広告代理店はやめとけと言われる理由は?ホワイト企業の見極め方や転職のコツを解説

instagram

東海林 浩樹
前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

career

広告代理店というと長時間の残業で激務との声が多いけれど、実態が気になるという人も多いのではないでしょうか。


本記事ではそんな広告代理店がやめとけと言われる理由について解説します。その他にも、ホワイト企業の見極め方や広告代理店への転職のコツについて紹介します。


広告代理店への転職に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

キャリア・エックスに無料相談をするキャリア・エックスに無料相談をする

広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる理由とは? 

広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる理由について、休日出勤や残業が多い、常にノルマに追われる、一人の業務が多いという3つの理由を解説します。一つずつ見ていきましょう。

①休日出勤や残業が多い 

広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる理由の1つ目は、休日出勤や残業が多いためです。


広告代理店ではクライアントワークが中心であるため、クライアントの要望や納期に間に合わせるために労働時間が長くなる傾向があります。営業系の職種であれば、クライアントから継続的に案件を依頼してもらうために、飲み会や接待など業務時間外の交流が重要となるケースもありますので、結果的に残業や休日出勤が増える傾向です。


また広告は24時間365日、毎日配信されているので広告効果を最大化するために常に動向をモニタリングする必要があり、突発的な確認や対応業務が発生する可能性もあります。そのため、完全に仕事とプライベートを切り離すことは難しいかもしれません。

②常にノルマに追われる 

広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる理由の2つ目は、常にノルマに終われるためです。


ビジネスモデル上、クライアントワークがメインとなる広告代理店では、売上目標や受注案件数など常に厳しいノルマが課される傾向があります。競争が激しい広告業界では成果主義である場合が多く、常に結果を求められる環境です。


また広告費用は景気に左右される場合も多く、クライアントの業績状況に応じて変動されやすく安定的に売上を達成し続けることは非常に難易度が高いと言えます。


高いノルマや成果へのプレッシャーに追われるため、中には精神的な負担に感じる人も多く広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる要因に繋がっているでしょう。

③一人の業務が多い 

広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる理由の3つ目は、一人の業務が多いためです。


広告代理店での仕事はチームで進行することが大半と思われがちですが、実は一人での業務も多いです。具体的には、市場調査やクライアントへの提案資料の作成やプレゼン、広告運用のモニタリングなど一人あたりの業務負荷も大きくなる傾向があります。


規模が大きな広告代理店では、分業や業務効率化が進んでいる企業も増えていますが、一気通貫して業務を担当する場合は業務量が多くなりやすいです。

④退職者が多い 

広告代理店は「やめとけ」「ブラック」と言われる理由の4つ目は、退職者が多いためです。


労働環境や、プレッシャーなどの精神的負担により、広告業界は業界全体でも離職率が高い傾向です。とくに新卒入社後1~3年以内での離職が多く、3年以内で約80%が退職すると言われています。


広告代理店では企画・提案力やプロジェクト推進力など汎用的なスキルを習得でき、他事業会社でも即戦力として活躍できる可能性が高く、更なるスキルアップを目指して転職する人も一定数いるでしょう。

やめとけば良かったと後悔しないための広告代理店の見極め方 

転職においては誰しも後悔はしたくないですよね。広告代理店を見極める方法として求人票、口コミの確認、転職エージェントに相談する3つの方法について解説します。

求人票 

後悔しないための広告代理店の見極め方の1つ目は、求人票を確認することです。


求人票には募集ポジションの仕事内容や応募要件の他にも、年間休日数や固定残業手当が記載されており、想定される労働量が推定できます。


例えば、みなし残業時間として60~80時間分の固定残業手当がついていたり、深夜手当がついている場合は長時間の残業や突発的な深夜対応が発生する可能性が予想できます。また完全週休二日制ではなければ、休日出勤を要する可能性も高いでしょう。


ただし固定残業時間と実際の残業時間が必ずしも一致する訳ではないので、注意しておきましょう。

口コミ 

後悔しないための広告代理店の見極め方の2つ目は、口コミをチェックすることです。


会社の口コミが分かるopenworkやエンゲージなどの口コミサイトには、その会社を退職した人だけでなく、現職で働いている人の口コミも掲載されています。


求人票だけでは分からない実際の働く環境や給与制度など「リアルな声」を確認することができるため、やめておけば良かったと後悔する前に口コミをチェックすることをおすすめポイントします。

転職エージェントに相談 

後悔しないための広告代理店の見極め方の3つ目は、転職エージェントへ相談することです。


転職エージェントは一般的に企業専任の担当者がついており、企業の人事担当から様々なヒアリングをしているため、働き方の実態など詳しい情報を持っています。そのため、求人票や採用サイトなどでは分からない非公開情報が得られる可能性もあるでしょう。


