目指せ!上位企業に転職。転職先におすすめな売上別SaaS企業ランキング

SaaS転職

SaaS企業への転職を検討しているあなた。

どのようなSaaS企業があるのか気になっているあなた。

せっかく働くのであれば勢いのある企業、伸びている成長企業で仕事をしたいですよね?

そこで、本記事では近年勢いのあるSaaS企業を売上ランキング順に紹介します。

この記事を読み終える頃には、国内SaaS企業のランキング上位が分かり、転職先を決めるのに役立てることができるでしょう。

ぜひ、最後まで読み進めて頂ければ幸いです。

現在のSaaS業界はどうなっている?

現在のSaaS業界はどうなっている?

SaaS情報メディア「ボクシルマガジン」を運営するスマートキャンプ株式会社は、SaaS業界の市場規模や最新トレンドなどをまとめた「SaaS業界レポート2020」を発刊しました。

そのレポートの内容が大まかに下記の通りです。

  • 日本のSaaS市場は年間平均成長率が約13%の勢いで成長している。
  • 2020年は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けてテレワーク導入が進み企業における働き方が大きく変化した。そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環としてSaaSが注目されるようになった。
  • 国内SaaSスタートアップによる資金調達金額も増加しており、2017年の約400億円、2018年の約570億円から2019年には約750億円に達している。
  • 2019年以降、マーケティングオートメーションSaaSを提供する株式会社フロムスクラッチが100億円、労務管理SaaSを提供する株式会社SmartHRが61.5億円、建設プロジェクト管理SaaSを提供する株式会社アンドパッドが60億円、オンライン商談SaaSを提供するベルフェイス株式会社が52億円の資金調達を行うとなど、大型の資金調達が続いておりSaaSスタートアップ1社あたりの平均資金調達金額も2018年の3.0億円から2019年には4.8億円へと上昇した。

要約すると、2019年から毎年約13%の成長率で、2020年ではコロナ禍による働き方の変化でSaaSが注目されるようになりました。

大型の資金調達を行う企業も増えており、今後も更なる発展が期待できる業界だと言えるでしょう。

日本のSaaS市場規模推移

今後はどうなっていくか

アーリーステージのSaaS企業に特化したVCファンドを運用するOneCapital株式会社が、SaaS市場の動向や今後のトレンド予測、VCから見た伸びるSaaSスタートアップの特徴や大企業がスタートアップへ出資する上でのベストプラクティスなどをまとめたレポート「Japan SaaS Insights 2021」を公表しました。

レポートによると今後は、飲食店向け・建設業界向けなどの特定分野に特化したSaaSの提案が進み、SaaSの枠組みがさらに拡大していくと予想されています。

また、リモートワークを支援するSaaS、契約のデジタル化やサイバーセキュリティへの対応を支援するSaaSもより普及していくでしょう。

転職先におすすめな売上別SaaS企業ランキング8選

転職先におすすめな売上別SaaS企業ランキング8選

ここからは、売上別SaaS企業ランキングを紹介します。

企業名創業年売上額
株式会社エス・エム・エス2003年351億4,000万
サイボウズ株式会社1997年134億1,700万
株式会社インフォマート1998年87億7,735万
株式会社ラクス2000年87億4,300万
株式会社マネーフォワード2012年71億5,600万
freee株式会社2004年45億1695万
株式会社PR TIMES2005年28億9,131万
Chatwork株式会社2004年24億2,000万

株式会社エス・エム・エス

株式会社エス・エム・エス

https://www.bm-sms.co.jp/

  • 介護分野(介護事業者向け経営支援「カイポケ」やケアマネージャー向けコミュニティ「ケアマネドットコム」など他多数)のサービスを手がけている。
  • 医療分野(看護師看学生向けコミュニティ雑誌書籍「ナース専科」や薬剤師向けコミュニティ「ココヤク」など他多数)のサービスを手がけている。
  • キャリア分野(介護職向け人材紹介「カイゴジョブエージェント」や看護師向け人材紹介「ナース人材バンク」他多数)も手掛けている。
  • 東京に本社を構え、全国に10ヶ所以上事業所を展開している他、アジア・オセアニア13ヶ国でも事業を展開している。

「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」をミッションに掲げ、介護事業者及び、介護・医療業界で働く人向けに情報サービスを提供している企業です。

