こんにちは、「キャリア・エックス」編集部です。
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コンサルタントの代表的なキャリアパス6つを紹介
コンサルティングファーム出身のコンサルタントは「ポストコンサル」と呼ばれ、転職市場で高く評価されています。
そのため、一度コンサルタントを経験すると、コンサルタントの道以外にもさまざまなキャリアパスが広がる傾向にあります。
コンサルタントの代表的な6つのキャリアパスについて、具体的に解説します。
1.所属するコンサルファームで昇進・昇格する
所属しているコンサルティングファーム内で、経験を積みステップアップしていくのは、コンサルタントの「王道のキャリアパス」です。
コンサルタントとしてプロジェクト経験を積んだ後、まずは「シニアコンサルタント」としてプロジェクトの中核を担う役割に就きます。
その次のステップとなるのはマネージャーです。
責任者としてプロジェクト全体を管理するほか、顧客とのリレーションや新規案件の開拓なども行います。
複数のプロジェクトを管理するケースもあります。
コンサルティングファームによっては、マネージャーとして経験を積んだ後、シニアマネージャーのポストが用意されることもあります。
さらにその上には、パートナー・プリンシパルと呼ばれる職位があります。
勤続年数が長く、自社に大きな利益をもたらしてきたコンサルタントが選ばれる最上位の職位です。
共同経営者として、これまでの人脈を生かしながら新規の顧客や案件を開拓したり、経営の意思決定にも関わったりします。
2.他のコンサルファームに転職してスキルアップする
これまでの経験を活かして、ほかのコンサルティングファームに横スライドするという選択肢もあります。
コンサルタントとしての経験・スキルを活かして別のファームに転職することで年収アップを目指す人や、やってみたいテーマにかかわれるファームに転職して専門領域の拡大を狙う人は少なくありません。
複数のファームを経験することで守備範囲を広げ、コンサルタントとしての市場価値向上を図るというケースも多いです。
3.事業会社に転職する
コンサルタント経験を活かして、クライアントサイドである事業会社に移るケースも目立ちます。
コンサルタントは裁量がある役割ではありますが、プロジェクトの責任者であるパートナーや、クライアントの意向が最優先されるため、「事業会社サイドに移って自身の裁量で業務を進めたい」と考える人は多いようです。
また、戦略コンサルティングファームの場合は、多くの場合は提案までが役割であり、それ以降は関わる機会がないため、「プロジェクトの成果を最後まで見届けたい」と転職を目指すケースもあるようです。
職種は、携わってきた分野やテーマにもよりますが、戦略コンサルタント出身者は経営企画や事業企画、新規事業開発、マーケティング、DX推進などが多いようです。
プロジェクトマネジメント力や顧客との信頼関係構築力を買われて、カスタマーサクセスに就く人もいます。
一つの業界のプロジェクトに継続的に関わった経験がある場合は、その業界の事業会社に転身する例もあります。
例えば、製薬業界のプロジェクトに特化してきた戦略コンサルタントが、製薬会社の事業企画職に就いたり、ITコンサルタントとしてクラウド案件に多数関わった人が、クラウドサービス会社に転職したりするケースがあります。
4.金融機関に転職する
金融系のプロジェクト経験を積んだコンサルタントが、投資銀行やPEファンド、ベンチャーキャピタル、メガバンクなどといった金融機関に転職するケースも多いです。
例えば、M&Aや財務アドバイザリーなどを経験した人が投資銀行に、投資や企業価値向上に関わった人がPEファンドに転職する例は少なくありません。
金融機関では、コンサルタントならではの論理的思考力や財務戦略知識など、ベースとなるスキルも評価されやすく、外資系の投資銀行やPEファンドだと大幅年収アップの可能性もあります。
5.フリーランスのコンサルタントとして独立する
特定のコンサルティングファームに所属しない、フリーランスコンサルタントになるという道もあります。
フリーランスのコンサルタントが案件を得られるマッチングプラットフォームは数多くあり、自身の経験や専門領域が活かせる案件、興味のある案件を選んで参画する人が多いようです。
自由度の高い働き方ができるうえ、経験豊富なコンサルタントであれば高い報酬が得られるケースもあるため、フリーランスを選ぶ人も増えつつあります。
6.起業する
コンサルタントとして一定以上の経験を積んだ人の中には、培った経験・スキル、専門性を武器にコンサルティング事業やアドバイザリー事業を立ち上げ、起業する人もいます。
数々のプロジェクトを通して信頼関係を築き、さまざまな業界に広げた人脈を活かして案件を獲得し、少数精鋭部隊でクライアントに入り込み課題解決に動いています。
起業する前に「副業」として週末起業し、経験を積んでから会社を立ち上げるケースも目立ちます。
コンサルタントがキャリアプランを立てる重要性とは?
