キャリアを描けない人が増えている
従来は、「目指すゴールを定めてキャリアステップを具体化し、それに向けて経験を積み重ねていく」という考え方が主流でした。
しかし、クランボルツ教授らが米国・社会人に行った調査によると、18歳時点でなりたいと思っていた職業についた人の割合は、わずか2%であることがわかりました。
変化の激しい現代、思うようにキャリアを描けないことが多くなっています。その中で大事なことは、偶然の出来事や出会いをキャリアアップにつながる機会と捉えることだと思います。
まずは挑戦して偶然の機会を増やす
計画通りでなかったとしても、まずは挑戦してみようというスタンスが次の扉を開くことがあります。「偶然の機会を積極的に増やす」よう行動することで、キャリアが広がる可能性が高まります。
私自身の話ですが、人事のキャリアが偶発的な出来事がきっかけで決まった経験があります。新卒入社した会社が合併し、初めて新卒採用を行うことになった時、突然、採用担当のメンバーに選ばれたのです。
当時の業務にやりがいを感じていた中での予期せぬ決定だったので、当初は前向きにはなれませんでした。
しかし、試行錯誤しながらも無事に採用を成功させたときには、新たなやりがいや、身に付いたスキルあることに気づき、本格的に人事のキャリアを選ぶことに繋がりました。
偶発的な出来事でしたが、振り返ると、会社が合併したことも、まったく別の職種になることも、ネガティブな出来事で終わらせずに、チャンスとして捉え直したことがキャリアアップの鍵だったと感じます。
また、偶然の出来事や出会いを増やすには、まずは「人に話す、相談する」ことがポイントだと思っています。
弊社では、転職相談はもちろんのこと、キャリア全般に関する相談を受けておりますので、キャリアを広げる可能性を掴むためのお話をさせていただくことができます。お気軽にお問い合わせください。