20以上のポジションのキャリア採用を行っている為、大きな職種のくくりに分け、オープンポジションとして募集を行っています。

東証一部上場企業で、転職の難易度は高めと言われており、現在成長中のベンチャー企業であり、今後もさらなる発展の為に優秀な人材を求めています。

スキルアップを図る意識の高い社員が多く、プライベートも比較的充実させやすいと評判の社風です。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社

https://cybozu.co.jp/

  • 企業(「サイボウズOffice」や「kintone」)や個人向け(「cybozu live」)グループウェアの開発、保守、販売を手掛けるベンチャー企業。
  • 会社独自の募集形態がある。
  • ワークバランスを重視したい人におすすめの企業。
  • 創業者であり、社長の青野氏が「チームのことだけ、考えた」という書籍を出版している。

グループウェアでは(情報共有ソフトウェア)の開発・保守・販売を手掛ける、業界トップシェアのベンチャー企業で、現職の職場でサイボウズのグループウェアを利用しているという人も多いのではないでしょうか。

給与水準が業界内ではやや低めとの評価が目立ちますが、平均残業時間も同業者と比較して少ないと評判です。

成果主義が多いIT企業では珍しく和気あいあいとした雰囲気の社風だと口コミも多くあります。

事務系・技術職ともに、専門職ポジションでの採用がほとんどで、一般非公開求人も多く、転職エージェントを利用しなれば得られない情報もあるようです。

株式会社インフォマート

株式会社インフォマート

https://www.infomart.co.jp/

  • BtoB(企業間電子商取引)プラットフォームの企画・運営を手掛けている。
  • 産休を取得し後に復帰する確率が高く、女性にとって風通しの良い社風。
  • 上司が積極的に有休をとったりとワークバランスは良い評判。
  • 現在はコロナウィルスの影響でほとんどがリモートワークで対応している。

企業間で電子取引ができる「BtoBプラットフォーム」はインターネット上で商品やサービスの買い手と売り手をマッチングさせて、新規顧客を獲得できるサービスです。

電話や、メール、郵送などの手間やそれに掛かるコストをカットでき、生産性の向上が期待できるとして色々な業界から注目を集めています。

産休や育休を取りやすい社風であり、女性の管理職もいるなど女性にとって働きやすい職場だといった評価が多いです。

昇給の面談が年に1度行われ、個人の努力や成果をきちんとみて評価してくれるとの口コミも多くありました。

株式会社ラスク

株式会社ラスク

https://career-recruit.rakus.co.jp/

  • ITに技術に関わる多角的なサービスで企業をサポートする事業を展開している。
  • 主なサービスはクラウド事業「CLOUD BUSINESS」とIT人材事業「ITOUTSOURCING BUSINESS」
  • かなり高い水準の給与が貰えると評判。
  • 実力があれば評価される実力主義の文化が高い。

株式会社ラクスはIT技術に関わる多角的なサービスで企業をサポートする事業を展開しています。

その理由は、「中小企業こそが強くあり、成長していくべきだ」とラクスは考えているからです。こういった考えに基づいて、ラクスは中小企業を強くすることをミッションとして掲げています。

実際に日本国内にある企業の9割は中小企業で、働いている人の約6割が中小企業に所属している為、ラクスが展開しているサービスは日本国内で非常に大きな影響を与えられると考えられます。

また、残業が悪という社風があるようで、残業時間も国内の平均よりも少ないとの口コミです。

研修制度や福利厚生が充実しており、社員の勤続年数の増加にも起因していると言われています。

株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォワード

https://corp.moneyforward.com/

  • 給与は平均よりも高め。
  • 「マネーフォワード ME」家計簿アプリなどの個人向けサービスのイメージが強いが、企業向けのサービスやコンサルティング業務など幅広く事業を展開している。
  • 社内制度や実力主義の面で高評価な口コミが多い。
  • 採用チームの目線が特徴的。