キャリアプランとは、目指すキャリアを実現するための、具体的な行動計画のことです。
キャリアプランを立てる際には、いつまでにどのような経験を積み、スキルを身につけ、どのようなキャリアを歩みたいのかを考え、行動計画に落とし込みます。
将来のありたい姿を実現するには今何をすればいいのか、やるべきことが明確になり、モチベーションが維持しやすいというメリットがあります。
前述の通り、コンサルタントはさまざまなキャリアの可能性があり、選択肢も多いので、キャリアプランを立てておかないと目標まで遠回りをしてしまう可能性があります。
早い段階で明確なキャリアプランを立て目標を定めておくことで、ぶれることなく、効率的に必要な経験・スキルを積むことができるでしょう。
コンサルタントのキャリアプランの考え方
コンサルタントがキャリアプランを考える際には、次の3つのポイントを意識しながらまとめるといいでしょう。
これまでの経験を棚卸ししてスキルを洗い出す
まずはこれまでの経験を振り返り、一つひとつ棚卸ししてみましょう。
携わったプロジェクト、そこで得られた実績・成果、課題解決のために特に努力・工夫したこと、学びなどを振り返ることで、コンサルタントとしてのスキルや強みを整理することができます。
それらをどのように活かしたいのかを考える中で、目指す将来像が見えてくるでしょう。
キャリアの理想像を考え、目標を明確化する
キャリアプラン作成に当たっては、自分の理想像=なりたい姿を描くことが重要です。
理想の姿を実現するために何を学ぶべきかがわかりやすくなり、それに向かってブレずに突き進めるようにもなります。
そのために、5年後、10年後に目を向け、その時に自分はどのようになっていたいのか、具体的に考えてみましょう。
その際、棚卸しして洗い出したスキルをベースにしながら考えると、目指すキャリアがイメージしやすくなります。
コンサルタントの場合は、「ずっとコンサルティング業界で活躍したいのか、それとも別の業界・職種を目指したいのか」がキャリアの大きな分かれ道になります。
まずは、どちらが自分の思いや志向に近いのかを考え、理想のイメージを紙などに書き出していくと、頭の中が整理しやすくなるのでお勧めです。
目標を達成する手段を考え、行動計画を立てる
理想像を考えたら、目標を具体的に設定していきましょう。
例えば「現在のファームでステップアップしてマネージャーとなり、顧客から信頼される存在になりたい」という理想像を立てた場合、その理想像はどれぐらいの規模のプロジェクトを背負っているのか、どのようなクライアントを担当しどれぐらいのメンバーを抱えているのか、年収はいくらぐらいかなど、できるだけ細かくイメージし、具体的に言語化していきましょう。
具体的な目標が設定できたら、何をすればそれが達成できるのか、手段を考えます。
その手段に則って行動することで、キャリアプランの実現可能性が高まります。
マネージャー以上の職位を目指すならば、コンサルタントとして現場経験を積み成果を収める必要がありますし、事業会社への転職を目指すならば、専門領域となる経験・スキルを意識的に磨くことが重要になるでしょう。
年代別・キャリアプランの考え方
キャリアプランの考え方は、年代によってポイントが異なります。
ここでは20代、30代のキャリアプランの考え方についてご説明します。
20代のキャリアプランの考え方
20代は、現場経験を積んで知識を吸収し、コンサルタントとしての基盤を固める時期です。
さまざまなキャリアの可能性が考えられるため、早いうちから方向性を定めることで、必要なスキルを効率的に磨けるでしょう。
多くのコンサルティングファームでは、新人~若手時代にさまざまなプロジェクトを経験させ、幅広い役割を任せる傾向にあります。
それらの経験を一つずつ振り返り、得意だと感じた業務、やりがいや面白みを感じたテーマなどを洗い出してみましょう。
そして、今後それらを突き詰めていきたいのか、それとももっと幅を広げたいのかを考えてみると、キャリアのイメージがつけやすくなります。
加えて将来、誰にどのような価値を提供したいのか、自分の思いに向き合ってみることも大切です。
それにより、「コンサル業界でやっていくのか、それ以外か」が判断しやすくなります。
30代のキャリアプランの考え方
