面接の際に聞かれることが多い志望動機ですが、志望動機はどの企業でもどの職種でも使えるようなものにしている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
受ける企業が少なければ頑張って考えることもできますが、受ける企業が多ければ多いほど志望動機を企業ごとに考えるのは難しいでしょう。
そこで今回は、志望動機の重要度や考え方、WEBマーケティング経験者、未経験者別の志望動機の例などをご紹介いたします。
WEBマーケターへの転職をご検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
WEBマーケティングへの転職で志望動機は重要?
まず初めに、面接において志望動機がどれくらい重要なのかを見ていきましょう。
志望動機は職種に関わらず重要
今回はWEBマーケティングの志望動機について説明してまいりますが、職種に関わらず、志望動機は面接においてとても重要です。
企業は面接で志望動機を聞くことで、
・会社の社風や働くメンバーとマッチするかどうか
・競合ではなくなぜ自社を選んだのか
・なぜ今回の求人を選んだのか
などを知ることができるからです。
志望動機はどこの会社でも聞かれるから当たり障りのないことを…と考えている方は、ベースは同じでもいいですが、1箇所だけでもいいのでその企業オリジナルの志望理由を付け加えられると良いでしょう。
志望動機を考える際に押さえておきたいポイント
志望動機では、「他社ではなくなぜその企業なのか」「なぜこの求人に応募したのか」を伝えられることが重要です。
そのため、企業のミッションやビジョン、手がけるサービスなどの話を盛り込むと「競合他社ではなく御社じゃなきゃダメな理由」を伝えることができるので良いでしょう。
また、志望動機では自分がその会社に合っているかどうかをアピールすることができる時間でもあります。
会社が求める人物像や社風を調べて、ご自身のアピールとともに伝えられるといいですね。
WEBマーケティングに向いてる人の特徴
次に、志望動機を考える前に、WEBマーケティングに向いてる人の特徴を3つご紹介いたします。
未経験からWEBマーケティング系の企業に転職する場合は特に、ただ志望動機や自己PRを考えるのではなく、WEBマーケティングに向いてることを同時にアピールできるとWEBマーケターとして活躍してもらえそうだと想像してもらえます。
そのため、ぜひここでご紹介するWEBマーケティングに向いてる人の特徴を参考に、志望動機を考えてみてください。
数字を扱うことに抵抗がない人
思っている以上に、Webマーケティングの仕事では、数字を扱う機会が多いです。
なにかを実行するために一番初めに行う分析業務では、競合や自社の現状の数値を入力し、そこから課題点を発見していきます。
広告運用業務では、実際にお金を投下して運用し、インプレッション数やクリック数、費用対効果など様々な数字を確認し、必要があれば数値入力もしていきます。
数字が好きである必要はありませんが、数字を扱うことに抵抗がない人であることが重要です。
例えば営業であれば、何件電話をして何件のアポイントが取れたのか、そしてそのアポイントから何件確度の高い商談ができたのかなどを数値化し、自身の目標から逆算してその月に何件のアポイントを取るべきか、そのために何件の電話をしなければいけないのかなどを考えてきた経験があれば、積極的にアピールしていくといいでしょう。
論理的思考を持っている人
人に何かを説明をする際やある課題について考える際に、論理的に考えられる方はWebマーケティングに向いています。
そもそも論理的思考とは、感情などを入れず起きた事象に対して筋道を立てて考えていく思考といわれ、対義語でいうと感情的や直感的が挙げられます。
なにか問題が発生した際に、1から今までの状況を全部説明すると相手が理解することが難しくなってしまいますし、問題がややこしくなってしまうこともあります。
論理的思考を持っている方の場合は、まず結論としてどんな問題が起きたのかを伝え、その次にその問題がなぜ起きたかをわかる範囲で共有、そしてネクストアクションはどうするべきなのかを伝えられます。
少し難しいのですが、なにかを話す際に主観的な意見が入らずに結論から伝えられ、簡潔に話すことができる人は論理的思考を持っていることが多いでしょう。
探究心のある人
「これをやってみたらどうなるんだろう?」
「なんでこういう結果になったんだろう?」
という風に、ある出来事に対して興味を持って調査できる人はその能力を思う存分発揮できます。
Webマーケターとして働いていると、今まで成果が良かったものがいきなり悪化したり、逆に今までなんの成果も出ていなかったものからいきなり成果が上がったりします。
そんな時に「なんで成果が上がった(悪化した)のか」を分析していく必要があります。
上がって良かったで終わるのではなく、なぜ上がったのかをしっかりと究明する必要のあるWebマーケティングの仕事は、探究心のある方にとって楽しめるでしょう。
その他にも、WEBマーケティングに向いてる人の特徴を以下の記事でご紹介しております。ご興味がある方は、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。
Webマーケティングに向いてる人の特徴は?Webマーケター兼採用担当者が解説!
