「得意なことがない」
誰にでも才能があり、その人独自の得意なことが必ず存在します。しかし、得意なことが見つからないと悩んでいる人は多いです。
得意なことを見つけるためには、自分自身を客観視し、過去の経験を振り返ることが大切です。
なぜなら、得意なことは「当たり前のこと」として自然にやっていることが多いため、自分では気づきにくいからです。
自分の得意なことはこれまでの経験に紐づいています。じっくり振り返り、深掘りしてみることが重要です。
得意なことを見つける際に大切なのは、一人で進めようとしないことです。
なぜなら、一人で自分の知識や経験を振り返ると、思い込みを強めてしまうリスクがあるからです。
第三者の視点を取り入れることで、自分では気づけなかった得意なことを見つけやすくなります。
「得意なことがない」とお悩みの方は、お気軽にキャリルートの無料カウンセリングをご利用ください。プロの視点からアドバイスができます。
得意なことがないと感じてしまう理由
誰にでも才能があり、その人独自の得意なことが必ず存在します。しかし、得意なことが見つからないと悩んでいる人は多いです。
得意なことがないと感じてしまう理由は、主に2つあります。
得意なことを“当たり前のこと”と勘違いしている
- 得意なことを“当たり前のこと”と勘違いしている
- 他の人と比較してしまっている
詳しく解説していきます。
得意なことを“当たり前のこと”と勘違いしている
得意なことは、自分では「当たり前のこと」として自然にやっていることが多いです。
自分自身では当たり前だと感じているので、いざ見つけようとしても、気づきにくく、「得意なことがない」と感じてしまいやすくなります。
他の人と比較してしまっている
他人と比較して劣等感を持ち、得意なことがないと感じることもよくあります。
しかし、得意なことは他の人と比べる必要はなく、自分自身の中で見つけるべきです。
自分の強みや興味を大切にし、他人と比べずに自己理解を深めることで、本当の得意なことに気づけるでしょう。
得意なことを見つける4STEP
「得意なこと」とは、自分にとって無意識に自然とできることを指します。
得意なことをどうやって見つければよいかと悩んでいる人のために、得意なことを見つける4STEPをご紹介します。
- これまでの経験を棚卸しする
- 楽しいこと・苦しいことに分類する
- 楽しいと感じるものの要因を深掘りする
- 得意なことを言語化する
1つひとつ解説していきます。
【STEP1】これまでの経験を棚卸する
まずはこれまでの経験を棚卸してみましょう。
学生時代や社会人になってからの印象に残っている経験を書き出します。
特に、以下の項目に該当する経験は、全て洗い出していきましょう。
- 一番の成功体験
- 一番の失敗
- 褒められた経験
- やりがいを感じた経験
- 楽しかった経験
- 夢中になれた経験
各経験に対して「自分がとっていた行動は何か」を具体的に書き出すことで、自己理解が深まり、自分の得意なことや強みを見つける手助けになります。
具体的には以下のようなイメージです。
<具体例>
項目 | 体験 |
---|---|
一番の成功体験 | 大手クライアントとの新規契約を獲得し、年間売上を前年比120%に伸ばした。 |
一番の失敗 | 大口案件の納期管理をミスし、顧客からクレームを受けた。 |
褒められた経験 | 提案資料のわかりやすさと説得力を上司から評価され、社内プレゼンで表彰された。 |
やりがいを感じた経験 | チームリーダーとしてプロジェクトを成功に導き、後輩から感謝された。 |
楽しかった経験 | 社内イベントの企画を担当し、参加者から「最高に楽しかった」と言われた。 |
夢中になれた経験 | 新規事業の立ち上げメンバーとして、企画から運営まで全力で取り組んだ。 |
【STEP2】楽しいこと・苦しいことに分類する
STEP1で書き出した「行動」を、楽しいこと・苦しいことに分類しましょう。
このように、成功や失敗、褒められたことや夢中になったことなど、具体的な行動を楽しいか苦しいかで分けることで、得意なことが見えてきます。自分が楽しみながら取り組める行動には、自分の強みや才能が隠れていることが多いのです。
項目 | 体験 | 分類 |
---|---|---|
一番の成功体験 | 大手クライアントとの新規契約を獲得し、年間売上を前年比120%に伸ばした。 | 楽しいこと |
一番の失敗 | 大口案件の納期管理をミスし、顧客からクレームを受けた。 | 苦しいこと |
褒められた経験 | 提案資料のわかりやすさと説得力を上司から評価され、社内プレゼンで表彰された。 | 楽しいこと |
やりがいを感じた経験 | チームリーダーとしてプロジェクトを成功に導き、後輩から感謝された。 | 楽しいこと |
楽しかった経験 | 社内イベントの企画を担当し、参加者から「最高に楽しかった」と言われた。 | 楽しいこと |
夢中になれた経験 | 新規事業の立ち上げメンバーとして、企画から運営まで全力で取り組んだ。 | 楽しいこと |
【STEP3】成果が出せたものに分類し深掘りする
STEP2で楽しいと感じた行動の中から、さらに「成果を出せたもの」を分類します。
先ほどの例に基づいて考えてみると、以下のようになります。
項目 | 体験 | 分類 | 成果を出せたもの |
---|---|---|---|
一番の成功体験 | 大手クライアントとの新規契約を獲得し、年間売上を前年比120%に伸ばした。 | 楽しいこと | 〇 |
一番の失敗 | 大口案件の納期管理をミスし、顧客からクレームを受けた。 | 苦しいこと | |
褒められた経験 | 提案資料のわかりやすさと説得力を上司から評価され、社内プレゼンで表彰された。 | 楽しいこと | 〇 |
