面接で人事の印象に残る面白い逆質問21選！企業側の意図やNG質問も紹介

こんにちは、「キャリア・エックス」編集部です。

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企業が面接の最後に逆質問の機会を設ける4つの理由

企業が面接の最後に「何か質問はありますか？」と聞くのには、主に4つの理由があります。

自社への志望度合いや意欲を測るため

まず挙げられるのは、自社への志望度合いや意欲、熱意を測りたいというもの。

自社への志望度が高ければ、事前に応募企業について十分に調べ、「この部分を確認したい」「ここを掘り下げて聞きたい」など、自然と質問がいくつも浮かぶはずであり、逆質問の内容から、志望度や意欲の高さを判断しようとしています。

コミュニケーション能力を測るため

2つ目はコミュニケーション能力を知りたいという目的です。

面接での質疑応答は、基本的に企業からの質問に応募者が答える形で進みますが、逆質問では応募者が主導権を握り、企業に質問を投げかけます。

的確に質問する力や相手の話を聞く力、そして答えを受けての対話力など、一連のやり取りからコミュニケーション能力を測ることができます。

応募者の疑問を解消して入社意欲を高めるため

疑問や不安点などを解消して、応募者の入社意欲を高めたいという目的もあります。

例えば、仕事内容やキャリアステップ、今後の事業展望など、選考過程で浮かんだ疑問や不安、確認しておきたいことなどがあるでしょう。これらの不安などが解消できないために、内定を出しても他社と比較して悩み、辞退されてしまうケースも少なくありません。

一方で、選考過程においては応募者側から確認できるタイミングがあまりないため、面接内で逆質問タイムを設け、不安を解消することで入社意欲を高めて欲しいと考えています。

応募者の個性やこだわりをつかむため

逆質問を通して、応募者の個性やこだわりをつかみたいという場合もあります。面接官は逆質問を通じて、応募者それぞれの個性や大切にしている価値観を知りたいと思っているケースが多いです。

例えば、社内でのキャリアパスについての質問であれば成長意欲があり、中長期的に活躍してくれる可能性が伝わります。人事制度や福利厚生などの質問であれば、働き方で重視しているポイントを知ることができるでしょう。

このような、応募者のこだわりや譲れない部分を確認することで、面接官は自社のカルチャーとのマッチ度を判断したり、または自社の魅力点をさらにアピールしたりすることができます。

面白い・ユニークな逆質問が効果的な3つの理由

面接における「面白い逆質問」とは、面接官を笑わせたり、ウケを狙うような質問ではなく、面接官にインパクトを与え、より興味を持ってもらえるような質問を指します。なぜ、面白い逆質問が面接において効果的なのか、ご説明します。

個性や持ち味、こだわりを伝えられるから

面接官に「面白い」と思ってもらえるような逆質問には、応募者ならではの個性や持ち味、こだわりが反映されます。それが応募企業の社風やカルチャーにフィットするものであれば、好評価につながりやすいでしょう。

また、面接官は、日々多くの応募者から似たような逆質問を受けているため、少々違った角度から自身のオリジナリティやユーモアを取り入れた質問をすると、面接官の印象に残りやすいものです。

「あの質問をした人」と覚えてもらえれば、その後の選考でも有利に働きやすいと考えられます。

入社意欲をアピールしやすいから

独自の視点や切り口の逆質問を考えるには、応募企業について十分に調べ、理解しておく必要があります。

面白い逆質問をすることで、事業内容や仕事内容への興味・関心の高さを示し、入社意欲の高さもアピールすることができます。

コミュニケーション能力の高さをアピールできるから

面白い逆質問をきっかけに、そこから会話が広がるケースが少なくありません。

自分起点で場に応じたやり取りを行うことで、コミュニケーション力の高さをアピールすることも可能です。

面接で印象に残る面白い逆質問21選

面接官の印象に残る、面白く効果的な逆質問のポイントを、7つの視点にわけて解説します。逆質問の内容に迷ったら、次のような切り口で質問を考えてみるといいでしょう。

逆質問の具体例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ほかの応募者が聞きそうにない切り口の質問

「御社の強みを教えてください」「○○職の1日のスケジュールを教えてください」など、逆質問にも定番とされるものがありますが、そういう質問が続くと「またか」と思われてしまう可能性があります。

他の応募者がしなさそうな、少し切り口を替えた逆質問をすることで、印象に残りやすくなるでしょう。

 

 

