「今の仕事や業界は自分に合っていない気がする」「新しい仕事に挑戦してみたい」などの理由で、20代で転職を考えている方もいらっしゃることでしょう。
この記事では、未経験でもチャレンジしやすい、20代におすすめの職種や業界をご紹介します。
転職成功のポイントやコツも解説していますので、転職を検討している方は是非最後までご覧ください。
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目次
【職種】20代におすすめの転職先6選
まずは、20代におすすめの職種を6つご紹介します。
インサイドセールス
インサイドセールスは、見込み顧客に対して電話やメール、オンラインツールなどを活用して、対面せずに営業を行う内勤営業です。
多くの場合、顧客のもとを訪問したり、対面で商談したりすることはなく、顧客と信頼関係を築きながらニーズを探り、情報提供しながら購入意欲を高めるという「見込み顧客の育成（リードナーチャリング）」と「商談アポイントの獲得」が主な役割となります。
顧客と関係性を作るためのコミュニケーション力や、課題やニーズを引き出すヒアリング力、そして人当たりの良さなどがあれば、未経験でも力を発揮できる可能性が高いでしょう。
フィールドセールス
フィールドセールスは、顧客に対して対面で営業を行う訪問営業です。
インサイドセールスが商談アポイントを獲得した顧客リストをもとに直接訪問し、自社製品やサービスの魅力を伝えながら営業を行います。
商談とクロージングに特化した役割なので、何らかの営業経験があれば力を発揮できる可能性が高く、未経験でもポテンシャルが評価されやすいでしょう。
カスタマーサクセス
カスタマーサクセスは、商品やサービスを購入した顧客に対し、導入サポートや活用支援などのオンボーディングやフォローなどを担う仕事です。
サービス活用を通じて顧客に成功体験を積んでもらい、継続利用してもらうことが主なミッションとなります。
比較的新しい職種であり、まだ経験者が少ないことから、未経験にも門戸を開いている企業が多いのが特徴です。
営業や接客・販売など、仕事で対人コミュニケーション力を磨いてきた人であれば、未経験でも早期にキャッチアップできる可能性が高いでしょう。
Webマーケティング
Webマーケティングは、Web上で集客を行い、自社商品やサービスの購入を促すためのマーケティング活動を行う仕事です。
具体的には、Webサイトの制作やSEO対策、広告運用、SNS運用などを担当します。
Webマーケティングを強化して、自社商品・サービスの拡販を狙う企業は多く、求人ニーズが旺盛である一方で、Webマーケティング経験者はそれほど多くはないため、未経験者も歓迎する企業は少なくありません。
例えばWeb業界の営業など、Webに関する知識を持っている人や、独自にマーケティングを学んできた人などは、ポテンシャルを評価され未経験でも採用・育成してもらえる可能性があります。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、ITを活用して顧客企業が抱える課題を解決したり、IT戦略やIT投資をサポートしたりする仕事です。
主にIT系コンサルティングファームに属し、経営戦略や業務改善につながるシステムを考え提案し、導入までの道筋を組み立てます。
企業のIT投資の拡大やDX化の流れなどを受け、IT系コンサルティングファームに寄せられる案件が増加していることから、ITコンサルタント未経験者でも受け入れるところが増えています。
例えばIT関係の営業経験者やITエンジニアなど、IT業界での勤務経験があれば、より採用されやすいでしょう。
ITエンジニア
ITエンジニアとは、IT関係の技術者を総称した言葉です。
SE（システムエンジニア）やプログラマー、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニアなどがITエンジニアと呼ばれます。
ITエンジニアは慢性的に人手不足であり、意欲のある若者であれば未経験でも積極的に採用し、自社で育成する企業が増えています。
研修制度が充実していたり、ITに関する資格取得の支援があったりと、スキルを身につける体制が整っている企業も多いため、未経験でもチャレンジしやすい職種と言えます。
【業界】20代におすすめの転職先5選
20代が転職しやすく、活躍しやすいとされる代表的な業界を5つご紹介します。
SaaS業界
SaaSとは「Software as a service」の略で、インターネットを通じて業務効率化や生産性向上などを実現するサービスを提供する企業群を指します。
代表的なサービスとしてはzoomやGmail、Slackなどが挙げられます。
近年、さまざまなSaaSサービスが出現し、導入する企業も拡大していることから、業界の成長は今後も続くと予想されています。