個人・法人に対して、金融系のクラウドサービスを中心に提供している企業です。

さまざまな職種を募集していますが、どの職種も、マネーフォワード のミッション・ビジョン・バリューに共有しているか、という点が特に重視されます。

つまり、カルチャーフィットを最重視した採用と言えます。

また、2020年4月に発表した決算では、連結売上高が71%と過去最高の数字となった、非常に勢いのある企業です。

福利厚生の種類が豊富で充実していることが有名で、ヘルスケア(特別価格でマッサージが受けられる)、ファミリーサポート(ベビーシッター、家事代行)など他社ではあまり見られない福利厚生もあります。

freee株式会社

freee株式会社

https://www.freee.co.jp/

  • 高学歴者が多く在籍している。
  • 「働きがいのある会社」のベストカンパニーにトップ10に6年連続で選ばれていることや、2019年に上場しているなど、転職先として人気の企業。
  • 5年間で従業員数20名程度から500名以上と急速な成長を遂げている。
  • 「クラウド会計ソフトfreee」や「人事労務freee」、「クラウドERP freee」などの業務を効率化させるソフトの開発及び販売がメイン事業。
  • 「freee会計」「freee開業」「freee人事労務」「freeeアプリストア」「freee資金調達」「freee申告」「freee会社設立」freee福利厚生」等、統合型経営プラットフォームを目指し、プロダクトのラインナップが充実。会計ソフト・給与ソフトでは、法人シェアNo.1。

大企業出身者やコンサル出身者も多く、平均給与も高め、転職難易度が非常に高いと言われている企業の1つです。

これまでは、リファラル採用やダイレクト採用中心で他SaaS企業に比べると、採用数は決して多くなかったのですが、、2020年-2021年に事業拡大に伴って徐々に採用数が増えており、おり、今が転職のチャンスと言えます。

特に2021年以降、積極的に採用をしており、これまで以上に転職エージェントやヘッドハンターを積極的に活用した採用活動を実施されているようで、2022年以降は転職のチャンスと言えそうです。

freeeの代表である、佐々木氏は「スキルよりも人間性が大切」と考えており、採用試験の際には「この人と24時間空港に居られるだろうか?」という視点で採用を行っていらっしゃるようです。

また、中小企業の経営者と対峙し、経営課題を解決するソリューションを提供するため、ある一定のロジカルシンキングや構造化思考力は求められます。

つまり、友達付き合いもできるロジカルで優秀な人材がfreeeで求められる人材と言えそうです

福利厚生でドリンクフリー(勤務中の飲み物や軽食は無料支給。夜食サポートもあり)や好きなPC支給、IT企業には珍しい結婚出産時のお祝い金・プレゼント贈呈など変わった内容があります。

株式会社PR TIMES

株式会社PR TIMES

https://prtimes.co.jp/

  • 企業とメディア、そして生活者をニュースでつなぐインターネットサービスを運営している。
  • 従業員は40名程の少数精鋭のベンチャー企業。
  • 運営する「PR TIMES」は、月間5,200万回PVを誇り、国内シェアNo.1。

株式会社PR TIMESは国内上場企業のや約40%が利用するプレスリリース配信サービスを運営するSaaS企業です。

配信サービス以外にも動画PRサービスや広報業務の効率化を図るための広報・PR測定サービスなども運営しています。

社風は、時差通勤やリモートワークを取り入れたりと融通の効いた働き方ができると評判が多いです。

Chatwork株式会社

Chatwork株式会社

https://corp.chatwork.com/ja/

  • クラウド型ビジネスコミュニケーションツール「Chatwork」をメインとした事業を展開している。
  • 採用選考に体験入社制度がある。
  • 専任の採用担当者が存在していないので、現場の責任者が採用担当者になるといスタンス。
  • 中途採用者が多い。

Chatworkは世界中で当たり前に使われる、まるで空気のようなツールをビジョンとして掲げています。

意外かと思われますが、転職難易度は中程度と言われています。

専任の採用担当者が存在しない為、現場の責任者が採用責任を持つというスタンスで採用を行っており、現場がその時求めている人材に応じて、採用難易度の振れ幅があると言われています。

人の働き方を変えるという要素が強い為、企業理念に共感している社員が多いです。

子育てしながら働きたい方やバリバリ働いて活躍したい女性でも働きやすい職場だと評価が高いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

SaaS業界の解説から始まり、売上別に今勢いのあるSaaS企業を紹介してきました。

本記事がSaaS営業へご興味を持つきっかけになれば幸いです。

そして、1人でも多くの方が本記事でご紹介したSaaS企業にご興味を持ち、転職出来たら良いなと考えております。

弊社キャリア・エックスでは、未経験からSaaS業界へのキャリアチェンジを多数支援しています。ご興味ある方は、以下よりぜひお気軽にご相談ください!

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