入社意欲・成長意欲の高さを感じさせる質問

仕事内容に関する具体的な質問など、入社後のイメージを固めるための質問は、入社意欲および成長意欲の高さを感じさせるため好印象です。

ここでも少し視点を変えて伝えると、面接官の心に残りやすいでしょう。

 

 

企業文化や事業内容などをリサーチしたうえでの質問

事業内容な仕事内容について、より具体的に掘り下げるような逆質問は効果的です。リサーチ力の高さとともに、志望度の高さをアピールすることができるでしょう。

 

 

自己アピールにつながるような質問

逆質問は、面接内でアピールし切れなかったことなど「もう一段のアピール」も可能です。

質問の中に自身のスキルや強み、持ち味を盛り込むことで、より印象に残りやすくなるでしょう。

 

 

面接官に対する質問

質問相手である面接官に対し、面接官個人の意見や考えを聞くという逆質問も一つの方法です。ただ、「○○様が感じている仕事のやりがいとは？」などの質問は定番化しつつあるため、少し視点を変えた投げかけが効果的です。

 

 

面接中のやり取りを取り入れた即興性のある質問

多くの場合、逆質問の機会は面接の最後に設けられます。面接中のやり取りを基にした逆質問を投げかけることで、「話を聞く力がある人だ」「その場の状況に臨機応変に対応できる人だ」との印象を残すことができるでしょう。

 

 

トレンドや社会情勢を絡めた質問

いまの社会情勢などを踏まえた逆質問は、情報感度の高さをアピールすることができ好印象です。応募企業に絡めた逆質問を考えると、さらに効果的でしょう。

 

 

【転職】面接の逆質問例39選！一次・二次・最終面接別のポイントも紹介！

これはNG！マイナス印象になりかねないNG逆質問

逆質問の場だからと言って、何を聞いてもいいわけではありません。中にはインパクトを狙って質問した結果、マイナス印象を与えてしまうケースもあります。

次のような質問は印象を下げてしまいかねないので、注意してください。

ウケ狙いとわかる質問

繰り返しになりますが、「面白い質問」は「ウケ狙いの質問」ではありません。

例えば「○○さん（面接官）が面白いと思う社員、苦手だと感じる社員の特徴を教えてください」「前職でこんな失敗をしでかしてお客様に笑われたことがあるのですが、御社ではアリですか？」など。

場を盛り上げる目的であっても、仕事に対する姿勢が疑われかねないため、ウケ狙い・インパクト重視の逆質問は避けたほうがいいでしょう。

場違いで的外れな質問

「○○さん（面接官）はお若く見えますが、何歳ですか？」「社内結婚希望なのですが、御社の社内結婚率は高いですか？」など、仕事に関係のないモラルに欠けた質問は避けるべきでしょう。

面接の場では、社会人としての最低限のマナーが求められます。

場違いで的外れな質問は、入社意欲が疑われるだけでなく、ビジネスパーソンとしての資質も問われかねないので注意しましょう。

応募企業や職種とずれた質問

応募企業の事業内容や、志望する職種などとは明らかにずれている逆質問は、面接官を戸惑わせてしまいます。

例えば、在庫を持たないサービス業なのにコストや原価について聞いたり、エンジニアへの応募なのに営業方針を質問したり。

印象には残るかもしれませんが、本当に自社を志望しているのか不安を与えてしまうなど、ネガティブな印象につながる可能性があります。どうしても確認したい質問である場合は、なぜこれを知りたいのか、理由や背景もセットで伝えましょう。

例えば、「私はエンジニアではありますが、営業方針の変更によって携わるプロジェクトや役割が大きく変わった経験があるため、営業方針や戦略についても確認したい」などと伝えられれば、納得度が高く、仕事への意欲も伝わるでしょう。

調べればすぐにわかるような質問

企業ホームページに書かれているような「ちょっと調べればわかる」内容の質問は避けましょう。

例えば「御社の企業理念は何ですか？」「御社はどんな事業を展開していますか？」「従業員数は何名ですか？」などは、面接前に自分で調べておくべき内容です。「ホームページも見ていないのか」と思われ、入社意欲が疑われかねません。

給与や待遇など条件面ばかりの質問

給与や待遇は転職において重要な要素ではありますが、逆質問の場でこの件ばかりを質問してしまうと「会社や仕事内容には興味がないのか？」などとネガティブに捉えられてしまう可能性があります。

