「自分に向いてる仕事がわからない…」
「スキルが身についているのか不安」
Job総研の『2022年 キャリアに関する意識調査』によると、20代の67.8%は今後のキャリアに関する不安があると回答しています。
「社会経験が浅くて解決先が見つからない」「相談できる相手がわからない」など、悩みとの向き合い方に困っている方も多いはず。
この記事では、20代によくある悩みと解決策について解説しているので参考にしてみてください。
キャリアの悩みを誰に相談したら良いかわからないという方は、お気軽にキャリルートの無料カウンセリングをご利用ください。
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目次
20代によくあるキャリアの悩み9選！原因と解決策は？
Job総研の『2022年 キャリアに関する意識調査』によると、20代の67.8%は今後のキャリアに関する不安があると回答しています。
20代は初めての社会経験で将来への不安や迷いが生じやすい時期です。また、経験も少ないので自分の適性や興味を見極めるのが難しく、キャリアの悩みが増える傾向があります。
ここでは、20代によくある悩み9選について、その原因や解決策を解説します。
- 自分に向いてる仕事がわからない
- スキルが身についているのかわからない
- 仕事をうまく進められない
- やりたい仕事ができていない
- 転職すべきかわからない
- 人間関係がうまくいかない
- 給料がなかなか上がらない
- キャリアとプライベートの両立ができない
どのように対処したらよいか悩んでいる方は参考にしてみてください。
自分に向いてる仕事がわからない
20代の悩みで多いのが、「自分に向いてる仕事がわからない」です。
今やっていることに大きな不安はないけど、これが一番向いている仕事なのかと不安になったことがある方は多いのではないでしょうか。
しかし、社会人として歩み始めたばかりの20代は、経験やスキルも少なく自分に向いている仕事が何なのか判断できる方のほうが少ないです。
いろいろな仕事を経験し、キャリアを積み上げていくうちに、合う仕事と合わない仕事が理解できるようになります。
今の仕事が自分に合っているのか判断したい人や向いている仕事を見つけたい人は、徹底的な自己分析が必要です。
自己分析をして自分の強みや価値観を知ることで、
- 自分の強みは、今の仕事に必要なスキルと合っているのか
- 自分の価値観は、今の仕事を通じて得られるやりがいと合っているのか
など考えられると、今の仕事と合っているのか判断できるようになるでしょう。
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スキルが身についているのかわからない
「20代での経験が人生の礎になる」「キャリアの90%は20代で決まる」という言葉を聞いたことはありますか？
30代では即戦力採用が中心となり、ある程度のスキルが身についていないと転職活動が難しくなるなどの理由から、20代のうちにしっかりスキルを身に着けておくことが重要といわれています。
そのため、20代でしっかりスキルを身につけたいものの、本当にスキルが身についているのか不安に感じる人も多いようです。
スキルが身についているのかを判断するためには、キャリアの棚卸を行いましょう。
キャリアの棚卸では、今まで何をしてきて、その結果としてできるようになったことを丁寧に振り返ります。日常の中ではなかなか気が付きづらいものですが、振り返ってみたら意外とできることが増えていたということは少なくはありません。
仕事をうまく進められない
「仕事が覚えられない」「期限内に終わらない」「成果が出ない」と感じたことはありませんか。
社会人になったばかりの20代は、知識や経験値が少なく、仕事をうまく進められないという悩みも多いです。
仕事をうまく進められるようにするためには、日々の業務を振り返る時間を取り、仕事の進め方を工夫することが必要です。
まずは、現在の状況と理想の状態を考えてみて、そのギャップを考えてみましょう。
そのギャップがあなたの解決すべき課題です。その課題を解決するためにはどうすればよいか、具体的な行動を考え実行できれば、少しずつ仕事をうまく進められるようになります。
考えるコツは1人で悩まないことです。上司や先輩にアドバイスをもらったり、キャリアコーチなどの第三者から意見をもらうことで、知識や経験の少なさを補えると良いでしょう。
やりたい仕事ができていない
希望していた配属先に配属されず、やりたい仕事ができていない方も少なからずいます。
この悩みの解決策は、2つあります。
- 上司や人事へ異動の相談をする
- 転職をする
まずは異動が可能かを職場の上司や人事に相談してみましょう。そのためには、なぜ異動したいのかしっかり説明して、納得感を持ってもらうことが重要です。
また、もし異動が可能ではないといわれた場合には「どうなったら異動ができるのか」「いつなら異動できるのか」など具体的に話しておくと目標が明確になるのでおすすめです。
