2007年に設立し、名刺市場のシェア率82％を誇る名刺管理システム「Sansan」や請求書に関する業務のデジタル化を推進する「Bill One」を手がけるSansan株式会社（以下、Sansan）。
こちらの記事ではそんなSansanへの転職をご検討されている方に向けて、Sansanの元社員へのヒアリングや、Sansanへの転職サポート実績が10名以上あるキャリア・エックスのリアルな情報をもとに、Sansanの平均年収や福利厚生、求められる人物像などの転職情報をご紹介致します。
目次
Sansan株式会社について
まず初めにSansanの掲げるミッションや手がけるサービスについて説明致します。
Sansan株式会社のミッション・ビジョン
「出会いからイノベーションを生み出す」
Sansanではこのようなミッションを掲げています。人と人であったり企業と企業であったり、どのような出会いでもその出会いの連鎖が社会を前進させると考えています。
そのため、出会いをただ出会いで終わらせるのではなく、出会いが持つ可能性を改めて見直し、出会いをビジネスに変えていくことで社会の課題にイノベーションを起こしていくという意味が込められています。
ビジネスインフラになる
生活インフラである電気やガスと同じように、誰もが考え付かなかったビジネスインフラという新しい道を作ることをビジョンとして掲げています。
インフラとは産業基盤や生活基盤といった意味ですが、ビジネスにおける基盤となることでミッションに掲げているように人と人、企業と企業を出合わせ、イノベーションを生み出していけると考えています。
Sansan株式会社で働く社員の特徴
Sansanで働く社員にはどのような特徴があるのでしょうか？
平均年齢は32歳！社員増加数は110％超え
2022年11月30日時点の社員数は1,212名となっており、2020年から2021年にかけては117％増加、2021年から2022年にかけては111％増加と毎年150名以上の人が入社しています。
新卒採用の人数は正確には公表されていませんが大体30名〜50名ほどと推測されていますので、中途採用の割合が多いでしょう。そのため、中途採用の方もアウェイな雰囲気を感じることなく安心して入社することができます。
年齢構成を見てみると21歳〜30歳が45％で一番多く、ついで31歳〜40歳が44％となっています。
平均年齢は32歳となっており、新卒が3分の1ほどいますので、ある程度経験や実績のあるメンバーが集まっていると言えるでしょう。
Sansan株式会社の平均年収は640万円
年齢や職種などを関係なく見た場合、Sansan株式会社の平均年収は640万円です。
転職サービスdodaが調査したIT業界の平均年収は436万円となりますので、Sansanの平均年収は業界内でも高いと言えるでしょう。
職種毎に明確に昇格や昇給のテーブルが引かれているため、年収に関しては公平な評価がされます。目標を達成していくことで年収1,000万円を目指すことも可能です。
他のSaaS企業の年収にもご興味がある方は、こちらの記事も併せてご覧くださいませ。
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Sansanの昇給制度
Sansanでは年に1回の昇給と年に2回の賞与があります。
基本給はグレードによって決められており、グレードが上がるとそれに合わせて給与が上がる仕組みとなっております。
グレードを上げる評価方法には目標に対する達成度合いや上長や同僚からの360度フィードバックが含まれており、評価がDからSSランクのどのランクであればいくらの年収が稼げるのか明確にわかるため、公平性の高い昇給制度となっています。
また、年に2回の賞与も成果に応じて金額が変動します。達成率に対する賞与テーブルが明確に決められており、その賞与テーブルが社員に公開されています。
評価が高いと200万円以上の賞与をもらうこともでき、達成率が100％の場合でも100万円をもらえるようなテーブルであるため、Sansanでは頑張れば頑張った分稼げる環境と言えるでしょう。
新卒初任給の引き上げが決定
2024年4月新卒入社者の初任給を11.1%増の年収560万円に引き上げることが決まりました。
これにより、新卒入社の月給はこれまでの36万円から40万円に上がり、標準的な賞与（年間で月給2カ月分を想定）と合わせると、初年度の想定年収は504万円から560万円に増加します。
初任給を上げる目的は、より優秀な人材を採用して事業成長のスピードをさらに一段引き上げることであり、新卒初任給を上げると同時に給与テーブル全体を改定し、全社の給与水準を向上させていくようです。
