広告代理店からの転職先は?主な選択肢と転職で評価されるスキルを紹介【転職事例あり】

こんにちは、「キャリア・エックス」編集部です。

広告代理店は、営業・マーケティング・クリエイティブなど幅広い業務経験を積める業界ですが、その経験を活かして、新たな環境に転職したいと考える人もいます。 広告代理店出身者の主な転職先は、「別の広告代理店」「事業会社のマーケティング職」「事業会社の営業職 」「広報・PR職」「コンサルティング会社」の5つです。 広告代理店では営業力やプロジェクト管理力などのポータブルスキルが身につくため、幅広い職種への転職が可能です。 この記事では、広告代理店からの主な転職先と、転職の際に評価されやすいスキル、転職成功のポイントなどについて解説します。
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広告代理店からの転職は難しい?転職市場での評価とは?

「広告代理店の仕事は専門的であり、身に付くスキルに汎用性がないから、異業界への転職は難しいのではないか」との声があるようです。

しかし、クライアントを始めメディア関係者や社内の関係各所など、さまざまな立場の人とコミュニケーションを取りながら、クライアントの課題解決のために広告戦略を考え、成果に導く広告代理店の仕事は、他業界でも活かせるビジネススキルを幅広く磨くことができます。

そのため転職市場では、営業力・プロジェクトマネジメント力などのポータブルスキルが評価されるケースも多く、同業界だけでなく事業会社へ転職する例も見られます。

広告代理店出身者の代表的なキャリアパスについては、次章で詳しく説明します。

広告代理店からの主な転職先5選

広告代理店出身者は、さまざまな業界・職種で活躍しています。

代表的な5つの転職先について解説します。

別の広告代理店

転職先としての王道は、これまでの経験をフルに活かせる同業他社です。

より大規模なプロジェクトに関われる大手広告代理店を目指すケースや、ネット広告の知識を武器にネット広告代理店に転職するケースが目立ちます。

経験を活かして即戦力として活躍できるため、経験や役職によっては、待遇や給与が改善するケースもあります。

事業会社の営業職

広告代理店で営業を経験した人であれば、事業会社の営業職に転職する道が考えられます。

広告代理店の営業は、クライアントの厳しい要望に対応しながら広告展開を考え実行し、複数の案件を同時並行で回すなど、ハードワークな側面があります。

そのような環境で営業として成果を上げてきた経験は、事業会社の営業職などでも評価されるでしょう。

事業会社の企画・広報系職種

企業の広告戦略やブランド戦略などに関わってきた人の場合は、事業会社の企画職や広報職に就くケースも考えられます。

広告を受注する側から、広告を発注する側に回ることで、市場分析からターゲット設定などこれまでの経験・知識を活かしながら、高い成果を上げることが可能です。

メディアリレーションの経験もフルに活かせるでしょう。

事業会社のWebマーケティング職

広告代理店でデジタルマーケティングに関わった人であれば、事業会社のWebマーケティング職に就くという選択肢もあります。

クライアントに対して行ってきた集客施策やアクセス解析、リピート施策の実行などを、今度は自社に対して行い、商品・サービスの拡販やブランド価値の向上などに貢献することができます。

コンサルティングファーム

広告代理店は、顧客企業の課題を分析し、それを解決するための広告戦略を考え、実行するのが仕事です。

広告代理店の仕事を通じて培った、課題分析力や論理的思考力、プレゼンテーション力などは、コンサルティングファームでも活かせるでしょう。

戦略コンサルへの転職はハードルが高いものの、マーケティング領域を扱うコンサルティング会社などでは経験が評価されるケースもあります。

大手クライアントに対して提案しコミュニケーションを取ってきた法人折衝経験や、担当業界に関する豊富な知識なども評価材料になります。

広告代理店出身者が転職で評価される6つのスキル

広告代理店出身者が転職市場で評価されているのは、主に次の6つの経験・スキルです。

いずれも、業界を問わず活かすことができるポータブルスキルであり、転職活動の際にアピールすると効果的です。

情報収集力

広告代理店では、トレンドや消費者ニーズ、顧客企業の業界動向や競合動向などについて十分にリサーチし、情報収集・分析を重ねながら、効果的な広告戦略を行う必要があります。

このようなトレンドや市場動向、業界動向などを把握する力は、どの業界においても重宝されます。

特に営業職やマーケティングなど企画系職種においては評価されやすいでしょう。

課題解決力

広告代理店の仕事は、顧客企業のビジネス上の課題を把握・分析し、広告展開において解決に導く仕事です。

さまざまな情報やデータを読み解き、課題を発見してきた経験や、課題に対してどのようなアプローチをするのが効果的か、仮説検証を重ねて実行してきた経験は、多様な業界・職種で評価されるでしょう。

コミュニケーション力

広告代理店の仕事は、クライアントやメディア関係者、社内外の関係者などさまざまな立場の人と日常的にやり取りする必要があります。

それぞれの意見に耳を傾けながら意図をくみ取り、最適な解決策を提案したり、全体をうまく調整しながらプロジェクトをけん引したりすることが求められるため、コミュニケーション力が自然と磨かれます。

