SaaS企業のキャリアパスを職種別に解説

こんにちは、「キャリア・エックス」編集部です。

SaaS業界でのキャリア構築に不安を感じていませんか?成長産業であるSaaS企業には、ビジネスサイドだけでも多様な職種とキャリアパスが存在します。本記事では、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの4職種について、具体的な業務内容と将来のキャリア展望を解説します。自身の市場価値を高めるためのヒントが見つかります。

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SaaSとは?

Saasとは?

正式には「Software as a service」です。これを略してSaaS(サース)と言います。インターネットを通じて、アプリやサービスを利用する形態のことをSaaSと言います。

例えばGoogle社のGmail。近年、キャリアメール(~docomo.ne.jpのようなメールアドレス)使えない料金プランを出している携帯通信会社が増えてます。

その対応策としてGmailを利用している人も多いのではないでしょうか?このGmailはGoogle社がクラウド上に構築したメール用のアプリを利用しています。

他にも地図アプリやスマホゲーム等もSaaS一種です。最近、良く耳にする「サブスクリプション」というのはSaaSを利用する料金形態のことです。

キャリアパスとは?

キャリアパスの「キャリア」は「職歴」を意味し、「パス」は「道」を意味しています。つまり、キャリアパスとは仕事における目標を定め、その目標に進んでいくための道筋を表しています。


目標は他人から「すごい」と言われるようなものでなくても構いません。例えば将来、仕事よりも家族との時間を大切にしたいのであれば、高い役職に就くよりも長く一定の仕事を続けることを目指しても良いでしょう。

キャリアパスの目標は、自分の価値観や考えを大切にして決める必要があります。

終身雇用を期待することが難しくなり、転職が珍しくない社会になっている今だからこそキャリアパスを意識して、経験やスキルを積むことが大切です。

SaaS企業の組織構成

Saas企業の組織構成

企業によって違いがありますが、SaaS企業の多くは下記の組織構成になっています。

  1. ビジネス部門(マーケティング・セールス・カスタマーサクセス)
  2. 開発部門(エンジニア・分析/研究)
  3. 管理部門(人事・総務)

部門別で仕事内容が違いますので、キャリアパスの構想内容も変わってきます。

それぞれの部門で、どのようなキャリアパスがあるか解説していきます。


ビジネス部門でのキャリアパス

ビジネス部門でのキャリアパス


ビジネス部門は主に下記の4つに分けられます。

「マーケティング」
「インサイドセールス」
「フィールドセールス」
「カスタマーサクセス」

1つずつ見ていきましょう。

マーケティングのキャリアパス

マーケティング戦略の立案・実行やオウンドメディアの立ち上げ、運用などを担当します。市場動向を分析して、仮説を立て実行するというプロセスを繰り返す仕事内容です。


実際にマーケティング担当になれたらその後は、どんなキャリアパスが考えられるでしょうか。

①ブランドマネージャー

マーケティング担当が最初に目指すポジションです。


製品の企画・立案に始まり、戦略、分析、具体的なコンセプト決定のトップとして指揮するポジションです。他部署との連携も任せれる場面も多いでしょう。


洞察力、分析能力、問題解決能力、チームワーク、プレゼン力、様々な能力が必要なまとめ役です。

②マーケティングマネージャー

ブランドマネージャーは、1つの製品を責任者でしたが、マーケティングマネージャーは企業内すべての製品を管理するポジションです。つまりはマーケティングの部門長です。

③マーケティングディレクター

エグゼクティブディレクターと表現するところもあります。調査、広告を含めたマーケティングに関わる機能の上位役職です。


統括部長のようなイメージだと捉えて良いでしょう。

④CMO

Chief Marketing Officer(チーフマーケティングオフィサー)の頭文字を取ったもので、マーケティング職のトップです。日本にはまだ馴染みのないポジションですが、外資系企業ではよく見られるポジションで、役員クラスです。


