スタジオテイル社の調査によると、20代の70%が「仕事に対する夢やビジョンはない」と回答しています。
特に女性の場合、「今の仕事を続けるべき?」「将来、結婚や出産を考えたときにどうなる?」と、不安を感じることも多いですよね。
日々の仕事に追われるうちに、そんな悩みをつい後回しにしてしまうことも。でも、いざ「働き方を変えたい」と思ったときに、「選べる道が限られている…」と気づくことも少なくありません。
なぜなら、新しい働き方を選ぶには、スキルや経験、環境の準備が必要だからです。たとえば、転職を考えたときに「実務経験がない」「希望の仕事に必要なスキルを持っていない」といった理由で、思うように動けないことも…。
だからこそ、「私らしい働き方ってなんだろう?」と、早めに考え始めることが大切。少しずつでも準備をしておくことで、将来の選択肢がぐっと広がります。
とはいえ、「どんな選択肢があるかわからない」「何から始めればいいの?」と、1人で考えていると不安になってしまうこともありますよね。
そんなときは、キャリルートの無料カウンセリングをご利用ください!
あなたの価値観や理想の働き方を整理しながら、一緒にキャリアプランを考えていきます。
目次
女性のキャリアによくある悩みは3つ
女性のキャリアによくある悩みは、以下の3つです。
- ライフイベントとキャリアの両立が難しい
- 環境や制度が整っていない職場が多い
- ロールモデルを見つけづらい
女性がキャリアプランの考え方に悩む理由の一つは、女性は男性よりもライフプランの影響を受けやすいことにあります。
子育てと仕事の両立が一般的になった一方で、多くの女性がキャリアに悩んでいるのです。
ライフイベントとキャリアの両立が難しい
男性よりも女性の方が結婚や出産、子育てなどライフイベントの影響を大きく受けます。そのため、キャリアプランの考え方がわからず、悩んでいる女性は多いです。
国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(夫婦調査)」(2021年)によると、働きながら子育てをしている女性は増加傾向にあります。
しかし、出産後継続就業率は53.8%と低く、多くの女性が出産後に退職しているのが現状です。
環境や制度が整っていない職場が多い
女性が働く環境は、まだ十分に整っていない職場が多く存在します。
男性に比べて評価されにくく、管理職に昇進しづらいケースもいまだに存在します。実際、厚生労働省の調査によると、日本では管理職に占める女性の割合はわずか13.2%に過ぎません。
また、リモートワークや時短勤務などの制度が不十分な職場も多く、子育てをしながら働くには厳しい状況が続いています。
このような環境が、女性がキャリアプランを描きにくくしている大きな要因となっています。
ロールモデルを見つけづらい
目標となるロールモデルが少ないことも、女性がキャリアプランを考えづらくなっている要因のひとつです。
産休・育休から復帰後もバリバリ働いている先輩や子育てをしながら管理職として働いている上司は近くにいるでしょうか。
日本では管理職に占める女性の割合がわずか13.2%と低く、育休や産休から復帰して活躍している先輩や、子育てをしながら管理職として働いている上司に出会う機会が少ないため、自分の将来像を具体的にイメージしづらいのです。
女性にキャリアプランが必要な理由
女性にとってキャリアプランが必要な理由は、以下の2つです。
- 将来の働き方の選択肢を増やせるから
- 長く働き続けるための準備ができるから
女性はライフイベントの影響を受けやすいからこそ、あらかじめキャリアプランを立てておくことが重要です。
詳しく解説していきます。
将来の働き方の選択肢を増やせるから
ライフステージの変化が大きい女性にとって、柔軟な働き方ができるかどうかは重要なポイントです。結婚や出産、介護などのライフイベントを考慮すると、時短勤務や在宅ワーク、フリーランスといった働き方の選択肢を持つことが必要になる場合もあります。
しかし、現在の職場でそのような柔軟な働き方ができるとは限りません。そのため、希望する働き方を実現するために、転職やスキルの習得が必要になることもあります。
もし転職が必要になる場合、できるだけ早めに行動することが大切です。特に未経験業種への転職ができるといわれているのは、一般的に20代~30代前半までといわれています。なぜなら、30代後半になると、企業は即戦力としての経験を重視する傾向が強まるので、未経験分野への転職が難しくなるからです。
そのため、将来の働き方の選択肢を広げるためには、できるだけ早い段階で理想のキャリアプランを描き、その実現に向けて必要な行動を把握しておくことが大切なのです。
長く働き続けるための準備ができるから
女性はライフイベントによってキャリアや働き方への影響が大きくなりがちです。だからこそ、キャリアプランを立て、将来を見据えての準備が必要です。
例えば、キャリアプランを立てた結果、出産までに転職が必要とわかれば、前もって転職に向けた準備ができます。
子どもが産まれたら、学費や生活費など経済的な負担も大きくなります。子どもが何歳のときには、どのような働き方が理想で、どれくらいの収入が必要になるかを考慮したキャリアプランを立てておけば、いざという時にも安心ですね。
キャリアは後戻りができません。だからこそ、将来を見据えて事前に準備をすることが重要なのです。
女性のキャリアプランは4STEPで考える!
