リモートワークのメリット・デメリットを解説!リモートワーク可能な企業もご紹介

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コロナウイルスが流行すると同時に多くの企業が導入し始めたリモートワーク。しかし、しばらく経つとリモートワークを引き続き導入する企業と出社を再開する企業で分かれてきました。


これにより働き方に選択肢が生まれ、求人を探す際も「リモートワークができるかどうか」が検討材料に入るようになってきており、最近では転職を決断するきっかけにもなっています。


今回はリモートワークで働きたいと考えている方に向けて、実際にフルリモートワーク、リモートワークと出社のハイブリット、完全出社の全てを経験した筆者が、リモートワークで働くメリットとデメリットを解説致します。


最後にSaaS系やWebマーケティングなど今後需要が伸びている業界/職種の転職に強い転職エージェント『キャリア・エックス』がご紹介できるリモートワーク勤務が可能な企業もご紹介致しますので、ぜひ最後までご覧くださいませ!

データで見るリモートワーク


まず初めに国内のリモートワークの状況についてさまざまなデータから見ていきましょう。

リモートワーク導入企業は40%


国土交通省が行った「テレワーク人口実態調査」によると、勤務先にリモートワーク制度等が導入されていると回答した人の割合は40.0%でした。

企業規模別で見ていくと従業員数が1,000人以上の企業でリモートワーク制度が導入されていることが多く、58.6%の企業がリモートワーク制度を導入しています。


一方、企業規模が100人以下の企業となるとリモートワーク導入率は30%以下という結果になりました。

※国土交通省:テレワークの人口調査

週に2日〜3日間リモートワークを実施している人が多い


ジオテクノロジーズ株式会社が調査した「出社とリモートワークに関する意識調査」の結果によると、ほぼ毎日出社している人の割合は66.9%となり、リモートワークを週1日以上行っている人の割合は33.1%でした。


リモートワークを実施している人が週に何日出社しているかを見てみると、一番多いのは週に2日〜3日で15%となっており、ついで週に1日が7.5%となりました。


週に一度も出社していない人は6%となっており、やはり週の半分以上が出社している人が多い結果となっています。

参照;PR times

リモートワークのメリット


それではここからはリモートワークのメリットとデメリットをご紹介致します。


リモートワークの企業に転職したけどこんなはずじゃなかった…」となってしまうのを避けるためにも、ぜひメリット・デメリットを確認したうえでご自身に合う働き方を見つけていただければ幸いです。

通勤時間・通勤ストレスを削減できる


リモートワークの1番のメリットとも言っていいのではないでしょうか。

リモートワークは自宅や自分の好きな場所で働くことができるため、会社までの通勤時間を削減することができます。


遠い人は家から会社まで2時間以上かけて通勤していたという方もいらっしゃるため、往復で考えたら4時間削減することができ、その削減できた時間を寝る時間や家族と過ごす時間、勉強や仕事に使うことができます。


通勤がなくなることでもう一つ解消できることが満員電車のストレスです。

人が密集して空気が薄く、立つことも難しくなるほどの満員電車は会社に着くまでの間ですでに疲れてしまいますよね。そして1日仕事を終えてから乗る満員電車は人によってはかなりのストレスに繋がるでしょう。


リモートワークで働くことで満員電車のストレスから離れることができるため、万全の状態で業務を開始することができます。

集中できる


出社していると周りの人の声が聞こえたり、仕事でもプライベートな内容でも話しかけられる機会が多いので仕事が中断してしまうことがあります。

今日中に終わらせたい仕事があったとしても、メンバーとの雑談が入ってしまって就業時間内に終わらず結果残業することに…という経験が一度はあるのではないでしょうか。


その点リモートワークでは、必要な時にMTGをするとき以外はコミュニケーションが起こらないため、自分が取り組みたい仕事に集中して取り組むことができます。


働く環境も自分で選べるため、静かな場所が良ければ自宅やコワーキングスペースの個室を借りたり、少し雑音が聞こえた方が良ければカフェなどで仕事をしたりと自分が集中できる環境で働くことができます。

子育てや介護と両立しやすい


出勤すると自宅から離れてしまうので子育てや介護から離れなければいけませんが、リモートワークで働くとそれらを両立することができます。


例えばお子様がいて、自分の退勤時間よりお子様が早く帰ってきてしまうと1人で自宅で留守番をすることになりますが、リモートワークで働いていればどんな時間に帰ってきても自宅で出迎えることができます。

お子様が急なお休みになっても会社を休まずに働くことができるでしょう。


そのため、リモートワークは子育てや介護などと両立したい方にはメリットが大きいです。


リモートワークのデメリット


次に、リモートワークのデメリットをご紹介致します。

コミュニケーションが不足する


リモートワークをしていると相手に今話しかけていいのかどうかが分からないことからコミュニケーション不足が起こります。


リモートワーク企業に転職して間もない人の意見としても「質問をいつしていいか分からない」「誰に聞けばいいか分からない」など質問がしにくいという声が上がっており、これはお互いの状況が分からないからこそ起こる課題です。


コミュニケーション不足から誤解が生まれてしまうこともあります。

出社しているとひょんなことから始まった雑談からその人のプライベート部分が見え、親近感が沸いたり話しかけやすくなったりしますが、リモートワーク下では電話やテキストコミュニケーションがメインとなり、中々仕事以外の話をすることはありません。