コミュニケーション力はビジネスパーソンの必須スキルであり、高いコミュニケーションスキルを持った広告代理店出身者はどの業界・職種でも注目されています。

発想力

広告代理店では、トレンドや消費者動向などをもとに、課題解決につながるアイデアを発想することが必要です。

常識やルールにとらわれず、これまでにない視点で人の心を動かすアイデアを生み出す柔軟な感性は、広告代理店の仕事を通じて培われやすいスキルです。

この発想力を武器に、営業やクリエイティブ職として活躍するだけでなく、今までにない発想で自社に新しい風を吹き込んでくれるのではないかと期待する企業は多いと考えられます。

データ分析力

広告代理店では、市場調査や広告運用、効果測定など、データ分析を行う機会が多いのが特徴です。

データを読み解く力は、企画職やコンサルタント職をはじめ、営業、マーケティングなどあらゆる職種で必要とされるスキルであり、転職の際の大きな武器になります。

データ分析の過程では、論理的に物事を考え結論を出す必要もあるため、論理的思考力の高さも併せてアピールできるでしょう。

顧客折衝力

広告代理店、特に営業職の場合は、クライアントの課題抽出から戦略立案、提案、プロジェクトの進行管理、効果検証・報告と、継続的に顧客折衝を行う機会があります。

顧客からの、時に理不尽な要望にうまく対応しながらプロジェクトを進め成果につなげた経験は、営業やコンサルタント、カスタマーサクセスなどで評価されやすいでしょう。

広告代理店から転職する主な理由

華やかなイメージのある広告代理店ですが、実際に働いてみるとギャップを感じ、「転職したい」と考える人は少なくないようです。

また、広告代理店を経験したからこそ、転職してステップアップを検討する人もいます。

ここでは、広告代理店から転職したいと考える代表的な理由を取り上げ、解説します。

業務量が多くハードワーク

広告代理店の仕事は業務範囲が広く業務量が多いため、ハードワークになりがちな傾向にあります。

例えば営業の場合は、クライアントやメディア関係者などと打ち合わせをしながら、社内でもマーケティングやクリエイティブなどあらゆる職種と協働する必要があるため、残業も増えやすいです。

マルチタスクをこなさねばならないうえ、複数のクライアントのプロジェクトを同時並行で進める必要もあるため、負担を感じる人もいます。

プレッシャーが大きく精神的にきつい

クライアントは、広告展開を行うことで課題解決や売上拡大、ブランド価値向上など、さまざまなリターンを期待しています。

広告展開一つがクライアントの業績やイメージを大きく左右するため、ミスは絶対に許されず、それ故のプレッシャーも大きいようです。

また、ノルマやスケジュール管理、クリエイティブの精度や入稿期限など、常に何かに追われている状態が続きます。

多くの業務を抜け漏れなく同時並行で進めつつも、ミスを起こさないよう細心の注意を払い続けなければならないことに、精神的負担を覚える人も多いようです。

クライアントサイドに回りたい

広告代理店で経験を積むにつれ、「広告を出稿する側(クライアントサイド)に回りたい」と考える人は少なくないようです。

広告代理店の仕事では、クライアントに入り込みニーズや課題を把握した上で、課題解決につながる広告戦略を考えます。

その過程で、自社のサービスや商品にもっとコミットできる立場で広告戦略を直接担当したい、複数企業ではなく1社の課題解決や価値向上に専念したいとの思いに気づくケースがあるようです。

経験を活かしてキャリアアップしたい

広告代理店で得た経験・スキルを活かし、転職でキャリアアップしたいと考える人もいます。

前述のように、広告代理店で身に付く経験・スキルは汎用性が高いものが多く、キャリアの可能性は広がっています。

より給与・待遇のいい会社や、さらに高度な経験が積める会社に転職してステップアップを目指す人は少なくないようです。

広告代理店からの転職を成功させるポイント

広告代理店出身者が、希望の転職を叶えるためには、いくつかのポイントがあります。

次の4つを意識することで、転職成功の可能性が高まるでしょう。

経歴を棚卸ししてスキル・強みを明確化する

まずは、これまでの職務経歴を振り返り、自身のスキルや強みを洗い出してみましょう。

広告代理店では、毎日スケジュールに追われ、マルチタスクをこなさなければならないため、自分にどのようなスキルや専門性が身に付いているのかわからない…という人も多いようです。

忙しい中でもいったん立ち止まり、自分の経歴に向き合い自己分析する時間を設けることで、自分のスキルや強み、持ち味などが明確になります。

応募書類や面接でのアピールポイントにもなるでしょう。

転職理由を明確にする

転職活動では、転職理由を明確にすることが大切です。

転職して何を実現したいのか、どのようにステップアップしたいのか、考えてみましょう。

それが、転職活動における自分の「軸」になります。

今の仕事がつらく、「とにかく辞めたい」と感じている人もいるでしょう。
ただ、その気持ちの背景には、「本当はこう働きたい」「こう成長したい」という前向きな希望があることも少なくありません。

