やってやれないことはない。
未知の経験も成長の機会としてキャリアを切り拓く。
これまで、人材系企業を中心に複数の企業でキャリアを重ねてきた宮内。販売職から社会人生活をスタートし、未経験の人材業界に転職。人材業にかかわり続けたいという思いに至った経緯とは。
チェンジのきっかけ
「やりたい」と思ったことを実行できる環境を求めて転職を志向
転職するなら、武器になるスキルを身につけたい
これまで人材系企業を中心に5社以上に勤務した経験のある宮内。自身のキャリアの大きな転機となったのは、20代半ば、化粧品会社からリクルートグループへの転職だった。
「当時、美容部員として働いていた化粧品会社は、『接客以外は何もやらなくていい』という方針で。新規顧客の獲得策や商品の改善案など、会社や商品、お客さまのためになりそうなことを思いついても必要とされず、お客さまからのご要望を本社に伝える術もない状況にやりがいを見出せなくなってしまったんです」
「もっと働きたい」「やりたいと思ったことをやれる環境に行きたい」という思いが日に日に募り、転職を決意。「転職するなら、販売以外の武器になるスキルを身につけたい」と、求人広告を見て魅力に感じたリクルートグループに入社した。
実行する力
入社後は、就職情報サイト『リクナビ』に掲載する求人広告の制作や、『リクナビ』の学生向けプロモーション、『リクナビ』ブランド傘下のサービスの企画・制作などを担当。どの仕事も未経験の状態からのスタートだったが、周りから「スポンジのようだね」と言われるほど貪欲に学び、経験を積んでいった。
「自分には販売の経験しかなかったので、転職当初から『なんでも吸収してやろう』という気持ちしかなかったです。それこそ、メルマガの原稿チェックやWebのバナーづくりから、数千万円に上るプロモーション予算のやりくりまで、どれもやったことのない仕事ばかりでしたが、周りに聞いたり、自分で調べたりした上で自分なりにやってみて、ダメ出しを受けてもう一度やってみることを繰り返して学んでいきました。聞けば必ず何かしらの示唆をもらえるのがリクルートの社風でしたし、チャレンジすればそれが糧になるのが楽しくかったですね」
中でも、『リクナビ』のプロモーションに携わったことが、宮内の中で大きな経験になっている。
「当時は学生向けのプロモーションをほとんど行なっていなかったのですが、担当を設けて力を入れていくことになり、経験のある先輩と私の2人が任命されました。当時はプロモーションの『プ』の字もわからず、『私でいいんですか?』という気持ちでしたが、先輩から教わりながら関係部署へのヒアリングや各種データをもとに予算の配分を検討し、販促物のラインナップを企画し、実際に制作するなど、目標を達成するための打ち手を考え、関係各所と調整をし、実行する力が鍛えられて、すごくいい経験をさせてもらいました」