目次
価値観とは「自分にとって何が大切かという考え方」のことです。
例えば自由や愛、成長、学び、楽しみなど、自分が何に価値を感じるかを示しています。
また、価値観は、物事を選択する際の基準ともいえるでしょう。
価値観を言語化するためには、キャリアの棚卸を行ったり、価値観を知るための質問やツールを活用したりすることが有効です。
この記事は、4,000名以上のキャリア支援実績のあるキャリアコンサルタントが、価値観を言語化するための方法、コツを徹底的に解説しています。
自分の価値観やモヤモヤの理由がよく分からない、価値観を言語化する方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
「自分で考えても堂々巡りになる」「本当にこれで合っているかわからない」と感じる方は、惜しみなく言語化をサポートしますので、まずは初回無料相談をお試しください。
価値観とは?
価値観は、自分にとっての判断基準であり、選択や行動に強く影響を与えるものです。
どんな仕事をしたいのか、何を大切にして生きたいのかといった重要な問いに答えを出すためにも、価値観を知ることが欠かせません。
人それぞれ大切にしたいことや、何に価値を感じるかは違いますが、一例を記載します。
- ● 家族との時間を大切にしたい
- ● 仕事で昇進したい
- ● 趣味を充実させたい
- ● 好奇心が赴くままに学びたい
- ● 自由な働き方がしたい
他の誰でもない自分の価値観を理解することで、納得のいく人生やキャリアにおける選択ができるようになるでしょう。
価値観を言語化する方法5選
価値観を言語化するためには、人生で最もインパクトが大きい経験を3つ書き出し、理由や当時の感情を整理するのが効果的です。
経験や喜怒哀楽の背景に、どのような価値観が隠れているかを考えることで、自分にとって譲れない考え方に気づけるでしょう。
また、職務経験の棚卸やライフラインチャートの作成、人と話すことによる整理も有効な手段です。
価値観を言語化できれば、今抱えているモヤモヤの原因や、これからどうしたいのかが整理しやすくなります。
4,000名以上の支援経験をもとに、今日から実践できるレベルで具体的に解説しますので、できそうな内容から試してみてください。
人生で衝撃だった出来事3つを書き出す
特に大きな影響を受けた経験、場面などを書き出すことで価値観が分かります。
なぜなら自分の根本的な考え方や大切にしていることに関係する内容だからこそ、衝撃を受けており、その背景にこそ価値観が隠れているからです。
具体的な進め方として、下記の内容を書き出してください。
- ● 何が(起きた出来事)
- ● なぜ(具体的にどんな感情を抱いていたか)
- ● そこからどんな価値観が見えるか
記入例は下記のとおりです。
【記入例】価値観を言語化する
| 経験(何が) | 理由(なぜ) | 見える価値観 |
|---|---|---|
| 大型案件のリーダーを完遂 | 未経験の課題を一つずつ解決し、成長を実感できたから | 成長・責任・完遂 |
| チームで表彰された | 自分のサポートが仲間の成果に繋がり、喜びを共有できたから | 貢献・チームワーク |
感情が大きく動いた出来事の後ろには、自分のモチベーションの源や譲れない価値観、自分だけの判断基準が隠れています。ぜひ言語化してみてください。
喜怒哀楽の理由を考える
自分の価値観は、感情の背景(理由)を考えることで理解が進みます。
自分にとっての常識や善悪などの基準と出来事を照らし合わせて表出するのが感情だからです。
人生で衝撃だったできごとを考えるのが難しい方は、こちらから取り組んでみてもよいでしょう。
まずは下記の内容を、書き出してみてください。
- ● 最もうれしかったこと
- ● 最も怒りを感じたこと
- ● 最も楽しかったこと
- ● 最も悲しかったこと
その上で重要なのは「なぜ」を繰り返し、感情の背景を深掘りすることです。
最低3回、できれば5回「なぜ」と問いかけることで、自分の価値観が把握できます。
例を記載しますので、参考にしてください。
感情から価値観を導き出す「深掘り」の例
例1 最もうれしかったこと:社長賞を受賞した
↓ 自分の能力を証明できた
↓ 他人や理想の自分に負けたくない
↓ 成長し続けたい
👉 成長そのものが喜び
例2 最も怒りを感じたこと:不要なMTGが多い
↓ 最小の労力で成果を上げたい
↓ 家族との時間を大切にしたい
↓ 仕事と私生活が調和した人生を歩みたい
👉 公私混同のない調和(ワークライフバランス)
考え方が合っているかを確認するには、深堀りした答えを「だから」でさかのぼることです。