例えば、「デジタルマーケティングの知識を深めてスキルアップしたいが、今の環境では忙しくて学ぶ時間が取れない」「クライアント1社1社に深く向き合い、課題解決に伴走したいが、担当社数が多く十分な時間をかけられない」といったケースです。

こうした思いを整理し、転職理由を前向きな言葉で言語化することで、自分に合った転職先を見つけやすくなります。

希望条件を洗い出し優先順位をつける

転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、転職先への希望条件を明確にしておくことは大切です。

仕事内容や働き方、給与や待遇など、求めるものを洗い出しておきましょう。

ただ、条件が多すぎると、すべてに当てはまる求人がなかなか見つけられず、転職活動が難航する可能性もあります。

希望条件を洗い出した後に、「絶対に譲れないもの」から優先順位をつけておくと、応募先の選択肢が広がります。

転職エージェントを活用する

転職活動を効率的に進め、かつ自分の希望や経験・スキルに合った転職先を探すには、転職エージェントの活用が効果的です。

転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが求職者一人ひとりの経験やスキル、希望条件を把握した上で、最適と思われる求人を紹介し、転職成功まで伴走します。

面接日の調整、条件交渉などスケジュール管理もしてくれるので、忙しくて転職活動の時間がなかなか取れない広告代理店勤務者にもピッタリです。

広告業界に強みを持つ転職エージェントであれば、各広告代理店の特徴や各職種で身に付くスキル・専門性を理解しているので、業界内だけでなく他業界への道も開いてくれるでしょう。

広告代理店からの転職成功事例を紹介

キャリア・エックスで転職に成功した、広告代理店出身者の転職事例をご紹介します。

一つのキャリアの方向性として、ぜひ参考にしてみてください。

事例1:広告会社の営業から、SaaS企業のフィールドセールス職に転職

大手広告会社で営業として働いていたAさん(20代)。
飲食店向けの広告営業として経験を積み、仕事にもやりがいを感じていました。

一方で、経験を重ねるにつれ、「自分の営業スキルは他の業界でも通用するのか試してみたい」という思いが強くなり、転職を検討するようになります。

そこでキャリア・エックスに相談し、
「幅広い業界に提案できる法人営業」という希望に合う求人を紹介されました。

Aさんは、これまで広告営業で培った提案力や顧客折衝力を活かせる環境として、SaaS企業B社のフィールドセールス職に応募します。

このポジションは、法人に向けて人事評価システムを提案する営業職で、特定の業界に限定されず幅広い企業にアプローチできる点が特徴でした。

広告営業で商談やクロージングを経験してきた実績が評価され、AさんはB社への転職を実現します。

現在は大手企業の顧客も担当し、チームリーダーとして営業活動を行っています。

Aさんの詳しい転職事例はこちらをご覧ください。
https://career-x.co.jp/interview/cc-suzuki-oy/

事例2:大手広告代理店を一度退職したものの、広告業界に再挑戦

大学卒業後、大手広告代理店に入社したCさん(30代)。
PR局や広報室などで経験を積んだ後、キャリアの幅を広げるため、海外大学院への進学を決めました。

帰国後は、「洋服が好き」という思いから外資系アパレルメーカーの広報職に就職します。
しかし働く中で、「好き」と「仕事として続けたいこと」は必ずしも一致しないと感じ、改めてキャリアを見直すようになりました。

その過程で、広告代理店で働いていた頃のやりがいを思い出します。
社会の最新トピックを自分の言葉で発信できる面白さや、柔軟な働き方ができる環境など、他業界を経験したからこそ広告業界の魅力を再認識しました。

そこでキャリア・エックスに相談し、これまでの経験と語学力を活かせるポジションを探すことに。
紹介されたのが、大手広告代理店D社のグローバル広報のポジションでした。

留学による2年間のブランクや、アパレル企業での短期離職はありましたが、広告業界での広報経験や語学力が評価され、転職が決まりました。

現在はコーポレート広報として、プレスリリースの作成やメディア対応を担当しています。
グローバル案件の翻訳チェックなども任され、留学経験を活かしながら活躍しています。

Cさんの詳しい転職事例はこちらをご覧ください。
https://career-x.co.jp/interview/cc-rin-hh/

まとめ

ここまでご説明したように、広告代理店出身者はさまざまなスキルが身に付いていると評価され、転職市場でも注目されています。

同業界のみならず、異業界にも転職可能性は広がっており、キャリアパスは多岐にわたります。

広告代理店から転職したい、別の環境で力を発揮してみたいと考えているならば、転職活動を始めてみることをお勧めします。

その際、転職エージェントを活用すれば、日々の仕事が忙しくなかなか時間が取れない場合でも、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

キャリア・エックスでは、広告代理店で経験を積んできた方々の悩みや不安、希望などに寄り添い、転職成功までをサポートしています。

経験・スキルを活かしてステップアップしたいという方は、ぜひキャリア・エックスに気軽にご相談ください。

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東海林 浩樹

この記事の監修者

東海林 浩樹 コンサルタント

前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

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