【転職】優良ベンチャー企業一覧 これから伸びるベンチャー企業を紹介

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東海林 浩樹
前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

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「色んなチャレンジができそう」、「成長できそう」といったイメージもあって、転職先に検討している方も多いベンチャー企業。


一方で、ベンチャー企業とはなにか、どんなベンチャー企業があるかなど、具体的に答えを思い描ける方は、決して多くはないでしょう。


そこで本記事では、ベンチャー企業全体について解説すると同時に、優良ベンチャー企業を具体的に紹介しています。

  • 自己分析から内定獲得まで徹底的にサポート
  • 一次面接通過率約50%(選考企業ごとの面接対策実施)
  • 入社半年以内の離職率1%以下

ベンチャー企業とはどのような企業?

ベンチャー企業という言葉に、法律などで定められた明確な定義は存在しません。ただし、一般的には新規性の高いアイデアや技術をもとに、サービス・製品を提供している会社を指します。


比較的、設立から日が浅い会社がイメージされることが多いものの、必ずしもそれだけではなく、数十年以上の歴史がある企業が該当することもあります。


また、混同されがちな中小企業との違いは、中小企業が法律で明確に定義されている点にあります。


たとえば、サービス業では、「資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人」(参考:中小企業庁 中小企業・小規模企業者の定義)と定義。


もちろん、法律上で中小企業に分類されるベンチャー企業も多数存在することになります。


※ベンチャー企業については、こちらの記事でも解説しています。

【厳選】SaaSベンチャー企業一覧


具体的に、ベンチャーにはどんな優良企業があるのでしょうか。こちらでは、具体的な会社をいくつかピックアップします。

1.リクルートグループ

リクルートは、まだ学生が自由に就職活動をできなかった1960年に大学新聞専門の広告代理店として創業しました。


その後、大学生向けの求人情報を集めた企業への招待を発行。現在のリクナビNEXTやIndeedなどにつながっていく、人材ビジネスへの道筋を切り拓いていきます。


以降は、1984年にカーセンサー、1993年にゼクシィを創刊するなど、人材業界にとどまらない、知名度の高いサービスをスタート。近年もAirシリーズを中心にSaaSサービスを続々とリリースしているのをはじめ、革新的な事業を興そうと挑戦を続けています。


URL:https://recruit-holdings.com/ja/(株式会社リクルートホールディングス)
サービス例:Indeed、summo、Hot Pepper、スタディサプリ、Airペイ
従業員数:5万1373名(2024年3月31日時点)
平均年収:1119万円(株式会社リクルートホールディングス)
平均年齢:33.8歳(株式会社リクルート)
平均勤続年数:5.9年(株式会社リクルート)

2.株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントはインターネット広告事業を主軸に置く会社として、1998年に設立されました。設立からわずか2年後の2000年には、東証マザーズ(当時)へ上場しています。


その後も、2004年にはAmeba、2009年にはゲーム事業、2015年にはAbemaTVをスタートさせるなど、新規事業を続々と立ち上げてきました。


会社と同様に、代表の藤田晋氏も業界内外で高い知名度を誇っています。


URL:https://corp.rakuten.co.jp/
サービス例: ABEMA、ピグ、ウマ娘 プリティーダービー、グランブルーファンタジー
従業員数:2364名
平均年収:882万円
平均年齢:34.2歳
平均勤続年数:6.4年

3.楽天グループ株式会社

楽天グループ株式会社は、まだインターネットでモノを買うことが一般的ではなかった1997年に楽天市場をスタート(当時の社名は株式会社エム・ディー・エム)。


2001年には、月の流通総額30億円を記録するなど、時代の変化と共に事業を拡大させていきました。


2002年には楽天ポイントのサービスをスタートさせ、2004年にはプロ野球へも参入。近年は携帯キャリアの楽天モバイルも話題になるなど、新しい分野へのチャレンジを継続しています。


