なぜコンサルへの転職は難しい?未経験から転職成功への3つのポイントを解説

 

こんにちは、「キャリア・エックス」編集部です。

「収入を上げたい」「大規模プロジェクトに携わりたい」と未経験からコンサルを目指す人は多いものの、難易度が高いと言われることも事実です。本記事では、未経験が難しい理由、求められるスキル、準備すべきこと、転職成功のポイントを総合的に解説します。
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コンサル転職が難しいと言われる理由

コンサル転職が難しいと言われる理由はなぜなのでしょうか。採用倍率が高い、ケース面接の難易度が高い、即戦力・思考力が求められる、の3つをご紹介します。

採用倍率が高い

コンサル転職が難しい最大の理由の一つが、採用倍率の高さです。コンサルティングファームは人材そのものが価値を生む「人材ビジネス」であり、一人ひとりのコンサルタントの能力や専門性が、企業の競争力や案件獲得力に直結します。


そのため、採用人数は必要最低限に絞られ、一つのポジションに対して多数の応募が集まるケースも珍しくありません。特に外資系や戦略系コンサルティングファームでは選考基準が非常に厳しく、内定率が1%未満と言われることもあります。


このような背景から、コンサル転職は他業界と比べても競争率が極めて高いと言えるでしょう。

ケース面接の難易度が高い

コンサル転職が難しいと言われる次の理由として、ケース面接の難易度の高さがあります。


ケース面接では、実際のビジネス課題を想定した質問が出され、限られた時間の中で課題を整理し、仮説を立て、解決策を導く力が求められます。単に正解を出すことよりも、「論理的に思考できているか」「課題を構造的に捉えられているか」「仮説検証のプロセスが妥当か」といった思考プロセスそのものが評価されます。


一般的な中途採用面接とは大きく異なるため、十分な対策を行わずに臨むと通過は難しく、これが「コンサル転職は難しい」と言われる大きな要因となっています。

即戦力・思考力が求められる

最後に、コンサル業界では、未経験者であっても一定レベルの思考力や再現性のあるアウトプットが求められます。


コンサルタントは入社直後からプロジェクトに参画し、クライアントの経営課題や業務課題の解決に携わるケースが多いため、「長期間の育成を前提とした採用」は基本的に行われません。


そのため選考では、

・論理的思考力
・問題解決力
・自走できるかどうか
・高いストレス環境でも成果を出せるか

といった点を総合的に判断されます。


たとえ業界未経験であっても、コンサルタントとして即戦力になれるポテンシャルがあるかを厳しく見極められるため、転職難易度が高いと感じられやすいのです。

コンサル転職で落ちやすい人の特徴

コンサル転職が難しいと感じる人の多くは、コンサル業界特有の評価ポイントを正しく理解できていないケースが目立ちます。


例えば、これまでの職務経歴をそのまま説明し、「どんな業務を担当してきたか」「どんな成果を出したか」だけをアピールしてしまう人は注意が必要です。コンサル転職では、単なる経験の羅列ではなく、その経験を通じてどのように考え、課題を整理し、解決に導いたかが重視されます。


また、「とにかく成長したい」「市場価値を高めたい」といった抽象的な志望動機だけを語る人も、評価が伸びにくい傾向があります。コンサルファームは即戦力性を重視するため、「なぜコンサルなのか」「なぜそのファームなのか」を論理的に説明し、その上でこれまでの経験をどう活かせるかを伝えられなければ内定は難しいでしょう。


さらに、ケース面接やフェルミ推定への対策が不十分なまま選考に臨む人も、面接に落ちやすいです。一般的な面接対策だけでは通用しないため、コンサル特有の思考プロセスやフレームワークの対策を行う必要があります。

未経験でもコンサル転職に成功する人の共通点

一方で、未経験からでもコンサル転職に成功する人には、いくつかの明確な共通点があります。


まず、これまでのキャリアを丁寧に棚卸しし、コンサル業務と親和性の高い経験を論理的に言語化できている点が挙げられます。業界や職種の経験そのものよりも、「課題設定」「仮説検証」「関係者を巻き込んだ推進」といった思考力・再現性のある行動をアピールできる人は高く評価されるでしょう。


また、コンサル業界に対する理解が深く、「なぜコンサルタントとして働きたいのか」「入社後にどのような価値を提供したいのか」を具体的に語れる点も共通しています。


単なる憧れではなく、自身のキャリアプランや目標とコンサルの役割が結びついていることが重要です。


さらに、ケース面接やフェルミ推定など、選考対策を計画的かつ実践的に行っている点も特徴の一つです。模擬面接や第三者からのフィードバックを積極的に取り入れ、自分の思考の癖や弱点を改善し続けられる人ほど、内定に近づきます。


このように、未経験であっても「思考力」「準備量」「言語化能力」を高い水準で備えている人は、コンサル転職という難関を突破できる可能性が十分にあります。

コンサル転職で求められるスキルとは?未経験でも評価される能力 

コンサル転職で求められるスキルは、特定の業界経験や専門知識だけではありません。未経験であっても、思考力・再現性・姿勢が評価されるのがコンサル業界の特徴です。


まず最も重要なのが、論理的思考力(ロジカルシンキング)です。


コンサルタントは、クライアントが抱える複雑な課題を構造的に整理し、原因を分解した上で、筋道の通った解決策を導き出す役割を担います。「なぜそう言えるのか」「他の選択肢はないのか」といった問いに対し、一貫性のある説明ができる力は、選考においても強く評価されます。


