マネーフォワードへの転職は難しい?難易度や年収、募集職種などを解説

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社名にもなっているマネーフォワードシリーズをはじめとした、“お金”に関わる様々なクラウドサービスを提供している株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)。


法人や金融機関はもちろん、個人向けのサービスも展開していることから、「知っている」、「聞いたことがある」という方は多いでしょう。


そんな同社は働きがいのある会社(従業員1000人以上)として10位に入賞(参考:Great Place To Work® Institute Japan(GPTW Japan) 2024年版 日本における「働きがいのある会社」ランキング ベスト100)しているほか、open workの口コミでもインターネット業界内で上位にランクイン。


転職マーケットでも人気の高い企業に挙げられていますが、どんなところが求職者にとっての魅力になっているのでしょうか。転職難易度や募集職種などと合わせ、本記事で解説していきます。

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マネーフォワードとはどんな会社?

マネーフォワードは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに掲げ、2012年に設立されました。


以来、法人向けバックオフィスSaaS・Money Forwardクラウドシリーズや個人向けの家計、資産管理サービス・Money Forward ME、金融機関向けのMoney Forward Fintech Platformなどを続々とリリース。


提供プロダクト数は50を超え、売上高も300億円を突破するまでになりました(2023年11月期※連結)。


現在でも、新プロダクトの開発などへ積極的にチャレンジしており、国内のSaaS企業の中でも特に注目度の高い会社の一つだと言えます。

マネーフォワードの離職率

マネーフォワードが公開している退職率は13.6%です(2023年11月時点)。


この数字が入社1年以内などを指すのかは明らかにされていませんが、厚生労働省によると令和3年3月卒新卒(大卒)の入社1年以内の離職率は12.3%で、3年以内だと34.9%となっています。


この数字から比較すると、仮にマネーフォワードが公開している退職率が入社1年以内の場合だと、平均的な離職率であり、入社2年以内やそれ以外であれば離職率は低いと考えられるでしょう。

マネーフォワードの転職難易度は?

マネーフォワードの転職難易度は、比較的高いと言えます。


基本的には各職種の経験が必須とされており、それも3年以上となっている場合が多いため、未経験や第二新卒では書類選考に通りづらいでしょう。どの求人でも募集職種で一定のキャリアを持った人材を求めているようです。


ただし、求人の数自体は多く、営業や管理部門、デザイナー、エンジニアなどの職種で幅広く募集が行われています。


社員数は2018年の394名から2023年には2148名まで急増しており、積極的に採用を行なっていることから、自分自身のスキル・経験とマネーフォワードが求めているものがタイミング良くマッチすれば、入社につながる可能性は十分にあると言えます。

マネーフォワードの平均年収

マネーフォワードの最新の有価証券報告書によると、平均年収は約665万円で、平均年齢は33.6歳です。


業種・職種を問わない30代の平均年収は447万円(参考:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】)ですので、それより200万円以上高く、高収入を目指せる会社だと言えるでしょう。


また、open workを参考に職種別の平均年収を見てみると、営業は539万円、エンジニアは640万円、ビジネス職は489万円という数字に。


有価証券報告書に比べると低めに映るかもしれませんが、管理職クラスの割合が少ないこと、マネーフォワードの平均年収が年々上昇傾向にあり数年前のデータも含まれていることなどが要因だと考えられます。


※マネーフォワードの平均年収などは、こちらの記事でも解説しています。

マネーフォワードの福利厚生

東証プライム上場企業ということもあって、マネーフォワードでは社員持株会や確定拠出年金、テレワーク支援、健康診断といった一般的な福利厚生は整っています。


入社してみて、「○○がないんだ」と戸惑うことは考えづらいでしょう。そのうえで、この項目では独自性の高いユニークな福利厚生をいくつかピックアップします。

マネーフォワード ME プレミアム無料クーポン

マネーフォワードの代表的なサービスの一つであるマネーフォワード MEのプレミアム機能が無料で使えるクーポンを社員およびその家族向けに配布しています。

医療サポート

夜間・休日でもオンライン診療を受けられるファストドクター、病気やケガなどの悩みを24時間365日電話で相談できるメディカルアシストを導入しています。

テックカンファレンス・コミュニティへの参加支援

テックカンファレンス・コミュニティへのスポンサード、出展を行っており、参加費用を会社が負担。主にエンジニアが対象となる制度です。

Family Day

社員の家族に対して、マネーフォワードの仕事や職場を知ってもらうためのオフィスツアー・懇親会を開催。現在はコロナ禍の影響によりオンラインで実施しています。

近隣住宅手当・近隣引越祝金

規定にもとづき、オフィスの近隣に住む場合は最大月2万円の住宅手当が支給されるほか、転居に際して祝い金を10万円支給します。

家事代行補助

働くメンバーの家事負担を軽減する制度で、7%オフの金額で家事代行サービスを利用することができます。

マネーフォワードで募集されている職種

マネーフォワードでは、エンジニア・デザイナー・ビジネス(営業など)・コーポレート・研究開発というカテゴリーに分けて求人が行われています。


時期によって募集職種には変化がありますが、それぞれ具体的にどんなポジションがあるのか見ていきましょう。

エンジニア

フロントエンド・バックエンド、モバイル、QAなど、様々な分野のエンジニアが募集されています。マネージャ―クラスの求人数も多く、幅広いキャリアのエンジニアを受け入れる体制があると言えるでしょう。