女性のキャリアプランは、以下の4STEPで考えると考えやすいです。
- 将来の理想像を考える
- 現状を整理する
- 理想と現実のギャップを考える
- 3年後・5年後・10年後と目標を設定する
では、キャリアプランの考え方を詳しく解説していきましょう!
1. 将来の理想像を考える
まずは、将来の理想像を考えてみましょう。「実現したいキャリア」と「実現したいライフスタイル」の2つの軸で、その時の年齢と状況をできるだけ具体的にイメージしていきます。
例えば、次のようなイメージです。
- 32歳で第一子を出産する
- 職場復帰後は40歳までリモートワークで働き、家族に充てる時間を増やす
- 50歳までに管理職になり、年収は700万円もらう
実現できるかは考えず、まずは自由に考えてみると良いでしょう。
2. 現状を整理する
次に、これまでの経験を棚卸することで現状を整理していきましょう。
考えるべき項目は以下の通りです。
- 仕事内容
- 働き方
- 仕事の良いところ・悪いところ
- 保有しているスキル
スキルの整理は、ポータブルスキルとテクニカルスキルに分けて考えることがおすすめです。
ポータブルスキルとは、あなたの性格や強みなどの人間性やチームワーク、コミュニケーションスキル、時間管理などの対人関係で役立つ能力のことを指します。
テクニカルスキルとは、特定の職務や業界に関連する専門的なスキルです。例えば、プログラミング言語、デザインツールの操作、財務分析などが該当します。
3. 理想と現実のギャップを考える
次に、STEP1とSTEP2で考えた将来の理想像と現状を比較して、そのギャップを整理していきます。
理想と現状のギャップを埋めていけば、将来の理想像が実現できるからです。
いつまでにどのような経験やスキル、知識があれば将来の理想像へ近づけるかを、具体的に洗い出してみてください。あなたのキャリアプランが次第に明確になってきます。
4. 3年後・5年後・10年後と段階的に目標を設定する
将来の理想像と現状とのギャップを埋めるために、具体的な目標を数年ごとに設定していきます。これが、キャリアプランです。
例えば、以下のような場合について考えてみましょう。
現状 | 理想 |
|
|
この場合、転職や転職後のキャリアアップが必要になるので以下のようなキャリアプランが考えられます。
- 30歳までに、リモートワーク可能で女性管理職がいる会社に転職
- 32歳で、産休・育休を取得する
- 40歳までは時短勤務で家族を優先しつつ、できる範囲でプロジェクトに参加して経験を積む
- 40~45歳は仕事に本腰を入れて、資格取得やさまざまなセミナーに参加する
- 50歳までに管理職になり、後輩たちの育成に尽力する
このように、理想と現状を整理することで、「いつまでに」「何をする必要があるか」が明確になります。キャリアプランに悩んでいる方は、ぜひこの方法を検討してみてください。
女性のキャリアプランは、一人で考えるのが難しいことも多いです。また、一人で考えても実現可能性が不明で悩むこともあるでしょう。
キャリアプランにお悩みの方は、お気軽にキャリルートの無料カウンセリングをご利用ください。キャリルートはリクルート社員4000人にコーチングした実績を持つキャリアコーチングサービスです。
起業経験もあるコーチや、ママさんコーチなど、多様な実績を持つコーチが多数在籍しており、あなたのキャリアプランを一緒に考えるお手伝いをいたします。
女性がキャリアプランを考えるときのポイント
女性がキャリアプランを考えるときのポイントは、3つあります。
- 仕事内容だけでなく、働き方もセットで考える
- 一人で考えようとしない
- いろいろな選択肢を知る
詳しく解説していきます。
仕事内容だけでなく、働き方もセットで考える
