「キャリアプランがなくて不安…」
スタジオテイル社が行ったアンケート調査によると、20代の70%が「仕事に対する夢やビジョンはない」と回答しています。
それでは、20代にキャリアプランは必要なのでしょうか。その答えはもちろん「必要」です。
なぜなら30代になると即戦力として経験値を求められるので未経験業種への転職が難しくなりますが、20代なら未経験業種へ転職できる可能性もあります。
そのため、20代はキャリアプランの選択肢が多いのです。
キャリアは後戻りができないからこそ、将来後悔することがないように、20代のうちから自分の軸やキャリアプランを見つけておくことが大切です。
キャリアプランが思いつかなくてお悩みの方は、お気軽にキャリルートの無料カウンセリングをご利用ください!
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目次
20代の70%はキャリアプランがない!そもそも必要?
多くの20代はキャリアプランがないといわれています。
事実、スタジオテイル社が行った「仕事における将来の夢やビジョンについてのアンケート調査」によると、「仕事に対する夢やビジョンはありますか?」という問いに対して、20代の73%が「ない」と回答しています。
実際、企業の面接や上司との面談などでキャリアプランを聞かれたときに、その場しのぎのキャリアプランを作って回答したことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
それではそもそも、20代にキャリアプランは必要なのでしょうか?その答えは、もちろん「必要」です。理由は、次の3つが挙げられます。
- 20代なら未経験業種への転職も不可能ではないから
- キャリアは後戻りができないから
- これからの時代は、自分で自分のキャリアを考えなくてはならないから
以下で詳しく説明していきましょう。
20代なら未経験業種への転職も不可能ではない
20代にキャリアプランが必要である理由の1つは、20代なら未経験業種への転職も不可能ではないからです。
20代は社会人経験が少ないため、即戦力としてではなく、個人の強みや特性によるポテンシャル採用を行っている企業が多い傾向にあります。
そのため、20代であれば、未経験の業界・業種にも挑戦することも十分に可能です。
一方30代になると、即戦力としてある程度の経験値を求められるので、未経験の業界・職種への転職が難しくなってしまいます。
そのため、自分の理想の将来像に近づくために、未経験業種へ転職できる可能性のある20代のうちにキャリアプランを考えておくことが大切になります。
キャリアは後戻りできない
20代にキャリアプランが必要である次の理由は、キャリアは後戻りができないからです。
キャリアを進めるためには、時間や資金、労力などのさまざまなリソースが必要です。
そのため、キャリアをやり直すには、新たにスキルや経験値を獲得するための時間や資金が求められます。社会的・経済的そして心理的にも負担が大きくなるのです。
キャリアは後戻りができないからこそ、将来後悔することがないように、20代のうちから自分の軸やキャリアプランを見つけておくことが大切です。
これからの時代は自分で自分のキャリアを考えなくてはならない
20代にキャリアプランが必要である最後の理由は、これからの時代は、自分で自分のキャリアを考えなくてはならないからです。
終身雇用が一般的だった一昔前は、経験値や実績ではなく経験年数に応じたキャリアアップが可能でした。
しかし、終身雇用や年功序列制度が古い考えとなってきた現代では、経験年数を積んだからといってキャリアアップができるとは限りません。
自分自身が納得のいくキャリアを歩むためには、自分なりにキャリアの目標を設定し、それに向かって、主体的に行動する必要があるのです。
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キャリアプランの考え方
それではキャリアプランはどのように考えたらよいのでしょうか。
キャリアプランを考えるときは、次の4ステップを順に踏んでみてください。
- 将来の理想を考える
- 現状を整理する
- 理想と現実のギャップを考える
- 3年後・5年後・10年後と目標を設定する
以下で詳しく説明しますので、実際にご自身のキャリアプランを考えてみましょう。
1. 将来の理想を考える
まずは将来の理想を考えることから始めます。
理想を考える際には、以下の項目について考えられると良いでしょう。
- どんな仕事をしていたいか
- どんな人と仕事をしたいか
- 周りからどんな人といわれたいか
- どんな暮らしをしたいのか
- 年収はいつまでにどのくらいほしいか
