自分に合った企業に転職し、イキイキと活躍するためには、企業研究が必要です。ただ、どのような方法で企業研究をすればいいのかわからない…という人も多いのではないでしょうか？
この記事では、企業研究のメリットや具体的な方法などについて詳しく解説します。
目次
企業研究とは何か
転職活動における企業研究とは、自分の希望や志向に合う企業を選ぶために、企業の事業内容や働く環境、社風や文化、将来性などを調べ、理解を深めることを指します。
企業研究を行うことで、より自分に合い、イキイキ働ける企業を見つけやすくなります。
企業研究が重要な理由
転職にあたり企業研究が重要である理由として、大きく4つ挙げられます。
1．企業ごとの志望動機を固めるため
転職活動では「なぜこの企業を志望するのか」を説得力を持って伝えることが大切です。
企業研究を行い理解を深めれば、自分の希望や志向とマッチする部分を見つけやすくなり、志望動機の精度を高めることができるでしょう。
2．志望企業を絞り込むため
数ある求人の中から、自分に合った企業を見つけるためには、企業研究で応募対象を絞り込むことが必要です。
興味を惹かれた企業の企業研究を行い、気になる点を深掘りすることで、自分によりマッチする企業をピックアップすることができます。
3．面接の精度を高めるため
面接の場では、応募企業についての知識が問われる場面もあります。
企業研究を行い、企業理解を深めておけば、どのような質問にも対応でき、熱意の高さも示すことができるでしょう。
逆に「そんなことも知らないのか」「うちのことを調べていないんだな」と思われてしまうと、志望度が低い、熱意がないと判断されてしまう可能性があります。
4．入社後のミスマッチを防ぐため
転職活動において最も避けたいのは、入社後にギャップを感じ「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうことです。
ミスマッチを事前に防ぐためにも、企業研究を行い事業や仕事内容、社風などを十分に確認しておくことが重要です。
企業研究の5つのやり方
効果的な企業研究の方法を5つ、ご紹介します。どれか一つではなく、できれば5つすべて行い、さまざまな角度からリサーチすることをお勧めします。
1．企業情報を把握する
まずは基本的な企業情報について調べ、会社の全体像を把握しましょう。ほかの情報を調べる際の足掛かりになります。
例えば、企業のホームページや求人広告などから以下のような項目を調べるといいでしょう。
・企業の正式名称
・本社所在地
・設立年月
・業種
・事業内容
・代表者
・資本金
・売上高
・従業員数
・勤務時間、休日
・給与・各種手当
・福利厚生
・企業理念やビジョン
2．企業の特徴を調べる
応募を検討している企業ならではの「特徴」を深掘りして調べましょう。
事業内容を調べれば、「取引先は誰で、どんな商品・サービスをどのように提供・販売しているのか」が把握でき、企業のビジネススタイルや営業手法、入社後の働き方や仕事の幅などがつかめます。
業界内のシェアやランキング、競合他社と比べたときの強みや差別化ポイントなども把握しておくと、「なぜこの企業に応募するのか」が明確になり、志望動機や自己アピールに活かすことができます。
3．経営方針や経営者の考え方を知る
企業の経営方針や、経営トップの考え、ビジョンを知ることで、その企業の方針や考えに共感できるかどうか、同じ方向に向かって走り続けられるかどうか、判断しやすくなります。
会社としての今後の方向性はもちろん、求める人物像も把握できるでしょう。
4．社風・会社の雰囲気を知る
実際に働く現場の雰囲気を確認するのはとても大切です。たとえ経営理念や社長の考え方に共感できたとしても、社風や文化、雰囲気が合わなければイキイキ働くことは難しいでしょう。
会社説明会や面談に出向いたり、選考時に社内の雰囲気を観察したりして、肌で感じるのがお勧めです。
求人広告や企業ホームページなどに載っている画像から、雰囲気を推察することもできるでしょう。
5．社員の声・口コミを把握する
応募を検討している企業の「実際のところ」を知るためには、働く社員の生の声を聞くのが確実です。
友人・知人に働いている人がいればヒアリングさせてもらい、いない場合も知り合いをつてに働いている人がいないか調べ、紹介してもらうといいでしょう。
口コミサイトを利用する方法も有効ではありますが、すべての情報が正しいとは限らないため、あくまで参考程度にとどめましょう。