30代は、コンサルタントとして経験を積み、ある程度の専門性が形成されている時期であり、さまざまな選択肢が広がっている状態にあります。
したがって、まずはコンサル業界にとどまるか、別の道に進むかを真剣に考えてみましょう。
そのうえで、さらに「その先」のビジョンも描き、必要なスキルを磨くことが大切です。
30代は、マネージャー以上のポジションが見えてくる年代なので、例えば自社で昇進・昇格を目指すならば、プロジェクト管理能力やチームをまとめる力、クライアントとの折衝力など、リーダーとしてのスキルを意識的に磨くことが重要です。
一つひとつの成果にこだわり、数字で示せる実績を集めておく努力も必要でしょう。
独立・起業を目指すのであれば、理想像を具体的にイメージし、必要な経験・スキルをどう積んでいくのか、行動計画を立てましょう。
独立・起業後をより具体的にイメージするために副業を始めたり、週末起業に踏み切ったりするのも行動計画の一つになります。
コンサルタントがキャリアプランを考える際の注意点
コンサルタントがキャリアプランを考える際には、主に次の3つのポイントに注意すると、精度や実現可能性を高めることができます。
成長領域やトレンドも考慮する
コンサルタントのキャリアの王道は、「自身が強みとする専門領域を突き詰め、その道のプロとして生きていく」というものです。
ただ、将来性は領域によって異なるため、「得意だ」という視点だけでなく、その領域に成長性があるか、今後はどのようなトレンドが予想されるのか、見極めることも大切です。
たとえ得意であっても、クライアントニーズがあまり高くなく先細りしそうな領域であれば、いくら突き詰めてもコンサルタントとしての引き合いも限定的になってしまうかもしれません。
一方で、ITやDX、AI、グローバルなどのテーマは、クライアントニーズが高く、コンサルティング需要も拡大が見込まれます。
成長性がある領域で経験を積めば、引き合いが増え、収入アップも期待できるでしょう。
独立・起業もしやすくなると考えられます。
ワークライフバランスも考慮する
キャリアプランを考える際には、仕事だけでなく、プライベートとのバランスも考慮することが重要です。
一定の期間内に課題を解決し、高い成果を上げなければならないコンサルタントの仕事は、どうしてもハードワークになりがちです。
目指すキャリアを実現するには、経験を積みスキルを磨くことも大切ですが、5年後、10年後にどのような働き方をしていたいのか、プライベートはどうありたいのかも考えながら、実現可能性の高いキャリアプランを考えましょう。
定期的に見直すことも必要
キャリアプランは、一度立てたら終わりではありません。
事業環境が変化したり、自分の立場が変わったりすることで、キャリアの理想像も変化する可能性があります。
経験を積む中で、やりたいことが大きく変化する人もいるでしょう。
そのため半年~1年ぐらいの間隔で定期的にキャリアプランを見直し、柔軟に修正していくことをお勧めします。
新たな気持ちでキャリアに向き合うことで、モチベーションアップ効果も期待できるでしょう。
転職市場でコンサルタント経験者が評価される理由
ここまでご説明したように、コンサルタントのキャリアパスは多岐にわたり、転職チャンスも多方面に広がっています。
具体的にどのような経験・スキルが特に転職市場で評価されているのか、具体的にご説明します。
転職活動の際には、これらの経験・スキルをアピールするとより効果的でしょう。
未経験者がコンサルタントを目指す際の、アピールポイントにもなります。
課題解決力の高さ
コンサルタントの仕事は、顧客である企業の「課題を解決する」ことです。
顧客が納得する成果を挙げるため、現状を細かく分析し把握して「解決すべき課題」を設定し、そのためには何が必要なのかを見極め、やるべきことを設定・実行して課題解決に導きます。
これらは、コンサルタント以外のどの仕事でも必要とされる経験・スキルであり、多くの企業が高く評価しています。
業務の中で何か壁にぶつかった時も、課題解決力を活かして根気よく原因を分析し、解決につなげられるとも期待されています。
プロジェクトマネジメント力
コンサルタントは、一定の期間中に限られた人員リソースで、プロジェクト全体でシナジーを出しながら顧客が求める成果を挙げる必要があります。
