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Change Interview
キャリア・エックスは、「人の可能性は無限大」と考えています。だからこそ、今どんな仕事をしていても、やりたい仕事があるなら、そこへ向かって一緒にチャレンジしていきたい。このChange Interviewでは、キャリアチェンジを成し遂げた方へ担当コンサルタントがインタビューを行っています。なぜ、変わろうと思ったのか、なぜ変われたのか? 転職者の方の本音をお伝えします。
今回は、弊社キャリア・エックスを利用し、大手広告代理店の営業職から医療テック企業のコンサルタント職にキャリアチェンジを成功させ、年収も大幅UPに成功した藤本さんにインタビューを行いました!
新しい職種へのキャリアチェンジをご検討されている方はぜひ最後までご覧くださいませ。
ー転職するなら30歳になる前の今がラストチャンスだと思った
自己紹介をお願いします。
新卒で日系総合コンサルファームに入社し、システム導入するクライアントに常駐して業務内容の改善やベンダー企業との連携サポートなどを行っていました。
その後大手広告代理店に転職し、個人飲食店向けにメディア企画営業に従事。実績としては新しいSaaSプロダクトのナレッジ展開や推進率で全国1位を達成しました。
3年ほど勤めたのち現在の医療テック企業に転職し、グローバル製薬企業を顧客とした医療従事者向けの営業・マーケティング活動のDX化推進のコンサルタントを行っています。
ありがとうございます!
仕事内容をもう少し詳しく教えてもらえますか?
担当しているのは現在1法人で、製薬会社が取り扱っている薬の営業フロントを行っています。
医者の9割が登録しているプラットフォームを運営しているので、そこに薬の広告を出したり、そのプラットフォーム上で医者と製薬会社がコミュニケーションを取れるようにしたりしてデータを集め、MRの営業活動に活かせるようにしています。
改めて伺うと難しそうな内容ですね…。
入社してみて率直にいかがですか?
医療関係なので、馴染みのない用語も多いですし、お客様などもこれまで自分が関わってきた人とは少し違う雰囲気なので、そこが大変ですね。
あとは皆さん優秀です。前職は「気合いで乗り切ろう!」みたいな雰囲気もあったのですが、現職は「何の話がしたいのか」「あなたはどうしたいと思っているのか」など、社内で話すときでもロジカルさが必要です。
未経験の業界ですし、さらに医療業界は普段聞くことのない用語も多いですからそういった面でも大変そうですね。
今回転職しようと思ったきっかけはどんな所からでしたか?
2つあるのですが、1点目は事業企画や営業企画などの企画系にキャリアチェンジをしたいと思ったためです。
前職は将来的に社内異動できる可能性が0ではないのですが、基本的には今後も営業としてのキャリアの積み上げ前提ではあり、であれば転職しようかなと考えました。
2つ目は、私が今年30歳になる年なのですが、前回の転職や色々と調べていく中でポテンシャル採用をしてくれるのが30歳までだなと思ったんです。
それで、今回企画系にキャリアチェンジをするか、もしくは将来的に企画系を目指せる会社に行きたいと考えていたので、転職するなら30歳になる前の今がラストチャンスだと思い転職をすることにしました。
営業企画や事業企画などにキャリアチェンジ、もしくは将来的にそれらの仕事に就けそうな会社という軸で転職活動を行っていましたよね。
ー佐野さんだからキャリア・エックスに転職サポートをお願いした
今回の転職活動で、キャリア・エックス以外の転職エージェントは利用していましたか?
佐野さんじゃなかったら他の転職エージェントも考えていたかもしれませんが、佐野さんと面談をして色々と話していく中でこの人にお願いしようと思ったので、他の転職エージェントに話を聞くことはなかったです。
まず求人をいくつか送っていただいたときに、私の前職での実績と今後やりたいことにすごくマッチした求人を送ってくださったので、しっかり話を聞いて、求職者のことを考えてくれる方なんだなと嬉しくなったんですね。
あとは「現職に行きたい」と伝えた時に、かなり難しいということを率直に伝えてくれたのがすごく印象的でした。その言葉をいただいたので、佐野さんなら本当のことを話してくれるだろうし、その会社に行くためにきちんと対策をしてくれそうだなと思って佐野さんにお願いしようと決めました。
実は藤本さんの現職はかなり採用難易度が高いので、普段ご紹介すること自体少ないんですね。
ですが、これまでのご経験や周りの人を巻き込む力、前職での実績、将来のビジョンを踏まえ求人を送らせてもらいました。
本当に難しい企業だったので、自分の中でも内定までご支援できるか確信が持てず「難しいよ」という言葉を伝えましたが、今回第一志望にご支援できてよかったです!