それでつじつまが合っていたり、納得感があれば、正しく言語化できています。
一人で行うのが難しい方は、プロと一緒に取り組むのが確実です。
必要なサポートは惜しみなく行いますので、まずは初回無料相談をお試しください。
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無料相談で価値観を発見する職務経験の棚卸を行う
職務経験の棚卸は、自分の価値観を知るために効果的です。
自分がどんな経験をして、何を感じたのかを一つずつ振り返ることで、徐々に価値観が見えてくるでしょう。
具体的には、下記の内容を整理します。例も併せて記載しますので、参考にしてください。
- ● 担当業務
- ● 具体的な取り組み・工夫
- ● 成果と、その時の感情
職務経験の棚卸例:広告営業
■ 担当業務
テレアポ、商談、受注処理、原稿作成、カメラマン手配、効果改善MTG
■ 具体的な取り組み・工夫
- 新規獲得に向けての徹底的なアポ獲得
- 効果的な原稿文の作成
- 業務効率化のためのフォーマット作成
■ 成果(数字など)
- 自前スクリプトでアポ率が3%→20%へ向上
- 新規獲得数がグループ内3位を記録
- 社内で原稿作成のアドバイザー的存在に
■ その時の感情・学んだこと
- ハードで胃がキリキリしたが、手に汗握る感じが楽しかった
- 量をこなせば質や成果がついてくることを実感
- 他人が嫌がるテレアポも、自分は苦ではないと気づけた
この経験から導き出された「価値観」
職務経験の棚卸や社会人の自己分析については、下記の記事でも詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
参考:キャリルート「【保存版】社会人の自己分析3ステップと7つのコツをキャリア理論とあわせて徹底解説」
ライフラインチャートを書き出す
もう少し直感的に価値観を言語化したい人には、ライフラインチャートもおすすめの方法です。
ライフラインチャートとは、人生の山と谷を書き出すワークを指します。
それぞれどんな出来事があったのか、何を感じたのか、何を考えたのかを言語化することで、価値観を把握することができます。
書き方は下記のとおりです。グラフの例とあわせて参考にしてください。
・横軸に時間(時期、年齢など)
・縦軸にモチベーション(0~100まで)

実際にチャートを書き出せたら、下記のように「何があったのか」「学びや気づきは何か」を言語化してみましょう。
ライフラインチャートの言語化例
新規営業の獲得件数が1位になった
【学び・気づき】
- 周囲が抵抗を感じる新規開拓に、自分は全く抵抗がなかった
- ターゲットや手法を「自分で決められる」ことに晴れ晴れした喜びを感じた
- 👉 おそらく「裁量の大きさ」がやりがいを生む要因
自分が書いたブログのPVが伸びた
【学び・気づき】
- 一度書いた記事が、継続的に売上や読者への貢献につながることに感動した
- 「1対1」の労働集約型ではなく、「1対多」の仕組み作りに魅力を感じた
- 👉 「効率化」や「仕組みによる問題解決」に関心がある
これまでの人生を一つずつ振り返ることで、価値観に少しずつ気づけるようになるので、ぜひ実際に書き出してみてください。
人と話す
価値観を知るためには、人と話すことが欠かせません。
なぜなら自分の価値観とは、人との違いの中で見つかるものだからです。
ここまでのワークに取り組みつつ、価値観について考えたら、第三者と話すことで一層納得感のある価値観が見つかるでしょう。
とくに自己分析や理想のキャリアを実現するための手段について熟知しているプロに相談することで、価値観と自分がいま何をすべきかが分かります。
キャリルートでは転職ありきではない相談を行っていますので、まずは無料相談にご参加ください。
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価値観をプロと一緒に整理する価値観を言語化するメリット
価値観を言語化する最大のメリットは、キャリアにおけるモヤモヤと今後どうすべきかが分かるようになることです。
自分にとって何が大切かが明確になり、判断に迷わなくなり、晴れ晴れした気持ちで毎日を過ごせるでしょう。
また、後悔のない選択がしやすくなったり、自分軸で生きられるようになったりすることも、価値観を言語化するメリットといえます。
それぞれ詳しく解説しますので、価値観を知るメリットや得られる効果を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
モヤモヤしている理由と今後どうすべきかが分かる
