新しい時代に求められる営業職として、2020年頃より求人数が増加傾向にあるインサイドセールス。
リモートワークでも働けることや、未経験から営業職にチャレンジできる職種であることから、近年インサイドセールスに転職したいという方も増えてきています。
そこで今回は、インサイドセールスへの転職をご検討されている方に向けて、インサイドセールスの仕事内容や、インサイドセールスに向いてる人、向いてない人の特徴をご紹介致します。
SaaS業界に強い転職エージェント『キャリア・エックス』では、インサイドセールスへの転職サポートの実績が豊富にございますので、少しでもご興味がある方はお気軽にお問合せくださいませ!
目次
インサイドセールスとは?
インサイドセールスとはその言葉の通り、外出せずにオフィスや自宅などで営業活動を行う仕事で、内勤営業と呼ばれることもあります。
従来の営業活動では、1人の営業担当が電話でアポイントを取り、その後アポイント先に出向いて商談を行い、顧客フォローや契約業務を行っていました。
それを、アポイントを獲得するインサイドセールス、商談を行うフィールドセールス、顧客フォローを行うカスタマーサクセスと分けることで、それぞれが特定の業務のプロフェッショナルになることができ、結果売上の最大化に繋がるのです。
2020年頃よりインサイドセールスを導入する企業が増え、現在では求人数がここ数年で12倍になるなど今注目の職種と言えるでしょう。
インサイドセールスが出来た背景
インサイドセールスはもともと、国土が広いアメリカで始まったと言われています。
アメリカの西から東に営業するとなると、時間もお金もかかってしまうことがネックとなっていましたが、、インサイドセールスを導入することで、アポイントの取れた角度の高いお客様のみに時間とお金を使うことができるため、効率良く営業活動ができるようになったのです。
日本でも、人手不足や働き方改革により、一人当たりの生産性を上げることが重要になってきたことや、海外進出を行う企業が増えてきたため、近年、インサイドセールスを道入する企業が増えてきました。
インサイドセールスの仕事内容
インサイドセールスは商談獲得数が目標となることが多く、商談を獲得するために、お問合せがあった方に電話やメールでコンタクトを取ります。
そして、コンタクトが取れたお客様にお問合せいただいた背景をヒアリングしながら商品の説明を簡単に行い、より詳細を希望する方にはフィールドセールスとの商談を提案します。
また、インサイドセールスは企業の中で一番お客様と話す機会が多いことからマーケット調査も行います。マーケット調査では、既存のサービスにどのようなサービスを追加してほしいかであったり、既存のサービス関係なく、新しくどのようなサービスがあれば利用者数が増加するのかを調べていきます。
お客様が一番初めに話す企業の担当者がインサイドセールスになりますので、企業の顔となる仕事であること、またインサイドセールスの最初の提案次第で商談数が変わり、商談の数次第で会社の売上が左右されるため、企業の中でインサイドセールスはとても重要な役割を担っていると言えるでしょう。
インサイドセールスに向いてる人の特徴
それでは次に、インサイドセールスに向いてる人の特徴を3つご紹介致します。
コミュニケーション能力が高い人
インサイドセールスは、企業の中で一番初めにお客様とやりとりをする部署ですので、インサイドセールスの対応次第でお客様の企業に対する印象が決まってしまうこともあります。
そのため、高いコミュニケーション能力を持っている人は、お客様と円滑に話を進められるので、良い印象も持ってもらいやすいでしょう。
また、電話でやりとりすることが多いインサイドセールスでは、顔が見えないので話す内容や声のトーンがとても重要です。
適度な相槌や話し始めるタイミングなど、対面の営業では意識したことがなかった部分なども大切になってきますので、そのようなことがスムーズに行えるコミュニケーション能力の高い人は向いているでしょう。
忍耐力のある人
お問い合わせしていただいたすべてのお客様に連絡しますので、断られることも沢山あるでしょう。
慣れてくると、お客様の興味が引ける話し方などを身につけられるようになっていき、展開率も高くなりますが、入社して間もない頃は、頑張って電話をかけても中々アポイントが取れないことがあるでしょう。
スキルを身につけるまでは、まずは数多く連絡をかけ続けることが大事なので、諦めない人、忍耐力のある人はインサイドセールスで成果を出すことができるでしょう。
数をこなしてアポイントが取れるようになってきたら、次は質を高めにいくことで、さらに次のステップに進めるようになります。
分析力がある人
インサイドセールスは、ただ電話をかけてアポイントを取れば良いわけではありません。
何時頃に連絡をしたらお客様に繋がりやすいか、どのような内容を話したらお客様の反応が良かったかなどを分析して、よりアポイントが取れる方法を探したり、フィールドセールスと話しながら契約まで進むお客様はどんなお客様かを分析して、なるべく契約になりそうなお客様とのアポイントを獲得できるようにしていきます。
そのため、分析力がある人や、自分の意見を持って仕事に取り組める人はインサドセールスで活躍し、役職に就くことができるでしょう。
インサイドセールスに向いてない人の特徴
インサイドセールスに向いている人の次は、向いていない人の特徴をご紹介致します。
ここに当てはまるからといって、インサイドセールスにキャリアチェンジしない方がいいかと言われればそうではありませんが、インサイドセールスではこれらのスキルが必要になるんだなと参考にしていただければ幸いです。
話を簡潔に伝えられない人
フィールドセールスと違ってアポイントのない中でお客様に連絡するインサイドセールスでは、短い時間で簡潔に、さらに興味を持ってもらえるような説明をしなければいけません。
1から10まで丁寧に説明をすることも時には必要ですが、インサイドセールスで求められるのはお客様のニーズを的確に把握し、お客様が最も惹かれるであろう内容を簡潔に伝えてアポイントを獲得し、フィールドセールスに繋ぐことです。
そのため、話を簡潔に伝えられないという人は、インサイドセールスではなくフィールドセールスなどお客様とアポイントが取れている状態で、相手に丁寧に説明をすることが目的の仕事が向いているかもしれません。
諦めが早い人
提供するサービスによって違いはあるものの、お客様に電話をかけてもスムーズにアポイントが取れるわけではありません。50件連続で断られてしまうこともあります。
しかし、中々成果がでないからとそこで諦めてしまうといつまで経っても成果は出せません。50件連続で断られてしまっても、51件目から連続してアポイントが取れることもありますので、諦めずに架電し続けることが重要です。
成果が中々出ないからと早々に諦めてしまう方は、いつまでも成果が出ず、結果短期離職などに繋がってしまうでしょう。
インサイドセールスのその後のキャリア
インサイドセールスは、新しい時代に求められる営業職として需要が伸びてきており、求人数がここ数年で12倍に増加するなど、将来性の高い仕事です。
そんなインサイドセールスとして働いた場合、その後のキャリアとしてどのような選択肢があるのでしょうか?
