この記事の監修・解説:山田 純輝(Junki Yamada)
ことのはキャリア 代表|国家資格キャリアコンサルタント
4,000名以上の支援実績を有するキャリア支援の専門家。
自分を深く知ることは、全ての社会人にとって重要です。
自己分析が不足していると、自分の強みや価値観とズレた仕事を続けてしまったり、転職しても後悔したりするリスクがあるからです。
実際に、「このままでいいのか」とモヤモヤして悩み続けたり、「思っていたのと違う」と苦しんだりする方が少なくありません。
自分に合わない環境で苦しまないためにも、100の質問で自己分析を深め、価値観や強みを理解することから始めてみましょう。
自分を深く知るためのコツは、自己分析を自己完結させないことです。
自力だけで進めてしまうと、間違った思い込みを強めてしまったり、本来の強みやチャンスを見落としたりするからです。
「自己分析したけどしっくりこない」「やり方が合っているか不安」という方は、プロが一緒に自己分析しますので、キャリルートの初回無料相談をご活用ください。
自己分析で自分を深く知るための100の質問一覧
自己分析をするときは、まず目的を整理することが欠かせません。
目的がないまま自己分析を進めてしまうと、さらに迷ってしまう可能性があるからです。
自己分析の目的の一例としては、下記が挙げられます。
- 自分の強みや価値観を言語化する
- キャリアプランを整理する
- 転職活動で内定を勝ち取る
自分を深く知るための100の質問のカテゴリと質問数、主にわかることを表にまとめました。
| 質問カテゴリ | 質問数 | 主にわかること |
|---|---|---|
| 過去の経験 | 30問 | 価値観 |
| 自分の特徴 | 20問 | 強み・弱み |
| 人間関係 | 15問 | 対人関係の傾向 |
| 仕事の価値観 | 15問 | キャリアの軸 |
| やりたいこと | 20問 | 理想の将来像 |
上記は、キャリルートを運営するキャリア・エックスが、リクルート社にて12年間で4,000名以上の若手社員に実施した研修で活用したものをベースにしています。
すべての質問に回答する必要は一切ないので、気になる質問から考えを書き出してみてください。
📌 気になる悩み・状況から選ぶ
まずは自己分析の正しい方法について理解してから進めたいという方は、下記の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
参考:キャリルート「【保存版】社会人の自己分析はどう進める?3ステップと7つのコツを徹底解説」
過去の経験を整理するための30の質問
自己分析をする際、まずは自分の価値観や性格を理解するために、過去の経験を整理していきましょう。
これまで特に頑張ったことや学生時代の記憶など、自分の過去を深掘りするための質問を30個ご紹介するので、それぞれ考えてみてください。
上記の質問に対する答えを書き出したうえで、「なぜ」を繰り返すことで、根本的な価値観や理由が明確になるでしょう。
自己分析で最も重要な、価値観の意味と見つけ方については、下記の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
参考:キャリルート「【今すぐできる】価値観とは?わからない時の言語化の方法5選をプロが徹底解説」
自分の特徴を整理するための20の質問
自分の特徴を客観的に整理するための質問を20個ご紹介します。
面接や自己PRで「自分の強み」をうまく言葉にできない方は、このカテゴリから始めるとよいでしょう。
気になる質問や言葉にできそうな質問から、取り組んでみてください。
日頃の言動や考え方を言葉にしながら把握することで、自分の特性を客観的に理解することができます。
転職活動や現職での活躍に欠かせない強みの見つけ方については、下記の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
参考:キャリルート「【社会人向け】自分の強みが分からない理由と見つける6つの方法を徹底解説」
人間関係の特性を知るための15の質問
人間関係について知るための質問を15個ご紹介します。
今の職場の人間関係にモヤモヤを感じている方は、このカテゴリの答えが原因の整理に役立ちます。
誰に見せるわけでもないので、感じたことをそのまま書き出してみてください。