SaaS業界では主にインサイドセールスやフィールドセールス、カスタマーサクセスなどを募集していますが、業界経験者がまだ少ないことから、未経験でもポテンシャルある若手を採用し育成する動きがあります。
人材サービス業界
人材サービス業界は、人材紹介や人材派遣などを手掛ける業界です。
求人広告を扱う会社やアウトソーシング会社、転職エージェントなども人材サービス業界に含まれます。
深刻な人手不足を受け、人材サービス各社には企業から多くの要望が寄せられています。
そのため、営業職を中心に求人ニーズも活発化しており、業界未経験者も積極採用する企業が多いようです。
広告業界
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットの「5大メディア」に広告を掲載したり、セールスプロモーションや各種イベントを企画したりするのが広告業界です。
インターネット広告の増加を受け、広告市場は拡大傾向が続いており、ネット広告代理店を中心に採用ニーズは旺盛です。
広告営業職を中心に、マーケティングプランナーやディレクターなど、幅広い職種で採用ニーズがあり、未経験の若手が転身するケースも増えています。
医療DX業界
医療DX業界とは、デジタル技術を用いて診療や治療など医療に関わる業務の改善やサービスの向上を図っている業界です。
デジタル技術で経営や事業を変革するDX（デジタル・トランスフォーメーション）は、あらゆる業界・企業で求められ、取り入れられています。
その中、特に医療分野は、少子高齢化による医療費の増大や、医療従事者不足などを背景に、経営や業務の効率化や生産性の向上などが急務となっており、例えばオンライン診療やAI活用などを手掛けるIT系企業の人材採用ニーズが拡大しています。
今後の成長性も期待できるため、将来有望な業界と言えるでしょう。
金融DX業界
医療DXだけでなく、金融DXも転職先として注目できる業界です。
金融業界において、デジタル技術を活用して業務改善や自動化、新規ビジネス創出などを手掛ける金融DX業界も、まさに成長過程にあります。
また、IT企業を中心にキャッシュレス決済サービスなど、金融ビジネスに参入する企業も増えています。
市場の拡大を受け、金融業界やコンサルティングファーム、IT企業など金融DXに関わる企業の求人ニーズが拡大しており、何らかのIT知識、もしくは金融に関する知識を持った若手が採用されるケースも増えています。
20代なら未経験でも転職できる？
深刻な人手不足を受け、多くの企業が積極採用を行っていますが、その中でも会社の将来を担う20代は歓迎されています。
業界・職種未経験であっても、自社で育成しようと考える企業も増えており、転職のチャンスは広がっています。
20代前半は、社会人経験は短くても、社会人としての基礎知識が備わっており業務経験もあることから、ポテンシャルの高さが評価されています。
20代後半は、若手ならではのポテンシャルに加え、一定の業務経験をベースにしたスキルや実績も評価されています。
たとえ未経験領域であっても、すぐにキャッチアップし活躍してくれると期待する企業が多いようです。
20代の転職で求められるスキルや経験とは？
企業は20代にどのようなスキルや経験を求めているのか、具体的に解説します。
コミュニケーション能力
仕事をするうえでは、同じ職場で働く上司や先輩、同僚、関連する別の部署やチームなど、さまざまな人と協働し連携を取る場面があります。
また、営業などの職種では、個人や法人クライアントと日常的にやり取りする必要があります。
周囲と円滑にコミュニケーションが取れるかどうかは、採用選考においてどの企業も重視している項目です。
協調性・チームワーク
特に20代の若手ビジネスパーソンの場合、個人ではなくチームで動くケースが大半と考えられます。
同じチームのメンバーと協力し、フォローし合いながら、成果を上げていくことが求められます。
周囲と足並みを揃えながら目標に向かって進んでいく協調性やチームで動く力、周囲の意見を聞きフォローし合う力などが必要とされています。
自己管理能力
自身の業務量や自身の能力、キャパシティなどを把握し、適切に時間配分を行ったり、スケジュールを組んだりして、計画通りに業務を遂行する力は、多くの企業に求められています。
自身の思考や感情、モチベーション、健康状態などを管理する能力も含まれており、ビジネスパーソン必須のスキルとも言えます。
ITツールなどに関する知識
オンライン会議システムやビジネスチャット、スケジュールやプロジェクト管理ツール、ナレッジ共有システムなど、さまざまなITツールが普及し、新たに導入する企業も増えています。
これらのITツールを使いこなし、早く業務をキャッチアップしてほしいとの思いから、特に若手にはITツールに関する一定以上の知識を期待する企業が多いようです。