キャリアとライフイベントを両立するためには、仕事内容だけではなく、働き方も重要です。そのため、将来の理想像を考える時には、「どんな働き方をしたいか」もセットで考えるとよいでしょう。
例えば、子育てと仕事を両立するためには、リモートワークやフレックス制度、時短勤務の制度があるかどうかで働きやすさが大きく変わります。
残業の有無や休暇の取りやすさなども要因のひとつです。子ども介護休暇制度を採用している職場もあるので、理想の働き方ができる職場を探してみるのもよいでしょう。
一人で考えようとしない
キャリアプランを考えるときは、一人で悩まずに誰かに相談することがおすすめです。
職場の上司やキャリアコーチ、カウンセラーなどに相談してみるとよいでしょう。職場の上司に相談してみると、今の職場のままでも、働き方の選択肢が増えることがあります。
また、コーチやカウンセラーに相談することで、第三者の客観的な意見をもらうことができ、他社の状況を含めた良い選択肢を知るきっかけになります。
いろいろな選択肢を知る
理想のキャリアを実現するための選択肢は、現職でのキャリアアップや転職だけではありません。フリーランスや起業・副業などのさまざまな選択肢があります。
そのため、目の前に見えている範囲で考えるのではなく、いろいろな選択肢をもとにキャリアプランを立てることが大切です。
キャリアプランが思いつかない女性向けの対処法3選
キャリアプランが思いつかない女性にピッタリの対処法を3つご紹介します。
- 自己分析をする
- 勉強会やセミナーに参加する
- キャリアコーチングを利用する
キャリアプランに煮詰まってしまったら、ぜひこの対処法を試してみてください。
自己分析をしっかり行う
キャリアプランが思いつかないときは、自己分析を深めてみると良いでしょう。
自己分析を深め、自分の価値観や特徴が明確になると、自分の理想や現状の整理がしやすくなってきます。
社会人向けの自己分析のやり方については以下の記事で詳しく解説しているので、悩んでいる方は参考にしてみてください。
「【質問集付】社会人が自己分析するやり方をプロが解説!悩んだときの対処法5選も紹介」
勉強会やセミナーに参加する
女性がキャリアプランを立てようとしても、身近なロールモデルはめったに見つけづらいものです。そういう場合は、勉強会やセミナーなどに参加することがおすすめです。
勉強会やセミナーでは、キャリアプランを立て理想の将来像を目指している経験者の話が聞けます。その経験者から、キャリアプランの考え方や理想を実現するためのヒントを直接得られる良い機会です。
しかし、いきなりセミナーに参加するのは不安な方も多いでしょう。そんな時は、読書もおすすめの方法です。「Lean In」など、女性の実体験に基づいた本を読むことで、新たな気付きが得られるかもしれません。
キャリアコーチングを利用する
自己分析に行き詰った際は、キャリアコーチングを利用して、プロによる客観的な視点をもとに自己分析を行うと良いでしょう。
キャリアコーチングとは、一人ひとりに専任コーチがつき、マンツーマンでキャリアについての悩み相談やキャリアプランニングを支援してもらえるサービスのことです。
キャリアコーチングを受けると、プロの視点で強みを言語化してもらえたりたり、本当にやりたいことを明らかにすることができます。
キャリアプランにお悩みの方はお気軽にキャリルートの無料相談をご利用ください。
【年代別】女性のキャリアプラン具体例
キャリアプランが思いつかない方に向けて、年代別のキャリアプラン例をご紹介します。
キャリアプランは経験を積みかさねるとともに変化するものです。
考える際の参考にしてみてください。
20代向けのキャリアプラン例
20代はまだ経験が少ないのでどのようなことをやりたいのかイメージを持ちづらいという場合も多いと思います。