- どんな働き方をしたいか
「50名程度のマネジメントができるようになりたい」、「事業の立ち上げに関わりたい」あるいは「場所と時間に縛られない自由な働き方をしたい」といったことでも構いません。できるだけ多く、具体的に考えてみるようにしましょう。
10年後・20年後・30年後と中間目標を置きながら考えると考えやすくなります。
理想を考えるときに大切なことは、実現できるかどうかは考えずに、思いのまま自由に考えることです。
実現できそうなことから考えていても、あなたの本当の理想は見えてきません。
時間もお金も無制限という前提で考えてみてください。あなたが本当に理想としている将来像が見えてくるはずです。
2. 現状を整理する
将来の理想像が設定出来たら、現状を整理しましょう。
具体的には、現在の仕事内容や働き方について書き出します。
さらに、あなたが現在保有しているスキルを整理してみてください。スキルの整理には、ポータブルスキルとヒューマンスキルに分けて考えることがポイントです。
ポータブルスキルとは、どの仕事でも使える、プログラミング、会計、マーケティングなどのビジネススキルや業務の中で組織に貢献した経験などをいいます。
ヒューマンスキルとは、あなたの性格や強みなどの人間性です。チームワーク、柔軟性、問題解決能力、コミュニケーションスキル、時間管理など対人関係で役立つ能力のことです。
3. 理想と現実のギャップを考える
次に、今まで考えてきた理想の将来像と現状を比較して、そのギャップを整理していきましょう。
そのギャップを埋めることが、理想の将来像を実現するための課題です。
どのような経験やスキル、知識があれば理想の将来像へ近づけるかを、具体的に洗い出してみてください。
4. 3年後・5年後・10年後と段階的に目標を設定する
理想の将来像と現状とのギャップを埋めるために、具体的な目標を数年ごとに設定しましょう。これが、キャリアプランです。
いつまでに何をどのように解決していくかを具体的に洗い出します。
例えば、次のような例が挙げられます。
- 3年後には、資格を取得し、さまざまなセミナーに参加する
- 5年後には、管理職に昇進し、大きなプロジェクトを任される。年に2回は海外旅行に行けるまで昇給する
- 10年後には、次世代のリーダーとなる後輩たちの育成に尽力する。家族や趣味に充てる時間を増やす
また、結婚や出産を考えている方もいるでしょう。結婚や出産をするのか、子どもが何人ほしいのかによっても、いつまでに何をすべきかは変わってくるかもしれませんね。
そのため、キャリアプランを検討する際はライフイベントも併せて検討しておくことをおすすめします。
キャリアプランのNGパターン
キャリアプランは、作れば良いというものではありません。作ったキャリアプランを踏まえて、具体的な行動に移すことが重要です。
そのため、以下のようなキャリアプランはNGパターンと言えます。
- 具体的なキャリアプランになっていない
- プライベート中心のキャリアプランになっている
あなたのキャリアプランは、NGパターンではありませんか?一度、確認してみましょう。
具体的なキャリアプランになっていない
1つ目のNGパターンは、具体的なキャリアプランになっていないことです。
キャリアプランを立てる目的は、将来の理想像や目標の実現のために行動できるようにすることです。
そのため、具体的なキャリアプランになっていないと、どのような行動をすれば目標を達成できるのか考えにくいためNGといえるでしょう。
具体的には以下のようなイメージです。
- 成功したビジネスパーソンになりたい
- 自分の夢を追い続けたい
- 何か面白い仕事をしたい
- 3年後にはIT企業でソフトウェアエンジニアとして、AI技術に特化したプロジェクトに参加したい
- 5年後にはマーケティング部門のマネージャーに昇進し、デジタル広告の分野で専門知識を身につけたい
- 10年後には起業して、地域社会の活性化に貢献する事業を展開したい
キャリアプランは、いつまでに何をすべきかが明確になるように、できるだけ具体的になるまで考えましょう。
プライベート中心のキャリアプランになっている
2つ目のNGパターンは、プライベート中心のキャリアプランになっていることです。
もちろん、プライベートもキャリア形成を考えるための大きな要素の1つです。
しかし、「休日はいつも子どもと遊びたい」「老後はゆっくりしたい」などプライベートの要素ばかりだと、将来の理想像や目標の実現のための行動が考えらえません。
ワークライフバランスを重視したい場合は、自分自身の価値観やライフスタイルを理解し、仕事もプライベートも充実させるためには、どのような働き方が理想かを考えてみてください。