一定の実務経験
異業界や異職種出身であっても、実務経験は細かく見られています。
どのような業務を手掛けてきたか、そしてその中でどんな努力や工夫や改善をしてきたのかを確認することで、自社での再現性やポテンシャルを測ろうとしています。
異業種でも活かせるポータブルスキルをアピールすれば、高く評価される可能性が高いでしょう。
目標達成意欲の高さ
高い目標達成意欲や、最後まで走り切る力は、スキルや経験の浅さを埋めることができる有効なスキルです。
目標に向けて、自分なりに努力を重ねた経験、そして今につながる学びや糧を得てきた経験は、ポテンシャルを測るうえでの有効な材料となります。
20代で転職を成功させるための秘訣とは？
20代で転職を成功させるためのポイントやコツをご紹介します。未経験分野への転職にも活かせるので、ぜひ実行してみてください。
自分の市場価値を把握する
転職活動を始めるにあたって、まずは自分の市場価値を把握しておきましょう。
今の自分の経験やスキルが、転職市場でどのように評価されるのかつかんでおけば、転職活動をスムーズに進めやすくなります。
市場価値を測る方法としては、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーに確認する方法や、スカウトサービスに登録してオファー内容を分析する方法、市場価値が分かるような診断テストを活用する方法などが考えられます。
実際に転職活動を始めてみて、どのような経験やスキルが評価されやすいのか体感してみるという手もあります。
自分の強み、持ち味を理解する
自分の強みや持ち味、特徴などを理解することで、自分の力が発揮しやすい分野を見定めることが可能になります。
もちろん、応募書類や面接での自己PRや志望動機などにも役立ちます。
強みや持ち味は、自己分析で明らかにしたり、自己分析ツールを用いたり、自分を良く知る第三者に「他己分析」してもらう方法などがあります。
キャリアビジョンを明確にする
ビジョンが定まらないまま、やみくもに応募していては、自分に合った転職先は見つかりません。
キャリアビジョンをある程度明確にしておくことで、次に進むべき方向性が明らかになり、転職活動がスムーズに進められるでしょう。
キャリアビジョンがわからないという人は、これまでのキャリアを振り返り、経験を棚卸ししながら、自分の思いに向き合ってみることをお勧めします。
適職診断や自己分析ツールなどを活用して、明確にする方法もあります。
業界研究・企業研究を行う
希望する業界や職種、企業が定まってきたら、会社ホームページを見たり、求人広告を読み込んだり、ネットで検索するなどして、業界研究、企業研究を徹底しましょう。
業界や仕事、企業理解を深めることで、自分に合った企業を絞り込みやすくなり、入社後のミスマッチを防げるほか、応募書類や面接の精度を高めることもできます。
応募書類の精度を高める
20代での転職、特に未経験領域への転職を成功させるには、応募書類の質を高めることが重要です。
なぜ転職をしたいのか、なぜキャリアチェンジを志すのか、そして自分の強みやこれまでの経験が応募先企業でどう活かせるのかなどを、書類上で明確に伝えることが大切です。
応募企業が求める人材像を理解したうえで、より効果的な応募書類を作成しましょう。
面接での回答内容をブラッシュアップする
書類選考を通過したら、面接に進みます。
面接では、志望動機や自己PRなどといった回答内容はもちろん、表情や話し方、コミュニケーションの取り方、立ち居振る舞いなども総合的に見られています。
自分ではなかなか気づきにくい部分でもあるため、模擬面接をしてもらうなど第三者に面接内容をチェックしてもらい、ブラッシュアップすることが大切です。
20代の転職でおすすめの職種や業界を詳しく知りたい場合は、転職エージェントを活用しよう！
20代のポテンシャルに期待する企業は多く、前述のようなおすすめ職種や業界を中心に、転職のチャンスは広がっています。
求められるスキルをアピールするなどポイントを押さえれば、希望通りの転職が叶えられる可能性も高いでしょう。
そして、さらにおすすめの職種や業界について詳しく知りたいという場合は、転職エージェントを活用するといいでしょう。
キャリア・エックスでは、20代の転職に強みを持ち、転職成功事例も多数保有しています。
未経験分野にチャレンジした転職成功事例なども数多く、求職者一人ひとりに合ったノウハウ提供が可能です。
そして、希望に合った応募先を紹介するのはもちろん、ともに自己分析を行ったり、応募書類や面接でアピールすべきポイントなどについてアドバイスしたりと、転職活動全般をサポートしています。
20代で転職活動をスムーズに進めたい人は、ぜひキャリア・エックスの活用をご検討ください。
