人に向き合い、直接影響を与えられる仕事を。
メディア営業から人材業界に転じた
2社でメディア営業に携わったのち、「人に直接影響を与えられる仕事をしたい」との思いから人材業界に転職した矢幡。
その思いに至った経緯と、転職支援の姿勢とは。
チェンジのきっかけ
社内の表彰制度の企画を通して気づいた
人がよりやりがいを感じられる場づくり・支援への興味
キャリアチェンジのきっかけ
高校卒業後にアメリカで4年間の留学後、リクルートライフスタイルの『ホットペッパーグルメ』の広告企画営業に3年間従事したのち、ECベンチャーに転職。美容サロンなどを顧客とした広告企画営業に従事した矢幡。このECベンチャーでの経験が、人材業界へのキャリアチェンジのきっかけとなった。
20代前半の社員が多い職場で目標達成に向けて邁進する中、気になったのが社内の雰囲気。営業職は高すぎる営業目標に追われている上に目標を達成できない月が続き、また、営業アシスタント職も日々仕事に追われる一方で、皆の士気が下がっている状況が続いていた。
皆のモチベーションを上げるために何かできないか。
そう考えた矢幡は、若手メンバーと個別に食事に出かけ、会社への不満を聞き出した。そうして企画したのが、メンバー全員が候補者となる表彰制度の新設。上長への提案が実り、提案内容をもとに営業職を評価する部門と、アシスタント職も含めた全社員の中からもっとも頑張った社員を投票により選出・表彰する部門の2部門を伴う表彰制度が導入された。
一人ひとりに向き合うことの大切さ
「この制度を始めて、明らかにメンバーのモチベーションが変わりました。投票という形で自分の評価が目に見えて、頑張れば評価される。それが働くモチベーションや楽しさにつながっていったんです」
「同僚から不満を聞き出しているときに、多くの人が『これまでこんなふうに耳を傾けてくれる人はいなかった』と言ってくれて、一人ひとりに向き合うことの大切さを実感した」と振り返る矢幡。この経験を経て、自身の仕事に対する考えにも変化が生まれた。
「だれかに直接影響を与えたり、働く楽しさを感じてもらえたりする仕事ができないかと思うようになったんです。社長からは、『社内で事業部を立ち上げて営業と並行して何かやってみるか?』と言われましたが、営業目標を追いながらではなく、人に対して何かすることに専念したかったため、転職を考えるようになりました」