経営企画の年収は1000万円超え?!年収アップに必要なポイントを解説

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企業経営の根幹を担う、経営企画。その役割の重要性から、経営企画に転職したいという方も多いのではないでしょうか。


そこでこの記事では、経営企画への転職をご検討されている方に向けて、経営企画の年収相場や転職の際に年収アップを目指す際のポイントなどについて解説します。


年収が高いと言われる経営企画への転職にご興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください!

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経営企画の仕事内容

企業の経営にかかわるあらゆる業務を担う経営企画は、その役割も多岐に渡ります。ここでは、代表的な仕事内容についてご紹介します。

経営計画・経営戦略の策定、進捗管理

代表的な業務は、自社の中長期的な経営計画の策定や、戦略の立案です


経営陣の意向や目指す方向性などを確認しながら、経営者の目線に立って具体的な戦略を考え、経営計画に落とし込みます。


戦略を考えるうえでは、マーケティングも重要な要素です。自社を取り巻く市場の動向や競合他社の状況などをリサーチし、必要な情報を徹底的に収集・分析することも、メイン業務の1つと言えるでしょう。


経営企画は経営陣に近い立場であり、自身も経営視点を持ち先頭に立って経営計画を推進することが求められます。


社内の各部署に推進すべき戦略を共有し、実行をサポートするとともに、計画通りに進んでいるか進捗管理も行います。

予算の策定・管理

策定した経営戦略をもとに、予算を策定するのも経営企画の仕事です。


各部署から集めた売り上げ・利益などといった各種データをもとに全社予算を立てたうえで、次年度の業績目標を定め、各部署への予算の落とし込みを行います。

新規事業の立案・立ち上げ支援

自社の中長期的な成長のため、経営戦略に則り新規事業を立案することもあります。


市場分析、競合分析などを行い、人員や予算などといった社内リソースを計算したうえで、自社に最も有益と思われる事業計画を立案し、業績予測を立てます。


部署新設の際には、人員計画を立て、関係する部署との調整を行い、立ち上げを支援することも経営企画の役割です。

業務提携・M&A

業績拡大や業容拡大、事業変革などを加速させるためには、時に他社との業務提携やM&Aなども必要になります。


業務提携やM&Aに関する調査分析や企画立案、デューデリジェンス、企業や金融機関との交渉なども代表的な業務の一つです。

経営企画の求人動向 

転職市場における経営企画の求人動向について解説します。

求人ニーズ

経営企画は、まとまった人数が必要な営業などとは異なり、限られた人数しかいません


また、経営の中枢に近い役割であるため、社内の優秀な人材が抜擢されるケースが多く、外部から中途採用するケースはそれほど多くありません


そのため、市場に出ている求人数はあまり多くなく、各企業採用予定人数は1名程度のため、求人が出ていても決まってしまえばすぐに閉じてしまうでしょう。


とはいえ求人が全くないわけではなく、拡大期にあるスタートアップ企業や、IPO(新規株式公開)を控えたベンチャー企業は、採用・経営体制を強化するため、外部から経営企画経験者を採用するケースがあります。


経営企画への転職をご検討されている方は、ぜひこれらの企業を中心に探してみてください。

転職難易度

募集機会だけでなく募集人数も少ないのが、経営企画の特徴。特に大手企業や人気企業の場合は、経験豊富であってもかなりの狭き門です。


公募で経営企画を採用する企業は少なく、転職エージェント経由で採用するケースが多いようです。経営企画の募集は、企業の事業戦略に直結する募集であることが多いため、求人を非公開にすることも多く、転職難易度は高めです。

経営企画の平均年収は648万円

「転職サービスdoda」の「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」によると、2023年の職種別平均年収ランキングでは、経営企画/事業企画は14位で、平均年収は648万円となっています。


経営企画は、経営の中枢を担う役割であり、年収水準は高い傾向にあります。経験年数やスキルレベル、勤務先企業の給与水準などによっては、年収1000万円超の人も珍しくはありません。


※関連リンク:「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】

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経営企画で年収アップするために必要なスキル

経営企画で今より年収アップを実現するためには、経営企画に必要とされるスキルを高いレベルで保有していることが求められます。


例えば、以下のようなスキルを備えていると、転職の際などに有利に働く可能性があります。

ビジネス戦略立案の経験が豊富で、財務会計知識が高い

主要業務である経営戦略に関わった経験が豊富であれば、それだけ経験値が高く引き出しも多いと考えられます。


また、経営企画には自社の現状を把握したうえで各数字に落とし込んでいく必要があるため、財務会計知識も必須です。


自社および取引先、業務提携先などの貸借対照表(BS)や損益計算書(PL)を多数読み込んできた経験、財務会計や管理会計などの知識も必要とされます。

データ分析力が高い

経営指標や財務指標、営業データなどのほか、業界動向、競合他社の状況などあらゆるデータを分析し、経営戦略を立てることが求められるため、データを分析する能力が求められます。


自社にまつわる膨大なデータの中から、自社の課題や問題点を洗い出したり、新たな兆しを発見したりする力も重視されます。

論理的思考力に長けている

経営企画の仕事は、主観で物事を捉えるのではなく、自社を取り巻く環境を客観的に把握したうえで、論理的思考に基づいて課題解決策を考える必要があります。


さまざまなフレームワークを活用しながら、さまざまな情報を整理し、問題解決の有効策を判断できる人は、評価されやすいでしょう


経営陣や各事業部に説明、提案したりする際にも、体系立てて論理的に説明する力が求められます。

併せて読みたい
経営企画の転職は難しい?評価される経験・スキルや未経験者が目指す方法を紹介

経営企画への転職で年収アップを実現するには?


