ベンチャー企業への転職に失敗してしまう理由とは?経験者が語る失敗しない方法

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ベンチャー企業への転職に興味は持っているけれど、「業績不振に陥って倒産してしまうのではないか」「残業が多く身体を壊してしまうのではないか」など、転職に失敗してしまうのではないかと不安を抱く人も多くいらっしゃるでしょう。


そこでこの記事では、ベンチャー企業での勤務経験がある筆者が、ベンチャー企業に転職して失敗したと感じる瞬間や、ベンチャー企業への転職に失敗してしまう理由、転職成功のためのポイントなどについて解説します。


ベンチャー企業への転職にご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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ベンチャー企業への転職に失敗したと感じる瞬間とは

ベンチャー企業への転職を経験した人の中には、「今回の転職、失敗したかも…」と感じる人がいるようです。


ここでは、ベンチャー企業での勤務経験がある筆者が、ベンチャー企業に転職後、失敗したかも…と感じた瞬間を3つご紹介いたします。

一人あたりの業務量が多く、残業が続いたとき

ベンチャー企業の多くはまだ組織が小さく、社内態勢も整い切ってはいません。そのため、一人あたりの業務量がどうしても多くなってしまいます。


例えば営業の場合、大企業ではリードを獲得する人、アポイントを獲得する人、商談資料を作成する人、商談をする人…といったように役割を分けているのに対し、ベンチャー企業では全てを一人の営業が行うことも。


さらに、場合によっては営業業務と並行してマーケティングや人事なども行うこともあるでしょう。


若手にも裁量権が与えられるうえ、これまで経験したことのない業務に関わる機会も多く、短期間で成長できるというメリットがある一方で、一人あたりの業務量が多く、業務範囲も広いため残業する日が続くこともあり、あまりにも残業が続くと「転職失敗したかも…」と感じてしまいます。

教えてくれる人がいないとき

ベンチャー企業は新しい事業を手がけていることが多いうえ、比較的若いメンバーが多いことから、その道の知見がある人や、経験豊富なベテラン層が少ない傾向にあります。


わからないことがあっても、手取り足取り教えてくれる人はいないため、何事も自分で調べ、考えたうえで進めなければならないことに、プレッシャーを感じることもあるでしょう。


成長を求めてベンチャー企業に転職したものの、教えてくれる人がおらず、自分で責任を持たなければいけない環境に、想像と違った、こんなはずじゃなかったと思うことがあるかもしれません。

業績が不安定で赤字が続いたとき

創業間もないベンチャー企業は特に、事業を立ち上げたばかりだったり、まだ収益柱が定まっていなかったりするため、業績が安定していません。


業績がいい月もあれば、赤字に陥る月もあったりします。


そういう事情は理解して転職したものの、実際に何カ月も赤字が続くと「このままこの会社で働いていても大丈夫かな?」「この企業への転職は失敗だったかも…」と不安になってしまいます。

ベンチャー企業への転職で失敗してしまう理由

ベンチャー企業に転職して「失敗したかも…」と後悔してしまうケースには、いくつかの理由が考えられます。

失敗しないためにも、その理由をみていきましょう。

自己理解ができていなかったため

「勢いがありそうだから」「成長できそうだから」など、曖昧な理由でベンチャー企業に転職を考えていませんか?


このような曖昧な理由でベンチャー企業に転職してしまうと、「こんなはずじゃなかった」と、転職したことを後悔してしまうでしょう。


転職で失敗しないためには、なぜベンチャー企業に転職したいのか、その理由を明確にしておくことや、今回の転職を通して叶えたいことに優先順位をつけることが重要です。


そのためにもあらかじめ、自己分析などを通して自分の強みや持ち味、志向や価値観など「自己理解」を行う必要があるでしょう。

企業理解が足りていなかったため

ベンチャー企業も様々ですので、「ベンチャー企業」に転職したことが失敗だったのではなく、「そのベンチャー企業」に転職したことが失敗だった可能性が高いです。


そのため、転職する際は企業についてしっかりと調べる必要があります。


しかしベンチャー企業は創業してまだ日が浅く、会社に関して公開されている情報が少なかったり、働いている人の数も少ないので口コミなどもあまりないことから中々企業理解を深められません