外資系企業ではCMOを担当した人が、その後CEOになるケースもあるようです。

インサイドセールスのキャリアパス

インサイドセールスとは「内勤営業」のことを指します。電話やメール、オンライン会議などを利用して、顧客と直接対面せずに営業をかける仕事です。

マニュアル通りに話せば良いものではなく、いかに情報を引き出せるかがポイントになります。引き出した情報から成約率を予測して、フィールドセールスに引き継ぎます。

①インサイドセールスマネージャー

インサイドセールス部門を管轄するマネージャーのポジションです。チームメンバーのマネージメントから、採用活動や業務プロセスの改善などにも関わることがあります。

長年の経験や培ったスキルが求められる難易度が高いポジションです。

②フィールドセールス

インサイドセールスの経験があれば、その後のフィールドセールにも活かせます。

顧客の商談を引き継いだ時に、電話でどのような会話があったか想定でき、顧客のニーズを深く掘り下げていける確率が高まります。

③マーケティングorカスタマーサクセス

マーケティングやカスタマーサクセスといった、関連職種へと転職するパターンも考えられます。

企業によっては、インサイドセールスからスタートして、経験とスキルを積ませて関連職種へとキャリアアップするという人材育成プロセスを採用しているところもあります。

④コンサルタント

インサイドセールスは、顧客と話す機会が多い仕事です。そのため担当の業界の裏側のことまで知識を得られます。その得た知識は、コンサルタントとして役立てることができます。

インサイドセールスで培った顧客のニーズを把握する力や考えをうまく言語化する力などを発揮し、クライアントの事業改善や目標達成のための良き相談役となるのです。

コンプライアンスの徹底やグローバル化で企業を取り巻く状況は複雑になっている中、どの業界でもコンサルタントの需要高まっています。

フィールドセールスのキャリアパス

フィールドセールスとは、顧客と直接対面して営業を行う職種のことです。インサイドセールスが「内勤営業」なのに対して、社外での営業全般に関わるのがフィールドセールスです。


インサイドセールスによって、契約見込みが高そうな顧客を選定しているので、その情報を引き継いで直接顧客と接触していきます。実際に訪問するのは成約率が高いと判断された顧客のみとなるので、営業の効率化が図れます。

①営業の管理職

セールスマネージャーや営業部長など、営業部署の管理職となるパターンが多いです。管理職になるためには、営業マンして結果を残し続ける必要があります。

1つの組織で出世していく、一般的なキャリアプランといえるでしょう。

②営業コンサルタント

クライアントの経営者に近い立場で、顧客企業の営業活動や経営にアドバイスする営業コンサルタントになるパターンも考えられます。

営業コンサルタントは、営業マンで実績を上げて管理職まで経験し、外部からの信頼が厚い人物がなるパターンが多いです。

③フリーランスで独立する

会社に属さないフリーランス営業マンとなるキャリアもあります。フィールドセールスは、対人スキルだけはなくコネや人脈も獲得できます。

営業力と人脈、交渉力を活かして、自身で仕事を取ってこられる営業マンになればフリーランスとして活躍することも期待できます。

④他部門で活躍する

営業を離れて活躍する人も少なくありません。多いのがマーケティング・企画の部門への転職です。


営業時代に自社製品の良さを実感した結果、商品の企画に携わりたいとの考えに至る人が多いです。

カスタマーサクセスのキャリアパス

カスタマーサクセスとは、製品を契約後に顧客をフォローして満足度を向上させ、長く利用してもらうよう働きかける仕事です。

SaaS企業はサブスクリプション型のサービスが主で、継続して利用してもらうことを重要視してます。常に顧客のニーズを吸い上げて、不満や課題が生じる前に顧客にアプローチするSaaS企業にとって必要不可欠な仕事といえるでしょう。