インサイドセールスの中でステップアップ
インサイドセールスとして成果を安定して出すことができれば、インサイドセールスのリーダーやマネージャーとして活躍することができます。
メンバーとして働いていたときと違い、リーダーやマネージャーになると、架電リストの作成や管理、目標設計、分析業務など架電以外の業務が増えてきます。
もし暫くはプレイヤーとして活躍していたいという方は、この後に紹介するフィールドセールスやカスタマーサクセスなどの営業職を一通り経験してみてもいいかもしれませんね。
ただ、インサイドセールスは会社の売上を作るための入口部分になるため、インサイドセールスの部署を新しく新設する企業が増えているなど将来性が高い仕事です。
このような将来性が高く、企業にとって重要なポジションであるインサイドセールスの部署で役職者になれれば今後市場価値の高い人材になれるでしょう。
フィールドセールスとして活躍
インサイドセールスとして活躍後、次のステップとしてフィールドセールスとして活躍することも1つの選択肢です。
インサイドセールスではアポイントを取ることが目標ですが、フィールドセールスではそのアポイントに出向き、契約を目標に商談を行います。
同じメンバークラスの場合、インサイドセールスよりもフィールドセールスの方が年収が高い傾向にありますので、稼ぎたいという方はフィールドセールスに異動してもいいかもしれませんね。
その他にも、契約後のお客様フォローを行いながら解約率を下げたり顧客単価を上げるように取り組むカスタマーサクセスへの異動も、インサイドセールスで培ったサービスの知識や電話応対のスキルを生かすことができますのでおすすめです。
インサイドセールスは営業の仕事のいわば入口です。需要が増加しているインサイドセールスとして成果を出せば、今後もインサイドセールスとしても別の営業職としても活躍することができますので、まずはインサイドセールスで成果を出せるように頑張っていきましょう。
インサイドセールスの転職難易度はどれくらい?
インサイドセールスの転職難易度はあまり高くありません。営業経験が未経験の方でも転職することができる職種です。
未経験の方が転職できる理由としては、フィールドセールスやカスタマーサクセスと比較した際に説明する情報が少なく、かつ電話でやりとりを行うため、トークスクリプトなどを見ながら営業ができるからです。
しかし、これまで転職難易度があまり高くなかったインサイドセールスですが、多くの企業が導入するようになり、将来性の高い仕事となってきたため、優秀な営業経験者もインサイドセールスに転職するようになり、徐々に採用ハードルが上がりつつあります。
インサイドセールスへの転職を考えている方は、なるべく早めに転職を検討した方がいいかもしれません。
インサイドセールスに向いてる人と思ったら早めに転職を
さて、ここまでインサイドセールスの仕事内容について、向いている人・向いていない人の特徴をご紹介してきました。
インサイドセールスの仕事内容を簡単に見るだけだと「ただひたすらに電話をかけ続ける仕事でしょ?」と思ってしまうかもしれませんが、実は奥が深く、アポイントを取るのが如何に難しいか、そして考えながら電話をかけることで如何に成果を挙げられるようになるかが分かるでしょう。
インサイドセールスは向き不向きがしっかりとある仕事です。向いている人に聞くと、今後もずっとインサイドセールスをやっていきたいと言っており、確かにその方々は成果が出せているように思います。
一方向いていない人からは、異動したい・インサイドセールス以外の仕事に転職したいなどのネガティブなワードを聞くことが多く、やはり成果も出ておりません。
自分がインサイドセールスに向いているかどうかは中々自分自身では分かりません。そんな時は、ぜひインサイドセールスへの転職サポート実績が豊富な、私たちキャリア・エックスにご相談ください。
これまでインサイドセールスへの転職サポートを行った経験や、実際に活躍されている方を例に挙げて、あなたがインサイドセールスに向いているかどうかアドバイスいたします。
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