チェンジ後の努力・工夫と、そこから得たこと・学び

「ウエディングプランナーから法人営業へ。
未経験領域にも自分だからできることを考え、食らいついた

自分だからこそ提供できる価値

配属されたのは、『Hot Pepper Beauty』の広告企画営業。ネイルサロンやエステサロンをはじめとした美容系サロンの新規開拓営業から始まり、開拓した顧客の深耕も担当したが、当初は難しさを感じたという。

「サロンビジネスの仕組みそのものや、サービスに関する用語など、サロンのオーナーと話す上で知らないことが多すぎました。また、オーナーは女性が多いため、男性の自分がサロンビジネスのことを理解できているのか不安に思っていらっしゃることが伝わってきて。同僚の営業担当者もほとんどが女性だったので、教わったロープレどおりにコミュニケーションをとってもうまくいかないことも多く…。どうすれば信頼をつかむことができるか、最初の3カ月ほどは試行錯誤していました」

そこを打開したのが、業界知識の勉強と、自分だからこそ提供できる価値への気づきだった。

外の世界でチャレンジしたい

「サロン関連の業界誌は毎号必ず買って読み込みましたし、わからないことはクライアントに素直に尋ねて教えていただきました。加えて、クライアントとコミュニケーションを取っているうちに見えてきたのが、どんぶり勘定気味に経営しているサロンが多いということ。そこで、大学時代に学んだ経営学の知識をもとに、バランスシートをつくったり、仕入れ値の適正範囲や損益分岐点の情報を提供したりして、より健全な経営状態にするためのアドバイスをするようにしたんです」

すると、「大隈さんはネイルやエステに超詳しいわけじゃないけど、お店が潤うためのアドバイスをいつもくれる」とオーナーたちからの信頼を得て結果も出るように。全社MVPなど複数の社内表彰も受けた。
そして、リクルートとの契約期間である3年の終わりが見えてきたときに出てきたのが「新たな領域に行きたい」という思いだった。

「正社員の誘いも受け、迷いましたが、入社前に考えていたのが『ここで力をつけて外へ出る』ということ。目標にしていた顧客を振り向かせるところからの営業を3年間みっちり学ぶことができ、そのスキルも身についたので、初心に返ってさらに外の世界でチャレンジしたいと思ったんです」

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