次に求められるのが、問題解決力と仮説思考です。


限られた情報や時間の中で、仮説を立て検証しながら答えに近づく力は、ケース面接だけでなく実務でも不可欠です。完璧な正解を出すことよりも、「どのようなプロセスで考え、意思決定したか」が重視されます。


さらに、コミュニケーション力も欠かせません。


コンサルタントは一人で完結する仕事ではなく、クライアントや社内メンバーと連携しながらプロジェクトを進めます。相手の意図を正確に汲み取り、複雑な内容を分かりやすく伝える力は、成果に直結します。

未経験からコンサル転職を成功させる3つのポイント

未経験からコンサル転職を成功させるためには、やみくもに応募するのではなく、戦略的な準備が欠かせません。ここでは特に重要な3つのポイントを解説します。

キャリアの棚卸しを行う

未経験からコンサルを目指す場合、まず行うべきなのがキャリアの棚卸しです。これまでの職務経験の中から、課題設定・改善提案・プロジェクト推進など、コンサル業務と親和性の高い経験を整理しましょう。


重要なのは「何をやってきたか」ではなく、どのように考え、どのような成果を出したかを言語化することです。特に20代〜30代前半では、柔軟性や主体性、学習意欲といった「伸びしろ」も重要な評価ポイントになります。

資格を取得する

コンサル転職に資格は必須ではありませんが、未経験者にとっては学習意欲や専門性を示す有効な手段になります。


特に以下の資格は、コンサル業界との親和性が高いとされています。

MBA戦略・外資系コンサルで評価されやすい
中小企業診断士経営コンサルに直結
ファイナンシャルプランナー金融・業務系領域で活用可能
ITストラテジストIT・DXコンサル向け
■社会保険労務士人事・労務コンサルに強み

面接対策を入念に行う

コンサル転職を成功させる上で、面接対策は最も重要なポイントと言っても過言ではありません。


コンサル業界では、ケース面接やフェルミ推定など、一般企業とは異なる評価手法が用いられます。論理的思考力や問題解決力を測る選考が中心となるため、業界特化型の対策が不可欠です。


問題集による独学だけでなく、模擬面接や第三者からのフィードバックを活用することで、思考の癖や弱点を客観的に把握できます。コンサルへの転職経験者や、転職エージェントを活用するといいでしょう。

コンサル転職の面接対策|ケース面接・フェルミ推定の攻略法

コンサル転職の選考では、一般的な中途採用面接に加え、ケース面接やフェルミ推定といったコンサル特有の選考が実施されることがあります。これらは対策の有無によって評価が大きく分かれるため、事前準備が内定獲得の成否を左右すると言っても過言ではありません。

志望理由を論理的にアピールする

コンサル転職における面接対策の一つ目は、志望動機を論理的に説明できるようにすることです。特に第二新卒や未経験層の場合、「なぜコンサルタントなのか」「なぜ他業界ではないのか」といった点を深く掘り下げて質問される傾向があります。


ここで重要なのは、コンサルへ転職すること自体をゴールにしないことです。中長期的にどのようなコンサルタントになりたいのか、そのために今なぜコンサル業界を選ぶのかを、これまでの経験と結びつけて説明できるようにしましょう。


自身のキャリアを棚卸しし、論理的思考力や課題解決力、プロジェクト推進経験など、コンサル業務と親和性の高い要素を具体例で示すことが、説得力を高めるポイントです。

ケース面接への準備をする

コンサル転職の面接対策として、ケース面接への準備は欠かせません。ケース面接では、「売上を伸ばすにはどうすべきか」「市場規模をどう推定するか」など、実際のビジネス課題を想定した質問が出されます。


この面接で評価されるのは、答えそのものよりも、

・課題をどのように構造化したか
・どのような仮説を立てたか
・思考に一貫性があるか

といった思考プロセスです。


対策としては、代表的なフレームワーク(3C、4P、ロジックツリーなど)を理解した上で、時間制限のある中でアウトプットする練習を重ねることが重要です。


問題集によるインプットだけでなく、模擬面接などの実戦形式でのトレーニングを行うことで、本番でも落ち着いて思考を展開できるようになります。

フェルミ推定の基本と対策方法

フェルミ推定は、限られた情報から数値を論理的に推定する問題です。例えば、「日本にあるコンビニの数は?」「都内のタクシー台数は?」といった問いが代表的です。


ここで重要なのは、正確な数値を出すことではなく、

・前提条件を整理できているか
・仮定に妥当性があるか
・計算プロセスを論理的に説明できるか

といった点です。


対策としては、日常的に身の回りの数字を概算する習慣を持ち、「なぜその数字になるのか」を言語化する練習が効果的です。ケース面接と同様に、考え方の型を身につけることが攻略のポイントとなります。