フレックスタイム制や在宅勤務を導入している企業もあります。資格試験の補助・支援をしている企業もあるでしょう。
あなたに合った働き方を見つけるための、キャリアプランを考えてみてください。
キャリアプランが思いつかないときの考えるコツ3選
20代でキャリアプランを考えることの重要性や考え方は理解したけれども、実際にやってみると上手く思いつかないという方も多いはずです。
キャリアプランが思いつかないときに考えるコツは以下の3つです。
- 自己分析をする
- ロールモデルとなる人を見つける
- キャリアコーチングを利用する
キャリアプランの作成に行き詰っている方は、試してみてください。
自己分析をする
キャリアプランが思いつかないときは、自己分析から始めましょう。
自己分析をすれば、個人の強みや価値観、特性などの内面を深く理解できます。その結果を踏まえると、将来の理想像と現状の整理、その先の行動目標が立てやすくなるのです。
自己分析を進めるときのヒントをいくつかご紹介します。
- ツールや適性検査を使う
- フレームを使う
- 身近な人から客観的な意見をもらう
転職サイトが提供している自己分析ツールや適性検査で有名な16personarities、Will/Can/Mustの3つの輪や自分史など、自己分析用のフレームも数多くあります。これらを利用することも1つの方法です。
社会人が自己分析をするときのやり方については以下の記事で詳しく解説しています。
「【質問集付】社会人が自己分析をするやり方をプロが解説!ノートの書き方や5つのコツも紹介」
ロールモデルとなる人を見つける
ロールモデルとなる人を見つけるのも良いでしょう。
例えば、家族や先輩、ドラマや映画の登場人物などで、「この人のようになりたい」と思う人を探してみてください。
その人の特徴を洗い出し、良いと思ったところやその理由を掘り下げていくと、自分の理想像とそのために行うべきことが明確になるかもしれません。
自分の理想が具体的にイメージできるまで、徹底的に掘り下げてみましょう。
キャリアコーチングを利用する
キャリアプランを考えているけれど行き詰まりを感じている方や、納得感を持てていない方には、キャリアコーチングを利用すると良いでしょう。
キャリアコーチングを利用すれば、キャリアプランの作成をキャリアのプロが伴走してくれます。
一人で考えていると、どうしても視野が狭くなってしまいやすくなってしまいがちです。
第三者の客観的な意見を取り入れてキャリアプランを考えることで、自分では気付かないアイデアや選択肢が見えてくる可能性があるでしょう。
納得感の持てるキャリアプランを作りたいならキャリアコーチングがおすすめ
納得感のあるキャリアプランを作りたい方には、キャリアコーチングを利用することがおすすめです。
キャリアコーチングを利用してプロのコーチに相談しながら自己分析を進めると、自分の本当にやりたいことが見えてくる可能性が高まります。
では、キャリアコーチングについて、詳しく解説していきます。
キャリアコーチングとは
キャリアコーチングとは、自分自身のキャリアに悩みを抱えている人に対して、人生の方向性を明確にし、それを実現するための行動をサポートすることです。
キャリアコーチングでは、自己分析やキャリアプランの設計、具体的な行動目標の設定などをサポートしてもらうことができます。
キャリアコーチングを利用するメリットは以下の4つです。
- キャリア形成のプロからアドバイスをもらえる
- 自分理解が深まり、強みや適性を明確にできる
- 長期的なキャリアプランを立てられる
- 自分のやりたい仕事が見つかる
キャリアコーチングとは何かについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
「キャリアコーチングとは?失敗しない選び方4選!デメリットやエージェントとの違いも解説」
キャリアコーチングのサービス内容
キャリアコーチングでは、以下のようなサービスが受けられます。
キャリア形成のプロのコーチと1対1で行うため、あなただけに合った最適なアドバイスやサポートをしてもらええるでしょう。
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キャリアプランを踏まえた長期的なサポートも可能
キャリアを前向きに変えるためには、「キャリアプランを設計した後どうするか」が一番大切になります。
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キャリアエックスが提供しているキャリアコーチングサービス
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