企業研究を転職活動で活かす方法
前述の方法などで行った企業研究を、転職活動で活かす方法についてご説明します。
1．調べた情報を整理する
企業研究で得た情報は、ExcelやWord、もしくは手書きのノートなどに企業ごとに整理しましょう。
表形式で企業研究シートのテンプレートを作り、項目を統一して企業ごとまとめておくと、比較検討がしやすいのでお勧めです。
また、企業研究の過程で気づいたこと、思ったことなども記録しておくと、志望動機や自己PR作成の時に役立ちます。
2．整理した情報を比較する
整理した情報を、比較検討してみましょう。
まずは、特に重視したい項目を確認し、数社を比較してみることをお勧めします。
例えば、「企業理念に共感できるかどうかを重視したい」のであれば、各社の企業理念の欄を見て比較することで、自分に合ったものが選びやすくなるほか、「A社のような社会貢献性の高い理念には共感できるけれど、B社のように自社の成長だけを目指すような理念には共感しにくいんだな」など、自分自身の思いや志向にも気付きやすくなります。
3．志望動機や自己PR作成に活かす
企業研究の内容を整理し、企業ごとの強みや特徴が見えてくると、「この会社を志望する理由」や「自分との接点」がつかめるようになります。
例えば、「顧客と信頼関係を構築することで、継続的な取引につなげている」という強みがある企業ならば、「自分も顧客のパートナーとして伴走することで信頼関係を築きたい」という志望動機につながります。
さらに、自身の経験との接点を見つけることで、例えば「自分も営業の仕事を通して顧客との関係性構築を何より重視してきた」「担当になって3年以上のクライアントを10社以上持っている」など、自己PRの説得力も上がるでしょう。
企業研究のフォーマット
企業研究のフォーマット例をご紹介します。見本例のように、なるべく同じフォーマットでまとめるといいでしょう。
企業研究の情報はどこで収集する？
企業研究を行う際は、次のような情報収集方法を活用しましょう。
志望企業のホームページを確認する
企業のホームページには、基本情報に加えて企業理念やビジョン、ミッション、中期経営計画、求人情報や求める人材像など、さまざまな情報が掲載されています。
求人ページには、先輩社員のインタビューなどが掲載されている例も多く、働く社員の雰囲気や社風、キャリアパスなどを測ることもできるでしょう。
プレスリリースや企業ニュースも紹介されているので、最近のトピックスを収集することもできます。
転職情報サイトを見る
転職情報サイトは、基本的な企業情報や求める人材像などがまとめられているので、採用にまつわる情報をつかむのに適しています。
気になった情報について詳しく知りたい際には、企業のホームページなどで深掘りするといいでしょう。
転職エージェントに相談する
転職エージェントでは、企業ごとの担当営業が直接ヒアリングし、求人ニーズを把握しています。
転職エージェントを活用して転職活動を行えば、気になる企業の情報はキャリアアドバイザー経由で収集することができます。
応募企業が求めているスキルも熟知しているため、応募書類の添削や模擬面接の指導など、精度の高い選考対策も受けられるでしょう。
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企業研究のやり方に迷ったら、転職エージェントを活用しよう
転職活動における、企業研究のやり方をご紹介しました。より自分に合った1社に出会うためには、企業研究が重要であることがご理解いただけたと思います。
ただ、現職が忙しくて企業研究する暇がない人や、気になる企業がたくさんあって企業研究が追い付かないという人、やり方がイマイチピンと来ないという人は、転職エージェントの活用がオススメです。
前述のように、担当する企業の情報に精通していることから、キャリアアドバイザー経由で必要な情報を収集することが可能です。
たとえばキャリア・エックスでは、キャリアアドバイザーが企業と求職者の両方の支援を行っているケースが多く、企業情報を熟知しているのが特徴。
企業研究から志望動機、自己PR作成のサポート、書類作成の添削や、面接対策アドバイスなどを行い、転職成功まで伴走し続けています。
企業研究の制度を上げ、転職をスムーズに進めたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