現職でどうしてもやりたいことができないのであれば、転職も選択肢の一つです。20代なら未経験業種への転職も可能です。
転職も視野に入れているという方は、転職エージェントやキャリアコーチの無料相談を利用してプロの話を聞いてみるのも良いでしょう。
転職すべきかわからない
20代であれば転職経験が一度もない方も多いです。経験がなければ、今すぐ転職すべきか、転職すべき場合はどうすればよいのかが適切に判断できません。
また、誰しも初めての転職は不安なので、転職をしたいけど踏ん切りがつかないという方もいるでしょう。他にも、転職をしてから後悔しないかという不安や、転職を繰り返すことへの懸念もあるでしょう。
転職をすべきかを見極めるためには、キャリアプランの整理と自己分析が重要です。
具体的には、自分の描いているキャリアプランが今の会社では実現できないことが明らかな場合、転職をすべきと考えられます。
また、自己分析をして自分が大事にしていることと会社のカルチャーが合っていないと感じた場合にも転職をすべきと考えられます。
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人間関係がうまくいかない
人間関係がうまくいかないと悩んでいる方も多いです。
人間関係を構築するためにはある程度の時間が必要になるので、仕方がない場合もあります。
ただ、「上司と反りが合わなくてどうしてもうまくコミュニケーションができない」「同僚に意見を言いづらい」という悩みがあると、日常の業務に支障が出てしまって苦しいと感じる人も多いです。
人間関係の悩みを解決するために重要なのは、相手を理解してコミュニケーションの量を重ねることです。一人で抱え込まずに、相手の立場に立ったうえで、自分の考えや感じたことを正直に伝えてみましょう。
また、誰しも相性が悪い相手はいます。無理をしすぎて心や体に負担をかけてしまうのは良くないので、どうしても合わない場合は、人事や他部署の先輩などの第三者に相談して協力してもらった方が良いでしょう。
給料がなかなか上がらない
給料がなかなか上がらず悩んでいる方も多いでしょう。
20代後半になって、「スキルは身につき成果は出るようになったのに、それに見合った給料や待遇が得られない」と不満を感じることがあります。
また、社内・社外の同世代の給料と比較し、自分の待遇が市場価値に見合っているか疑問に思うこともあるでしょう。
給与や待遇の不満を解消するためには、次の3つの方法が有効です。
- 昇給する方法を考える
- 副業をする
- 転職をする
まずは、上司などの評価者に確認して社内の昇給規則を確認しましょう。
その際、「どんな実績があると昇給が可能なのか」「評価会議の場で重視されるポイントはなにか」など聞いてみることもおすすめです。
給料の話はしづらいと感じる人もいるかもしれませんが、具体的な基準を知らないと何を目指すべきかわからないので遠慮する必要はありません。
もし今の会社での昇給が難しい場合は、副業や転職が選択肢になります。
転職を視野に入れるなら一度転職エージェントに相談して、給料が上がる可能性があるかなど話を聞いてみると良いでしょう、
キャリアとプライベートの両立ができない
「プライベートの時間も仕事のことを考えて十分に休めない」「仕事はやりがいを感じているが、プライベートの時間が足りない」という悩みを抱えている20代も多いです。
両立ができない要因が仕事量にあるなら、まずは上司に相談しましょう。上司は全ての部下の状況を正確に把握できません。まずは、あなたの状況を相談し、要望を伝えてみることが重要です。
また、激務で明らかにプライベートとの両立が難しい職種や職場も一定数あります。
そういった場合は、職種をまたいだ異動や転職を検討する必要があるでしょう。
キャリアプランがない
キャリアプランがなく、これからどのようにキャリアを積んでいくべきかわからないという人も多いです。
実際、スタジオテイル社が行った「仕事における将来の夢やビジョンについてのアンケート調査」によると、「仕事に対する夢やビジョンはありますか？」という問いに対して、20代の73%が「ない」と回答しています。
20代は社会人経験が浅く、やりたいことや向いていることを判断する材料が少ないため仕方がないことともいえるでしょう。
それでは、20代にキャリアプランは必要なのでしょうか。その答えはもちろん「必要」です。
なぜなら、未経験業種への転職ができる可能性があるなど、20代ならキャリアの選択肢が多いからです。
キャリアプランを設計するためには、徹底的な自己分析とキャリアに対するある程度の知識が必要になります。まずは、自己分析を行い、キャリアの軸を明確にしましょう。
20代向けのキャリアプランの考え方について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
「20代の70%はキャリアプランがない！考え方やコツ、NGパターンをプロが解説」