これまで自分がどのように人間関係を築いてきたのかを深掘りすることで、大切にしたい関係性や考え方がわかるようになるでしょう。
働くことへの価値観を知るための15の質問
仕事で大切にしたいこと、モチベーションの源泉、モチベーションに影響する要因などを整理していきます。
転職を検討している方は、このカテゴリの答えをもとに「転職活動の軸」を考えるのがよいでしょう。
働く上で「大事にしたいこと」や「譲れないこと」を整理すると、理想の働き方や待遇、職場環境が明確になります。
現職を続けて自分の理想が実現できそうかを考えるきっかけにもなるでしょう。
自分のやりたいことを知るための20の質問
最後に自分が本当にやりたいことは何かを考えていきます。
理想の将来像がイメージできると、10年後や5年後の理想に向けて、自分が今何をすべきか具体的になるでしょう。
今の仕事を続けるか転職するか迷っている方にとっては、このカテゴリの答えが判断材料になります。
やりたいことや理想を叶えるために、いつまでに何をどうするのか、具体的なアクションプランまで考えることが大切です。
キャリアプランについては下記の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
参考:キャリルート「20代の70%はキャリアプランがない!思いつかないときの対処法とNGパターンをプロが解説」「30代の60%はキャリアプランがない!考え方とコツやNGパターンをプロが解説」
表面的な答えで終わらせない「深掘り」のやり方
100問は、1問1答で終わらせるのではなく、気になった答えだけ「なぜ」を3回、できれば5回繰り返すと、自分でも気づいていなかった価値観にたどり着けます。
例えば「あなたのストレス対処法は?」に「休日に一人で本を読む」と答えたとします。
ここで終わらせず、下記のように掘り下げてみてください。
💡 ストレス対処法を「3回」深掘りしてみる例(自律性タイプ)
➔ 誰の目も気にせず、自分の好きなペースで思考に没頭できるから
➔ 普段の仕事では、急な連絡や依頼(他者主導)に常に追われており、自分のペースを乱されて消耗しているから
➔ 自分の人生や時間の使い方において「自分の意思で決定できている感覚(自律・自己決定)」を重視しているから
「本を読む」という行動の裏には、「自分のペースや裁量権を大切にしたい」という価値観が隠れていたと分かります。
ここまで掘ると、「裁量」「自分のペースを守れること」といった価値観が浮かび上がってきます。
100問すべて深掘りする必要はなく、まずは「ここちょっと気になるな」と引っかかった質問から取り組んでみてください。
自分を深く知るメリット
自分を深く知ることには、以下の3つのメリットがあります。
- キャリアにおける意思決定で迷わなくなる
- 自己肯定感が高まる
- 自分の特徴・強みを活かせる
それぞれ詳しく解説しますので、自己理解を深める際の参考にしてください。
キャリアにおける意思決定で迷わなくなる
自己分析を行うことで、自分の価値観に気づくことができ、人生における優先順位もはっきりします。
優先順位がはっきりすると、転職や現職継続、副業、独立など、キャリアにおける意思決定が迷いなくできるようになるでしょう。
また、自己分析を通じて、自分の苦手なことや弱みにも気付けるため、避けた方が良い選択も理解しやすくなります。
自分の決断に自信をもって毎日を過ごせるのは、自己理解を深める大きなメリットと言えるでしょう。
自己肯定感が高まる
自分の強みを活かせることや、本当にやりたいことを選択すると、モチベーションが上がり、良い成果を残せる機会が増えます。その結果、周囲からの評価も高まります。
また、自分の特性や性格を理解し、受け入れることで、弱みや苦手なことを避けやすくなります。
自分に自信を持てる場面が増え、周囲からの評価も自己肯定感も高まっていくでしょう。
自分の特徴・強みを活かせる
自己分析で自分の得意なことや特徴、強みを深く理解することで、それを仕事や人間関係に活かすことができます。
実際に、自己理解が深まることで、他者とのコミュニケーションが円滑になり、チーム内での役割分担や協力もスムーズに進みやすくなるでしょう。
その結果、自分の力を最大限発揮できる状況を作り出しやすくなります。
正しい自己分析を行い、メリットを最大限得られるようにするためには、プロと相談しながら自己分析することをおすすめします。