テキストコミュニケーションなどでは特に誤解が起こりやすいため、実は良い人なのに怖いと感じてしまってさらにコミュニケーションが取りにくくなってしまったり、自分自身も本当の性格と違うように捉えられてしまい話しかけにくいと思われてしまうこともあるでしょう。

帰属意識が薄れる


帰属意識とは自分がある集団に属しているという意識や感覚のことを指しますが、リモートワークで働くことでその帰属意識が薄れてしまいます。


企業によってはバーチャルオフィスを設けたり、1日1回は必ずMTGをするようにしていることもありますが、それでも出社をしているときと比較すると「企業の一員」という意識は薄れてしまうでしょう。


薄れることで「自分はこの会社に必要なのか」と考えてしまうことも増え、結果的にモチベーション低下や、会社に求めるものがミッションビジョンへの共感やメンバーに対しての想いではなく年収や福利厚生など数字や文字で見えるものだけになり、短期離職などにも繋がっていきます。

仕事とプライベートの切り替えが難しくなる


これまでは通勤して会社に着くことで仕事スイッチが入り、会社から出ることでプライベートの時間に切り替えることができましたが、リモートワークで働くことで仕事とプライベートの切り替えが難しくなります。

自宅に仕事スペースがあると尚更で、ゆっくりできるはずの自宅が落ち着かない場所になってしまう人もいるでしょう。


終わらなかったタスクがあった場合も自宅に帰ることを考えて次の日に回していたものも、自宅で働いていると退勤時間という概念がなくなり、就業時間が終了したあとに少し家事などのプライベート作業を行い、その後再度パソコンを開いて仕事を再開することができてしまいます。


「会社を出たら仕事ができない」ではなく、「どこでも仕事ができる」環境に変わってしまったからこそ起こるデメリットと言えるでしょう。

おすすめはリモートワークと出社のハイブリット


リモートワークのメリットとデメリットをご紹介してきましたが、フルリモートワーク、リモートワークと出社のハイブリット、完全出社の全てを経験した私が一番おすすめしたい働き方は週1回〜2回リモートワークができるハイブリットです。

なぜハイブリット勤務がおすすめなのか


もちろんメリットで書いたように子育てや介護があるという方はフルリモートワークが良いなど状況によって違いは出てくるでしょう。

しかし、リモートワークでなければいけない理由がない場合はフルリモートワークよりもハイブリット勤務の方がおすすめです。


というのも、やはりリモートワークのデメリットで記載した内容の影響は大きく、仕事の効率UPやモチベーションにも関わってくるため出社の必要性が高いためです。


ただ、リモートワークを経験するとやはり通勤時間の削減や満員電車のストレス削減というメリットも大きいため、週に1回〜2回リモートワークがあるくらいが丁度いいという結論に至りました。

リモートワークが可能な企業

求人のご紹介も可能ですので、ご興味のある方はお気軽にお問合せくださいませ。


最後に、SaaS系やWebマーケティングなど今後需要が増加していく業界/職種に強い転職エージェント『キャリア・エックス』が抱える求人の中で、リモートワークが可能な企業を3つご紹介致します。

株式会社ユーザベース


ビジネスにおける情報収集や分析の課題を解決する経済情報プラットホーム「SPEEDA」やソーシャル経済メディア「NEWS PICKS」などのサービスを運営する株式会社ユーザベース。

「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」をパーパスとして掲げており、経済情報を軸に先ほど紹介したサービス以外にも様々な事業やサービスを手がけています。


そんな株式会社ユーザベースにはスーパーフレックス制度という制度があり、この制度では勤務時間にコアタイムもなく、働く場所も自身で決められます。

そのため、フルリモート勤務も可能ですし、出社したいと思った時には出社するハイブリットな働き方も可能です。


以下の記事は株式会社ユーザベースの年収や求人をまとめておりますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。

ユーザベースの平均年収は759万円!働き方はフルリモートでフルフレックス?!


Sansan株式会社


約8,000社が利用しており、名刺市場シェア率80%以上の名刺管理システム「Sansan」を提供しているSansan株式会社では、リモートワークができる制度を導入しています。

その名も「イエーイ」と呼ばれる制度で、自宅などで集中して業務を進める方が生産性が上げられる場合に、1日単位でリモートワークを選択できる制度です。


集中して終わらせたい業務は定期的に起き、リモートワークのメリットでも挙げたようにやはり自宅で働いた方が集中できるため、このような制度を活用してハイブリット勤務を行えるのは嬉しいですね。

株式会社LabBase


理系学生に特化した新卒採用サービス「LabBase(ラボベース)就職」や研究開発者・技術者に特化した転職サービス「LabBase転職」などを運営する株式会社LabBase。日本最大級のシェアを誇り、理系大学院生5万名以上が利用しています。


現在株式会社labBaseでは「リモートワーク」と「出社」の働き方を選択することが可能ですが、多くの社員がリモートワークを活用しています。


ただ、関東圏以外に在住している社員も約20%程おりリモートワークで働く社員が多いものの、部署単位や全社単位でオフラインデーを設けており、定期的に対面で会える機会を作っているのが特徴です。


今回ご紹介した求人以外にもリモートワーク可能な求人のご紹介が可能ですので、ご興味のある方はお気軽にお問合せくださいませ。


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