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20代のキャリアプランはどう考える？
20代がキャリアプランを考えるときの4ステップは次の通りです。
- 将来の理想を考える
- 現状を整理する
- 理想と現実のギャップを考える
- 3年後・5年後・10年後と目標を設定する
詳しく解説していきます。
将来の理想を考える
理想を考える際には、以下の項目について考えられると良いでしょう。
- どんな仕事をしたいか
- どんな人と働きたいか
- 周囲からどんな人に評価されたいか
- どんなライフスタイルを送りたいか
- いつまでにどのくらいの収入を得たいか
- どんな働き方をしたいか
例えば、「50人ほどのチームを管理したい」、「新規事業の立ち上げに関与したい」、「自由な時間と場所で働きたい」といった具体的な目標を挙げることができます。
10年後、20年後、30年後といった中間目標を設定すると、ビジョンを明確にしやすくなります。
ビジョンを描く際に重要なのは、実現可能かどうかを気にせず、自由に思い描くことです。
時間や資金が無限にあると仮定して考えてみてください。あなたの真の理想像が浮かび上がるはずです。
現状を整理する
将来のビジョンが決まったら、現状を見直しましょう。
まずは、現在の仕事内容や働き方をリストアップします。
次に、持っているスキルを整理しましょう。スキルはポータブルスキルとヒューマンスキルに分けて考えると良いです。
ポータブルスキルは、どんな仕事でも役立つスキルです。例えば、プログラミング、会計、マーケティングといった専門的なビジネススキルや、業務経験で培った能力などが該当します。
ヒューマンスキルは、人間性に関するスキルです。チームワーク、柔軟性、問題解決能力、コミュニケーション能力、時間管理といった対人関係で重要なスキルを指します。
理想と現実のギャップを考える
次に、これまで考えた理想の未来と現在の状況を比較し、その差を明確にしましょう。
この差を埋めることが、理想の未来を実現するための課題となります。
どんな経験やスキル、知識が必要かを具体的にリストアップしてみましょう。
3年後・5年後・10年後と目標を設定する
理想の未来と現状の差を埋めるために、数年ごとに具体的な目標を設定しましょう。これがキャリアプランです。
何をいつまでに、どのように達成するかを明確にします。
例えば、以下のように設定します。
- 3年後までに資格を取得し、様々なセミナーに参加する
- 5年後には管理職に昇進し、大きなプロジェクトを任される。年2回の海外旅行が可能な昇給を目指す
- 10年後には後輩たちの育成に尽力し、家族や趣味に充てる時間を増やす
結婚や出産を考えている方もいるでしょう。これらのライフイベントによって、何をいつまでに達成するかが変わるかもしれません。
そのため、キャリアプランを立てる際にはライフイベントも一緒に考慮することをおすすめします。
20代がキャリアに悩んだら誰に相談するべき？
20代がキャリアに悩んだときの相談先は、一般的に以下の4つです。
| 会社の人事・上司 | キャリア形成・リスキリング支援センター | 転職エージェント | キャリアコーチング | |
|---|---|---|---|---|
| 相談内容 | ・職場での人間関係 ・労働時間や休暇 ・異動や昇給 など | ・キャリアへの不安 ・ワークライフバランス など | ・転職に関すること全般 | ・転職や副業、起業などキャリアアップ ・ワークライフバランスなどキャリア全般 |
| メリット | ・気軽に相談できる ・組織や文化を理解したうえでのアドバイスがもらえる | ・無料で受けられる ・リスキリング講座の受講費用の一部キャッシュバックがある | ・無料で利用できる ・効率的に転職活動ができる | ・キャリアのプロからアドバイスをもらえる ・自分のやりたい仕事や合う仕事が見つかる |
| デメリット | ・意見が偏る ・転職の相談はしにくい ・情報漏洩のリスクがある | ・対象は在職労働者や求職者のみ ・キャリアコンサルタントのスキルにバラつきがある ・講座受講のみはできない | ・興味のない企業への応募を促される場合がある ・転職に迷ってる段階でも転職を促される場合がある | ・費用がかかる ・コーチとの相性に左右される ・仕事や求人の紹介はない |
1つずつ詳しく解説しますので、あなたの悩みに合った相談先を見つけてください。
会社の人事・上司
職場での人間関係や異動希望などの悩みがある場合、まずは会社の上司に相談するとよいでしょう。
特に以下のような悩みを持っているならまずは上司に相談することをお勧めします。
- 仕事をうまく進められない
- やりたい仕事ができていない
- 給料がなかなか上がらない
上司であれば職場環境や文化に沿ったアドバイスがもらえます。相談するときは、率直に自分の意見を伝えることが重要です。
もし社内で解決したい問題が、上司に相談してもなかなか解決しない場合は、上司の上司や会社の人事担当者に頼ってみるのも選択肢の一つです。
