人生100年時代
平均寿命が100歳前後まで伸び、働く期間も長くなる「人生100年時代」がすぐそこまで迫っています。このような時代に女性がキャリアを考えるにあたっては、結婚や出産といったライフイベントを区切りとするのではなく、より長いスパンで考えることが重要です。その際の視点をご紹介します。
着眼点は、福利厚生の充実度合いや会社の安定性だけではない
人生100年時代を迎えようとしている今、女性の活躍の場も広がっており、結婚や出産といったライフイベントを経た先も長く働き続けることが当たり前になってきています。
そのような時代において女性がキャリアを考える上では、「結婚するまで」「出産するまで」といったスパンでキャリアをとらえるのではなく、結婚・出産後も見据えたより長いスパンで考えてほしいと思います。
例えば、結婚・出産後を見据えて、福利厚生制度の充実度合いや企業そのものの安定性を重視して企業選びをする方も多いと思いますが、個人的には、自分を守る選択になり得ていないのではと感じています。というのは、これだけ変化の激しい時代においては、もはや「この会社に入れば安泰」なんて企業はなくなっているからです。
また、コロナ禍以降、私が受けている転職相談において「金銭面や制度面での安定を重視して企業を選んでこれまで働いてきたけれど、『これって、本当にやりたいことだろうか?』と悩み始めた」という相談が顕著に増えています。この点においても、制度面の充実や安定性ばかりを重視することの弊害を感じます。
1
2