Webマーケティングの仕事内容とは?向いている人や必要なスキルなどを紹介

 

こんにちは、「キャリア・エックス」編集部です。

Webマーケティング職に興味を持ち、転職を検討している人もいることでしょう。ただ、「広告運用」や「SEO」「SNS運用」など、多岐にわたる仕事内容やその違いを正しく理解できているでしょうか?本記事では、Webマーケティングの主要な5つの仕事内容について、具体的な業務や求められるスキルなどを解説します。
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Webマーケティングとは?

そもそもマーケティングとは、「社会や客のニーズをつかみ、商品やサービスを人々の目に留まるように展開して売れる仕組みを作る」仕事を指します。そのため、テレビCMや新聞・雑誌、電車などの広告の企画制作などもマーケティングの一つに入ります。


その中、WebマーケティングはWeb媒体を活用して行うマーケティング活動を指し、人々の目に留まる方法がWebに特化しているという特徴があります。


例えば、Googleで検索した時に表示される広告や、ネット記事を読んでいる時に出てくる商品紹介のPRや広告画像などは、Webマーケティングの一例です。


なお、先ほど挙げたテレビCMや雑誌などによるマーケティング活動はWebを挟まないため、マスマーケティングと呼ばれます。

Webマーケティングの必要性

インターネットの普及拡大により、多くの人がWebを通じて商品を購入したりサービスを利用したりするようになっています。


総務省発表の「令和7年版 情報通信白書」によると、世界のEC市場の売上高は増加傾向にあり、2024年の7.2兆ドルから2028年には10.4兆ドルまで拡大すると予測されています。


それに伴い、企業にとってWebマーケティングの必要性、および重要性も年々高まっています。ターゲットとなる顧客層に的確にアプローチし、認知度向上、購買促進につなげ、効果測定を行うためにもWebマーケティングが不可欠と言えます。


※出所:「令和7年版 情報通信白書」

Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い

Webマーケティングと似たような言葉に「デジタルマーケティング」がありますが、意味合いが少し異なります。


WebマーケティングがWeb媒体を活用して行うマーケティングであるのに対し、デジタルマーケティングは、デジタルマーケティングはWeb媒体を含むデジタル技術・ツール全般を活用したマーケティングを指す言葉です。


つまり、Webマーケティングは、デジタルマーケティングの一部であり、デジタルマーケティングの中に含まれます。

Webマーケティングの仕事内容を紹介

Webマーケティングの基本施策は次の3つですが、それに付随してさまざまな多岐にわたる業務があります。


1.集客施策
2.アクセス解析
3.リピート施策


ここでは、それぞれの施策の仕事内容について詳しく解説します。なお、企業によっては仕事内容別に担当が分かれているケースや、一つひとつが職種として成り立っているケースもあります。

Web集客の施策立案・推進

Webマーケティング職のメインとなる役割が、Web集客施策です。目的やターゲットなどに応じて、複数のWebマーケティングの手法を組み合わせながら、アクセス増加を目指してWeb集客の施策を検討し立案します。


Webマーケティングの手法には、Web広告やSEO、SNSマーケティングや動画マーケティングなどがありますが、代表的なものがWeb広告とSEO(検索エンジン最適化)です。


Web広告には、リスティング広告やアフィリエイト広告、ディスプレイ広告、SNS広告などさまざまな種類・媒体があります。それぞれリーチできる顧客層などに特徴があるため、よりターゲットに合った媒体を選び、施策を検討する必要があります。


SEOは、検索結果の上位に自社サイトを表示させるための施策を指します。自社のWebサイト構造やコンテンツを調整することで上位表示を実現し、安定的な集客を目指します。

アクセス解析

WebサイトやSNSアカウントなどへのアクセス状況を定量的に把握し、ユーザー属性や流入経路・離脱率・回遊率などといった行動データなどを分析するのも、Webマーケティング職の重要な仕事です。


通常、Google Analytics、Adobe Analyticsなどのアクセス解析ツールを使って行われ、目標に対してどれぐらいの成果が出ているかモニタリングし、施策の効果検証や改善を行います。

リピート施策

一度Webサイトに訪れたユーザーに再び訪れてもらったり、一度購入した商品やサービスを再度購入してもらうための施策を考え実行します。主なリピート獲得のための施策としては、SNSとメールマガジンが挙げられます。


SNS施策は、XやInstagram、TikTok、LINEなどのSNSを活用して企業や商品・サービスの情報を発信することで、ユーザーとコミュニケーションを取り、ファンを増やします。この施策においても、目的やコンセプトを決めた上でターゲットを設定し、コンテンツを考え、運用開始後はアクセス解析を行い、改善につなげます。


メールマガジンは、すでに接点のあるユーザーに対してメールでアプローチする施策です。複数のユーザーに一斉に情報を発信できるため、低コストでユーザー接点ができるツールとして根強く活用されています。