ただし、上司はあくまで社内の人間なので、職場の文化に影響を受けたアドバイスしかもらえないことも考えられます。さらに、転職等を考えている場合は、引き止めや情報漏洩の可能性もあるので、注意が必要です。
キャリア形成サポートセンター
キャリア形成・リスキリング支援センターは、厚生労働省からの委託により、さまざまなキャリア形成支援、スキルや知識を再習得するためのリスキリング支援を無料で行っています。
設置場所は、北海道から沖縄県まで全国47カ所です。
キャリア形成・リスキリング支援は、専門のキャリアコンサルタントにキャリアについて広く相談することができます。また、リスキリング講座の受講費用には一部キャッシュバックがあるのも魅力的です。
気軽に相談できる点は魅力ですが、以下のような点には注意が必要です。
- キャリアコンサルタントの質や専門性にバラつきがある
- 対象は在職労働者や求職者のみ
- リスキリング講座の受講のみはできない
転職エージェント
すでに転職を視野に入れている場合は、転職エージェントへの相談も選択肢の一つです。
転職エージェントでは、求人紹介や履歴書の添削、面接指導などの転職活動のサポートをしてくれるサービスです。多くの転職エージェントは無料で利用ができます。
効率的に転職活動が進められるだけではなく、面倒な面接の日程調整や条件交渉なども行ってくれるので、短期間で効率よく転職したい方には、おすすめのサービスです。
転職エージェントは、転職希望者が企業に入社すると、採用企業から報酬が支払われるビジネスモデルとなっています。
そのため、内定の可能性を上げるためだけに、大量の求人票が送られてきたり、興味のない企業にも応募させられることもあります。
また、相談者の状況を加味せず、転職先の早期決定を優先している転職エージェントも存在するので、注意が必要です。
キャリアコーチング
転職するかどうかは決めておらず、スキルが身についているか不安、向いてる仕事がわからないという場合は、キャリアコーチングへの相談がおすすめです。
キャリアコーチングとは、自分自身のキャリアに悩みを抱えている人に対して、人生の方向性を明確にし、それを実現するためのサポートをするサービスです。
以下のような悩みを抱えている人におすすめです。
- 自分に向いてる仕事がわからない
- スキルが身についているのかわからない
- キャリアプランがない
- 転職すべきかわからない
ここからは、キャリアコーチングについて、もう少し詳しく説明します。
客観的なアドバイスが欲しいならキャリアコーチング
客観的なアドバイスがほしいならキャリアコーチングを利用することがおすすめです。
キャリアコーチングでは、徹底的な自己分析から始まり、キャリアプランの設計、具体的な行動目標の設定に加え、キャリアスキルや知識の習得までを全てサポートを受けることができます。
キャリアコーチングのメリット
キャリアコーチングを受けるメリットは、以下の4つです。
1. キャリア形成のプロからアドバイスをもらえる
キャリア形成のプロから客観的なアドバイスをもらえるので、自分一人では行き詰まりやすい自己分析もしっかり行うことができます。
2. 自己理解が深まり、強みや適性を明確にできる
しっかりと自己分析を行えば、自己理解が深まり、自分の強みや適性が明確になります。すると、自分の強みが発揮できる、納得感のあるキャリアプラン作りに取り組むことができます。
3. やりたい仕事が見つかる
キャリアコーチングを利用して自分の強みや適性、モチベーションを明確にすれば、自分の本当にやりたいことが見えてきます。
4. 中・長期的なキャリアプランを立てられる
キャリアコーチングでは、徹底的に自己分析を行い、現在の状況と理想の将来像を明確にしたうえで、自分の本当にやりたいことに基づいた中・長期的なキャリアプランの設計が可能です。
キャリアコーチングのデメリット
キャリアコーチングを受けるデメリットには、主に以下の3つが挙げられます。
1. 費用がかかる
転職エージェントとは異なり、相談者自身が費用を支払うビジネスモデルのため、費用がかかります。
しかし、転職エージェントなどと違って企業との利害関係がない分、100％相談者に寄り添ったサービスを提供することができることも特徴です。
2. キャリアコーチ選びを間違えると何も得られない
キャリアコーチングの結果は、個人差が大きいです。コーチには自分の現在・過去・未来について話す必要があるので、信頼関係が大きく影響します。相性が良くないコーチが担当になれば、期待通りの成果が得られない場合もあります。
3. 仕事や求人の紹介はない
キャリアコーチングでは、一般的に仕事や求人の紹介は行っていません。転職を希望する場合は、転職エージェントを併せて利用する必要があります。ただし、転職エージェントを併せて運営しているキャリアコーチングもあります。
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