20代女性に伝えたい、ライフイベントを超えてキャリアを考える視点

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東海林 浩樹
前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

「大事にしたいこと」と「スキル・専門性」の掛け合わせでキャリアを考えよう

では、どのような視点でキャリアを考えるといいのか。私からは2つの視点を提案したいと思います。

1つ目は、自分の人生におけるやりがいや生きがい、また、大切にしたい価値観や働き方を整理し、そこから働くということを再定義すること。制度や給料など、条件面ばかりを見ていると、先述したような「やりたいことなのか疑問に思えてきた」という状態に陥りかねません。生きる上で、また、働く上で大事にしたいことは何なのかを改めて考えてみましょう。

2つ目は、社会や企業に必要とされるスキルや専門性を身につけること。変化の激しい時代において、長いスパンで見てもっとも自分の身を守るのは、必要とされる人材になること。例えば、何かしらの専門性を持っていたり、人には負けない強みやスキルがあったりすることです。仕組みや制度によりかからなくても、また景況感に浮き沈みがあっても持ちこたえられるスキルをいかに身につけていくかが、やりがいを持って長く働く上で重要ではないでしょうか。

自分の好きなことや得意なこと、役に立てることを整理し、その中で「役に立てること」こそ、社会に求められることなので、今の時代に世の中で何が必要とされているのか、求められているのかを見極めた上で、好きなことや得意なことを絡めてキャリアを考えていってほしいと思います。

ロールモデルがいない場合、社外にも目を向けてみる

20代女性のキャリアに関する悩みとして、よく相談を受けることの1つに、「ロールモデルがいない」があります。「今の会社にロールモデルがいない」「今の会社で働いて行った先になりたい自分になれるイメージが持てない」など…。

これに対して1つお伝えできるのは、所属先という枠の中だけで考える必要はない、ということです。時代の変遷とともに女性の働き方も変化してきていますし、企業自体も変革を求められていますから、自社内にロールモデルがいない場合は往々にしてあるものです。そんなときは、社外に目を向けてみましょう。理想とする人生に合うような働き方や活躍をしている人、あるいは、共感できる生きがいややりがいをもっている人がきっといます。

そういった、社外の人を知ったり、出会ったりするための手段として、ぜひキャリアアドバイザーを活用していただければと思います。私たちは、転職相談や企業とのやりとりなどを通じて、たくさんの求職者や転職成功者、転職を検討したけれど今の会社で頑張る判断をした方、転職ではなく起業した方などを知っています。相談していただければ、1人ひとりの状況や思いに合ったロールモデルになるうる方や活躍事例のお話をお伝えできると思っています。

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キャリアエックス編集部

過去2回の転職を行い、大企業・ベンチャー企業を経験。ベンチャー企業では、人材紹介事業の立ち上げを行い、WEBマーケティング兼人事として採用面接を実施。これまで執筆した転職関連記事は100本以上。
転職希望者・採用担当者それぞれの経験をもとに、「ためになる」リアルな情報を発信したいと考えています。

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