ターゲットに合わせながら継続的に接点を作ることで、サイトへのアクセスを促し、商品やサービスの再購入につなげます。

Webマーケティングのトレンドと見通し

冒頭でも取り上げた総務省の「令和7年版 情報通信白書」内の、日本の媒体別広告費の推移をみると、2021年にインターネット広告費がマスコミ4媒体(テレビメディア・新聞・雑誌・ラジオ)広告費の合計を初めて上回り、直近の2024年にはインターネット広告が3兆6517億円、マスコミ4媒体広告が2兆3363億円と、大きく差をつけています。


世界の媒体別広告費を見ると、2023年には4244億ドルだったデジタル広告が、2027年には6056億ドルに拡大すると予測されています。世界的な市場拡大予測を背景に、日本のインターネット広告市場も拡大が続くと予想され、Webマーケティング職の必要性と採用ニーズは今後ますます高まるでしょう。


なお、WebマーケティングのトレンドとしてAIの活用拡大があり、主に顧客ニーズの予測分析と戦略策定においてAIを活用する動きが見られます。


ただ、あくまでWebマーケティングの仕事のごく一部分であり、全面的にAIに置き換わる可能性はありません。


ユーザーの動きを読み解き、最適な施策を考え運用するというWebマーケティング職のニーズは、今後も拡大傾向が続くと考えられます。


※出所:「令和7年版 情報通信白書」

Webマーケティングの仕事に就くメリット

Webマーケティングの仕事に就くメリットは、以下の4つです。


・成果が数字で見える
・自社の成長に貢献できる
・Webに関する知識が身につく
・キャリアパスが広がる

それぞれ見ていきましょう。

成果が数字で見える

Webマーケティングの仕事は、PV数やCPA、CTR、CVR、SEOの検索順位、問い合わせ数など、成果が数字で見えやすい点が特徴です。自身が手掛けた施策の結果、数字が伸びた際には、大きな達成感を得られるでしょう。


効果が鈍化したときにも原因を突き止めやすく、数字をもとに改善を繰り返してより大きな成果につなげられる点もWebマーケティング職の醍醐味です。

自社の成長に貢献できる

Webマーケティングは、自社の集客に直接的に貢献できる仕事です。各種指標となる数字を伸ばすことで、売り上げ拡大や認知度向上、ブランディングなどにつながります。


自社の成長に貢献していると実感しやすく、やりがいや介在価値を感じられるでしょう。

Webに関する知識が身につく

日々の仕事を通じて、データ分析やSEO、Web広告など、Webに関する最新の知識と実践的なスキルが身につけられる点もメリットと言えます。ユーザー心理やトレンドを把握する力も養われるでしょう。

キャリアパスが広がる

デジタル化が進む中、自社の集客や売り上げ拡大につながるWebマーケティング職のニーズは拡大の一途をたどっています。


Webマーケティング経験者のキャリアパスも広がっており、Webマーケティング分野で管理職に昇格したり、リーダーやディレクターポジションで転職したり、Webマーケティング分野のコンサルタントとして活躍するケースもあります。


最高マーケティング責任者(CMO)を目指すという道も考えられるでしょう。

Webマーケティングの業務に向いている人の特徴

Webマーケティングの仕事に向いている人の特徴をご紹介します。当てはまるものがあれば、転職の際のアピール材料にするといいでしょう。

論理的思考力がある

Webマーケティングの仕事は、さまざまなデータをもとにユーザー行動などを分析し、課題点を把握して施策につなげる仕事です。


データを冷静に捉え、なぜこの数字になったのか、問題はどこにあるのかを論理的に考え、打ち手を考えられる人はWebマーケティングに向いていると言えます。

企画力がある

Webマーケティングでは、データおよびユーザーニーズとマーケットのトレンドなどを踏まえ、自社の強みを打ち出す企画案を考える必要があります。


独自の発想力を武器に、効果的な企画を打ち出し展開してきた経験のある人は、Webマーケティングとしての素養があるでしょう。

コミュニケーション力が高い

Webマーケティングの仕事は多岐にわたるため、役割が細かく分かれているケースも多く、各担当者が協働してチームで業務を進める必要があります。


また、営業部門やクリエイティブ部門など、他部署と連携を取る機会も多く、高いコミュニケーション力が必要とされます。

デジタルツールに関する知識がある

Webマーケティングにおいては、アクセス解析ツール、SEOツール、MAツールなどさまざまなデジタルツールを活用します。


デジタルツールに関する知識があり、業務で使用してきた経験があれば、Webマーケティングの仕事でも活かせるでしょう。


プログラミングやWebデザインなどの知識もあれば、なお有利と言えます。

調整力・チームをまとめる力がある

前述のように、Webマーケティングは社内のさまざまな役割の人と連携して業務を進めることが多く、チームワークが必要とされます。


立場の違う人たちの意見をまとめ、調整しながら、チームをまとめ上げ一つの方向に導く力があれば、Webマーケティングの仕事でも大いに発揮できるでしょう。

Webマーケティング職の求人ニーズ

デジタル化の加速やネット広告の拡大傾向などを受け、Web集客やブランディングなどに注力する企業は非常に多く、Webマーケティング職の採用ニーズは旺盛な状態が続くと見られます。


中途採用では、即戦力を求める企業が多く、Webマーケティング経験者が有利ですが、深刻な人材不足を受けて素養のある未経験者にも門戸を開き、自社で育成しようとする企業も増えつつあります。