コンサル転職後のキャリアパス・将来性

コンサルタントとしての経験は、特定の業界や職種にとどまらず、その後のキャリアの選択肢を大きく広げる点が特徴です。コンサル転職はゴールではなく、将来の可能性を広げるための通過点として捉える人も多くいます。

コンサル転職後のキャリアパス

コンサルタントとして経験を積んだ後のキャリアパスは多岐にわたります。代表的なのは、コンサルティングファーム内で昇進し、マネージャーやパートナーを目指すキャリアです。より大規模で難易度の高い案件を担当し、クライアント企業の経営に深く関与できる点が魅力と言えるでしょう。


一方で、コンサル経験を活かして事業会社へ転職するケースも少なくありません。経営企画や事業開発、DX推進など、コンサル時代に培った課題解決力やプロジェクト推進力が高く評価される職種へ進む人が多い傾向です。


また、専門性を磨いた後に独立・起業するなど、自らの裁量でキャリアを築く選択肢もあります。


このように、コンサル転職は「一生コンサルで働くこと」を前提とせず、将来の選択肢を広げる柔軟なキャリア形成が可能です。

コンサル転職の将来性

コンサルティング業界は、企業を取り巻く環境変化に伴い、 今後も一定の需要が見込まれる分野です。


市場競争の激化やデジタル化の進展、組織改革の必要性など、 企業が直面する課題は年々複雑化しています。そのため、課題を整理し、解決策を提示できるコンサルタントの価値は、今後も高まり続けると考えられます。 


特に、ITやDX、データ活用といった領域では、 コンサルタントの役割がより重要になるでしょう。


難易度が高く選考も厳しい一方で、コンサル転職を通じて身につくスキルや経験は、長期的なキャリアにおいて大きな資産となります。その将来性の高さこそが、コンサル転職が「難しい」と言われながらも多くの人に選ばれ続けている理由の一つと言えるでしょう。

よくある質問

コンサルの年収

コンサルの年収は役職や専門分野によって異なりますが、業界全体として給与水準は高いと言えるでしょう。コンサルタント個人への高い専門性が求められる点や、年齢や社歴を問わず実力主義な風土が根強い企業がほとんであるため高収入を得やすいです。


役職ごとの平均年収は以下の通りです。

  • アナリスト:400~800万円
  • コンサルタント:700~1,000万円
  • マネージャー:1,000~1,500万円
  • パートナー:2,000万円~


企業や専門分野によっても年収の平均値は変わってくるので、一例として参考にしてください。コンサルファームの中でもとくに戦略系のコンサルファームでは給与水準が高く、外資系のコンサルファームでは20代で1,000万円を超えることも珍しくないようです。

コンサルは激務で大変?

コンサルの働き方は「激務」と言われるようにハードな働き方をする側面があります。


これは顧客の要望に応えるためにタイトな納期でプロジェクトを進行したり、複数の案件を同時進行するなど理由は様々です。しかし常に激務という訳ではなく、担当するプロジェクトの規模や内容、または進捗度合いによって大きく変わってきます。


近年ではコンサル業界全体として働き方改革が進んでおり残業時間などの勤怠管理を可視化する流れが広がっています。


また、リモートワークやフレックス制度なども浸透し始めており、柔軟な働き方を取り入れることでコンサルタントの生産性を向上させる取り組みをする企業も年々増加している傾向です。

まとめ:コンサル転職は難しいが、正しい対策で十分に実現可能

コンサルへの転職は、採用倍率の高さやケース面接・フェルミ推定といった独自の選考、即戦力や高い思考力が求められる点から、「難しい」と言われることが多いのは事実です。


しかし、その難易度の高さは、コンサル業界が人材の質を重視し、一人ひとりの価値が企業の競争力に直結するビジネスであることの裏返しでもあります。


未経験であっても、これまでの経験を論理的に棚卸しし、コンサル業務と親和性の高いスキルや思考力を適切にアピールできれば、十分に転職を成功させることは可能です。


加えて、資格取得やケース面接への入念な対策を行うことで、選考通過率を大きく高めることができます。


コンサルへの転職はゴールではなく、その後のキャリアの選択肢を広げる「通過点」としても高い価値があります。難関である一方で、挑戦するだけの将来性とリターンがある点も、多くの人に選ばれ続けている理由と言えるでしょう。


コンサル転職を一人で進めることに不安を感じる場合は、コンサル業界への転職サポート実績がある転職エージェントを活用するのも一つの方法です。業界特有の選考対策やケース面接のサポートを受けることで、効率的かつ現実的に内定を目指すことができます。


「コンサル転職は難しい」と感じている今こそ、正しい情報と戦略をもとに、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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東海林 浩樹

この記事の監修者

東海林 浩樹 コンサルタント

前職リクルート時代、採用チーム責任者として約3000人の面接を経験。 様々な人生と向き合わせて頂く中で、「その一個人の人生において、よりよい機会を提供していけるか」が全ての一歩だと確信しました。転職するしないに関わらず、「ご自身が気づいていない強み」「生きるエネルギーの源泉」を発掘することを私の使命と捉え、皆様にとって、気軽にご相談できるパートナーでありたいと考えております。

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