そういう場合は、「いろいろな経験を積むためにはどういうプランにすべきか」という観点でキャリアプランを考えられると良いでしょう。
一方で、今やりたいことが見えている場合には、以下のようなキャリアプラン例が考えられます。
- 1年後:キャリアスクールでマーケティングの基礎知識を学ぶ
- 2年後:未経験歓迎の企業に転職し、実務経験を積む
- 3~5年後:専門知識を深め、分析や戦略立案ができるレベルへ成長する
- 6~10年後:メンバー育成やマネジメントができるようになる
30代向けのキャリアプラン例
30代はライフイベントの影響を受けやすいです。だからこそ、プライベートとの両立も意識してキャリアプランを立てることが大切です。
30代のキャリアプラン例としては以下のような内容が考えられます。
- 1~2年後:マーケターとして、戦略設計や施策の改善を担当
- 3年後:産休を取る
- 4~5年後:復帰して時短勤務。ワークライフバランスを意識しつつ経験した案件の幅を広げる
- 6~8年以降:メンバーの育成やまとめる立場を少しずつ経験しつつ、専門職としての強みを極める
女性のキャリアは難しい…悩んでいるならキャリルート!
女性のキャリアはライフプランの影響も大きく、悩みが尽きません。キャリアプランに悩んでいるなら、キャリルートをご利用ください!
キャリルートは、20~30代のキャリアチェンジに特化した転職エージェント「キャリア・エックス」が、新たにスタートしたキャリアコーチングサービスです。
キャリルートでは、プロのコーチが一対一でサポートし、自分ではなかなか気付けない強みや特性を明らかにしながら、理想のキャリアプランを考えるお手伝いをします。
キャリルートには、起業経験のある女性コーチや子育て中のママさんコーチも在籍しており、女性ならではの悩みに寄り添って、キャリアプランを考えることができます。
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女性コーチが在籍しており女性特有の悩みに寄り添える
女性は結婚や出産、子育てなどのライフイベントに応じて、状況が大きく変化しやすいものです。
キャリルートには、実際に起業経験のある女性コーチや、子育て中のママコーチなど、女性特有のライフイベントを経験してきたコーチが在籍しています。
身近なロールモデルを見つけるのが難しい現在だからこそ、実際に経験を持つコーチからのサポートを受けられるのが大きな特徴です。
キャリアプランを踏まえた長期的なサポートも可能
キャリルートでは、キャリアコーチと伴にキャリアプランを考えた際に、転職という結果になったとしても、キャリアチェンジを見据えた転職サポートが行えます。
また、セッション終了後も継続的にチャットで相談ができるなど、長期的なサポートを受けられることも特徴です。
結婚や妊娠・出産などのライフイベントで状況が大きく変化する可能性があるからです。
長期サポートを受けていれば、もし人生における大きな変化があった場合にも、臨機応変にコーチへ相談することができます。
リクルート社員4000人以上にコーチングをした実績
キャリルートには、リクルートの社員4000人以上のキャリアコーチングを手掛けてきた実績があり、経験豊富なベテランコーチ陣が多数在籍しています。
また、キャリルートでは、99%の受講生が「満足」と回答したオリジナルの研修プログラムをさらにブラッシュアップし続けた独自のプログラムを採用しています。
この経験豊富なコーチ陣に伴走してもらいながら、信頼できるプログラムを活用できるので、徹底的な自己分析、納得できるキャリアプランの設計が可能です。
女性のキャリアプランは、一人で考えるのが難しいことも多いです。また、一人で考えても実現可能性が不明で悩むこともあるでしょう。
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