URL:https://corp.rakuten.co.jp/
サービス例: 楽天市場、楽天モバイル、楽天ポイント、ラクマ、楽天トラベル
従業員数:1万350名
平均年収:795万円
平均年齢:34.4歳

4.合同会社DMM.com

合同会社DMM.comは、もともとビデオレンタル店を経営していた代表が、インターネットの黎明期である1998年にビデオ通販・動画配信サイトを立ち上げ、以来急成長を遂げた企業です。


2009年にはDMM FX、2013年にはDMM英会話、2017年にはDMM BANUSYをリリースするなど、動画にとどまらない事業を展開。2020年に入ってからも、新規事業の立ち上げや新会社の設立などへ積極的に取り組んでおり、グループ総売上は3000億円を突破するまでになっています。


URL:https://dmm-corp.com/
サービス例: DMM TV、DMM宅配レンタル、DMMビッドコイン、DMMぱちタウン
従業員数:2584名
平均年齢:37.1歳
平均勤続年数:5.4年

 5.株式会社SmartHR

2013年に設立された株式会社SmartHR(当時:株式会社KUFU)は、2015年に現在の社名にもなる人事・労務向けSaaSのSmartHRをリリース。


企業の管理部門の業務効率化を後押しするサービスは、多くの支持を集め、2019年には61.5億円の資金調達にも成功しています。


以降も事業成長を続け、国内各地に支店を拡大。2024年には日本スタートアップ大賞(総理大臣賞)を受賞するなど、SaaS業界にとどまらず注目を集めているベンチャー企業です。


URL:https://smarthr.co.jp/
サービス例: SmartHR労務管理、SmartHRタレントマネジメント、SmartHR Plus
従業員数:1351名
平均年収: 661万円
平均年齢:33.8歳
平均勤続年数:2.21年

6.Sansan株式会社 

名刺管理サービスを提供し、高い知名度・シェアを誇っているSansan株式会社。2007年の創業と同時にリリースしたサービスは、各業界の企業に導入され、現在では営業活動などに欠かせないものとなっています。


名刺管理以外にも、請求処理をサポートするBill Oneや契約データベースのContract Oneといった新サービスもリリース。2021年には東証一部(当時)上場も果たすなど、今後のさらなる成長が期待されています。


URL:https://jp.corp-sansan.com/
サービス例: Sansan、Bill One、Contract One、Eight
従業員数:1789名
平均年収: 751万円
平均年齢:32.0歳
平均勤続年数:2.8年

7.株式会社メドレー

株式会社メドレーは2009年に設立し、同年に医療・介護業界に特化した成果報酬型の求人サイトであるジョブメドレーをスタートさせます。


その後は、2015年にオンライン医療事典・MEDLEY、2016年にオンライン診療システム・CLINICSオンライン診療の提供を開始するなど、人材にとどまらず医療業界のDXを推進する事業に取り組むようになりました。


近年も積極的に新サービスをリリースし、2022年には東証プライム上場を果たすなど、スピーディに事業成長を続けています。


URL:https://www.medley.jp/
サービス例:ジョブメドレー、CLINICSオンライン診療、CLINICS、MEDLEY
従業員数:842名
平均年収: 543万円
平均年齢:31.8歳
平均勤続年数:2.8年

8.弁護士ドットコム株式会社

2005年に設立し、同年に法律相談ポータルサイト・弁護士ドットコム、翌年には税理士相談ポータルサイト・税理士ドットコムをリリースし、それぞれを業界トップクラスの知名度を誇るサイトに育て上げた弁護士ドットコム株式会社。


それらで培ったノウハウをもとにサービスを拡大し、中でも2015年にスタートした


クラウド契約サービス・クラウドサインは、コロナ禍の影響もあって、急速にシェアを伸ばしました。近年も複数の新サービスをリリースするなど、とどまることなく事業成長を続けている企業です。


URL:https://www.bengo4.com/corporate/
サービス例:弁護士ドットコム、弁護士ドットコムニュース、税理士ドットコム、クラウドサイン
従業員数:576名
平均年収: 679万円
平均年齢: 35.5 歳
平均勤続年数:3年