自分の価値観がわかれば、おのずと今感じている引っかかりや、これからどうしたいのかが分かるようになります。
モヤモヤの理由や今後取るべきアクションが分かるようになれば、イキイキと働けたり、チャンスに恵まれやすくなったりするでしょう。
実際に、価値観を言語化することで、今の職場に感じていた漠然とした不満の原因が分かり、自分に合った会社に転職を成功させる人も多く存在します。
「このままでいいのか」悩み続ける状態を打破するために、まずは自分が何を感じているのか、どうなればいいかを書き出してみてください。
後悔のない選択がしやすくなる
価値観を言語化することで、選択や意思決定が自分にとって納得いくものになります。
自分が何を大切にしたいか、どうありたいかが明確な状態で決断が下せるため、間違ったり後悔したりすることが激減するでしょう。
例えば転職すべきか現職を続けるべきか、お金と自由な時間どちらを大切にしたいかなどにおける、自分なりの答えが出しやすくなります。
「あのときこうすればよかった」と唇をかみしめないためにも、価値観の言語化は欠かせません。
自分軸で生きられるようになる
価値観が分かることで、自分にとって何が心地よいのか、何を大切にして働きたいかが明確になり、周りの意見に左右されたり流されたりしなくなります。
その結果、日々の不要な人間関係や仕事の悩みから解放され、自分が大切にしたいことに時間と労力を注げるようになるでしょう。
また、自分軸で生きている人は、誰の評価を気にすることなく人生を謳歌していますが、結果として周りからも輝いて見えることが多いです。
他の誰でもなく自分にとって幸せな人生や働き方を実現するために、価値観の言語化に取り組み、自分軸の解像度も上げていきましょう。
自分軸については、下記の記事でも解説していますので、参考にしてください。
参考:キャリルート「自分軸とは?他人軸との違い・見つけ方3ステップをプロが徹底解説」
自分の価値観がわからないデメリット
自分の価値観がわからないと、現職を続けるべきか転職すべきかなどの選択において、誤った意思決定をしやすくなります。
どうしたらよかったのかを整理することも難しく、誤った選択を続けるほどチャンスが限られてしまうリスクが避けられません。
また、自分に合った仕事がわからないと悩み続けたり、人間関係のストレスに苦しみ続けることになったりすることも、価値観がわからないデメリットといえます。
価値観がわからない状態ではどんな不利益が起こりえるか、それぞれ詳しく解説しますので、このまま読み進めてください。
誤った選択をして後悔する
価値観が分からない状態では、迷ったり勢いだけで選択してしまうため、自分の望みとはズレた意思決定をしやすくなります。
何が間違っていたのか、どうしたらよかったのかが分からないため、次も同じように誤った選択をしてしまい、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
実際に、転職や早期離職を繰り返したりする方は、価値観が分からないことが原因である場面も少なくありません。
気づけば選択肢がない状態にもなりかねず、価値観がわからないことの大きなデメリットと言えるでしょう。
自分に合った仕事がわからない
仕事をする上で何を大切にしたいのかがはっきりしないため、価値観が分からない人は、自分に適した仕事を選ぶことも難しい傾向があります。
現職や転職先の仕事が合っているか分からないと、続けるべきか転職すべきかの判断もできず、毎日悩みながら働く状態が続いてしまうでしょう。
その状態では仕事はもちろん、転職活動もスムーズには進まない可能性が高く、ますます悩むことにもなりかねません。
結果として、理想のキャリアを実現することも難しくなってしまいます。
人間関係でストレスを抱えやすい
自分の価値観が不明確だと、人の意見に流されたり不要な付き合いを続けたりすることで、ストレスを抱えやすくなります。
周りの言動になんとなく違和感や不満を感じることがあっても、理由や原因がわからないため、モヤモヤとした感覚が続きやすいです。
実際に、職場の人間関係で悩む方の多くは、自分自身どうしたいかが分からず、なんとなくあわせてしまうことで苦しんでいます。
自分の価値観がわからない状態を放置すると、仕事だけではなく、人間関係でも不満を感じやすくなることは避けられません。
価値観を言語化するためのコツ
自分の価値観を言語化するためには、喜怒哀楽や疑問に感じたことについて、日頃から言語化することが重要です。
自分の気持ちや考えの後ろにある理由まで言語化することで、譲れない価値観や自分軸が理解できるようになります。
