大手企業を経てベンチャー企業へ。事業戦略の根幹に携わる

二人の出会いからはじめての転職へ

鈴木さんに出会ったのは、新卒で入った会社(森永製菓)の仕事に物足りなくなってきた頃でした。

その頃の西岡さんは、最年少で何十億もの予算を動かすなど、入社間もない頃から大活躍でしたよね。

就職活動では大きなことを成し遂げたいというよりも、一度大企業で社会人としての基礎を身に付けたいというのがありました。
純粋に食品が好きだったので、自分に合う仕事ができるのかなと。実際に年次が浅い頃から、プロテインバーなどのスナッキングのマーケットの立ち上げに携わることができてとても楽しかったです。

森永で活躍できた秘訣は何だったのでしょうか?

予算や目標を自社の売上の観点だけでなく、消費者の目線で考えながら動けたことが結果につながったのかなと思います。
手をあげたらやらせてもらえる環境でしたので、ほかのメーカーの商品とタイアップして一緒に目標を達成したり、小売業のみなさんと一緒にマーケットをつくることにモチベーションを感じていましたね。

なのに、転職しようと思った。

基本的に年功序列の会社なので、成果を残してもマネージャーになるにはあと10年以上かかるという現実がありました。もっと新しいことにチャレンジしてマーケットを変えていきたいという私の想いと、会社の姿勢とのギャップに限界を感じてしまったんです。このまま同じ環境にいて成長できるのか、焦りが生まれてしまい、外から業界を変えられる人材になろうと転職を決意しました。

先程のおじいさまの話で言うと、西岡さんは社名ではなく、西岡恵子という名前で勝ちたいと思って頑張ってきたんですよね。
それなら次のステップはセールスだけではなく、経営側やマーケットを変えるくらいのことにもチャレンジできると思いました。

例えばここから大手コンサル企業に行ったとしても、おそらく前職と大きく変わらず、あくまでクライアントのパートナー止まりだと思うんです。事業会社で一からプロダクトやサービスを作り上げる方が西岡さんらしい。

ほかのエージェントさんは、女性でこれだけのキャリアをつんでいるのなら……と、一般的にすごいと思われるような大手企業を紹介してくださるところがほとんどでした。私がやりたいことよりも、キャリアを積み上げることを優先していたのでしょうね。でも、鈴木さんはお話しするなかで「次のステージでは今のスペックに箔をつけるよりも、新しい経験やポストを重視してみては」と提案していただきました。

最初、西岡さんから話を聞いた印象では、そこまで結果を残していて正直もったいないなと思いました。必ずしも転職ありきではないので、自分の市場価値を把握して比較してみては、と新しいサービスをつくれる可能性を秘めたリクルートを紹介しました。

同じ頃、サイバーエージェント(以降CA)からもダイレクトでオファーが来ていたので、その2つで悩みました。

CAも良い選択肢だと思ったので、それぞれのメリットデメリットを伝え、あとは西岡さんの判断に委ねました。結局その時はCAに転職となったのですが、西岡さんならどこでも活躍できる人材だと思っていたので素直に応援したいと思いましたね。

私もすごく悩みました。リクルートの新しいマーケットにも興味はありましたが、CAは食品業界に携わる仕事のオファーだったんです。前職の食品業界を変えたいという想いもまだ捨てきれなくて……まさにやりたかったことと同じだと思い、CAに決めました。

サイバーエージェントでの活躍と新たな迷い

CAはすごく自由にやらせてもらえる会社でした。ネット広告という新しい分野ではありましたが、食品業界のことをわかっているのはやはり自分の大きな強みだったと思います。お客様のニーズもわかるし、共通言語もわかる。ほぼ新規開拓のような営業でしたが早いペースでお客様からの信頼を得ることができたと思います。

CAでもマネージャーにスピード昇進するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いでしたね。

努力すれば年次に関係なく評価してもらえるので、転職してよかったです。短い期間でしたが、圧倒的な成長スピードでした。ただ、お客様に寄り添いたいという想いがあるにもかかわらず、会社が重視するのは利益の最大化や費用対効果。そこは理解しつつもやはりモヤモヤするようになってしまいました。会社の上層部に話しても折り合いがつかなくて……。自分が一番生かせるポジションはここではないかもと半年くらい経ってから考え始めるようになりました。

もともと食品業界に対して良いことをしたいという想いがあったからこそのギャップですよね。普通なら結果が出せたら満足してしまうところですが、西岡さんの場合は根っこの部分がずれていることが嫌だったんですね。

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