そのため、給与テーブルが改定されれば中途入社者の平均年収もさらに上がっていくことでしょう。
Sansanの新卒初任給引き上げに関する詳しい内容に関しては、こちらの記事をご覧くださいませ。
Sansan、新卒初任給を年収560万円に引き上げ 〜採用競争力を高め、事業成長をさらに加速〜
Sansan株式会社の職種別平均年収
Sansanではエンジニアの年収が高く、営業はこれまでの経験や実績によって変動があります。
Sansanの求人をいくつか見てみると下記のようになっています。
| 職 種 | 年 収 |
| 営 業 | 年収546万円〜1,064万円 |
| 企 画 | 年収490万円〜756万円 |
| エンジニア | 年収665万円〜1,414万円 |
| バックオフィス | 年収532万円〜840万円 |
営業職やエンジニアでは年収1,000万円を超えることもあり、これまでの実績や入社後の成果次第ではかなりの高収入が見込めます。
クリエイティブやマーケティングなどの企画部門では年収490万円〜840万円と年収1,000万円まではいきませんが、それでも業界平均と比較すると高い年収が期待できます。
Sansan株式会社の福利厚生
Sansanにはユニークな福利厚生がたくさんあります。
ここでは、他社にはないSansanならではのユニークな福利厚生を3つご紹介致します。
どにーちょ
土曜日や日曜日などの休日の静かな環境で業務を行いたいという方に向けて、平日と休日の勤務日を入れ替えられる制度です。
静かな環境の方が生産性や効率を上げられる場合に利用できます。
平日は周りの社員がMTGを行っていて集中できない…月に1日だけ集中して仕事を終わらせたいというときに使える制度です。
Geek Seek
知識習得や業務効率向上に必要と判断された書籍やツールの購入、イベント参加の費用が補助される制度です。
実際にこの制度を利用して購入された本は1年間で4,634冊を超えているだけでなく、メンバーが社内勉強会を自主開催していることから、実際に活用されており、かつそれが社内の能力向上に繋がっている制度と言えるでしょう。（公式HP参照）
H2O／M2O
どちらも、住宅に関わる制度となっております。
H2O：表参道駅または渋谷駅から2駅以内に自宅の最寄り駅がある場合に、家賃にかかる費用の一部が補助される制度。
M2O：新卒入社時に表参道または渋谷駅から2駅以内の住居に引っ越した場合に、新生活準備金として一定額が支給される制度。
ある内定者からの提案で始まったこの制度ですが、通勤のエネルギーを業務に使ってほしいという会社の想いもあり、声が上がってから3ヶ月というスピードで採用が決定されました。
今回ご紹介した福利厚生以外にも、ユニークな制度がいくつもあるため、より詳細が知りたいという方はぜひお問合せくださいませ。
Sansan株式会社で求められる人物像
Sansanが掲げるビジョンの中に、
・仕事に向き合い、情熱を注ぐ
・最速を目指す
・感謝と感激を大切にする
・変化を恐れず、挑戦していく
などがあります。
ミッションやビジョン、そしてビジョンなどSansanが掲げる企業理念（=Sansanのカタチ）に共感するだけでなく、これらを体現できる方をSansanでは求めています。
また、公式HPでも「未来を待つのか、未来を創るのか」と書いてある通り、挑戦したいことややりたいことに対して受け身で待つのではなく、自ら行動できる方がSansanで求められていると言えるでしょう。
Sansanのカタチに共感できる方、自ら行動を起こしていける方は一度Sansanへの転職をご検討くださいませ。
Sansan株式会社の求人情報
業界の平均年収よりも高い平均年収で、社員数も毎年110％以上増加しているSansanの求人を2つご紹介致します。
この他にも取り扱っている求人がございますので、Sansanの他の求人について知りたいという方は一度お気軽にお問合せくださいませ。
求人紹介①インサイドセールス
Sansanのサービスをまだ利用していない潜在顧客に対してSansanの魅力や価値を伝え、サービスをより具体的に検討してくれる人を増やしていきます。
業種や企業の規模間問わず幅広い顧客に対してその企業に合わせた価値の出し方について伝えるため、日々新たな知識や経験を得ることができます。
また、営業部門やマーケティング部門など所属部署以外のメンバーとも密に連携しながら施策の立案・実行を行うことから、社内の多くのメンバーとコミュニケーションを取る機会がある部署です。
仕事内容
同社が取り扱うプロダクトにお問い合わせのあった見込み顧客や既存顧客に対して電話やメールなどを使ってアプローチを行い、商談機会を生み出していただきます。