WEBマーケティングの志望動機の考え方
それでは次に、WEBマーケティングの志望動機の考え方をご紹介します。
①なぜWEBマーケティングなのかを明確にする
まずは「なぜWEBマーケティングのキャリアを歩みたいのか」を考えてみてください。
現職が営業なのであれば、営業として働いていたけどWEBマーケティングに興味を持ったなにかきっかけがあるのではないでしょうか?
そのきっかけを深堀り、なぜ営業ではなくWEBマーケティングなのか、WEBマーケターとしてどのようなことを成し遂げたいのかなどを自分に問いかけていくと見えてくるものがあるはずです。
現職がWEBマーケティングの場合は、これまでどのようなことを行ってきたのか、どのような成果を出してきたのかなどアピールも交えながら、自身が感じたやりがいやWEBマーケターとしてどのようになりたいかなどを伝えられると良いでしょう。
②なぜその求人を選んだのかを明確にする
営業の中でも個人営業と法人営業など分かれているように、WEBマーケティングの中でもSEOマーケティングや広告運用など色々と分かれています。
その中で、なぜ今回その求人に応募しようと決めたのかを明確にするようにしましょう。
「WEBマーケティングをやりたくて、未経験でも応募できたので応募しました」と言ったような志望動機では、「この子は未経験で応募できればなんでも良いんだな」と思われてしまいます。
①で考えた「なぜWEBマーケターとしてのキャリアを歩みたいのか」を踏まえた上で、その目標を達成するために応募した求人がマッチしていると、よりWEBマーケティングやその求人への応募意欲が伝わります。
③自分のスキルや経験から活かせる部分を見つける
自分ができることを洗い出し、そこから応募している仕事で活かせることを見つけましょう。
志望動機で、「こういうキャリアを描きたいと思っていて、御社ならそれが叶えられると思ったから志望しました」とだけを伝えても、会社があなたを採用するメリットがありません。
そのため、入社したら成果を挙げてくれそうだと想像してもらえるように、次の仕事で活かせるスキルやこれまでの経験をアピールして、志望動機の最後に付け加えるようにしてみてください。
「志望動機を考える」と聞くと簡単なように思えますが、志望動機の重要性を知ったうえで考え始めると、意外と考えるのに時間がかかったり、中々納得のいく志望動機が作れないのではないでしょうか?
私たちキャリア・エックスでは、これまでWEBマーケティングの転職サポート実績が数多くあり、さらに未経験からWEBマーケターへの転職サポート実績もございます。
なぜWEBマーケターとしてのキャリアを歩みたいのか、応募企業にあった志望動機などを考えるサポートも行っておりますので、志望動機の考え方に悩んでいる方は、お気軽にご相談ください!