他社と比較した客観的な意見を得ることができるため、後悔しないように自分に合った企業を見つけるためにも転職エージェントへ相談することをおすすめします。


キャリア・エックスでは急成長中のWebや広告業界への転職支援実績も豊富にあります。広告代理店への転職に興味がある方はぜひお気軽にご相談ください。

キャリア・エックスに無料相談をするキャリア・エックスに無料相談をする

広告代理店への転職が向いている人の特徴 

広告代理店への転職が向いている人の特徴として、コミュニケーション能力がある、流行に敏感、行動力があるの3つについて紹介します。

コミュニケーション能力がある 

広告代理店への転職が向いている人の特徴1つ目は、コミュニケーション能力がある人です。


広告代理店での仕事はクライアントはもちろん、社内の様々な部門とも連携が多いため、コミュニケーション能力は必須と言えるでしょう。


クライアントワークが多いため相手の要望や課題を正確にくみ取り、関連する部門へ分かりやすく伝え、また的確に自身のアイデアを提案するなど高いコミュニケーション能力が求められます。

流行に敏感 

広告代理店への転職が向いている人の特徴2つ目は、流行に敏感な人です。


広告業界は変化が非常に早く、常に新しい流行が生まれるため最新の情報に敏感でキャッチアップする姿勢が求められます。最近では新たなメディアプラットフォームの登場など、広告配信の手法も多種多様です。


常に最新の流行をキャッチアップできれば、クライアントのニーズに合わせた最適な広告配信の提案ができるでしょう。

行動力がある

広告代理店への転職が向いている人の特徴3つ目は、行動力がある人です。


広告代理店での仕事はチームで案件を進行することも多く、社内外問わず多方面での折衝が必要となるため行動量が多くなる傾向です。


競争が激しい広告代理店ではクライアントから継続的に案件を受注するには、競合他社の動向キャッチアップしながら、スピードと業務量をこなす必要があり行動力は必須と言えるでしょう。そのため指示待ちではなく、自ら主体的に行動できるバイタリティがある人も広告代理店に向いています。

広告代理店への転職を成功させるためのコツ 

広告代理店への転職を成功させるためのコツとして、企業が求める人物像の理解、志望動機の質を高める、活かせるスキルや経験をアピール、明るく振る舞うの4点について解説します。一つずつ見ていきましょう。

①企業が求める人物像の理解 

広告代理店への転職を成功させるためのコツ1つ目は、企業が求める人物像を理解することです。


中途採用のプロセスにおいては、応募者のスキルや志向性、価値観など様々な判断材料から自社で活躍する人材かを見極めます。そのため募集の要件や、業務上でのミッションを自分なりに解釈し、これまでの経験や活かせそうなスキルを中心的にアピールするとよいでしょう。


とくに広告代理店においては、クライアントの要望を正確に理解するコミュニケーション能力や的確な提案力が求められます。

②志望動機の質を高める 

広告代理店への転職を成功させるためのコツ2つ目は、志望動機の質を高めることです。


広告業界は華やかなイメージから転職市場においても非常に人気が高い業界の一つで、まずは広告業界を志望する理由を明確にする必要があります。


また、広告業界のどの企業にも当てはまる志望動機ではなく「その企業を志望する理由」を明確にし、面接官を納得させることが重要でしょう。企業の特徴や、ミッション・ビジョンへの共感など、その企業ならではの志望理由を伝えることができれば、志望度の高さをアピールすることができます。

③活かせるスキルや経験をアピールする 

広告代理店への転職を成功させるためのコツ3つ目は、活かせるスキルや経験をアピールすることです。


中途採用では一般的に即戦力人材を募集するケースが多いため、広告業界で活かせる経験や親和性が高いスキルをアピールするとよいでしょう。


広告業界での経験がない場合は、コミュニケーション能力や高い目標達成能力など汎用的なスキルをアピールすることで、面接官に入社後の活躍イメージを与えることができます。

④明るく振る舞う 

広告代理店への転職を成功させるためのコツ4つ目は、明るく振る舞うことです。社内外問わず様々な人とコミュニケーションが必要であるため、一緒に仕事を進める上で明るくハキハキとした印象を与えることが重要です。


選考時の面接や社員面談で暗い印象だと、クライアントワークを任せて問題ないか懸念に繋がってしまいます。面接の際は自分自身が相手にどのように写っているのか考えながら、好感を演出する工夫も必要でしょう。

まとめ 

いかがでしたでしょうか。


本記事では広告代理店はやめとけと言われる理由やホワイト企業の見極め方、広告代理店へ転職するコツについて紹介しました。


厳しい労働環境からブラックと思われがちな広告代理店ですが、自身が考えた広告施策を通じてクライアント企業の課題を解決できる非常にやりがいのある仕事です。


自分に合ったホワイトな広告代理店を見つけたいという方は、ぜひキャリア・エックスへお気軽にご相談ください。広告業界への転職支援実績が豊富なコンサルタントが、内定獲得まで伴走したご支援を行います。

キャリア・エックスに無料相談をするキャリア・エックスに無料相談をする
キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

新着記事