そのためには、たとえ一メンバーであっても、プロジェクト全体を俯瞰し、進捗を確認しながら計画通りにプロジェクトを進めるプロジェクトマネジメント力が重要視されます。
プロジェクトマネジメントは、チームやプロジェクト単位で物事を進めるうえで必要となるスキルであり、個人単位でも自身の業務を俯瞰的に捉え、ゴールを決めて計画的に進めることができると考えられています。
クライアントとの信頼関係構築力
コンサルタントがプロジェクトを成功させるためには、顧客の中に入り込み、関係各所にヒアリングを重ね、課題を明らかにしたり解決のための糸口を探ったりする必要があります。
そのためには、さまざまな関係者と信頼関係を築きつつ合意形成し、ときには相手を巻き込みながらプロジェクト全体を進めていくことも大切です。
プロジェクトのテーマによっては、大手企業のトップや経営陣と日常的にやり取りすることもあるでしょう。
このように、さまざまな立場の人たちの協力を仰ぎながら関係性構築に尽力してきた経験は、どんなビジネスにおいても役立ちます。
大手法人や経営トップとも臆せずやり取りし、コミットし続けられる点も評価材料となっています。
論理的思考力の高さ
コンサルタントのスキルとして必要不可欠なのが、論理的思考力です。
コンサルタントの仕事では、さまざまな情報から課題を整理し、「漏れなく、ダブりなく」というMECEのフレームワークで、問題点を構造化できるスキルが必要とされます。
この論理的思考力は、課題の本質を見抜く力や客観的な分析と解決策の提示、わかりやすい論理構成での提案などにつながり、どの職種においても成果を上げるために必要なスキルです。
先行きが見えづらい不確実な時代においては特に、経営企画や事業戦略立案など「先を読まねばならない職種」において論理的思考力が活きる場面が多いため、転職市場においても評価されやすいでしょう。
ビジネスを変革する力
企業の事業課題をつかみ変革する力も、ポストコンサルならではのスキルです。
事業環境が目まぐるしく変化する中、多くの企業が事業の見直し・変革に動いています。
ビジネス変革力はどの企業も重要視しているポイントであり、特に経営企画、事業企画系の職種においては高く評価されるでしょう。
コンサルティングファーム出身者のキャリアパス事例紹介
キャリアパスの一例として、コンサルティングファームからの転職事例をご紹介します。
キャリアプランの参考としても是非ご覧ください。
外資系総合コンサルから、教育研修会社の企画職に転職
将来起業を目指しているAさん(20代後半)は、20代のうちに経営に必要な知識を学びたいと総合コンサルティングファームに入社。
さまざまな大手企業の経営課題解決に取り組み、経営数字にも詳しくなり、20代のうちにシニア・コンサルタントに昇格しました。
そして、「新しいサービスを一から創出する経験を積みたい」と新規事業開発に積極的な事業会社の企画職に転職。
近々にも地域活性に関わる事業を立ち上げるべく、事業創出経験を積んでいます。
戦略コンサルから情報サービス会社の事業企画に転職
将来は家業を継ぐことになっているBさん(20代後半)。
経営者として必要な経験を積むために戦略コンサルティングファームに入社し、顧客企業のDX化や業務改善など幅広い案件に携わってきました。
そして、これまでの経験を活かしつつ現場経験を積むために、大手情報サービス会社の事業企画に転職。
新規事業の立ち上げプロジェクトや新サービスのウォーターフォール開発などに関わり、経営者としての総合的なスキルを磨いています。
まとめ
ポストコンサルならではの経験・スキルは転職市場でも高く評価されており、求人ニーズは旺盛です。
転職エージェントには、ポストコンサルを採用したい企業からの相談も多数寄せられています。
なお、キャリア・エックスでは、求職者一人ひとりの志向に合った求人を先々のキャリアを見据えたうえでご案内することが可能です。
「コンサルタントの次のステップ」に迷っている方に対しては、さまざまなキャリアパスを提示し、ご本人の思いを紐解きながら共に検討し、キャリアプランを描くお手伝いをします。
目指すキャリアを実現するためにも、ぜひ転職エージェントの活用をご検討ください。