また、定期的に自分の経験を振り返ったり人の価値観を理解したりすることは、転職や現職継続などの後悔ない選択にも役立てられるでしょう。
それぞれ詳しく解説しますので、自分の価値観への理解を納得のいくキャリア選択につなげたい方は、ぜひ取り組んでみてください。
喜怒哀楽や疑問に感じた理由を普段からメモする
映画を見たとき、インフルエンサーの発信を見たときなど、日常で心が動いた瞬間こそ、価値観を知る絶好のチャンスです。
「なぜ腹が立ったのか」「なぜ感動したのか」などを、その日のうちに一行でも日記に残してみましょう。
実際に、一週間続けるだけで、自分の反応に一定のパターンがあることに気づくはずです。
小さな違和感や感動の積み重ねが、自己分析や意思決定の際の強力な証拠になります。
たった一行で構いませんので、言葉にする習慣を身につけることが重要です。
やりっぱなしにせず定期的に振り返りをする
何か新しい経験をするだけでなく、定期的に自分の思考と感情を言語化することで、価値観への理解は深まります。
実際に、キャリア理論家であるサビカスも「キャリア(価値観)は、自分一人で考えるだけでなく、他者との対話の中で意味づけられ、構築されていく」と提唱しています。
とくに何度も出てくる特定の単語や文章、感情や考え方は、自分の人生で譲れない価値観である可能性が高いです。
自分の経験、感情、思考からいえる価値観について定期的に言語化することで、自分軸が徐々に強化されていくでしょう。
人の価値観を理解する
他人の価値観は、自分の価値観を浮き彫りにする「鏡」になります。
インタビュー記事を読んだり、プロから問いかけやアドバイスをもらう中で「こんな考え方があるのか」「私はこっちの方が好きだ」という自分なりの価値観が見えてきます。
自己完結による思い込みと思考の抜けもれを防ぎ、より客観的で納得感のある言語化が可能なので、失敗しない自己分析に取り組みたい方は無料相談にご参加ください。
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価値観に関するよくある質問(FAQ)
社会人の価値観に関するよくある質問に回答します。
価値観を言語化するための参考にしてください。
自分の価値観とは何ですか?
自分の価値観とは「こうありたい」「これが大事だ」と感じる、自分なりの判断基準です。
長年の経験や育った環境などによって形成され、人生のあらゆる決断の根底に流れています。
価値観に正解も不正解もなく、あるのは自分にとっての納得感です。
他人の正解を探すのをやめ、自分の内側にある本当の気持ちを丁寧に言葉にすることが、自分らしいキャリアを選択するために欠かせません。
価値観のズレを乗り越える方法はありますか?
価値観を捻じ曲げたり、なかったことにしたりすることはできないため、自分の価値観とズレた行動は長続きしません。
他人との価値観のズレについては、自分の価値観を言語化することで、乗り越えられるようになります。
なぜなら自分自身が何を大切にしているかを理解することで、他人との適切な関係構築が可能になるからです。
自他ともに価値観を大切にしつつ、万が一自分の価値観が著しく否定される環境であれば、場所を変える選択肢も考慮すべきでしょう。
価値観の例として、どんなものが挙げられますか?
価値観の例として、エドガー・シャインのキャリアアンカーが参考になります。
キャリアアンカーとは、キャリア形成において最も大切で、自分が不動の価値を感じるものを指します。
キャリアアンカーに関するキーワードは、下記のとおりです。
- ● 挑戦
- ● 安定
- ● 自由
- ● 誠実
- ● 貢献
- ● 専門性
- ● 調和
- ● 自律
自分の価値観を理解したい人は、リストの中から気になる単語を3つ選び、下記について言語化してみてください。
- ● 単語を選んだ理由
- ● それが大切だと感じた、実際の出来事や経験
- ● それが守られているとき、どんなふうに感じるか
- ● 逆に、それが失われていたとき、どんな気持ちになるか
実際に書き出してみることで、自分の中にある価値観に気づくでしょう。
まとめ
価値観とは、自分にとって何が大切なのかという基準のことです。
価値観を見つけるためには、人生で大きく影響のあった出来事について言語化したり、日常の喜怒哀楽や疑問を言語化することが役立ちます。
価値観が言語化できれば、後悔のない選択ができたり、より幸せを感じながらキャリアを歩めるようになるでしょう。
自分で考えつつ、人と話すことで価値観は納得いく形で理解できるようになります。
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