企業研究したくても情報が集まらず、企業理解が足りぬまま勢いで転職を決めてしまった結果、入社後にギャップを感じてしまう人もいるようです。


面接での逆質問で気になることはしっかりと聞くようにしたり、ベンチャー企業へ転職する場合は転職エージェントを利用し、よりリアルな情報を少しでも多く集められるようにしておくといいでしょう。

ベンチャー企業の特徴を理解していなかったため

ベンチャー企業はどうしても業績が不安定である場合が多く、一人当たりの業務や課せられるミッション、責任も大きい傾向にあります。


また、人事制度や福利厚生がまだ整備されていないケースもあり、意見を出し合いながらそれらを作ることも。


事業や社内体制の変化も多くあるでしょう。


こうしたベンチャー企業の特徴を理解せずに転職してしまうと、これまでとのギャップを大きく感じてしまい、このまま働き続けてもいいのだろうか…など不安が大きくなってしまうかもしれません。


あらかじめベンチャー企業の特徴を理解し、自分がベンチャー企業に向いているか判断した上で転職をすることで、ベンチャー企業ならではの変化の多さや裁量権の多さなどを楽しむことができるでしょう。

===併せて読みたい===

ベンチャー企業への転職で失敗しないためのポイント

ベンチャー企業への転職に限らず、転職で失敗しないためにはポイントがいくつかあります。


ここでは、転職活動を行うにあたって気をつけるべきポイントをご紹介いたします。

転職の目的を明確にする

なぜ転職したいのか、転職に何を求めているのか、理由を掘り下げてみましょう。


今回の転職で果たしたい目的を明確にすれば、それがベンチャー企業で叶えられるものなのかどうか判断することができます。


現職に対する不満や退職したい理由から考えてみるのも一つの方法です。


例えば「ワークライフバランスを整えたい」が転職の真の目的なのであれば、ベンチャー企業は合っていないかもしれません。

面接の逆質問タイムで気になることを質問する

ベンチャー企業はIR情報を公開していなかったり、口コミが少なかったりと、企業を知る上での情報が少ない傾向にあります。


効果的なのは、面接の最後に設けられることの多い「逆質問タイム」を活用すること。


事前の企業研究ではつかめなかったこと、確認しておきたいことなどを質問し、不安を解消するといいでしょう。


ある程度選考が進んだら、面接とは別に、一緒に働く部署社員と面談の機会を設けてもらうようお願いするのも有効です。


なお、逆質問については、以下の記事も参考にしてみてください

「面接での逆質問では何を聞けばいい?人事にウケる面白い逆質問も紹介」

周りに頼りながら転職活動を進める

企業の情報が少ないからこそ、ネットで調べるだけでなく周りの人から情報収集することも大切です。


例えば、働き方や勤務時間などが気になるのであれば、ベンチャー企業に勤めている友人などに、実際のところはどうなのか話を聞いてみるといいでしょう。


転職エージェントに相談するのも有効です。


転職エージェントのキャリアアドバイザーは企業の業務内容や募集内容だけでなく、企業の内情についても詳しいケースが多いため、転職に際して有益な情報をもらえるでしょう。