給与などについては別途、条件交渉の場で確認したほうがいいでしょう。もし転職エージェントを利用している場合は、まずは転職エージェントに聞くのがおすすめです。

「特にありません」と答える

たとえいい質問が思い浮かばなくても、「特にありません」と返してしまうのは避けるべきでしょう。

入社意欲が高ければ、質問したいことは自然といくつも出てくるはずです。質問しないことで、自社に興味がなく入社意欲が低い、やる気がないと判断されてしまう恐れがあります。

大量に質問する

「質問がない」のも良くありませんが、大量に逆質問をしてしまうのも問題です。

一人当たりの面接時間にはおおよその目安があり、次の応募者の面接が迫っていたり、面接官に次の予定が入っていたりする場合があります。

たとえ知りたいことが複数あっても、いくつも逆質問を重ねてしまうと、「場が読めない人だ」「コミュニケーション力が不足している」などと判断される可能性もあります。聞きたいことがたくさんある場合は、優先順位をつけて上位3つ程度に絞りましょう。

面接での逆質問の効果的な「締め方」とは？

逆質問をして面接官が答えてくれた後、どのように会話を締めくくればいいのかわからない…という声を耳にします。せっかくいい逆質問をしても、締め方がイマイチだと印象が薄れてしまう可能性もあります。

おすすめしたいのは、回答に対しての感想を簡単に述べたうえで、感謝の気持ちを伝えること。

「仕事に対する理解が深まり、働くイメージがより具体的になりました。詳しく教えていただき、ありがとうございました」

「働く現場のリアルな声を伺えて、とても参考になりました。ありがとうございました」

などと伝えると、印象良く締めくくれるでしょう。

面接での逆質問を考える際に意識したいこと

ここまでご説明したとおり、逆質問はその内容いかんで採否に大きな影響を及ぼす可能性もある、採用選考の重要なポイントです。

したがって、適当に考えたり、当たり障りのない質問を用意したりするのではなく、事前にしっかり企業について調べ、準備しておくことが大切です。その際には、以下のポイントに留意して考えるといいでしょう。

逆質問は自己アピールの機会と捉える

逆質問は疑問解消の場であると同時に、自分の経験やスキル、個性や持ち味をアピールする絶好の機会です。

前述のようにアピールしたいことを絡めながら逆質問をすると、より好印象を残しやすいでしょう。「面接の最後にできる自己PRの機会」として活用することをおすすめします。

逆質問の目的を考える

逆質問を考える際には、なぜその質問をするのか目的をセットで考えましょう。

インパクトを重視するあまり、単なるウケ狙いで終わってしまう逆質問が散見されますが、目的を考えていればそのような事態は避けられるはずです。また、実際に逆質問の際に、目的もセットで伝えると好印象につながりやすいでしょう。

例えば「英語力を活かしてグローバルに活躍したいとの思いがあるので、御社の海外戦略について詳しく伺いたい」などと質問すれば、思いが伝わりやすくなります。

応募企業が求める人材像を意識する

応募企業が求める人材像を意識して逆質問を考えると、「この人は自社とのマッチ度が高そうだ」と思ってもらえる可能性があります。

採用ホームページなどから、応募企業が求めている人材像を把握し、それに合わせて質問を組み立てていくといいでしょう。

複数の逆質問を用意しておく

逆質問を用意していったものの、面接の過程で説明されてしまい、聞くことがなくなってしまった…との声を聞くことがあります。このような事態を避けるためにも、複数の逆質問を用意しておくことをおすすめします。

会社のことや事業のこと、仕事のこと、社風や文化のことなど、角度を変えた逆質問を用意するとより安心です。

面白い逆質問が思い浮かばない場合は、転職エージェントを利用する方法も

面白い逆質問が思い浮かばない場合は、転職エージェントを活用するのは一つの方法です。

転職エージェントでは、応募企業に合わせた面接アドバイスを行っており、模擬面接を実施しているところもあります。応募企業に効果的で印象に残りそうな、面白い逆質問を考えてくれるケースもあるので、逆質問に不安感がある人はキャリアのプロを頼ってみるといいでしょう。

まとめ

ここまで、企業の印象に残る面白くユニークな逆質問についてご紹介してきました。面接における逆質問の重要性が、ご理解いただけたかと思います。

キャリア・エックスでは、事前に模擬面接を行い、質疑応答のアドバイスを行っているほか、応募企業や求職者に合わせた効果的な逆質問の内容をともに考えています。

逆質問以外にも、転職活動に関してあらゆるサポートを行っているので、希望通りの転職を実現したい方は、ぜひキャリア・エックスにお声がけください。