やりがいを感じた経験 | チームリーダーとしてプロジェクトを成功に導き、後輩から感謝された。 | 楽しいこと | 〇 |
楽しかった経験 | 社内イベントの企画を担当し、参加者から「最高に楽しかった」と言われた。 | 楽しいこと | |
夢中になれた経験 | 新規事業の立ち上げメンバーとして、企画から運営まで全力で取り組んだ。 | 楽しいこと | 〇 |
次に、これらの経験の共通点を見つけ、その要因を深掘りしていきましょう。
この例の場合、以下のような点が共通点として考えられます。
- 目標達成に向けた計画性
- 課題解決力
- コミュニケーション力
さらにその要因を深掘りしてみましょう。
- 目標達成意識が高く、成果を出すための努力を惜しまない姿勢。
- プレゼンや資料作成のスキルによる説得力のある提案力。
- 周囲からの評価やフィードバックを素直に受け止め、改善につなげる柔軟性。
得意なことは普段自分が意識せずにやっている場合が多いので、共通点を探すことで見つけやすくなります。
【STEP4】得意なことを言語化する
最後に、要因や共通点をもとに自分の得意なことを具体的に言語化します。
STEP3で整理した共通点や要因を整理するとよいでしょう。
先ほどの例をもとに考えてみると、得意なことは以下のように言い換えることができると思います。
- プロジェクト管理能力: 計画を立て、スケジュールやリソースを適切に管理する力。
- チームリーダーシップ: チームをまとめ、成果に向けてメンバーをサポートする力。
- 目標達成志向: 高いモチベーションで目標を達成するための行動力。
このように、自分の得意なことは自分の経験に紐づいているものです。じっくり振り返り、深掘りしてみることが大切です。
この際、考えるコツは1人で考え込まないことです。
自分自身で体験を振り返ると、自分の思い込みを強めてしまうリスクがあるからです。
「得意なことがわからない」「振り返りが難しい」などお悩みの方は、お気軽にキャリルートの無料カウンセリングをご利用ください。プロの視点からアドバイスができます。
:得意なことが見つからないときのコツ3選
ここからは、得意なことが見つからないときのコツをご紹介します。
- 1人で考えすぎない
- まずはやってみる
- キャリアコーチングを利用する
上記4STEPに沿って考えても得意なことが見つからないという方は、ぜひ試してみてください。
一人で考えすぎない
一人で自分と向き合っていても、煮詰まってしまうことが多いです。
自分を客観視できずに、思い込みを強めてしまうこともあるでしょう。一人で考えすぎて不安になったときは、周囲の人に相談することが重要です。
第三者の客観的な視点を取り入れることで、新たな気づきが得られ、得意なことを見つける手助けになります。
まずはやってみる
得意かも?気になるかも?と思ったことがあれば、まずは実際にやってみましょう。
考え込んでも答えが出ないことが多いので、自分自身の反応を通じて確かめることがおすすめです。
「時間を忘れるほど没頭できた」「どれだけやり続けても疲れを感じない」と感じる場合は、それが得意なことである可能性が高いです。
キャリアコーチングを利用する
自分で自分自身を深掘りすることは難しいものです。
得意なことに悩んだ時は、キャリアコーチングを利用して、自分自身の特徴をプロの視点からアドバイスをもらうと良いでしょう。
プロの視点からアドバイスをもらうことで、自分では見つけられていなかった得意なことを見つけられる可能性があります。
得意なことを活かす方法
得意なことを活かす方法としては、次のようなことが有効です。
- 他の得意なことと組み合わせる
- 知識やスキルを身に着けて掛け合わせる
これにより、独自の強みを最大限に引き出すことができます。
他の得意なことと組み合わせる
得意なことを見つけても、「自分よりもっとできる人がいる…」と感じることはよくあります。
だからこそ、得意なことは他の得意なことと組み合わせる必要があります。
例えば、コミュニケーションが得意なら、プレゼンテーションスキルと組み合わせることで、より効果的に情報を伝えられるようになります。また、計画力が得意なら、リーダーシップと組み合わせることでプロジェクトマネジメントの強みを発揮できます。
このように、複数の強みを掛け合わせることで、自分ならではの価値を生み出すことが可能です。
知識やスキルを身に着けて掛け合わせる
得意なことに、身に着けた知識やスキルを掛け合わせると、さらに得意なことを強化できます。
例えば、文章を書くことが得意なら、マーケティングの知識を身につけることで、効果的なコンテンツマーケティングを実践できるようになります。また、人と話すのが得意なら、交渉術やプレゼンテーションスキルを磨くことで、営業やコンサルタントとして成果を上げる力が高まります。
このように、得意なことに複数の知識やスキルを掛け合わせることで、より多様で独自の強みを発揮できるのです。
得意なことをさらに強化し、他にはない自分だけの価値を見つけましょう。
得意なことを見つけたいならキャリルート!
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これまで解説した通り、得意なことを見つけるためには、自分自身を客観視して振り返ることが大切です。
しかし、1人で考え込んで自分の本心と向き合うことはとても難しいものです。
だからこそ、プロに相談してプロのアドバイスを受けながら振り返ることがとても大切になります。
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