【未経験者向け】WEBマーケティングの志望動機例
それではここからは、未経験者の方、経験者の方向けに、それぞれ志望動機の例をご紹介いたします。
まずは、WEBマーケティング未経験の方の志望動機の例をご紹介いたします。
※今回はWEBマーケティングに関する志望理由のみで、なぜその企業を選んだのかは省略しています。
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私は現在美容業界の広告営業として働いており、アポイント獲得から商談資料の作成、商談、そして契約後のフォローまでを一貫して行っております。
1年目は中々成果を上げることができず苦しんでおりましたが、2年目以降はコンスタントに成果を挙げられるようになりました。
成果を挙げるために行ったこととしては、目標から逆算して必要な商談数を考え、次に必要な商談数を取るために、何件アポイント獲得の架電をすればいいかを決めてから毎月業務に取り掛かるなどです。
ただ、成果を挙げられるように考えながら行動していく中で、徐々に「営業にとって良いリードを獲得してきたらもっと短い時間で効率的に成果を挙げられるのではないか」などリードを獲得するWEBマーケティング業務に興味を持つようになりました。
WEBマーケティングの経験はありませんが、これまでの美容業界での広告営業経験から、美容業界の企業にどのようなニーズがあるのか、どのような見せ方だと興味を持ってもらえるのかなどの知識がありますので、このような知識を活かしながら、営業担当者に喜んでもらえるような成果につながるリードを獲得できるようなWEBマーケターになりたいと思い、美容業界向けのBtoBマーケティングができる御社のWEBマーケティングの仕事を希望します。
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押さえておきたい!志望動機を考える際のポイント
現職でどんなことを行ってきたかを具体的に伝える
未経験の職種に転職するとしても現在の仕事でどのようなことを行っているかは重要です。
どんな目標を持っていたのか、どのような業務を行っていたのか、どのようなことを考えながら働いていたのかなどを入れられるといいでしょう。
【経験者向け】WEBマーケティングの志望動機例
それでは次に、経験者の方向けの志望動機の例をご紹介いたします。
※今回はWEBマーケティングに関する志望理由のみで、なぜその企業を選んだのかは省略しています。
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私はこれまでリスティング広告とディスプレイ広告の運用を行ってきました。
20代の女性をターゲットにした商材だったので、20代の女性の方が興味が持つことはなにか、どんな広告であればクリックしてもらえるのかなどを考えながら運用を行い、毎月最低でも3つ以上の施策をこなすことで、広告予算が1年間で倍になっても、CPAを保つことができました。
ただ、やはり費用をかけることでお問い合わせが獲得できるので、会社がかけられる毎月の予算に依存してしまうことや、広告を止めてしまえばお問い合わせが入らなくなってしまうことに懸念を抱いております。
そのため、今後のキャリアとして、費用をかけることでお問い合わせを獲得するのではなく、自分が投稿していくことが資産となり、それが積み重なっていくことでお問い合わせを永続的に獲得できるSNSマーケティングをしていきたいと思い、SNSマーケターへの転職を希望しております。
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押さえておきたい!志望動機を考える際のポイント
①これまでの実績をアピールする
志望動機は自分がなぜその仕事をやりたいのかを伝えるだけでなく、応募しているポジションを任せられそうな人材だと相手にも思ってもらう必要があります。
そのため、これまで取り組んできたことや実績などを盛り込めるといいでしょう。
②志望理由は具体的に
「広告運用ではなくSNSマーケティングをやってみたいと思ったため、御社のSNSマーケティングの求人に応募しました」だけでは、面接官の方もなぜ経験がある広告運用ではなくSNSマーケティングがやりたいのかなど疑問が残ります。
長々と全て説明する必要はありませんが、応募のきっかけとなったエピソードを交えるなど、なるべく具体的な志望理由を伝えましょう。
WEBマーケティングの志望動機は転職エージェントがサポート
いかがでしたでしょうか?
今回は、WEBマーケターに転職する際の志望動機の考え方や、志望動機の例を経験者・未経験者別にご紹介してまいりました。
WEBマーケティングに限らず、転職において志望動機はとても重要です。
志望動機はしっかりと考え、企業のミッションやサービスなどを交えたり、応募している職種に対する熱意が伝わるようにしましょう。
ただ、志望動機を考えるのは大変だと思います。その際は、ぜひ転職エージェントをご活用ください。
転職エージェントでは、なぜ転職したいのか、今後どのようなキャリアを歩んで行きたいのかをヒアリングしながら、応募企業に合わせた志望動機を一緒に考えます。
私たちキャリア・エックスは、WEBマーケティング経験者の方はもちろん、未経験者の方のWEBマーケティングへの転職サポート実績も豊富にございます。
なぜWEBマーケティングをやりたいのか、今後のキャリアをどのように考えているのかをカジュアルにお話ししながら、志望理由を一緒に考えられますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!