未経験からの転身は難易度は高めではあるもののチャンスは拡大しているため、Webマーケティング分野に興味があるならばチャレンジしてみるのはおすすめです。

未経験からWebマーケティングに転職する6つの方法

未経験からWebマーケティング職に転職する方法は主に6つあります。ここではそれぞれの方法について詳しく解説します。

Webマーケティングに関する知識を独学する

Webマーケティングの知識は、独学でも身につけることが可能です。


例えば、Webマーケティングに関する書籍を読んだり動画を見たり、セミナーに参加したりして学習する方法が考えられます。Webマーケティングについて学べるスクールに通うのも選択肢です。

Webマーケティングに必要な資格を取得する

Webマーケティングに関連する資格を取得すれば、業務未経験であっても一定の知識があると判断でき、転職で有利に働く可能性があります。


例えば、次のような資格はWebマーケティング職への転職でアピールしやすく、転職後にも知識を活かして活躍できる可能性が高いでしょう。

IMA(Internet Marketing Analyst)検定Webマーケティングにおける実務スキルやノウハウを習得できる検定試験
Webアナリスト検定Web分析に関する専門知識と技能を認定する検定試験
ネットマーケティング検定デジタルマーケティングの基礎知識や関連法規の知識を身につけられる資格試験
マーケティング・ビジネス実務検定マーケティング実務の知識を判定する検定試験
Google Analytics個人認定資格(GAIQ)Google Analyticsの習熟度を認定する資格制度


未経験歓迎のWebマーケティング職に応募する

Webマーケティング職への転職は経験者がどうしても有利ですが、未経験者にも門戸を開く企業はあります。Webマーケティングの求人の中で「未経験歓迎」と書かれた求人に応募するのは一つの方法です。


ただし、未経験者の場合は「Webマーケティング職への適性」をより的確にアピールする必要があります。


前述の「Webマーケティング職に向いている人の特徴」の中で自信に当てはまるものを具体的にアピールしたり、これまでに培った経験・スキルの中でWebマーケティングでも活かせそうなものを抽出して伝えたりするといいでしょう。

Webマーケティング職への部署異動を希望する

いきなり他社のWebマーケティング職に応募するよりも、自社内のWebマーケティング部門に異動願いを出すほうが難易度が低いケースもあります。なぜWebマーケティングの仕事に就きたいのか、自身の思いを整理した上で、上長や人事に相談してみることをおすすめします。


自社内でWebマーケティングの業務経験を積んだ後に、「経験者」としてステップアップ転職を目指すという道も考えられます。


なお、部署異動が難しい企業にいる場合は、Webマーケティング部門があり、部署異動が可能な企業に転職するのも一つの方法です。

アカウントプランナーに転職する

Webマーケティング職に比較的近い職種に「アカウントプランナー」があります。まずはアカウントプランナーに転職し、その次のステップとしてWebマーケティング職にチャレンジするという方法も考えられます。


前述の通り、未経験者にも門戸を開く企業は増えつつあるものの、経験者に比べると転職難易度は高く、書類選考で落ちてしまう可能性はあります。


その点、アカウントプランナーは広告出稿を希望する企業(クライアント)に対して、さまざまな媒体での広告展開を提案する職種であり、Webマーケティングに関する知識も自然と身につきます。


デジタル広告に関する知識や、目標や予算に合わせた施策立案スキルも磨かれるため、Webマーケティングに必要とされる経験やスキルも一通り身につけられるでしょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントを利用すれば、未経験者も歓迎している企業の求人を紹介してくれる可能性があります。


また、未経験からWebマーケティングに転職するための必要なサポートを得ることもできます。


例えば、これまでの経験・スキルの中から、Webマーケティングでも活かせる強みを洗い出し、それを応募書類や面接で効果的にアピールするためのアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ

ここまでの説明で、Webマーケティングの仕事内容や魅力、やりがい、そして未経験から転職する方法などをご理解いただけたと思います。


「やっぱりWebマーケティング職にチャレンジしたい」との思いを強くした方もいらっしゃるのではないでしょうか?


未経験からWebマーケティング職に転身するのはやや難易度が高めですが、旺盛な求人ニーズを背景に転職チャンスは広がっているため、決して不可能ではありません。これまでの経験やスキルを効果的にアピールすれば、Webマーケティング職の素地や適性があると評価される可能性は十分にあります。


とはいえ自分をどのようにアピールすればいいかわからず不安…という場合は、転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェント経由で転職活動を行えば、求人の紹介だけでなく、これまでの経験やスキルを棚卸しし、Webマーケティング職で活かせる強みをアピールするためのサポートが得られるでしょう。


なお、キャリア・エックスでは、求職者一人ひとりの希望に寄り添い、キャリアプランをともに考え、Webマーケティング職への転職実現に向けて伴走しています。Webマーケティングの仕事内容に興味を持ったら、ぜひ気軽にキャリア・エックスに相談してください。

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東海林 浩樹

この記事の監修者

東海林 浩樹 コンサルタント

前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

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