経営企画として、年収アップ転職を実現する方法をご紹介します。

データ分析経験、論理的思考、財務知識など評価されるスキルをアピールする

前述したような「評価されるスキル」を前面に押し出し、アピールすることで、年収アップを実現できる可能性があります。


応募書類や面接でアピールする際には、可能な範囲で具体的なエピソードを挙げ、成果を定量で示すとスキルレベルが伝わります

IPOを目指している成長中のスタートアップを狙う

IPOを目指すスタートアップ企業にとって、経営管理体制の整備は急務。経営企画をはじめコーポレート部門を拡充するため、経験豊富な人材を求める傾向にあります。


自社のさらなる成長のための戦略立案を担い、牽引できる経営企画経験者には、高年収を用意して迎え入れる企業もあります。

給与水準が高い業界・企業を狙う

平均年収を業界ごとに見ると、意外に大きな差があります。たとえば異業界・同職種転職など、経験を活かして平均年収が高い業界に移れば、それだけで年収が上がる可能性があります


例えば、金融やコンサルティング業界、総合商社などは給与水準が高い傾向にあります。また、商品単価の高い不動産や医療機器なども比較的高水準であり、このような業界を選ぶのは一つの方法です。


同じ業界内であっても、企業によって給与テーブルには差があります。成長中の会社や、企業規模が大きい会社は、給与水準が高い傾向にあるため、そういう企業の求人を探すのも有効です。

転職エージェントを活用して年収アップ交渉を任せる

転職エージェントを活用すれば、年収アップ交渉をすべて任せることも可能です。求職者個人では、なかなか交渉が難しい大幅年収アップも実現できるかもしれません。


あらかじめ担当キャリアアドバイザーに、希望する年収額を明確に伝えておくといいでしょう。

未経験者の場合は、より経営に近い経験を積むのが有効

経営企画未経験の場合は、年収アップ転職の難易度はグンと上がります。


どうしても「経営企画への転身」と「年収アップ」の両方を叶えたいのであれば、ここでご紹介したような方法をすべて試してもらいつつ、今の環境で少しでも経営に近い経験を積むことをお勧めします。


場合によっては、いったん立ち上げ間もないベンチャーなどに転職し、経営トップと日々やり取りできるような役割に就くのは一つの方法


経営者の右腕的な立場で経験を積むことで、経営企画としての素地ができ、年収アップ転職できる可能性がぐんと高まります。

経営企画未経験からの年収アップ転職事例を紹介

キャリア・エックスでは、未経験から経営企画への転職も多数実現しています。ここでは、未経験転職かつ年収アップも果たした事例をご紹介します。

事例1:子会社経営を任された経験を武器に、年収1500万円を実現

大手ネットサービス会社の営業職、外資系ネットサービス会社の営業・マーケティングマネージャーを経験した後、ITベンチャーで子会社の役員に就いていたAさん(30代半ば)。


直近のベンチャー企業子会社では、経営全般の立て直しを任され、3年で黒字転換を果たしました。


経営企画職としての経験はありませんでしたが、小さいながらも企業経営を担い赤字体質から脱却させた経験が買われ、大手IT関連会社の経営企画への転職を実現。年収は1200万円から1500万円に大幅アップしました。

事例2:一からサービスを立ち上げた経験が買われ、年収100万円アップに成功

リサーチ会社で法人営業を担当していたBさん(20代後半)。


勤務先はまだ小さく、知名度も商品力もない中で、営業現場で仕入れた顧客ニーズをもとに社内を巻き込んで新しいサービスを立ち上げ、顧客に合わせたソリューションを提供することで、業績拡大に貢献しました。


その経験が、大手IT関連会社に評価され、未経験ながら戦略子会社の経営企画として採用が決定。社内のあらゆる部署を巻き込みながらチャレンジを続け、会社を成長させてくれると期待され、年収は営業時代の600万円から700万円にアップしました。

事例3:経営トップ直下で経営目線に立って働いてきた経験が評価され年収200万円増に

社員規模100名程度の人材系ベンチャーで、企画職に就いていたCさん(20代後半)。


経営トップ直下で、経営陣と日々やり取りしながらオウンドメディアを一から立ち上げるなど、自社の知名度向上・業績拡大に尽力していました。


経営者と密に連携を取ってきた経験とポテンシャルが高く評価され、中堅人材系企業の経営企画職に転身。同社は給与テーブルが高く、同業界ながら年収は500万円から700万円に大幅アップしました。

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経営企画は経営に関わる役割であり、その責任の大きさや専門性の高さなどから、どの業界でも給与水準が高い傾向にあります。


前述のように経営企画の中途採用案件は少なく、狭き門ではありますが、経験が浅い人や未経験者であっても、より可能性の高い企業を選んだり、アピール方法を工夫したりすることで、年収アップ転職を実現することは可能です。


なお、転職エージェントでは、経営企画の求人の紹介だけでなく、年収アップを実現するための応募書類作成や面接アドバイスなども行っています。キャリア・エックスでは、一般には出てこない非公開求人も多数保有しているので、転職可能性を上げるためにもぜひ積極的に活用してみてください。

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