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優良ベンチャー企業を見分けるポイント

たくさんのベンチャー企業の中から、安定性があり将来性も高いと思われる「優良ベンチャー」を見分けるポイントについてご紹介します。

資金調達を受けている

「資金調達を受けているかどうか」は、ベンチャー企業を見極めるうえで重要なポイントです。


資金調達とは、事業運営に必要な資金を銀行など金融機関やベンチャーキャピタル、エンジェル投資家などから外部調達すること。


投資してくれる機関や投資家がいるということは、そのベンチャー企業の将来性が期待されていると判断できます。


調達額が大きければ、事業拡大に注力できる企業体力も備わっている可能性が高く、ある程度の安定性も見込めるでしょう。

業績が上昇傾向にある

創業間もないベンチャー企業は、事業を立ち上げたばかりで業績が安定しているとは言えません。創業して数年が経っていても、まだ収益柱が定まっていないケースもあります。


月によって業績に波があるのはベンチャーでは当たり前とも言えますが、全体を通して見たときに「上昇傾向にあるかどうか」は確認しておきましょう。


上昇傾向にあるならば、扱う商品やサービスが一定以上の評価を受けているということ。


会社の体制が整い、営業に割くリソースが確保できれば、一気に業績が拡大する可能性があるでしょう。

成長業界である

例えばSaaS業界など、今まさに伸びている成長業界であれば、業界全体の拡大に伴い業績の拡大が期待できます。


会社の成長に貢献しているという実感も得やすいので、働くモチベーションも維持できるでしょう。


成長業界については、以下の記事も参考にしてみてください。

「転職におすすめの業界7選。自分に合った仕事を探すポイントを解説」

ベンチャー企業で働くメリット・デメリット

ベンチャー企業への転職を目指すにあたって、ベンチャー企業で働くメリット・デメリットを把握しておきましょう。

ベンチャー企業で働くメリット

ベンチャー企業は、一人ひとりの裁量が大きい点が特徴です。


経営層との距離が近いため、意見やアイディアを直接提案しやすく、筋が通っていれば採用され、責任者を任される可能性も高いでしょう。


大企業と比較すると意思決定までのスピードが早いため、その分経験できることも増え、早くスキルアップできる点も魅力です。


成果に応じて早期に年収アップを狙える点もメリット。


ベンチャー企業は成果主義、実力主義の給与テーブルを設定しているところが多く、勤続年収や年齢問わず、高い年収を手にできることも珍しくありません


また、ベンチャー企業の多くは、事業やビジョン、経営理念に共感したメンバーが集まっています。


同じビジョンを描くメンバーと一つの目標に向かって突き進める醍醐味は、ベンチャー企業ならではと言えるでしょう。

ベンチャー企業で働くデメリット

前述のように、ベンチャー企業は業績がまだ不安定であるうえ、経営体制も万全ではなく、安定性が低いケースも少なくありません。


安定性が気になる場合は、事業内容やマーケットでの立ち位置を事前にリサーチし、成長性を判断することをお勧めします。


また、裁量が大きい一方で、業務範囲が広く業務量も多いため、仕事のプレッシャーも大きくなる傾向にあります。


責任の重い環境は負担に感じるならば、創業間もないスタートアップではなく、設立からしばらく経ち、制度や働き方がある程度整っているベンチャー企業のほうが向いているかもしれません。

ベンチャー企業への転職で失敗しないために転職エージェントを活用しよう

ベンチャー企業は、大企業に比べると業績や将来性の不安や業務量の多さなどがあるものの、自身の裁量で仕事を進められる、会社の成長に対する貢献実感が得やすいなどさまざまな魅力があります。


リスクを避けベンチャー企業への転職を成功させたいと思っている方は、ぜひこの記事を参考に理想の企業を見つけてください。


併せて転職エージェントを活用すれば、安定性が高く、より自分に合った企業が見つけられるでしょう。


キャリア・エックスでは、今まさに成長中にあるベンチャー企業の求人も多数保有しています。


求職者一人ひとりの経験やスキル、希望に合った応募先の紹介はもちろん、不安を解消するための企業情報の提供も行っています。


応募企業に合った応募書類の作成サポートや面接アドバイスなども行っていますので、ベンチャー企業への転職を検討している方は、ぜひキャリア・エックスにお問い合わせください。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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