企業選びの軸として、企画職に就きたいと伺っていましたが、それ以外はありましたか?
全部で3つありました。
1つ目は、今回のメインである将来やりたい企画のステップアップ要素があるかどうか。2つ目は、新規事業に携わりたいので、強烈なプラットフォームを有しているかどうか。あとは業界においてNo.1かどうかを見ていました。
現職に行きたいと思ったのは、これらの要望が全て当てはまる点、医療業界という今後スケールしうるマーケットだったからです。
そうですよね。医療業界の企画職への希望が強かったのを覚えてます。
あとなぜ医療業界が良いのかというのを聞いた時に、結構ざっくりした理由だったので当時不安があった事も覚えてます(笑)
ちなみに、藤本さんは医療業界以外も面接を受ける中で、難易度の高い企業から内定をもらえたり、その他企業も三次面接~最終面接と良いところまで進んでいた中で、最初と変わらず現職に進んだ理由を教えて欲しいです。
まず、医療業界の2社以外は面接であまりやる気がでませんでした。
ですがやる気が出なかったのは医療業界ではなかったからではなく、二次面接以降からは部長~役員クラスの方々が面接官として出てくることが多かったんですよ。
でもその方々のお話を伺ってもあまりワクワクしなかったんです。現状維持や今ある仕事を回すことに重きをおいていらっしゃり、未来のお話がそこまでなく、、
一方現職の面接官の方は視座の高さを感じましたし、最終面接で社長とお話した際に、会社の未来の話を楽しそうにして下さったんですよね。
それでもし自分がこの会社に入社したら、これから会社が新しいことを始める時に自分の努力次第では携われそうだなと感じましたし、そういう機会がありそうだなと思ったんです。
なので入り口は今後マーケットがでかくなりそうな医療業界だからという理由でしたが、面接を通してより志望度が上がっていったのでそのまま入社を決めました。
ー自分の将来に向けてしっかりと進められた転職活動だった
キャリアの棚卸しはどのように行っていましたか?
これまでの実績をきちんと洗い出すことと、熱心に取り組んだことを洗い出していきました。
実績では、なぜその実績を出せたのかというプロセスを書き出し、更にそれらに再現性があるのかどうなのかということをまとめていきました。
熱心に取り組んだことはいくつか書き出し、1つずつ「なぜ熱心に取り組んだのか」「それはなぜなのか」を繰り返していき、いくつかの物事をなぜ、なぜ、と深ぼっていくと共通点が見つかるので、その共通点が見つかるまで行いました。
面接官が見ているポイントは、実績の華やかさよりもこれまでの実績の再現性と行動の思考性だと思うんですよね。
なので集中的にそこを固めにいったような感じです。
素晴らしいですね。僕自身もこのやり方をおすすめしているので言うことなしです(笑)
「表彰されました」「目標を150%達成しました」というのももちろん実績を伝えるという意味では間違いではないんですけど、面接官が求めているのって「なぜあなたは成果を挙げられたのか」という部分なんですよね。
他に転職活動する上で気にしていたこととかはありますか?
たまに職務経歴書は関係ないと仰る方もいると思いますが、私は職務経歴書を結構こだわって作りました。
今回の面接をしていても感じていましたが、面接官の方って意外と職務経歴書を見ながらお話されているんですよね。なのでそこに実績やそのプロセスを書いておき、面接官の方がそこについて質問してきたらあとは補足するだけみたいな状態にしておきました。
第一印象は初めて顔と顔を合わせる時だと思うんですけど、職務経歴書も第一印象を上げる役割を持っていると思っていて、書類からその人のレベル間も分かるんじゃないかな〜と。
あとは面接では結論ファーストで伝えたり、接続詞を考えて使うなどもしていましたね!
いや〜すごく分かります。
職務経歴書の書き方とか内容を見て、この人良さそうだな、なんか違うかもなという印象を持ちますもんね。もちろん面接でそれが覆ることもありますが。
もしかしたら書類が本当の第一印象かもしれませんね!
今後はどのようなキャリアをイメージしていらっしゃいますか?
将来的に事業企画など事業の戦略立てをやりたいと思っているのは変わらないので、そのために、まずは担当している製薬会社に寄り添って、その会社の商品が売れる仕組みとかを考えていきたいです。
それで自社が新しい事業を始める時には、その事業の企画開発などに携われるような人材になっておきたいです。
今回の転職活動を振り返ってみてどうでしたか?