①マネージャーや役員として昇進

どの職種でも同じですが、現場で良い結果を出し続け、マネージャーや管理職、役員として昇進していくキャリアパスです。


SaaS企業でカスタマーサクセスは非常に重要な役割です。そのため、CCO(最高顧客責任者)というカスタマーサクセスの最終形態的な役職があります。

②カスタマーサクセスの専門家を目指す

カスタマーサクセスは顧客や契約しているサービス内容によって分類して業務をこなすことが多いです。そのため担当したプロダクトに関連した知識やスキルしか身につかない傾向にあります。

1つのプロダクトだけではなく、他の様々な業界のカスタマーサクセスとして経験していけば市場価値が高まります。

さらに、カスタマーサクセスの仕組み構築やカスタマーサクセス部門の立ち上げなども経験できればカスタマーサクセスの専門家として独立できる可能性があります。

カスタマーサクセスは比較的新しい職種なため専門家が少なく、目指していくだけで市場価値が高まるというキャリアパスが期待できます。

開発部門でのキャリアパス

開発部門でのキャリアパス


SaaS企業で、売り出すシステムの新規開発を担当する部門です。「SaaSプロダクトは永遠のβ版」いう言葉があるように、新規開発だけではなく継続的なサービスの改善なども対応します。

開発部門内で分担は企業によって、多岐に渡ります。ここでは共通することが多い「エンジニア」のキャリアパスについて解説します。

①プロジェクトマネージャー

プロジェクトの総括を担当するポジションです。開発計画の立案や進行状況の確認、開発後のレビューといったようなプロジェクトの一連の流れのリーダー役です。

エンジニアだけではなくセールスやマネジメント部門からでもプロジェクトマネージャーになることも可能です。

②CRE

Customer Reliability Engineeringの略語で、直訳する「顧客信頼性エンジニアリング」です。

エンジニアとしての知識や経験を駆使して、顧客との信頼関係を構築する仕事で、カスタマーサクセスの役割を担うエンジニアといったイメージです。

管理部門でのキャリアパス

管理部門でのキャリアパス


管理部門はどの企業でも必ずある部門です。今回は下記の2つの職種のキャリアパスについて解説します。
「人事」
「総務」

人事のキャリアパス

企業の採用人事に関わる仕事を担うポジションです。自社にマッチする人材を見極めなければならないため、自社で行われている仕事全般を把握する必要があります。

①人事の責任者

自社で経験を積み、昇進を目指す一般的はキャリアパスです。

②研修担当

企業によっては、人事の中でも教育・研修部門が独立していることがあります。その場合、研修のスペシャリストとして、企画・運営に関わることが可能です。

③他部署への異動

総務や経理に異動して、経験を積み、総合的なスキルや経験を得る流れです。ゆくゆくは管理部門長として、管理部門全体を総合的に管理するリーダーになるキャリアパスも考えられます。

総務のキャリアパス

総務は会社運営に必要な業務を幅広く担うため、仕事量が多くなる傾向にあります。社内のなんでも屋と見なされ、時には予想もしないような仕事が舞い込んでくる場合もあります。

①管理業務全般をこなせるマネジメント職

人事や経理といった自社の多職種に異動して、経験を積み、最終的に管理業務をオールマイティーにこなせるマネジメント職を目指すキャリアパスです。

企業によっては将来的に経営側のキャリアパスも見えてくる場合もあります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?SaaS企業の部門別のキャリアパスを解説してきました。


冒頭でも言いましたがSaaS業界は急成長中の業界であり、未だ発展途上の業界ですこの記事で解説したキャリアパスだけではなく他のキャリアパスもこれから出てくる可能性があります。

今後の成長が期待される発展途上の業界に身を置いて働くことも検討してみてはいかがでしょうか?弊社では未経験からのSaaS業界への転職を多数支援しています。ご興味ある方は以下よりお気軽にご相談ください。

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東海林 浩樹

この記事の監修者

東海林 浩樹 コンサルタント

前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

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