 9.株式会社RevComm

株式会社RevCommは、AI × Voice × Cloudをコンセプトとしたサービスとして、電話営業や顧客応対を可視化するMiiTel Phoneを展開している企業です。


その他にも、AIによる文字起こしとトーク分析機能を搭載したオンライン会議システム・MiiTel Meetingsやコールセンター業務を支援するMiiTel Call Centerなどもリリース。


コロナ禍に伴うリモートワークの普及といった影響もあり、2017年の設立以来、急速な事業拡大を遂げています。


URL:https://www.revcomm.co.jp/
サービス例:MiiTel Phone、MiiTel Meetings、MiiTel RecPod、MiiTel Global
従業員数:220名
平均年齢: 35.3歳
平均勤続年数:3年

10.株式会社ラクス 

2000年に株式会社アイティーブーストの名前で設立された株式会社ラクス。クラウドとIT人材の2分野を事業の柱に据え成長を続けてきました。


中でも、”働く人を楽にする”というコンセプトのもとリリースされた、電子請求書発行システム・楽楽明細、請求書受領システム・楽楽請求、販売管理システム・楽楽販売などのSaaSは、マーケットでも高いシェアを保有。


売上高10億円以上のプロダクトを複数展開し、国内を代表するSaaS企業の一つに挙げられるまでになっています。


URL:https://www.rakus.co.jp/
サービス例:楽楽明細、楽楽請求、楽楽販売、楽楽精算、楽楽勤怠
従業員数:1532名
平均年収:619万円 
平均年齢: 32.3歳
平均勤続年数:2.7年

11.株式会社データX 

株式会社データXは、スマートデータ社会の実現をミッションに掲げ、データマーケティングクラウドシステム・b→dashや経営管理をAIで支援するSaaS・kpieeなどを展開している企業です。


特にb→dashは、リリースからわずか6年で500社以上への導入を実現するなど、大手企業を中心に多数の支持を獲得。


SaaS AWARD 2023 MAツール(BtoC)部門1位を受賞したのをはじめ、外部からも高い評価を得ており、今後もさらなる発展が期待されています。


URL:https://data-x.co.jp/
サービス例:b→dash、 kpiee
従業員数:150名
平均年収:789万円 
平均年齢: 28.4歳

ベンチャー企業への転職に向いている人の特徴


ここまでベンチャー企業について解説してきましたが、どんな人がベンチャー企業に向いているのでしょうか。その特徴を紹介します。

変化に柔軟に対応できる人 

ベンチャー企業では、常に新サービスのリリースや新規事業の立ち上げにチャレンジしています。


自分自身や業務を取り巻く環境の変化のスピードは速く、挑戦し続けることが求められるため、それを楽しめる人には向いていると言えるでしょう。

向上心が強い人 

ベンチャー企業の多くは平均年齢が比較的若く、社歴・年齢に関係なくキャリアアップを実現できるチャンスが広がっています。


スキルを磨くごとに収入やポストといった評価にスピーディに反映されるため、向上心が強い人であれば、きっと高いモチベーションで仕事へ向き合うことができるはずです。

仕事自体を楽しめる人 

ベンチャー企業は、歴史が浅い会社が多く含まれることもあって、労働環境の整備が行き届いていないことも珍しくありません。


残業が増えたり、休日出勤が発生したりとハードワークが求められがちに…。ときにはプライベートを犠牲にしても気にならない、仕事自体を楽しめる人でないと続けられない可能性があります。

ベンチャー企業は転職の魅力ある選択肢になる

向いている人、向いていない人は存在するものの、日本には魅力あるベンチャー企業がたくさんあります。うまく自分に合った“場所”を見つけられれば、きっとより良いキャリア形成につなげることもできるはずです。


本記事で少しでもベンチャー企業に興味を持った方には、ぜひ転職の一つの選択肢に入れていただきたいと思います。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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