いやー転職活動は結構大変でした。
特に序盤が結構苦しく、自分が何をやりたいのか、どんなことにモチベーション感じていたのかなど自分の人生を振り返って、それを伝えられるように言語化するというのに苦労しました。
時間もかかったり大変でしたけど、それをしっかりとやったからこそ第一希望から内定をもらえたりなど結果として返ってきているのでこれは大事なことだったと思います。
あと今回の転職活動は、自分の将来に向けてしっかりと進められた転職活動になりました。
転職活動できつかったこととかはありますか?
転職活動って、基本的に一人で頑張ることが多いと思うんですね。
友人とかに今転職活動中だということを話すことって少ないですし、面接通過したとかポジティブな話だったらできますけど、面接に落ちた…みたいなネガティブな話って中々できないですよね?
なのでメンタルが落ちている時でも次の日の仕事や面接のためにメンタルをなるべく良い状態に保たないといけないのはキツかったです。
そういう意味では、転職エージェントの方は唯一ポジティブな話だけじゃなくてネガティブな話もできる相手かもしれません。
キャリア・エックスを利用してみての感想とかはありますか?
キャリア・エックスは、会社規模としてはそんなに大きくないじゃないですか。
故にだと思いますが、大手の転職エージェントと比較すると、一人のキャリアコンサルタントが担当している求職者の数がそんなに多くないので、一人あたりにかけてくれる密度や時間が高いと感じました。
確かに大手エージェントだと保有している求人量とかは多いのかもしれないんですけど、今回利用させていただいてキャリアエックスの求人量が少ないとは全く思いませんでしたし、フォローがとにかく手厚かったので、利用してすごくよかったなと思いました。
印象的なエピソードは、先ほど伝えた送ってくれた求人票が自分にすごくマッチしていたことと、ここに行きたいと伝えた企業を「難しいですよ」とバッサリ言われたことですね(笑)
一人ひとりに寄り添って、その人が将来どうなりたいかから逆算して求人の提案なども行っているのでそういう風に感じてもらえたのはすごく嬉しいです!
最後に、今転職活動している人や転職するかどうか迷っている方に対してメッセージをお願いします。
前職の最後の方に、どうせやるなら楽しいことを、やりたいことをと思っていたんですね。
1日のうちの2~3分の1の時間は仕事と向き合わなければいけない。だったら自分がやりたい仕事をした方が人生楽しくなるんじゃないかなと。
だから転職活動をする上で、自分が楽しいと思うこと、やりたいことを仕事にするっていうのを一番の目標において欲しいなと思います…っていうのがポジティブなメッセージです。
もう1つ厳しめなメッセージとして、30代目前の転職活動って全然甘くなくて、結構世の中って厳しいんですよね。
自分の行きたい会社から内定をもらうのは本当に難しくて、今の会社でどれだけ成果を出していても、外を見ると自分よりも優秀な人たちは世の中いっぱいいます。
そんな人たちがいる中で転職活動を行うので、覚悟を決めて転職活動をしないと良い結果は得られないと思います。
先ほど自分が楽しいと思う仕事ややりたい仕事に就くことをおすすめしましたが、本当にそこを目指すのであれば、しっかり覚悟を決めて転職活動をすることをおすすめします。
響く言葉ですねー・・・。
でも、自分って市場価値高いのでは?と思っていざ転職活動をしたら全然そんなことなくて、結構シビアな面接のフィードバックをもらう場面も見てきたので、覚悟が必要というのは本当にそう思います。
頑張れば行きたい企業から内定もらえるとか言われたりしますけど、いざ転職をしてみて、そんなに世の中甘くないと思ったんですよ(笑)
キャリアチェンジとかそもそも転職自体が30歳になってからだと遅いこともありますしね。
あと、最後にもう一つ伝えたいのが、現職で頑張れていない人はきっと転職活動もうまくいかないです。現職で頑張った成果が転職活動のときに話せるエピソードになると思うので。
なので転職活動を考えている方は、現職で実績が出せなくてもいいので考えて行動するなど何かしら頑張ってみてください!
これは非常にリアルなご意見ですね。
今頑張れていない人が次の会社で頑張れる根拠を提示するのは中々難しいところですよね。
藤本さん、今回は貴重なお時間をいただき、たくさんの心に刺さる言葉をありがとうございました!
私たちキャリア・エックスでは、未経験の業界や職種への転職も積極的にサポートしております。ご紹介企業は大手企業からベンチャー企業、今話題のSaaS企業など幅広くございますので、転職をご検討されている方は一度キャリア・エックスにご相談くださいませ!