 平日・土日に利用可能なトレーニングジムを設備 |
データXでは全社員の成長を支援し、働きやすさを実現する様々な制度を導入しています。家賃補助やこども手当は勤続年数により支給金額が変動する仕組みであるため、安心して長く就業できる環境です。
データXは激務で大変?
データXの離職率や残業時間について正確な数値は公開されていませんでした。
公式採用HPによると平均年齢が26.8歳と若い企業であり、新卒入社の割合が7割以上を占める特徴があります。
急成長中の企業として、成長意欲が高い若手の社員が活躍しやすい制度や環境が整っています。データXでは年に4回目標設定と評価の機会があり、より成長スピードを加速させる評価制度である点が特徴的です。
評価制度ではグレード制を採用しているため、等級ごとに求められるスキルが明確で、より高い成長を目指せる環境でしょう。
データXの転職難易度は?
データXの転職難易度は中程度です。自社のSaaSやBPaaSを提供する急成長中のベンチャー企業として、転職市場における人気は高いものの、未経験からの応募も歓迎しておりIT業界未経験者の方でもチャレンジしやすいでしょう。
募集要項を見てみると法人営業やカスタマーサクセスのポジションでは、IT業界未経験でも挑戦可能です。中には第二新卒歓迎や営業経験がなくとも接客経験からのポテンシャルでも応募可能なポジションもあるため、成長中のSaaS企業で営業スキルを身に着けたい方にはおすすめです。
例えば接客経験からデータXへ転職する場合、以下のようなスキルが活かせるでしょう。
- 顧客の課題やニーズを正確にヒアリングできるコミュニケーションスキル
- 課題に合わせて最適なサービスや商材を提案する提案力
- チームで売上目標を達成した経験
- 関数を用いたデータ分析スキル
データXはノーコードにて「誰でもデータ活用ができる状態」を目指しているため、専門的なIT知識よりもプロダクトの利便性や魅力を適切に伝える力が重要となるでしょう。
中途入社で目指せる年収
データXに中途入社した場合の想定される年収イメージは以下の通りです。
第二新卒 | 400万円~500万円程度 |
中途入社 (在籍年数3年未満) | 400万円~800万円程度 |
中途入社 (在籍年数3~5年) | 400万円~800万円程度 |
データXではグレード制度を採用しているため、在籍年数ではなく各々の等級に応じて報酬が決定します。
年収をあげるには等級を上げて、まずはチームリーダーやグループリーダーと役職に就く必要があります。平均年齢が26.8歳と若手が活躍しやすい環境であるため、実績を残せば高収入が期待できるでしょう。
チームリーダークラスにあたるグレード3の想定年収は650~1000万円ですので、20代で1000万円を超える可能性も十分期待できます。
中途採用における募集職種・選考フロー
データXの中途採用における明確な選考フローについては記載はありませんでしたが、一般的な中途採用の選考フローは以下の通りです。
- 書類選考
- (適性検査)
- 面接 複数回
- 内定
上記の選考フローは、中途採用における一般的なフローとして参考にしてください。職種や状況に応じて面接回数や面接官が変動する可能性があります。
現在、データXではセールスやカスタマーサクセスなどのビジネス職をはじめに、エンジニアやデザイナー、コーポレートなどの様々な職種で募集を行っています。公式採用サイトより、興味のあるポジションの要項をチェックしてみてください。
データXの募集求人例
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近年注目されているSaaS企業やDX、人材など成長企業への支援実績も豊富です。専任のコンサルタントが伴走し、転職をゴールとするのではなく、その後の長期的なキャリア形成にも強みを持っています。
転職のことなら、キャリア・エックスへお気軽にご相談ください。
まとめ
本記事ではデータXの年収や年齢・役職別の給与、福利厚生、転職難易度について紹介しました。
データを活用したマーケティングDXの領域で急成長中で、今後のIPOに向けた事業拡大にも期待できるでしょう。
データXへの転職を検討されている方は、ぜひキャリア・エックスへお気軽にご相談ください。
急成長中のベンチャー企業への転職実績も多数ございますので、転職のポイントを熟知した専任のコンサルタントが内定獲得まで伴走したご支援を行います。