📝 監修者・山田純輝の視点
国家資格キャリアコンサルタントとして4,000名超の面談を担当してきた中で、自己分析でつまずく人のパターンが3つあります。
- 出来事や経験は書けるものの、「なぜか」を掘り下げる前に手が止まってしまうパターン。理由を深掘りする習慣がなかったり堂々巡りしてしまう方によく見られます。
- 複数の質問に答えたのに、答え同士に共通するキーワードがあることに気づけないパターン。「チームで表彰された」ことと「後輩の相談に乗るのが好き」という2つの答えに、どちらも「貢献」という同じ価値観が隠れていることは、書いた本人ほど見えにくいものです。
- 自己分析を自己完結させようとしてしまうパターン。強みや価値観は自分だけで気づくことは難しく、思い込みや偏りがどうしても生じます。自分では気づけない可能性や選択肢を見落としてしまう人も多いです。
質問への答えを深掘りしつつ、共通点を見つけることこそが自己分析の本質です。そして得られた気づきを、行動に落とし込むことが何よりも重要と言えるでしょう。
「自己分析をやっているけど、しっくりこない」「プロの意見が欲しい」と感じる方は、キャリアコーチングの相場やエージェントとの違い、失敗しない選び方を解説した記事もご覧ください。
自己分析で自分を深く知るためのコツ3選
自己分析で自分を深く知るためのコツは3つあります。
- 自己分析は一人で進めない
- 適性検査や診断ツールはヒントとして使う
- プロのアドバイスをもらう
独学で自己分析をしていると、煮詰まってしまうことが少なくありません。
分析ツールや周りの人の手助けを借りながら進めることが、自分を深く知るための近道です。
自己分析は一人で進めない
自己分析は、机に向かって黙々と一人で進めるものだと思われがちです。
しかし、一人で考えていると客観性を欠き、自分の「思い込み」を強めてしまうリスクがあります。
家族や友人、同僚など周りの人から、自分がどう見えているのかを聞いてみてください。
自分では気づかなかった新たな視点を取り入れられ、自分自身の新しい一面に気づけるかもしれません。
適性検査や診断ツールはヒントとして使う
自己分析の手段として、転職サイトが提供している自己分析ツールや適性検査で有名な16personalitiesなどがあります。
これらのツールはいくつかの質問に答えることで、自分の性格や特性、自分に適した仕事などを分析してくれるので便利ですが、診断結果が必ずしも自分に当てはまるとは限りません。
診断結果を絶対視してしまうと自分を正しく深掘りできない可能性があるため、注意が必要です。
ツールはあくまで、自分を知るためのヒントとして活用するとよいでしょう。
プロのアドバイスをもらう
自分をより深く知るためには、キャリアのプロに相談して、客観的な意見をもらうと良いでしょう。
プロに相談することでモヤモヤが解消し、自分では気づけなかった強みや新たな選択肢を明確にすることができます。
本気で自己分析をしたい方は、ぜひキャリルートの初回無料相談をお試しください。
コーチングの料金や他社との違いが気になる方は、キャリアコーチングの相場実態とエージェントとの違い、失敗しない選び方を解説した記事で詳しく解説しています。
自己分析に関するよくある質問(FAQ)
Q. 自分のことを知るためには?
価値観、強み、理想のキャリアに関する質問に答えることで、自己理解は深まります。
一例として、下記のような質問が挙げられます。
- 苛立ちを感じてしまう場面はどのようなものか?
- 頑張ったつもりはないけど、なぜか周りから褒められることは?
- 何の制約もなかったとしたら、どんな暮らしや働き方がしたい?
その他の質問については、本記事で100の質問一覧として列挙していますので、あわせて参考にしてください。
Q. 自己分析は一人でやっても意味がありますか?
一人で書き出す作業そのものには意味があります。
実際にこの記事で紹介した質問に答えることで、自分についての気づきを得ることは可能です。
ただし、自力では気づけない選択肢や可能性があったり、次はどうしたらいいのか迷ってしまう人も多いです。
「自分で考えたけど、確信が持てない」という方は、キャリアのプロに相談しながら、自己分析を進めると失敗しません。
品質を保ちながら提供するため、枠は非常に限られていますが、プロと本物の自己分析をしてみたい方は、ぜひキャリルートの初回無料相談をご活用ください。