ただ商談を提案するのではなく、より多くのお客様と商談を行えるように業種や企業規模によって提案するプランや使い方は様々ですので、プロダクトに関する深い知識はもちろん、企業の規模感や業種に合わせた使い方を考えることも大切です。
また、さまざまな顧客データを活用しながら見込み顧客に対してどのように伝えるかでアプローチからの商談獲得数が変わってくるため、マーケティング要素と営業要素の両方が必要なポジションとなります。
■具体的な業務内容
・見込み顧客の育成（ナーチャリング）
・電話やメールを利用した商談機会の獲得
・マーケティング部と連携した施策の立案・実行
・アプローチリストなどの営業資料作成
求める人材
■必須条件
・法人営業／インサイドセールス／マーケティングのいずれかの経験（3年以上）
・ルールの決まっていない業務を自らの力で、または周囲の協力を得ながら完遂した経験
■歓迎条件
・無形商材を取り扱った経験
・従来のやり方に固執せず新しい提案をしてきた経験
・経営層に対し提案を行った経験
■求める人材
・「Sansanのカタチ」（会社のミッションや企業理念）に共感できる方
・「Sansanのカタチ」（会社のミッションや企業理念）を体現できる方
・受け身ではなく、自ら変化を起こしていける方
求人紹介②Bill one セールス
経理部門を含めた会社全体の請求書業務を効率化する急成長中の新規事業「Bill One」の利用者数拡大や事業拡大、サービスを進化させていくメンバーを募集しています。
新規事業の立ち上げフェーズであるため、確率された商談の進め方や勝ちパターンなどはなく、裁量権をもって働くことが可能です。
顧客からフィードバックが上がった際はそれを吸い上げて社内にフィードバックし、プロダクトを進化させると言った役割も持っており、サービスの今後の成長のためにはかかせない重要なポジションです。
仕事内容
■仕事内容
クラウド請求書受領という新しい領域のサービスである「Bill One」の利用者拡大とプロダクトをより良くしていくための業務を行っていただきます。
インサイドチームが獲得した商談を通して企業の課題をヒアリングしてサービスを提案し、サービスの受注を目指します。「営業活動はこのようにしてください」といったような決まりはなく、自身で試行錯誤を繰り返しながら自分なりの営業スタイルを作っていってください。
また、「Bill One」をより良くしていくために、商談の中で「Bill One」にどのような機能がほしいか、もっとどうして欲しいかなどのフィードバックをヒアリングしていき、社内に共有していただきます。
■具体的な業務内容
・インサイドセールスが獲得した商談から受注に関わる案件の獲得
・商談から受注までの案件コントロール
・経営課題・業務課題ヒアリング、課題解決手段の提案
・プロダクトに関するフィードバックの収集
・収集したプロダクトに関するフィードバックを社内で共有
求める人材
■必須条件
・無形商材における法人営業経験 3年以上
■歓迎条件
・IT領域での営業経験
・経理業務における知見
・新規顧客の開拓経験
■求める人材
・課題解決型の提案ができる方
・成約に向け、戦略的に多面的なアプローチできる方
Sansan株式会社の平均年収は640万で業界平均より高め
いかがでしたでしょうか？
SaaS系の転職に強い転職エージェント『キャリア・エックス』では、Sansanで働いていたメンバーもおり、今回は元社員にヒアリングを行いながらSansanの平均年収や昇給制度について、そして求人情報などをご紹介してまいりました。
国内約8,000社が導入しており、業界シェアトップの名刺管理「Sansan」や、300万人以上が使う個人向け名刺管理「Eight」など利用者は続々と増えており、これらのサービスを応用した新たなサービスも開始されています。
サービスの利用者数は着実と伸びている一方でサービス解約率は0.5％（有価証券報告書より）と低い水準となっていますので、今後もSansanが手がけるサービスの利用者数は伸びていくと予想されます。
ぜひ、平均年収が業界平均よりも高く、今後も成長が期待できるSansanへの転職をご検討くださいませ。
面接ではサービス内容や競合サービスと比較した際の差別化ポイントなどを聞かれることも多いため、Sansanが手がけるサービスの強みや他社比較を確認しておくと良いでしょう。
キャリア・エックスでは、ここ最近で10名以上のSansanへの転職サポートを行っており、元社員もいることからよりリアルなSansanの実情や受かりやすいポイントのご紹介が可能です。
少しでもSansan株式会社にご興味のある方は、お気軽にお問合せくださいませ。