一定の経験・スキルがあり、次のステップを考えている方であれば、マッチする求人が見つかるはずです。

デザイナー

Webデザイナーを中心に、UI・UXデザイナーやそれらを統括するマネージャ―層の募集も行われています。


基本的にはプロダクトごとに採用を実施しており、場合によってはブランドデザインなどにも携わるチャンスがあるようです。

ビジネス

フィールド・インサイドセールスといった営業をはじめ、事業開発や営業企画、マーケティングなどの募集を行っているのが、このカテゴリーです。


営業はSaaS企業らしくザ・モデル方式が取り入れられており、インサイドセールスとフィールドセールス、カスタマーサクセスを分けて採用を実施。企画・マーケティング分野を含めて、各プロダクトで積極的に募集されていることが伺えます。

コーポレート

人事・経理・広報・法務といった管理部門のポジション全般で採用があります。


ただし、ビジネス・エンジニアのカテゴリーなどに比べると求人数自体は少な目で、必須要件を見ても比較的転職難易度が高いことが想定されます。特に経験豊富な人材が求められている領域です。

研究開発

これまで紹介してきたポジションの中でも、もっとも採用ハードルが高いと想定されるカテゴリーです。


ニーズ型・シーズ型の研究員およびFin tech領域のデータサイエンティストの募集のみが現在行われており、それぞれ職種経験などハイレベルの必須要件が設定されています。

マネーフォワードの評価制度

年2回の給与改定を実施しており、職種別の給与テーブル・グレード・評価によって収入が決定します。さらに、半期ごとにS評価を受けたメンバーには、別途ハイパフォーマンス賞与が支給されるようです。


なお、マネーフォワードでは2021年に人事評価制度の改定を実施し、給与レンジの上方修正を行い、昇給率もUP。前述のハイパフォーマンス賞与もそのタイミングで導入されました。


給与レンジの上方修正は2023年にも行われており、今後もさらなる待遇向上が期待されます。


また、社員が高い評価を得られるよう、ステップアップを実現できるよう月1回以上の 1on1面談やリーダー育成プログラム・マネージャ―基礎研修などを実施。グループ会社を含めた異動を公募するチャレンジシステムも設け、キャリア形成をサポートしています。

 マネーフォワードに向いている人の特徴

ここまでマネーフォワードについて、様々な面から解説してきました。


では、転職を検討するにあたっては、どんなタイプの人が同社に向いているのでしょうか。

マネーフォワードの事業に共感できる人

マネーフォワードはスキルや経験はもちろん、事業などへの共感性を重視して採用を行っています。


「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに掲げ、お金の課題解決を通じてより良い社会を創造しようとしている会社に共感を持てるかが、大前提になってくるでしょう。

キャリアアップを実現したい人

IT業界の中でも、SaaSは特に成長が著しいと言われており、マネーフォワードはそんな分野を代表する国内企業の一つです。


売上高は前年比140%以上のペースで拡大を続け、社員数なども合わせて増加中。発展が続いている会社だからこそ、キャリアアップのチャンスは大きく広がっていると言えます。

ユーザー目線を大切にして仕事をしたい人 

マネーフォワードは行動指針の一つにFairnessを掲げています。


ユーザーをはじめとした各ステークホルダーに対して、フェアで誠実に向き合うことを重視。そうした姿勢を大切にしてクライアントへ提案などを進めていきたいという方には向いているでしょう。

マネーフォワードに転職するなら、株式会社キャリア・エックス

キャリア・エックスは、マネーフォワードのようなSaaS企業をはじめ、様々な分野の会社への転職支援実績が豊富な転職エージェントです。


特に20代・30代向けのサポートに強みを持っており、“一度転職して終わり”ではなく、長期的なキャリア形成も視野に、一人ひとりの求職者の方に向き合っています。


マネーフォワードへの転職サポート実績もありますので、マネーフォワード含めたSaaS企業への転職にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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さらなるステップアップを目指すならマネーフォワードへ

これまで解説してきたように、マネーフォワードはSaaS業界の中でも、特に成長が著しい企業です。会社として拡大するに連れ、待遇や評価制度、福利厚生などもアップデートされており、業界内、他業界の企業に比べてもそれぞれ高水準の内容になっています。


さらに、組織・売上共にまだまだ“進化”し続けているのも魅力の一つでしょう。今後もポストなどは増えてくることが予想され、キャリアアップのチャンスも十分にあります。


採用にあたっては、それぞれの職種で低くないハードルはあるものの、「培ってきたスキル・経験を活かし、さらに“上”を目指したい」といった想いを持ち、事業にも共感できる方には、ぜひマネーフォワードへの転職をご検討ください。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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